6 0 0 0 ピアノ曲集

著者
現代舞踊音樂出版企画会篇
出版者
現代思潮社
巻号頁・発行日
1953
著者
小野 孝
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.218-231, 1986-07-30 (Released:2008-12-25)
参考文献数
24
著者
小河 守正
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.262-270, 2022 (Released:2022-06-21)
参考文献数
14

This paper is introducing a new practical method for robust I-PD tuning based on the process dynamics model with the model parameter uncertainty. Several types of process dynamics models in the process control field are considered. These are 1st-order lag, 2nd-order lag, integrating system with 1st-order lag, 2nd-order unstable system, and all of which include time delay. The PID settings formula of the I-PD controller is derived to track the reference trajectory by the direct partial model matching method. Given the nominal process model with parameters uncertainty range, the robust PID settings are determined, which provides stable and good control performance over the entire process. For this purpose, the worst process whose control is most likely to become unstable, and the 2nd-worst process whose performance is the worst with the PID settings that stably controls the worst process are searched. If the PID settings based on the 2nd-worst process ensure stability in the worst process, the control performances over the entire process become approximately equivalent. In addition, the maximum overshoot value of the manipulated variable controlling the nominal process is utilized to design the time constant of the reference model and to adjust the control performance properly. A design example is briefly presented to illustrate the applicability of this method.
著者
高島 悠次 阿部 浩明
出版者
日本義肢装具学会
雑誌
日本義肢装具学会誌 (ISSN:09104720)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.52-59, 2018-01-01 (Released:2019-01-15)
参考文献数
30
被引用文献数
7

急性期に長下肢装具(以下,KAFO)を作製した脳損傷(脳卒中および頭部外傷)後片麻痺例と作製しなかった片麻痺例の回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ病棟)転院後の歩行および階段の機能的自立度(以下,FIM)のFIM得点の推移を後方視的に調査した.2010年より2年間に回復期リハ病棟に入院した重度片麻痺例のうち,急性期病院にてKAFOを作製した8例をKAFO群とし,同等の条件(年齢,発症からの日数,回復期リハ病院入院日数,麻痺の重症度,歩行機能,階段昇降機能)で作製せずに回復期リハ病棟に入院した20例を非作製群として抽出し,2群のFIM歩行とFIM階段の経時的変化を調査した.FIM歩行とFIM階段は経過に伴い,両群とも自立度が向上した.KAFO群は非作製群よりFIM歩行が早期に向上し,退院時のFIM階段が有意に高かった.重度片麻痺例において早期にKAFOを作製し,理学療法を実施することは,歩行自立度を早期に向上させ,階段昇降の自立度を向上させると思われた.
著者
藤井 麻央
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.96, no.1, pp.99-122, 2022-06-30 (Released:2022-09-30)

本論文では、明治期の黒住教の自己規定の言説を検証し、教派神道の明治期を通じた遷移について論じた。分析に際しては、その時々の黒住教の社会的立場を考慮しながら、史資料を読み解いた。黒住教において、明治前期から中期に見られた「神道」の「一派」であるという自己規定は、明治末期になり「教祖の道連の団体」である「黒住教教団」という表明へと変化した。神道的伝統において乏しかった集団的概念を、当時は常用されていなかった「教団」という言葉を導入することで克服し、教祖に原拠を置く信徒の集団であることを自らの語りとして獲得したのである。それは、黒住教が外部からの評価に晒される中で「団体的形式」を追求した「改革」の結果であった。教派神道は近代の社会変動の中で生じた神道の新たな宗門的形態であり、そもそもは政策的につくられた事務機関である。黒住教の明治期を通じた経過は、行政の産物である教派神道をより普遍的な「宣教型の教団宗教」として存立することを可能にした神道の近代的展開における一つの転機であった。
著者
権 東祐
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.92, no.1, pp.27-51, 2018 (Released:2018-09-30)

従来の近代神道研究は、国家神道の制度的な成立史を中心として論じられており、その視野は「日本」という地域に限られてきた。この制度史的な視点からみれば、国家神道と教派神道を明確に区別するのは当然である。しかし、「帝国日本」まで視野を広げつつ、教派神道の海外布教を再検討することからみれば、近代の国家・神社・神道は密接に相互交換の関係をなしており、国家神道と教派神道の線引きが曖昧になる。近代の神道は制度に縛られない形で展開していたことがわかる。そこで小論では、国家神道中心の神道像を超えて、神道史の中に多様にあらわれる「近代神道」像を構想する。そのためにまずは、神道の朝鮮布教時期や目的など、従来の新宗教研究における不備点や錯誤を修正した上、神道修成派・黒住教・神宮教の朝鮮布教を中心に「近代神道」研究の新たな方向を示す。
著者
好井 裕明
出版者
関西社会学会
雑誌
フォーラム現代社会学 (ISSN:13474057)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.73-80, 2022 (Released:2023-06-08)
参考文献数
9

