著者
越野 裕太 石田 知也 石田 和宏
出版者
The Society of Japanese Manual Physical Therapy
雑誌
徒手理学療法 (ISSN:13469223)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.11-17, 2023 (Released:2023-04-20)
参考文献数
16

〔目的〕本論文の目的は,足関節・足部骨折症例に対する徒手療法が足関節背屈可動域に与える効果を,システマティックレビューおよびメタアナリシスによって明らかにすることとした。〔方法〕5つのデータベースを用いて2022年7月までの論文を検索およびスクリーニングを行い,足関節・足部骨折症例に対する徒手療法の介入が足関節背屈可動域に与える効果を研究した無作為化比較試験を特定した。背屈可動域への効果を徒手療法群と対照群で比較するためにメタアナリシスを実施した。〔結果〕3つの論文が採用され(計172名),介入内容は関節モビライゼーションが主だった。背屈可動域への効果に関して徒手療法群と対照群に有意差を認めなかった(標準化平均差 0.05; 95%信頼区間 -0.50, 0.60)。〔結論〕足関節・足部骨折症例に対する関節モビライゼーションは背屈可動域の有意な改善効果を認めなかった。今後質の高い研究が必要であると考えられた。

16 0 0 0 OA プレフェミン

著者
岡 秀樹
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.154-155, 2015 (Released:2018-08-26)
参考文献数
4

月経に伴う症状の中で,月経開始前に発現する種々の症状については,1931年にFrankが月経前緊張症として初めて報告し,その後「月経前症候群(premenstrual syndrome:PMS)」と定義され,一般に知られるようになった.現在,日本産科婦人科学会では,PMSを「月経開始の3~10日位前から始まる精神的,身体的症状で月経開始とともに減退ないし消失するもの」と定義している.PMSの症状は200~300種類とも言われており,身体的症状として,乳房のはり・痛み,肌あれ・にきび,下腹部のはり,眠気または不眠,疲労倦怠感,頭痛,腰痛,むくみ,下腹部痛,のぼせなど,精神的症状として,イライラ,怒りっぽい,情緒不安定,憂うつ,落ち着かない,緊張感などがある.生殖年齢の女性の約70~80%は,月経前に何らかの症状を伴うとされている.
著者
熊坂 謙一 小島 尚 土井 佳代 佐藤 修二
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.123, no.12, pp.1049-1054, 2003-12-01 (Released:2003-11-29)
参考文献数
10
被引用文献数
14 15

Glibenclamide, a sulfonylurea derivative (SU) antidiabetic agent was detected in a health food by three different methods: TLC, HPLC, and liquid chromatography-mass spectrometry (LC-MS). For analysis of SU antidiabetics, the sample was extracted with acetone as a sample solution. TLC analysis of the sample solution showed a specific spot that had the same characteristics as those of glibenclamide standard solution. HPLC analysis monitored using a photo-diode array detector showed that the sample solution had a peak with a unique UV spectrum, with coincided with that of standard glibenclamide. In sample solution, LC-MS analysis in positive and negative modes indicated that the (M+H)+ and (M-H)− ions occurred at m/z 494 and m/z 492, respectively. These results indicate that the monoisotopic mass is 493, coincident with that of glibenclamide. Quantitative HPLC analysis showed that the glibenclamide content in the health food was 0.78 mg/capsule (1.55 mg/g of sample contents). Because the initial dosage of glibenclamide for diabetics is 1.25—2.5 mg per day, this health food has sufficient medicinal effect and also has the potential to cause adverse effects.

16 0 0 0 OA VI.薬剤性脳症

著者
望月 仁志 宇川 義一
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.106, no.8, pp.1579-1583, 2017-08-10 (Released:2018-08-10)
参考文献数
10

薬剤性脳症とは,薬剤の投与による脳の代謝異常によって生じる脳症で,稀な病態ではない.その症状は障害される部位により異なるため,意識障害から小脳失調まで多彩である.発症の機序は,薬剤の神経細胞・軸索への直接障害,髄鞘障害,脳受容体への作用,電解質異常,肝酵素相互作用,血管原性浮腫ならびに自己免疫性等が想定されている.原疾患とは異なる症状が出現した際には,薬剤性脳症の可能性に気付くことが重要である.
著者
木下 太志
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.98, no.3, pp.317-336, 1990-07-31 (Released:2008-02-26)
参考文献数
46
被引用文献数
2 3

