著者
伊藤 英一
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
法學研究 : 法律・政治・社会 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.84, no.6, pp.161-208, 2011-06 (Released:2011-00-00)

十時嚴周先生追悼論文集論説 一 忘却の重要性とネット上の記憶 二 クラウド(雲)の中の記憶と忘れられる権利三 忘れさせてくれない ︑忘れてもらえない社会四 プライバシーの終焉と個人情報五 行動広告の興隆と個人の行動予測六 忘却への権利 ︑忘れられる権利七 忘却権創設への道程八 忘却権の模索九 忘却権とグローバル化一〇 忘れっぽい人間とクラウド(雲)の中の記憶との調和一一 時の流れと忘却の復権一二 めくるめく忘却のパラドックス
出版者
教育博物館
巻号頁・発行日
1879
著者
夏目 武
出版者
文教大学大学院情報学研究科
雑誌
IT News Letter
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.3-4, 2007

「分けること」なんでもない日常の行為が古来からの知恵として社会生活に定着している.ここでは其の知恵の意味を現状の適用例を観察し,現代工学において通用する方法論としての課題を改めて考察する.
著者
天池 孝子 光本 孝次
出版者
帯広畜産大学
雑誌
帯広畜産大学学術研究報告. 第I部 (ISSN:0470925X)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.565-589, 1970-11-25

鶉の免疫遺伝学的研究として,免疫操作の確立と,同種免疫抗体の産生および再生,そして,その性質を明らかにし,遺伝的分析も試みた。1.鶉の血球抗原に対し良質の自然抗体を得ることは困難で,抗体は存在しないか,存在しても,その力価は非常に低いと観察された。2.抗鶉家兎血清を使用して,おおまかに鶉個体を識別することも可能である。3.同種免疫抗体では,抗原量を生理食塩水2%で0.5ccを4〜5回,つづいて5%,0.5〜0.7ccを3〜5回,3日隔で直接静脈内に免疫操作で,力価約64倍の抗血清を得た。4.同種免疫抗体のホールプラスチック板の凝集精度は試験管法のそれに比して,はるかに低いと観察された。5.鶉同種免疫血清は,Coombsテストや酵素処理法で,一価抗体の産生が観察されなかった。6.同種免疫血清の吸着操作には,最適抗原量は5〜10%の範囲,吸着時間は90〜120分で行なわれた。7.AT1血清に対する雛鶉の抗原性は1週齢で発現すると推察される。8.二つの遺伝子座位の存在が推定され,それぞれは複雑な抗原因子を支配していると推察され,.複対立遺伝子の存在が考えられる。9.現在までにAT1,AT2,AT3,AT4,AT5,AT6,AT7,AT8,AT9血清が作出され,AT3血清はAT8血清において完全に再生され,他も同様に,ほぼ再生されうる。
著者
土岐 哲 鹿島 央 中西 久実子 山下 洋一 江崎 哲也 岡田 祥平
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本課題は、『非母語話者による日本語話し言葉コーパス(CSJ-NNS)』に収録するデータをさらに充実させ、構築されたコーパスを広く一般に公開する目的で行われた。音声データの収録や各種アノテーションの付与のみならず、個人情報を消去するなどして公開に向けて作業を行い、コーパスを頒布した。また、本コーパスと『日本語話し言葉コーパス(CSJ)』とを比較することにより、従来の日本語非母語話者音声研究に新たな視座を提示した。
著者
井田 靖子
出版者
津田塾大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究では、急速に都市化した近現代イギリスにおける「緑化」をめぐる人びとの思考の変化が、都市の住環境にどのように反映され表象されているかを考えるために、19 世紀から 20世紀初期のイギリスにおける緑の象徴的役割、 (人造植物も含む)観用植物や植物デザインなどを利用した私的空間の緑化と室内装飾との関連、労働者階級のための「合理的余暇」としての緑の働きなど、顕示的消費の対象としての植物のさまざまな役割を解明した。
著者
楠原 直樹
出版者
THE TOHOKU GEOGRAPHICAL ASSOCIATION
雑誌
東北地理 (ISSN:03872777)
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.207-212, 1976
被引用文献数
1

Misaki is one of the well-known fishing ports in Japan, and in the early part of the '60s it began to be prosperous especially because tuna landing of the port showed a marked increase. The figures in tons, for instance, of tuna landed at this port rose up from 55, 000 in 1963 to 94, 000 in 1968, and reached the peak. In 1969 the tonnage began to lower and in 1974 it went down to 53, 400. This decrease can be attributed chiefly to the inadequate facilities of Misaki as a fishing port. Before 1970 tuna had usually been sold piece by piece either by auction or by tender. But according as the fish catch increased, frozen tuna came to be transacted at so much a boat-load. In trading a great deal of tuna a large-scale system of cold storage is indispensable on the port. In this regard Misaki proved to be a failure. Most of the tuna long-line boats gradually began to keep away from Misaki in spite of its geographical merits, and to land their whole catch at other ports equipped with sufficient refrigeration.
著者
鈴木 隆介
出版者
日本地理学会
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.211-222, 1970-04
被引用文献数
1
著者
橋本 祐子
出版者
同志社大学
雑誌
同志社法學 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.93-142, 1999-02-27

