著者
自笑
出版者
八左衛門
巻号頁・発行日
vol.[2], 1726
著者
小川 千代子 秋山 淳子 石井 幸雄 石橋 映里 菅 真城 北村 麻紀 君塚 仁彦 西川 康男 廣川 佐千男 船越 幸夫 益田 宏明 山﨑 久道
出版者
記録管理学会
雑誌
レコード・マネジメント (ISSN:09154787)
巻号頁・発行日
vol.73, pp.44-59, 2017

<p> 本研究は3か年計画で記録管理学という学問分野の体系化を目的とする第1年目の成果である。ここでいう記録管理学体系化とは、実務者が、自身が経験した個別事例を一般化された記録管理体系の中に位置づける手がかりを求め、そこから文書管理実務の観察、検討、改善への道筋を探れるようになることを意図している。たとえば記録連続体論は、記録の存在を研究観察対象として論じる。だが、現実的実務につながるという面で見ると、記録管理学は長くその体系化の必要が叫ばれながら、事例紹介の蓄積にとどまり、体系の大枠すら明確ではない。そこで、初年度は文書管理の実務者が業務遂行上依拠する現状の文書制度に基づき、記録管理学の体系化の糸口を探ることとした。研究では、諸文書管理例規を収集し、用語と定義の比較分析を行った。</p>
著者
岸本 裕充 高岡 一樹
出版者
公益社団法人 日本口腔インプラント学会
雑誌
日本口腔インプラント学会誌 (ISSN:09146695)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.191-199, 2017-09-30 (Released:2017-11-05)
参考文献数
26

2010年にわが国の5学会の顎骨壊死検討委員会から出されたポジションペーパーが2016年に改訂され,骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(ARONJ)の新しい診断基準が示された.ビスフォスフォネートやデノスマブのような骨吸収抑制薬は,骨転移を有する悪性腫瘍患者や骨粗鬆症に投与されており,ARONJは骨吸収抑制薬で治療を受ける患者におけるまれな合併症である.ポジションペーパーには,医師と歯科医師との間の相互連携と協力がARONJを管理するために重要,と提唱されている.まず,骨吸収抑制薬による治療開始までに,抜歯などの骨への侵襲を伴う歯科治療は終えておくことが望ましい.医師から歯科医師への依頼は少ないのが現状で,これを増やすことが急務である.そして,治療開始までに口腔管理が開始されたとしても,骨吸収抑制薬を投与中に歯性感染症を生じることはあり得る.抜歯はARONJ発症のリスク因子の1つとされるが,抜歯を避けることによる感染の持続もまたリスクであり,必要に応じて抜歯する.ARONJ予防のための骨吸収抑制薬の休薬の有効性は証明されていないため,医師と歯科医師との間で慎重に協議,検討する.

1 0 0 0 OA 桜田紅雪録

著者
小寺玉晁 [著]
巻号頁・発行日
vol.[4], 1800
著者
宮脇 修一 恵美 宣彦 三谷 絹子 大屋敷 一馬 北村 邦朗 森下 剛久 小川 啓恭 小松 則夫 相馬 俊裕 玉置 俊治 小杉 浩史 大西 一功 溝口 秀昭 平岡 諦 小寺 良尚 上田 龍三 森島 泰雄 中川 雅史 飛田 規 杉本 耕一 千葉 滋 井上 信正 濱口 元洋 古賀 大輔 玉置 広哉 直江 知樹 杉山 治夫 高久 史麿
出版者
一般社団法人 日本血液学会
雑誌
臨床血液 (ISSN:04851439)
巻号頁・発行日
vol.46, no.12, pp.1279-1287, 2005 (Released:2009-07-28)
参考文献数
12