山形県天童市の旧山家村に残る1760年から1870年にわたる宗門改帳を使って,江戸時代における東北地方の農民の結婚と出生を分析した。結婚に関しては,男子の場合,初婚年齢,既婚率ともに経済的要因によって強く影響されるが,女子の場合にはこのことは必ずしも言えない。この理由として,男女間の社会的,経済的地位の差が考えられる。また,山家村の出生率は時代とともに増加しているが,これは主に有配偶出生率の増加に起因し,生涯未婚率の低下が補助的に出生率の増加に寄与している。出生率の増加には,労働形態の変化,雇用機会の増大,賃金の上昇等が関与しているものと考えられろ。
著者
田中 貴子
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.51, no.7, pp.37-43, 2002-07-10 (Released:2017-08-01)

安徳天皇が女性ではなかったか、という噂は、江戸時代の随筆などではかなり見受けることができ、安徳が実は壇ノ浦では死なず、薩摩や摂津の山中などへ逃げ延びたという伝説とともに、人口に膾炙していたようである。その理由として、『平家物語』「公卿揃」で、安徳生誕の折り、甑を間違って落としてしまった、という逸話が挙げられることが多い。たしかに安徳は、建礼門院のいわゆる「地獄めぐり」で、法華経による救済を望んでいたし、『愚管抄』では女神である厳島明神の化身だとされていた。これらの例を見ると、史実はともかく、海の底へ「帰っていった」安徳が童子であったがゆえに八歳で成道した海龍王の娘と重ね合わされていたことは明らかであろう。
著者
堀口 繁昌 小幡 喜一
出版者
埼玉県立自然の博物館
雑誌
埼玉県立自然の博物館研究報告 (ISSN:18818528)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.1-10, 2022 (Released:2022-11-17)

埼玉県秩父盆地の中新統から初めて発見されたゴカクウミユリ類化石を報告する.本化石標本は秩父盆地南縁部の秩父市上影森,荒川右岸に露出した秩父盆地層群秩父町層上部の角礫質泥岩から産出し,茎部と茎部の一部及び腕の分岐軸の合計14点で,茎部は結合した巻枝を持っているものもある.茎部の直径は大きいものでほぼ10 mm,間節面は星形,花弁は披針形,節板(節間節)の巻枝ソケットはすべて5個,節間板は7枚(ときに8,9枚)等が観察できるが,種同定の決め手となる萼や腕部を欠くため,本標本すべてを ‟Isocrinus ?” sp. として報告する.‟Isocrinus ?” sp. の化石記録は,国内の広島県・北陸・群馬県の前期~中期中新世の外部浅海帯~中部漸深海帯から報告され,秩父町層の堆積環境も同様の深度であったと示唆される.
著者
藤村 善安 仲宗根 忠樹 徳江 義宏 城野 裕介
出版者
植生学会
雑誌
植生学会誌 (ISSN:13422448)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.109-116, 2018 (Released:2019-02-01)
参考文献数
13

1. 近年の調査報告が少ない沖縄県与那国島の湿地植生を記載するとともに,過去の記録と比較して,どのような変化が生じたかを明らかにした.2. 調査の結果,過去に記録された7群落に加え,新たに5群落を記録した.これら新たに認められた群落の多くは,かつて水田であったが,現在牧場となっている場所,あるいは放棄水田に成立している群落が主であった.3. 外来種について,過去の記録にないものとしてパラグラスとホウキギクを認めた.また,キシュウスズメノヒエとツルノゲイトウは以前から記録のある種であるが,以前よりも増加している可能性が考えられた.4. 1976年と2014年の土地利用を比較すると,水田面積が68%減少し,かつて水田であった場所の一部に湿地植生が成立していた.このような二次的な湿地が島内の湿地面積に占める割合は大きく,これら二次的な湿地は湿地性の外来種の生育地となるとともに,湿地性の絶滅危惧種にとっての貴重な生育地にもなっていると考えられる.
著者
菊地 賢 金指 あや子 大曽根 陽子 澤田 與之 野村 勝重
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.457-464, 2015 (Released:2016-04-19)
参考文献数
22
被引用文献数
2 1