研究ノート
著者
伊東乾 榊原 健一 青木 涼子 小坂 直敏
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.19, pp.79-82, 2000-02-17

五線記譜法に由来する音高や音色などの概念は、作曲や聴取、分析に深い影響を及ぼしている。本稿では正弦波モデルによる音楽音声の新しい取り扱いを提案する。能楽の発声と記譜の事例に関して正弦波モデルを適用して考察し、合わせて観世榮夫氏の協力で行った研究制作「能オペラ『邯鄲』」にも触れる。The concepts of pitch and timbre, which have their origin in western classical music notation system, deeply ruled the music thinking of composition, listening and analysis. In this article we propose a new treatment of musical voice based on a sinusoidal model. Noh music theater, Japanese traditional opera, have proper charactaristics in its singing technique and notation system to be analysed with a sinusoidal model. We also report research = production "Quand-Temps" Noh-Opera after the concepts of M. Duchamp and J. Cage, which is a collaboration with Hideo KANZE, prominent Noh actor in KANZE style.
著者
鈴木 貞美
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.315-348, 2008-09

和辻哲郎(一八八九―一九六〇)の『ニイチェ研究』(一九一三)は、彼の哲学者としての出発点をなす書物であり、同時に、日本における初めてのまとまったフリードリッヒ・ウィルヘルム・ニーチェ(Friedrich Willhelm Nietzsche, 1844-1900)の研究書として知られている。また、そこに示された考え方は、その後の彼の歩みに、かなりの意味をもつものとなった。 本稿第一章では、『ニイチェ研究』の立場、方法、意図を分析し、「宇宙生命」を原理とする初期和辻哲郎の哲学観が大正生命主義の一典型であることを明らかにする。第二章「『ニイチェ研究』まで」では、和辻哲郎の最初期の著作にニーチェへの接近の跡をたどり、第三章では、内的経験、暗示象徴、永遠回帰、宇宙生命などのキイワードについて考察し、また同時代思潮との関連をさぐる。第二章、第三章をあわせて、初期和辻の哲学観、世界観(狭義の哲学観、表現観)の形成過程を明らかにする。「結語」では、各章の結論をまとめるとともに、和辻哲郎の初期哲学が、その後の歩みに、どのように働いているかを展望する。 なお、本稿は、和辻哲郎の「哲学」「芸術」観をめぐって、「修養」及び「人生論」との関係を探る点で、二十世紀初頭の学芸ジャンル概念編成の解明に資するものであり、同時に和辻哲郎の「宇宙生命」観念と、その形成過程を探る点において、二十世紀初頭の生命観、とりわけ大正生命主義研究を増補するものである。
著者
金澤 貴俊 間 博人 高汐 一紀 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.399, pp.123-128, 2009-01-15

近年,無線センサネットワークに関する研究が盛んである.この中で,無線センサネットワークを用いたアプリケーション構築におけるセンサノードの更新,及びメンテナンスに要するコストの高さが大きな問題となっている.このような課題に対する解決として,ノードのアプリケーションを動的に変更可能なセンサノードの動的更新機構が注目されている.一方,無線センサネットワークにおいて,ルーティングプロトコルはセンサネットワークのアプリケーションの多様な要求と密接に関係する.しかし,既存のセンサノードの動的更新機構は複数のアプリケーションをネットワーク上で動作させることによるネットワークの拡張性を目的としていたため,無線センサネットワークのアプリケーション以外の要素を変更することは想定されていない.本論文では,センサノードの動的更新機構上でのアプリケーションの変更に応じて最適なルーティングプロトコルを提供する機構,AFRo(An Adaptive Framework for WSN Routing)を提供する.AFRoを用いることにより,センサノードのアプリケーションの更新に際して最適なルーティングプロトコルが選択され,アプリケーション性能の最適化,またネットワーク資源の効率的な利用が達成される.
著者
椎名 隆彦 越島 一郎 梅田 富雄
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.136-139, 2002-02-26

近年, 音や画像を用いたマルチメディアソフトの需要が高まっている。従来のソフトウェア開発手法は, 主にビジネス向けソフトウェアの開発を対象として提案されてきた。しかしながら, マルチメディアソフトに要求されるリアルタイム性やシンクロナイズ性等の性質, またソフトウェアの構造的な点について考慮されていない。そこで本稿では, 効率的な管理手法を開発したので報告する。