急性骨髄性白血病(Acute myeloid leukemia: AML) 191症例の末梢血のWT1 mRNA発現(Wilms tumor gene 1: WT1)量を定期的に測定し臨床経過との関連を検討した。初発未治療のAML症例におけるWT1の陽性率は93.9% (107/114)であった。寛解が得られ寛解を継続した症例66例の全例でWT1量は寛解に伴い低下し50 copies/μgRNA未満(陰性)となり,84.8% (56/66)の症例が1年後の経過観察終了時陰性であった。非寛解症例54例のうち87.0% (47/54)の症例のWT1量は,経過観察期間中50 copies/μgRNA以上(陽性)であった。寛解後再発した29例の全例において,寛解に伴い低下したWT1量は再発に伴って上昇に転じた。寛解後再発症例の79.3% (23/29)の症例のWT1の値は再発の43日(中央値)前に200 copies/μgRNAを超えて上昇していた。再発診断率,寛解継続診断率および診断効率を考慮するとAMLの早期再発診断のための基準値としては200 copies/μgRNAが妥当と考えられた。WT1量は,微小残存病変(Minimal residual disease: MRD)を反映しAMLの臨床状態に対応して変動していた。今回,WT1測定に使用したキットでは末梢血を用いたことからこのキット検査は患者への負担が少なく,定期的検査に適していると考えられた。
著者
森本 雅之
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive technology (ISSN:18819362)
巻号頁・発行日
no.24, pp.92-95, 2011-05

電気自動車(EV)/ハイブリッド車(HEV)向けの駆動用モータは、永久磁石埋め込み式が主流だが、産業用では誘導モータを使う製品は多い。誘導モータは構造や制御が簡単であるため、EV/HEVに使えば、コストを下げられる可能性がある。誘導モータは、低い回転域では効率が低いが、高い回転域では永久磁石式と同等を期待できる。
著者
樋口 逸郎
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.96, no.8, pp.1598-1603, 2007 (Released:2012-08-02)
参考文献数
5

薬物によるミオパチーは早期発見により回復しうる筋疾患であり,注意深い病歴の聴取と診察による早期診断が極めて重要であり,また,筋変性の病態を解明するための実験モデルとして病理学的にも重要である.横紋筋融解症は薬物によるミオパチーの中で最も頻度が高く,生命に関わる重篤な病態を呈することがある.また,低カリウム血性ミオパチーやステロイドミオパチーも日常臨床でしばしば遭遇する頻度の高いミオパチーである.
著者
岩波書店 編
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
vol.第九册, 1933

1 0 0 0 優生學

出版者
日本優生學會
巻号頁・発行日
vol.第19年(11), no.225, 1942-11
著者
中鉢 直宏
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.6, pp.551-551, 2018-05-15

Research(機関調査)の略称で,大学などの教育機関を調査・分析することである.IR業務では,大学にあるさまざまなデータを扱うことになる.しかし,それらのデータを分析する際にデータに潜む大学ならではの諸問題が存在している.本文では,この問題を断層と亀裂と呼んで紹介する.断層とは,カリキュラム改変や学部の統廃合などで,大学データの連続性が途切れてしまうことを意味し,亀裂とは,学部学科などの組織の縦割りによるデータの分断のことを意味する.ここでは,IR業務の際に起こる大学のデータの問題について例を挙げて紹介する.
著者
石橋 忠良
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.589, pp.62-65, 2014-04-14

第3講義(5)技術者の本質講師石橋 忠良ジェイアール東日本コンサルタンツ取締役会長最終回となる石橋氏の講義は、「今の技術者に対する危機感」の話題から始まる。研究開発やマネジメントが重視される一方で、実務にたけた技術者が育っていないと指摘する石…
著者
Fujii Yoshiyuki Kamiyama Kokichi Shoji Hitoshi Narita Hideki Nishio Fumihiko Kameda Takao Watanabe Okitsugu
雑誌
Memoirs of National Institute of Polar Research. Special issue
巻号頁・発行日
vol.54, pp.209-220, 2001-03

210-year records of dust concentration, electrical conductivity, acidity (pH), non-sea salt sulfate (nss sulfate) and nitrate concentrations were obtained for an ice core from Site-J, Greenland. The ice core was well dated by counting annual cycles of the δ^<18>O profile and by tuning with time markers established for tritium peaks and the Laki 1783 eruption signal. Dust records in both ice cores from Site-J and Crete suggest that dust storms occurred in 1818,1900,1919,1936 and 1943 over Greenland. Electrical conductivity shows remarkable peaks probably due to volcanic eruptions with VEI larger than 4. The anthropogenic effect on precipitation chemistry started in ca. 1860,40 years earlier than the time previously reported. Nss sulfate increased remarkably, much more than nitrate, because of the rapid increase in solid fossil fuel combustion, but by the early 1970's, the nitrate concentration exceeded the nss sulfate concentration due to the intense increase in liquid fossil fuel combustion since the 1950's. The decrease in sulfate and nitrate concentrations started in the early 1970's. This is attributed to the spread of suppression facilities for anthropogenic pollutants emitted by the combustion of solid and liquid fossil fuels.