著者
山城 三郎 Yamashiro Saburo 琉球大学農学部農業工学科
出版者
沖縄農業研究会
雑誌
沖縄農業 (ISSN:13441477)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.1-12, 1968-12

1)本調査はサトウキビの根の分布を明らかにし,沖縄の畑地かんがい事業に資料を供する目的で1968年2月27日から3月2日まで伊江島西部土地改良事業予定地区で,1968年4月25日から4月27日まで宮古平良市の農業センターで1966年の夏植えサトウキビ(N:Co,310)について行なった.2)調査方法は従来の土を掘って根の存在を確認し,測定する方法で風乾重量と長さについて測定した.3)地表面からの深さに対する風乾重量および長さの累計曲線はほとんど一致する.4)累計風乾重量が約90%の所では深さに対する重量の増加量が急激に小さくなっておりこの点より上部の土層を有効根群域と考えてよい.5)サトウキビの根は有効根群域を4等分して考えた場合上部土層より,第3層,第4層に多く分布しており耕深と関係がある.
著者
上田 みどり 平 敦子 雨宮 邦子 細田 瑳一 濱本 紘 北原 公一
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.61, no.9, pp.926-927, 1991-09-25

第2回スポーツ健康医学懇談会 平成3年3月2日 東京女子医科大学臨床講堂2
著者
橋本 景子 伊藤 けい子 李 慶英 浅井 利夫 村田 光範
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.61, no.9, pp.928-928, 1991-09-25

第2回スポーツ健康医学懇談会 平成3年3月2日 東京女子医科大学臨床講堂2
著者
都築 暢夫 加藤 文元 志甫 淳 山崎 隆雄 中島 幸喜 山内 卓也 河村 尚明 阿部 知行 諏訪 紀幸
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

リジッド解析的な手法と微分形式から定まるコホモロジー理論(p進コホモロジー)などの数論幾何におけるp進的方法の基礎付けを行い、数論的多様体の研究に応用した。複素単位円板上の半安定族のモノドロミー作用の核と余核を記述する完全列のp進類似として、正標数代数曲線上の半安定族におけるp進Clemens-Schmid完全列を構成した。正標数幾何的単枝多様体上のアイソクリスタルの純性に関して、開集合への制限関手の充満忠実性を得た。この結果、完備幾何的単枝多様体の1次リジッドコホモロジー群が重さ1の純であることを得た。さらに、p進コホモロジーの重み理論や数論的D加群の理論を深化・発展させた。
著者
高盛 西郷
出版者
佐伯史談会
雑誌
佐伯史談
巻号頁・発行日
no.214, pp.11-21, 2010-11

研究著者名"高"原文ははしご高
著者
松本 光弘
出版者
筑波大学
雑誌
筑波フォーラム (ISSN:03851850)
巻号頁・発行日
no.70, pp.3-5, 2005-06

平成17年2月23日水曜日3時限、大学会館ホールにおいて体育専門学群サッカー領域の先生方の計らいで定年退職前の最終講義を行う運びとなりました。私自身は昨秋9月14日の第一サッカー場のモンドターフ敷設に伴う記念フェスティバルで役目は終了と考えていました。 ...
著者
笠井 久豊 川口 香 村林 由紀 佐久間 隆幸 森谷 勲 清水 敦哉
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.577-582, 2009 (Released:2009-05-28)
参考文献数
14

【目的】経皮内視鏡的胃瘻造設術 (percutaneous endoscopic gastrostomy: PEG) 施行後30日以内の早期死亡を予測できる指標を明らかにするため本研究を行った。【対象及び方法】2003年5月から2005年12月までにPEGを施行した170例につき年齢、術前の血清アルブミン値、トランスサイレチン値および総リンパ球数と早期死亡率との関連を検討した。【結果】PEG施行170例のうち早期死亡例は18例 (10.6%) であった。血清アルブミン値が2.5g/dl以下の症例の早期死亡率は有意に高率であり、特に90歳以上の症例では50%と極めて高率であった。多変量解析では血清アルブミン値が最も予後に相関する因子であった。【結論】PEG施行後の早期死亡の予測には、血清アルブミン値が最も適しており、本測定値が2.5g/dl以下の症例には、PEGの適応決定には慎重であるべきと思われた。
著者
島田 真杉 川島 昭夫 川島 昭夫 島田 真杉
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

