著者
鈴木 和幸 佐藤 智行
出版者
一般社団法人日本品質管理学会
雑誌
品質 (ISSN:03868230)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.105-113, 1997-01-15

システムの規模が巨大化し,その故障の影響がますます大きくなる今日,状態監視保全がより重要性を増している.この状態監視保全においては外部から直接把握できないシステムの状態に関する情報を与えるモニターが重要な役割を担う.しかし,このモニターは誤報や欠報の例のように必ずしもシステムの真の状態を伝えるとは限らない.Blackwell Girshick^<[2]>は,統計的意思決定問題において,"2つの実験の比較"を扱い,実験により得られる情報の優劣を判定するための十分条件を導出した.彼らの方法は複数台のモニターに対する優劣の比較に応用しうる.本研究は,コスト(損失関数)の大小関数の情報を利用することにより,2つのモニターの優劣の比較を文献[2]よりもよりゆるやかな条件により為しうることを示す.なお,本研究の結果は2状態2アクション問題を扱ったMurakami^[7]の結果を含むものである.
著者
竹村 安弘 多田羅 勝義 中島 真人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.88, no.10, pp.2152-2162, 2005-10-01
被引用文献数
6

筋ジストロフィー患者らの人工呼吸中の神経筋疾患患者における人工呼吸回路不全の早期発見を目的として, 呼吸運動モニタ装置を用いた異常検出方法を提案し, その有効性を検証した. 使用した呼吸運動モニタ装置は非接触の三次元視覚センサを応用したもので, 長期間のモニタリングが必要な患者の使用に適している. 異常状態のデータ取得は被検者に大きな負担をかけるため, 正常状態と異常状態の識別領域を形成するための十分なデータが取得できないことから, 判定時点直前の一定期間の状態の生起確率をそれ以前の確率分布から推測し, それが設定された誤報率を下回ったときに異常と判定する方法を考案し, 更に過去の状態に関係なく呼吸停止を判定する機能を組み合わせて検出漏れを防ぐ仕組みとした. 被検者7名による延べ12回の終夜呼吸運動波形測定データにおいて, 本方法による検出テストを行ったところ, 患者の呼吸状態に合わせて60秒から600秒で異常検出を行うとともに, 誤報は3回に抑えられた. これらの結果から, 本方法は人工呼吸回路不全の発見に有効であることが確認された.
著者
松山 久義
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性
巻号頁・発行日
vol.95, no.290, pp.31-36, 1995-10-13

測定変数間の線形な関係式とx^2検定を利用して測定器の故障を診断するシステムの設計仕様として,診断対象とすべき測定器の集合,誤報の確率の上限値,検出すべき故障の大きさの下限値と測定器の精度(標準偏差)との比,欠報の確率の上限値が与えられたとき,これらの仕様を満足し,かつ,設置費用最小の測定器の配置を決定する問題を組合せ論的最適化問題として定式化する。また,診断対象システムの自由度に対応する限界検出力の概念を導入することにより,この問題を効率よく解く方法を提案する。
著者
西林 清茂 藤原 紀夫
出版者
公益社団法人地盤工学会
雑誌
土質工学会論文報告集 (ISSN:03851621)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, 1983-12-15

この稿では解析例として, 某地下鉄工事における有限要素解析, 大阪の地下鉄工事における被圧水圧の測定とその処置, 岐阜市十六銀行ビル基礎工事に関する電気アナログ法について述べている。まず有限要素解析においては, 地盤を5つのケースに分けて解析し, 得られた結果がボイリングを起こす限界になったので, 排水工法を実施している。次に大阪の地下鉄工事の場合には, 井戸が滞水層を貫通している場合の揚水量計算式を用い, その結果と照らし合わせてウェルポイントを打設して, 被圧水圧と排水量の経日変化図を示している。電気アナログ法に関しては, 筆者らがよく行う方法で, ここでは, 施工場所が大量の湧水が懸念されるために, 有効かつ経済的な止水壁長を計画する目的で行った解析と実際の工事結果について述べている。ここで, 解析値は実測値より若干小さめの値となっているが, よく一致している。また滞水層厚に関して, 電気アナログ法を使い二次元解析を行い, 流量と滞水層厚の関係を掘削幅, 掘削深さを考慮して, グラフに表している。
著者
三浦 康伸 武田 昭二
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.253-264, 1995-03-25
被引用文献数
7