ハナノキは,東海丘陵地域に生育する落葉高木で,絶滅危惧II類に指定されている絶滅危惧種であるが,自生地域では街路樹としてよく植栽されている。こうした植栽木の中に北米原産の近縁種アメリカハナノキとみられる個体が混入し,一部で実生が定着している実態が明らかとなった。近縁外来種は,競争だけでなく,浸透性交雑や繁殖阻害のように生殖を介しても影響を与えるため,在来種の存続に深刻な影響を与える可能性がある。そこで外来種を同定するための簡便な種識別手法の開発を試みたところ,葉の形態的指標である LDIは,種間で有意差が見られたものの識別手法としては有効とはいえなかったが,葉緑体遺伝マーカーは種の識別に有用であった。さらに生理生態特性の解析から,アメリカハナノキは暗条件下でハナノキより高い光合成速度を示すこと,さらに,ハナノキとアメリカハナノキとが交雑可能であることが明らかとなり,アメリカハナノキの侵入可能性が示された。今後,アメリカハナノキの侵入拡大を未然に防除するために,早急に植栽混入の現状や流通経路を究明し,生物学的侵入リスクを生態・遺伝・生理等の面から評価する必要がある。
著者
篠原 現人 尼岡 邦夫
出版者
日本魚類学会
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.40, no.4, pp.487-490, 1994-02-15 (Released:2010-06-28)
参考文献数
11

北海道室蘭沖から得られ, 完模式標本以外に採集例のないヤセアイナメStellistius katsukii Jordan et Tanaka, 1927と同海域で普通に採集されるホッケPleurogrammus azonus Jordan et Metz, 1913との関係について主に外部形態に基づき調査した.両種の完模式標本と日本各地から得た23個体のホッケの標本を比較したところ, 両者に差異は認められなかった.従って, ヤセアイナメはホッケのシノニムであり, ヤセアイナメ1種のみを含むヤセアイナメ属Stellistiusもホッケ属Pleurogmmmusのシノニムである.また, 背鰭第1鰭条が長く, 後続のものとほとんど同じであるというヤセアイナメ属の特徴は模式標本の再調査では認あられず, Jordan and Tanaka (1927) の観察が誤りであったと判断された.
著者
福井 美貴 松村 幸子
出版者
日本精神保健看護学会
雑誌
日本精神保健看護学会誌 (ISSN:09180621)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.22-32, 2003-05-15 (Released:2017-07-01)
参考文献数
23

本研究の目的は、心的外傷後ストレス障害に罹患した犯罪被害者が、回復過程で体験している「思い」の特徴を明らかにし、さらに回復に影響を与える「思い」の傾向を明らかにすることである。倫理的な配慮の上同意を得た10名の患者に非構成的な面接を実施し、質的帰納的に分析し、さらにIES=R値(Impact of Event Scale-Revised)の変化を基に患者を回復群と非回復群に分けて比較した。その結果、以下の知見が得られ、地域精神看護への示唆を得た。1. (1)被害への思い、(2)警察への思い、(3)裁判への思い、(4)被害後の苦痛な思い、(5)回復への思い、(6)家族との関わりへの思い、(7)友人との関わりへの思い、(8)社会との関わりへの思いの8つのカテゴリーが抽出され、対象理解を目的としだ犯罪被害者の回復過程のおける思いの全体像"が明らかになった。2.回復群に特徴的な思いとして『加害者への怒り』、非回復群に特徴的な思いとして『安全感が脅かされる恐怖』であることが明らかになった。
著者
小川 昌宣
出版者
日本小児耳鼻咽喉科学会
雑誌
小児耳鼻咽喉科 (ISSN:09195858)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.177-182, 2019 (Released:2020-04-28)
参考文献数
9

無侵襲的胎児遺伝学的検査(NIPT)の登場により,出生前診断の件数が増加している。その背景には,女性の妊娠年齢の高年齢化という社会的要因があり,高年妊娠では染色体異常が生じやすいという生物学的事象があり,次世代シークエンサーの技術的進歩がある。胎児の染色体数的異常を母体の血液で行うNIPTが始まると,羊水検査の件数は減少したが,出生前診断を希望する妊婦の数は激増した。NIPT実施に関する施設認定の制度が作られたが,数少ない認定施設ではNIPT希望者の大波に対応しきれなかった。カップルの希望に応えるとして,産科医ですらないのにNIPTを手がける認可外施設も現れた。遺伝学的検査の進歩は生命の選択という意識を希薄にし,その誘惑をローリスクの妊婦へと広げつつある。現代社会における生きにくさ,育てにくさといった問題の解決策として出生前診断が用いられているとすれば,私達の社会の裏側には,新たな優生思想が横たわっているのではないだろうか。
著者
今瀧 夢 相田 直樹 村本 由紀子
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.115-125, 2018-03-25 (Released:2018-03-25)
参考文献数
27
被引用文献数
1