従来、Lucile Brockwayの研究に代表されるように、19世紀後半から20世紀初にかけての帝国主義時代について論議されることの多かった、イギリスの帝国拡大と植物資源の確保をめぐる政策を、18世紀半ば以降の重商主義時代に原型を見出そうとしたのが本研究の目的である。われわれは特に西インド諸島におけるイギリスによる植物園の設立の動機と経緯に注目し、その企図と構想が、イギリス本国における、ロンドン勧業協会の経済的活動に対する一連の奨励策の実施の中で発案されたものであることを確認した。さらにジャマイカにおける植物園設立の背景には、北米大陸のイギリス植民地の独立運動への傾斜の中で、食糧自給の要にせまられたプランテーション経営者の奴隷主たちの従来のモノカルチュアから多角化、新作物導入の必要の認識があったことを明らかにした。とりわけその理論的指導者Edward Longとジャマイカ植物園との関与はブリティッシュ・ライブラリ蔵Dancer MSSの文書で検証しうる。
著者
高倉 統一 荒木 誠之
出版者
熊本学園大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1999

1999年5月、日本社会保障法学会(於:早稲田大学)にて、本研究課題に関連するテーマ(イギリス社会福祉と個人情報開示請求権保護のスタンダード-法的基準と立場強化(エンパワーメント)の行為準則-)の学会報告をおこない、当該テーマについて日本社会保障法学会編『社会保障法第15号』に論文掲載した。今年度は、8月にイギリスの社会保障省を訪問し、2000年に制定された新立法の概要の聞取りと同10月にミルトン・キーンズのDe Montfort大学を訪れ、ソーシャルワーカー専門家養成課程における情報管理を含めた利用者権利擁護のヒアリングを行なってきた。その調査の一部は、2000年9月29日国際学術コンファレンス(第1セッション)に発表した。2001年、国内の調査を行い、国際比較として、個人情報保護制度の調査結果を報告書にまとめた。
著者
大野 秀樹 木崎 節子 櫻井 拓也 木崎 節子 櫻井 拓也 小笠原 準悦
出版者
杏林大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

運動トレーニングは、内臓脂肪の酸化ストレスと、マクロファージ関連の炎症性アディポカインの発現を減少させた。酸化ストレスの低下は、抗酸化酵素の上昇によっていた。さらに、運動トレーニングはマクロファージによる細胞性免疫反応を増強し、一酸化窒素産生能を亢進して、感染防御能を高めることが示唆された。脂肪組織に対する効果は、皮下脂肪よりも内臓脂肪に強く現れる事実は、運動トレーニングが生活習慣病の予防・治療に有用であることを示唆する。
著者
杉原 たまえ
出版者
日本農村生活研究会
雑誌
農村生活研究 (ISSN:05495202)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.10-19, 2010-03-01

「シークヮーサー」という沖縄における生物資源の商品化の過程と問題について、沖縄県大宜味村の役場、JA、農家からの聞き取り調査に基づき考察することを目的とする。
著者
陶山 佳久 中澤 文男 PARDUCCI Laura BENNET Keith D.
出版者
東北大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2010

湖底堆積物や山岳氷河に含まれる古代花粉試料のDNA分析により、花粉試料の種識別や種内系統に関する情報を取得する研究を行った。湖底堆積花粉のDNA分析では、スカンジナビア半島の北方針葉樹が最終氷期から生き残っていたことを明らかにした。また、花粉分析法と堆積物DNA分析による古植生解析の比較を行った。山岳氷河から得られた花粉のDNA分析では、形態からは同定できない節レベルの識別に成功した。これらの成果は、堆積花粉のDNA分析による過去の植物の遺伝情報取得法として新たな提案となる。
著者
紙野 健二 市橋 克哉 下山 健二 高田 清恵 高橋 祐介 豊島 明子 大沢 光 山田 健吾 前田 定孝 大河内 美紀 林 秀弥 藤枝 律子 稲葉 一将 岡本 裕樹 宮澤 俊昭
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