動的抽出法による細胞毒性試験を確立するため, 10種類の金属材料を用いて, 細胞生存率に対する抽出条件の検討を行った.抽出条件としては, 試料の重さ(1.5gと2.0g), 旋回速度(200rpmと240rpm), 抽出期間(1, 3および5日間)および旋回時に用いる加速抽出(アルミナ球あるいはジルコニア球上での抽出)の各条件であった.さらに, 得られた抽出液を0.22μmのメンブランフィルタにて濾過した濾液についても, L-929細胞に72時間作用後の細胞生存率に及ぼす影響ならびに溶出金属量の測定を行った.その結果, 細胞生存率に対する試料の重さの影響は少なかった.旋回速度および抽出期間については, それぞれ増加に伴って細胞生存率は低下した.また, 加速抽出条件に関しては, アルミナ球上での抽出のほうが, ジルコニア球上より細胞生存率の低下は顕著であった.以上の抽出条件の中で, 10種類の金属材料をアルミナ球上にて240rpmで旋回抽出した場合, それらが細胞生存率に及ぼす影響は異なっていた.その影響の程度からして4つのグループに分けられた.すなわち, チタンおよびチタン(Ti-6Al-4V)合金のグループ, コバルトクロム合金, ニッケルチタン合金および316Lステンレス鋼のグループ, タイプIV金合金および金銀パラジウム合金のグループとニッケルクロム合金, 銀インジウム合金および銀スズ合金のグループであった.また, 濾液の細胞生存率に及ぼす影響は抽出液より小さく, 濾過による細胞毒性の減弱化が認められた.一方, 溶出金属量については, アルミナ球上にて240rpmで5日間抽出した濾液中には, タイプIV金合金と金銀パラジウム合金では, 選択的な銅の溶出が認められた.銀インジウム合金と銀スズ合金では, 亜鉛の溶出が認められた.ニッケルクロム合金, ニッケルチタン合金および316Lステンレス鋼ではニッケルの溶出が, コバルトクロム合金ではコバルトの溶出が認められた.一方, チタンおよびチタン合金からの溶出は認められなかった.以上の結果から, 動的抽出による加速抽出の効果が得られる条件は, 試料の重さを1.5gとして, アルミナ球上にて240rpmで旋回抽出する方法であることが分かった.
著者
岩倉 具忠
出版者
イタリア学会
雑誌
イタリア学会誌 (ISSN:03872947)
巻号頁・発行日
no.16, pp.85-100, 1968-01-20

L'autore cerca di spiegare quale posizione importante assume la teoria del sostrato nella, linguistica storica contemporanea e di chiarire nello stesso tempo il motivo si sia spinto alla ricerca dell'origine e della formazione di quella teoria che caratterizza la scuola italiana fondata e diretta dall'Ascoli. Nel secondo capitolo viene delineato lo sviluppo del pensiero relativo al concetto del sostrato in Italia, mettendo in ordine cronologico varie testimonianze di alcuni autori appartenenti all'epoca della linguistica prescientifica, come per esempio Muratori e Maffei. Pone in rilievo la posizione particolare del Cattaneo linguista che esercitera piu tardi un forte influsso sul pensiero ascoliano. Nel terzo capitolo, attraverso l'analisi delle prime opere ascoliane, l'autore osserva che la teoria del sostrato, in poco conto dall'Ascoli fino a circa il 1860, assume un'importanza sempre maggiore nel suo pensiero, in relazione al passaggio del suo interesse dal campo della linguistica indoeuropea a quello della linguistica romania. L'autore pensa cha la formazione della teoria del sostrato nella linguistica ascoliana corrisponde esattamente alla formazione dell'Ascoli romanista avvenuta nel 1873 con la fondazione dell'Archivio Glottologico ltaliano, con la cui collaborazione Ascoli poteva formare una scuola italiana emula di quella tedesca che fino a quell'epoca godeva di un predominio assoluto nel campo della linguistica storica. E' proprio la teoria del sostrato che diventa una delle piu salienti caratteristiche di questa scuola. E' stato fatto ogni sforzo per porre la linguistica italiana in una giusta posizione nello sviluppo generale della linguistica storica avvenuto in Europa, soprattutto nella Germania dell 'Ottocento.
著者
後藤 真孝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.1, pp.12-22, 2001-01-01
被引用文献数
40