The present study examined how leaders’ evaluation and judgment of members are influenced by their “implicit theories” (e.g., Dweck, 1999). Participants were asked to play the role of team leader and then observed a team member performing poorly. They were asked to decide how much reward they should distribute to the failed member and to allocate the remaining time between him/her and a new member who had not yet worked on the task. As a result, participants who believe in malleable abilities (incremental theorists) increased the evaluation of the failed member when that member claimed that he/she made an effort, whereas participants who believe in fixed abilities (entity theorists) evaluated that member based only on outcome. Furthermore, entity theorists expected a new member to achieve an average level of performance and allotted more time to him/her, whereas incremental theorists expected a new member’s performance to be below average. There was no difference between their expectations of the failed member’s next performance. Results suggest that entity theorists may be better than incremental theorists at placing the right people in the right place.
著者
坪井 優子
出版者
日本女性学研究会
雑誌
女性学年報 (ISSN:03895203)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.3-24, 2022-12-16 (Released:2022-12-16)
参考文献数
30

本稿では、戦後日本においていけばなを稽古した既婚女性たちに焦点を当て、趣味としていけばなを実践した女性稽古者たちが、主婦という立場で家庭生活を担うことと家の外で社会参加することをどのように主体的に実践し、どのように意味づけたか、その意味づけがどのように変遷したかを明らかにする。具体的には1955年から1973年までの期間、兵庫県いけばな協会が発行する会員誌『いけばな兵庫』に掲載された稽古者たちの投稿を分析した。 女性稽古者たちは当初、いけばなを稽古する目的を明るい家庭生活のためだと語り、投稿からは主婦として家庭生活を担っている様子がうかがわれた。しかし1963年以降、彼女たちはいけばなの意義を家庭生活ではなく自己や社会と結びつけ、そこで培った縁の価値を語るようになっていく。 この変化の要因として、女性稽古者たちの投稿に頻繁に登場した稽古仲間や先生との交流によって築かれた、家族以外との紐帯があげられる。彼女たちは稽古以外にも、協会が主催する研修や旅行に参加することで知見を深め、家庭の外で人脈や見聞といった資本を得るとともに、長年の稽古の結果として免状や花展への出品といった資本も獲得した。こうした家の外での経験や、家元制度のなかで実践される長年の稽古の積み重ねによってこそ獲得できる紐帯は、主婦である女性稽古者たちに自信を与え、やがては自己実現へと導いてくれる大きな要因のひとつだったといえよう。
著者
野上 道男
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.100009, 2014 (Released:2014-03-31)

中国史書によれば2世紀末に倭国に「乱」があり、それを契機に卑弥呼が国王に共立された、という.日本の歴史における古代はここに始まると見て良いであろう.結論を先にすると「倭国乱」は冷夏による2年続きの飢饉で起きた社会不安と食を求める民衆の流浪が実態であり、戦乱ではない.冷夏の原因はタウポ火山(NZの北島)の大噴火である. 以下の項目について、検証した(ここでは内容の詳細は省略).1)氷床コアの記録: 2)中国史書の記録:3)古事記・日本書紀の記事: 崇神7年は豊作だった.豊作で2年続きの「疾疫」が治ったのであるから、それが栄養失調症であったことをうかがわせる.さらに崇神12年の条には天皇が回顧して言う言葉の中に「寒さ暑さ序を失えり.疾病多に起こりて、百姓災を蒙る」とある.つまり疾疫が農と関係する栄養失調症であり、その原因は異常気象であったことがさらに明確に述べられている. 伝染病の大流行によって土地を捨てる流民は発生しないだろう.食を求めて「百姓流離」と解釈する方が自然である.魏志韓伝の同時代にも、後漢が植民地支配していた楽浪郡の郡県から韓人の流民が起こったとの記事がある.中国の黄巾の乱(民衆蜂起)や流民の発生は凶作飢饉が原因である.民衆は課税の対象である水田を捨て、冷夏に強いドングリなどの果実が豊富でヒエ・アワなら稔る落葉広葉樹林帯に疎開したのであろう. 非農業人口が多く稲作依存率が高い地方(弥生時代の先進地域、すなわち九州地方北部)ほど冷夏飢饉の影響は深刻だったはずである.クラカタウ火山大噴火による宣化元年(536年)の飢饉の際にも、各地の屯倉の米を那の津(博多港)の倉庫に集めるよう、勅令が出されている.