グローバルな規模で展開再編する市民社会は、少子化、大規模災害や自然環境の破壊が典型的であるように、自らの存続にとっての数多くの脅威に直面して、国家に解決すべき、しかし困難な多くの課題を突きつけている。このような国家と市民社会のそれぞれの運動に対抗するものとして、双方性を有する行為である契約が観念される。それは、国民生活に必要な役務の交換が国家から市場へと転化した結果一方的に提供される役務の「選択」の法制度に対して、またこのような法制度に対する多数の国民意思を正確に反映できなくなっている民主主義の機能不全に対して、ますます強く観念せざるをえない。このような意義を有する契約が、いかなる行政領域の法を反映して、どのような実体法手続法的な形態となって表現しているのかを論証するべき必要を明らかにしたことが、本研究の成果である。研究成果の一書による公表が、計画されている。
著者
大塚 二郎 十朱 寧 越水 重臣
出版者
静岡理工科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

モータとボールねじからなる精密位置決め装置に存在する数箇所の熱源(主に,ボールねじ部と軸受部)により,位置決め装置のステージの熱変形ドリフト(熱に起因する位置決め誤差)が生じる.そこで本研究では,精密位置決め装置の軸受ハウジング側面2箇所とステージ上面の計3箇所にペルチェモジュール(以下,ペルチェと呼ぶ)を取り付け,ペルチェにかかる電圧を制御しながら冷却を行い,熱変形ドリフトを低減することを目指した.実験の結果,ハウジング部に対しては温度フィードバッグ制御を,ステージに対しては軸の熱変形量をフィードバッグ制御することにより,速度250mm/s,加速度1Gまでの条件下で,軸の熱変形量を2μm程度まで低減することに成功した.
著者
益子 政史
出版者
埼玉短期大学
雑誌
学校法人佐藤栄学園埼玉短期大学研究紀要 (ISSN:13416006)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.11-24, 1997-03-22

イギリス人やアメリカ人が互いの国を初めて訪れた場合、同じ単語が異った意味に用いられているため、双方が「意思の疎通を欠いて」(at cross-purposes)、爆笑をも生み、誤解から軽いカルチャーショックを受けるなど、英・米人にも悩みの種があるようだ。この背景には「英・米の歴史」が横たわっているのだが、ここでは史論よりも実践的に、『英・米の語義差』による両者のとまどいや笑いを集めて、管見を記す。
著者
岩村 高治 横張 真
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.65, no.5, pp.735-738, 2002-03-30
被引用文献数
10 16

街区公園の計画策定時における住民参加が,開園後の地域住民による管理運営活動に与える影響を把握することを目的に,住民参加により計画策定された公園を対象に,計画策定方法および開園後の管理運営活動の実態を把握した。その結果,住民参加が図られた公園では,開園直後には維持管理・運営管理が活発に行われていたが,このうち,運営管理については一時的な活動に止まっていることが明らかになった。また,計画策定時の参加主体の違いが,開園後の管理運営活動の継続に違いをもたらしていることが明らかになった。これらの知見にもとづき,開園後の管理運営活動の促進に配慮した,計画策定段階の参加主体のあり方を提言した。
著者
日高 道雄 伊藤 彰英 山城 秀之 酒井 一彦 中村 崇 磯村 尚子 波利井 佐紀 新里 宙也 井口 亮
出版者
琉球大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、様々な生活史特性を持つサンゴのストレス応答を、特に初期生活史に焦点を当てて調べた。褐虫藻の存在がプラヌラ幼生のストレス感受性を高めること、褐虫藻のタイプによりサンゴ幼群体のストレス応答が異なること、ストレス特異的に反応して発現が変化する遺伝子があることを発見した。さらに群体型や遺伝子型などの違いによるサンゴのストレス応答の違い、各種ストレスによる群体死亡要因や新規加入の変動などを解析し、野外の群集モニタリング結果と関連づけた。