本論文では, 複数の楽器音が混在したモノラルの音楽音響信号に対して, メロディーとベースの音高(基本周波数)を推定する手法を提案する.従来の音高推定手法や音源分離手法は, たかだか三つの音の混合音しか扱うことができず, 市販のCDによるジャズやポピュラー音楽の音響信号には有効に機能しなかった.本手法は, 混合音下で安定に抽出できない基本周波数成分には依存せず, 意図的に制限した周波数帯域(メロディーは中高域, ベースは低域)にある高調波成分が支持する最も優勢な音高を求める.その際, 音源数を仮定せずにあらゆる音高の高調波構造が混在しているとみなして混合音をモデル化し, EM(Expectation-Maximization)アルゴリズムにより各高調波構造が相対的にどれくらい優勢かを推定する.更に, マルチエージェントモデルを導入し, 各エージェントが音高の時間的な軌跡を追跡することで, 最も優勢で安定な音高の軌跡を得ることができる.本手法に基づくシステムを実装して実験した結果, 市販のCDからサンプリングした実世界の音響信号に対し, メロディーとベースの音高をリアルタイムに推定できることを確認した.
著者
加藤 喜久 大鐘 武雄 小川 恭孝 伊藤 精彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B-II, 通信II-無線通信・無線応用 (ISSN:09151885)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.1-9, 1998-01-25
被引用文献数
19

低アンテナ高基地局, すなわち各アンテナ素子に生じるフェージングがそれぞれ無相関となる場合について, アダプティブアレーによる干渉除去特性を検討した。本論文では特にアンテナ本数, 干渉波数が多い場合について着目し, SINR特性, BER特性の評価を行った。SINR特性の検討により, 平均SNRが大きい場合には, ダイバーシチ利得がほとんど得られないのに対して, 平均SNRが小さい場合には, ダイバーシチ利得が大きくなることが明らかになった。BER特性においては, アンテナ本数が7本程度までは, ほぼアンテナ本数増加による利得のみとなった。しかし, 10本以上になると若干ながら余剰自由度によりダイバーシチ利得が得られることがわかった。フェージング変動(上り回線, 下り回線)による影響の検討では, 上り回線において, RLS法, SMI補間法では規格化ドップラー周波数が1×10<-4>以下では劣化が少なくほぼ追従できているという結果が得られた。下り回線においては, SMI1次外挿法, RLS1次外挿法, 双方とも規格化ドップラー周波数が1×10<-4>以下ではフロア誤りが1×10<-2>以下となり, ある程度適用可能であることがわかった。
著者
川崎 寿之 本田 勝巳 小山 明美
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.114-118, 2003-09-09

ISO9001の認証登録をしたけど効果が出ない, 形骸化しているという話を聞くことが多く, ISO9001の品質向上や組織のレベルアップに有効活用されていないケースがある。また, 形骸化を感じているが何から手をつけなければいけないかわからないという話もよく聞く。そこで, 効果と負荷(作業工数, 気持ち)を焦点とした「ISO適用アンケート」を考案した。このアンケートを使った現状分析により, 現在の運用において効果が出ている活動および形骸化や改善が必要な活動が明確になる。本報告では, 組織として効果的, 効率的な品質マネジメントシステム(QMS)の実現に向けて, 改善計画を立案するアプローチを述べる。
著者
BERNSTEIN L.
雑誌
Am. J. Bot.
巻号頁・発行日
vol.48, pp.909-918, 1961
被引用文献数
1 76
著者
山口 真美 加藤 隆 赤松 茂
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.79, no.2, pp.279-287, 1996-02-25
被引用文献数
54

本研究は, 顔の2次元的なパーツの配置情報が年令と性という次元に関してどの程度明確な指標となり, ヒ卜の感性的な評価を支持するものなのかを探索的に調べた分析を報告する. 分析の結果から, (1) 本研究で使用した顔の物理的情報から, 年令の分類がうまくなされること, (2) 性による顔の分類が顔の "部分的な特徴" によってなされるのに対し, 年令による顔の分類は顔の "全体的な特徴" によってなされる傾向が見られること, (3) 特に男性の顔に関しては男らしさといった感性的評価が年令の次元でなされること, 等が示唆された. これらの結果をもとに, 生物的な刺激に対する感性情報を "年令" と "性" の次元からとらえることについて議論を進めた.
著者
丸山 宏 諸橋 正幸 野美山 浩
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.213-214, 1994-09-20