社会学部や社会学科、社会学専攻に入学する新入生や高校生に対して、社会学をどのようにしたら魅力的に伝え得ることができるだろうか。彼らの多くは、学校生活、部活、家庭生活など“半径数メートル”の世界で生きてきている。私は、抽象的でどこにあるのか実感できない社会ではなく、彼らが実感できる社会として日常生活世界のありようを語り、そこで他者理解や他者理解の困難さを考える学が社会学だと伝えている。さらに私は、他者を考える重要なフィールドが日常生活世界であり、日常を考えるうえで重要な契機として「自明性」「日常性」「現在性」「他者性」を考え、それぞれをテーマとして社会学の新書を執筆してきた。なぜ教科書ではなく新書なのだろうか。いくつか理由はあるが、もっとも重要な理由は、「教科書」的構成や「教科書」的文体から解放され、自由に社会学の魅力を語ることができるからだ。インターネットを通しての社会学的知の発信。思わず手に取って読んでしまうような魅力あふれる社会学冊子の刊行。高校での授業に役立つ社会学テキストや副読本の開発。悩める社会学者を主人公としたコミック、等々。社会学を高校生に広める工夫は考えられるだろう。ただ前提として社会学者が本気で考えるべき問いがある。“半径数メートル”の世界から彼ら自身が旅立つのに必要な知やセンスをどのようにわかりやすく、魅力あふれる言葉で伝えることができるのだろうか。この問いだ。
著者
嶋田 さおり 渋川 祥子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.64, no.7, pp.343-352, 2013 (Released:2014-08-01)
参考文献数
9
被引用文献数
1

We estimated the optimal heating conditions for cooking food. We had previously estimated by unsteady heat conduction the heating time for a 20-mm-thick slice of beef, indicating the difference in results according to the heating conditions. We estimated here the heating time for 7-mm, 10-mm and 15-mm-thick beef steaks and hamburger steaks under the optimum heating conditions necessary to obtain good results. We also simultaneously estimated the necessary heating time from the thermo-physical properties of the food and by the principle of unsteady heat conduction. We then measured the heating time for these three sample thicknesses of beef and hamburger steak. The temperature ranges used for the cooking pan were 160-220℃ for the beef steak and 150-180℃ for the hamburger steak. We compared the heating time and examined the influence of the heating temperature on the surface color and hardness of the beef and hamburger steak.   A pan temperature of less than 220℃ failed to brown the 15-mm-thick beef on the surface, and the temperature at the center of the beef only rose to 85℃. The distance from the pan surface to the center of the meat sample was 1/2 of the thickness of the meat before and after heating.   The color of the hamburger surface changed with the pan temperature. Although we found no difference in the meat hardness, we could show the optimal pan temperature and heating time according to the desired color of the hamburger steak.   With the exception of the 7-mm-thick beef steak, we could estimate the optimal heating time by applying the principle of unsteady heat conduction and using the thermo-physical properties calculated from the various components of the meat. We achieved similar results with the hamburger steak.
著者
舟木 賢徳 安田 八十五
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物学会論文誌 (ISSN:18831648)
巻号頁・発行日
vol.7, no.6, pp.320-329, 1996-11-30 (Released:2010-05-31)
参考文献数
17

レジ袋の有料化方式についての御殿場市の一般市民へのアンケート調査では, レジ袋を有料化した場合の賛否は, 反対が20.6%に対して賛成が78.1%と賛成が圧倒的に多かった。また, 一般市民へのCVM (仮想市場法) によるアンケート調査では, 5円の有料化が実施された場合, 16.9%の市民が買物袋を持参するとし, 10円だと44.2%の市民が買物袋を持参すると回答している。これに対して, 実際に有料化している店舗では, 5円の有料化では来店者中の73.2%の消費者が買物袋を持参し, 10円だと91.8%の消費者が買物袋を持参している。CVMによるアンケート調査結果との比較では, 5円では56.3%の差が, 10円だと47.6%の差がある。つまり主として仮定バイアスとCVMの回答方法が選択肢回答方式 (open-ended question) であるために, CVMの方が約5~6割低いバイアスが観察された。
著者
Shohei Yoshida Tomoaki Nakata Masanao Naya Mitsuru Momose Yasuyo Taniguchi Yoshimitsu Fukushima Masao Moroi Atsutaka Okizaki Akiyoshi Hashimoto Takatoyo Kiko Satoshi Hida Kazuya Takehana Kenichi Nakajima
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
Circulation Reports (ISSN:24340790)
巻号頁・発行日
pp.CR-23-0031, (Released:2023-04-28)
参考文献数
25