我々が現在取り組んでいる電子図書館[1]を始め、パソコン通信、GoPher,World-Wide Webなど、電子ネットワーク上で情報を提供する手段がポピュラーになり、個人がアクセスできる情報の地平線が爆発的に広がりつつある。そんな中で、欲しい情報を的確にアクセスするには、WWWサーバーなど新たな情報の固まり(これを情報集合と呼ぶことにする)に出あった時に、その集合がどのような情報を含んでいるかを自分なりに理解しておくことが非常に重要になる。例えば、この電子図書館は近代日本文学の蔵書が豊富であるとか、このパソコンネットはパソコンの技術的な内容に非常に強いとか、ローカルな気象情報は、どのWWWサーバーが最も最新か、とか、質の高い論文のリストは、どこのftPサイトで見つかりやすいとか、エンターテイメントで人気の高いのは、どこのBBSであるか、などという自分なりの理解である。このような「情報のありかに関する知識」は、簡単に得られるものではなく、個人の経験から蓄積されたものの方が多いようである。このように、ある情報集合の内容に関して、自分なりのイメージを描くことを、我々は、"Information Outlining"と呼ぶことにする。本稿では、"Information Outlining"が電子図書館を始め将来の情報社会に於いて非常に重要な概念であることを指摘し、これを助けるためのコンピューターの仕組みを研究する必要性を議論する。また、その一つの方策として、検索中に、現在の検索条件に合致する文書数はいくつか、また、他の検索キーについて、その検索キーを追加すると該当文書はいくつに絞られるか、を常にユーザーに提示するアイデアについて述べる。
著者
篠崎 翼 阿部 匡伸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.66, pp.81-88, 1997-07-18
被引用文献数
5

我々は規則合成音声をインタフェースに利用して、システムを使う気になるとかシステムに親しみを持てる等といったユーザフレンドリーなシステムを実現したいと考えている。本稿では、ユーザの入力に対するシステムのリアクションを合成音声で出力し、1から3モーラ程度のリアクション音声の韻律とそれから受ける印象とを検討した。その結果、言葉による合成音声の印象の違いは小さく、韻律による合成音声の印象の違いが大きいことがわかった。また、韻律を適切に調整した合成音声を付加することにより意図した印象を規則合成音声に与えることができる見通しを得た。In this paper, we report a strategy that enhances user friendliness using synthesized speech. We investigate user's impression that is caused by a system response using synthesized speech. Experiments were performed using a kind of a question and answer system. In the experiments, a system asks questions by synthesized speech, human inputs an answer using a mouse device, then the system outputs one or two syllable synthesized speech. The experiment results shows prosodic parameters (fundamental frequency and duration) are important to represent impressions such as kindness, fun, confidence and so on. On the other hand, phonemes in the syllable have little influence to the impressions.
著者
徳永 信弘 篠原 央 大西 英胤 別所 隆 栗原 博明 森 光生 郭 宗宏 片田 夏也
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.24, no.11, pp.2824-2826, 1991-11-01
被引用文献数
16

異時性に両側発生した閉鎖孔ヘルニアの1例を経験したので報告する. 症例は85歳の女性で右大腿内側部痛を主訴に整形外科を受診したが腹部単純 X 線写真で鏡面像が認められ入院となった. 保存的治療にて改善傾向なく右 Howship-Romberg sign 陽性のため右閉鎖孔ヘルニア嵌頓の術前診断にて開腹された. 同症例は術後21週目に嘔吐と上腹部痛が出現し腸閉塞の診断で再入院となった. 入院後今度は左大腿内側部痛を訴え再開腹が施行され左閉鎖孔ヘルニア嵌頓と診断された. 閉鎖孔ヘルニアの異時性両側性発生の報告例は本例を含め4例で, いずれも術後6か月以内に対側の閉鎖孔ヘルニアを発症したと報告されている. 閉鎖孔ヘルニアの開腹手術の際には対側の閉鎖管を検索すること, およびその対処が必要であると思われる.
著者
深井 洋一 松澤 恒友
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.13-17, 2000-02-20
被引用文献数
6 1

長野県の糯米の主力品種である,もちひかりを対照に外国産もち米の加工特性値5項目,すなわち餅生地硬度,生地明度,タンパク質含量,糊化特性の糊化開始温度および最高粘度温度に餅生地硬度との間に相関関係を認めた総遊離アミノ酸含量を加えた7項目の測定値をZスコア化し,レーダーチャートにより視覚化して加工特性を評価した。その結果,米国産がもちひかりに近似し,次いで中国kさんが準じて,タイ酸は著しく異なる特性をそれぞれ示した。