Background: Definitions of cardiac sarcoidosis (CS) differ among guidelines. Any systemic histological finding of CS is essential for the diagnosis of CS in the 2014 Heart Rhythm Society statement, but not necessary in the Japanese Circulation Society 2016 guidelines. This study aimed to reveal the differences in outcomes by comparing 2 groups, namely CS patients with or without systemic histologically proven granuloma.Methods and Results: This study retrospectively included 231 consecutive patients with CS. CS with granulomas in ≥1 organs was diagnosed in 131 patients (Group G), whereas CS without any granulomas was diagnosed in the remaining 100 patients (Group NG). Left ventricular ejection fraction (LVEF) was significantly reduced in Group NG compared with Group G (44±13% vs. 50±16%, respectively; P=0.001). However, Kaplan-Meier curves showed that major adverse cardiovascular events (MACE)-free survival outcomes were comparable between the 2 groups (log-rank P=0.167). Univariable analyses showed that significant predictors of MACE were Groups G/NG, histological CS, LVEF, and high B-type natriuretic peptide (BNP) or N-terminal pro BNP concentrations, but none of these was significant in multivariable analyses.Conclusions: Overall risks of MACE were similar between the 2 groups despite different manifestations in cardiac dysfunction. The data not only validate the prognostic value of non-invasive diagnosis of CS, but also show the need for careful observation and therapeutic strategy in patients with CS without any granuloma.
著者
河野 昌仙
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.71, no.8, pp.533-540, 2016-08-05 (Released:2016-11-16)
参考文献数
20

電気を抵抗なく流す超伝導状態を常温・常圧で実現することができれば,我々の生活が一変するだろうと言われている.現在得られている超伝導体の中で,常圧で最も高い温度で超伝導状態になるものは,銅酸化物の高温超伝導体である.通常,絶対零度(-273.15°C)近くまで冷やさなければ超伝導状態にはならないが,銅酸化物の高温超伝導体では約-140°Cで超伝導状態になるものもある.このことから,常温超伝導体の実現に向けて,銅酸化物の高温超伝導のメカニズム解明が強く望まれている.しかし,そこには物性物理学の古くからの難題が立ちはだかっているのである.高温超伝導のメカニズムを探る上で重要となるのは,高温超伝導の舞台となる超伝導相周辺の電子状態である.興味深いことに銅酸化物高温超伝導体では,電気を抵抗なく流す超伝導状態が,電気を流さない反強磁性的絶縁体(モット絶縁体)から電子密度を少し変えることによって得られるのである.このことから,銅酸化物の高温超伝導はモット絶縁体近傍の特異な電子状態と関係しているのではないかと考えられるようになった.つまり,高温超伝導の問題は,モット絶縁体に近づくにつれて電子状態がどのように変化するのかという問題とかかわっている.この問題こそ,銅酸化物高温超伝導体が発見されるずっと以前から物性物理学の中心的課題の一つとして論争の的になってきたモット転移の問題なのである.モット転移の問題は,相互作用する電子の根本的な見方にかかわる量子多体効果の問題である.通常,モット絶縁体から十分に離れた金属状態では,伝導を担う電子は粒子のように動き回る.即ち,電荷-eとスピンħ/2を運ぶ電子が系の性質を特徴づけている.しかし,モット絶縁体では,電気(電荷)を流さずに磁気(スピン)を動かすことができる.直感的には,電子の電荷はクーロン反発力で退け合うために安定な電荷配置から動かすことができないが,電子のスピンを回転させることにより,小さなエネルギーで磁気的な揺らぎを伝えることができる.即ち,モット絶縁体の低エネルギー領域では,電荷とスピンの自由度が分離している.モット転移の問題は,電荷とスピンを運ぶ粒子のように振る舞っていた金属中の電子が,どのようにしてモット絶縁体の電荷とスピンの自由度が分離した状態へと変化するのかという問題である.銅酸化物の高温超伝導は,まさにこの電子状態の描像が移り変わるモット転移の近傍で観測されているのである.本稿では,モット転移の問題に関して,最近著者が行った理論研究の結果に基づいて解説を行う.前半では,モット転移は電子の動きをスピン自由度に残したまま電荷自由度が凍結する現象として特徴づけられることを述べる.そして後半では,銅酸化物高温超伝導体で観測されている電子状態の様々な異常な振る舞いを,モット転移の観点から統一的に説明する.本稿では高温超伝導のメカニズムの解明には至らないが,その舞台となるモット転移近傍の電子状態と,長年の課題であるモット転移の本質に対して,明快な描像を与えることを目的としている.この描像によって,モット転移や高温超伝導体の理解が一層深められれば幸いである.
著者
齋須 直人 ザハーロフ ヴラジーミル
出版者
名古屋外国語大学ワールドリベラルアーツセンター
雑誌
Artes MUNDI = Artes MUNDI (ISSN:24321125)
巻号頁・発行日
no.8, pp.60-76, 2023-03-31

講演 ヴラジーミル・ザハーロフ「 人間の中の人間と小説の中の人間」エッセイ ヴラジーミル・ザハーロフ「 ドストエフスキーの偉大な五書」Доклад: В.Н. Захаров «Человек в человеке и человек в романе»Эссе: В.Н. Захаров «Великое пятикнижие Достоевского»