著者
小久保 徳子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ネットビジネス (ISSN:13450328)
巻号頁・発行日
no.71, pp.138-142, 2001-03-25

「ゆびとま」。この日本最大のコミュニティーはボランティアから始まった。同じくボランティアから出発した米イーベイのような成功物語を描く事業の陰には、苦難の道を選んだ1人の女性の決断があった。(敬称略) 通称『ゆびとま』こと『この指とまれ!』は、ネットの中でも最も名前を知られているコミュニティーサイトだ。
著者
久保村 里正
出版者
岐阜市立女子短期大学
雑誌
岐阜市立女子短期大学研究紀要 (ISSN:09163174)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.223-238, 2002

On this paper , I tried to Study of the development of personal computer and the change of media design style.This paper is being written by the following sentence composition.PrologueI Diffusion of personal computer in Japan I-1 First term when a personal computer was developedI-2 Invention of GUI and developmentI-3 Popularize of personal computerII Personal computer and design II-1 Production of DESIGN WORK by personal computerII-2 Production of DESIGN WORK is changed from the specialtyII-3 MEDIA DESIGN EDUCATION for the general publicEpilogue
著者
小林 英男 川久保 隆
出版者
社団法人 日本金属学会
雑誌
日本金属学会会報 (ISSN:00214426)
巻号頁・発行日
vol.27, no.10, pp.757-765, 1988-10-20 (Released:2011-08-10)
参考文献数
34
被引用文献数
1 6
著者
藤原 正幸 久保 敏 山本 正昭
出版者
日本水産工学会
雑誌
水産工学 (ISSN:09167617)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.185-194, 1997-12-12
参考文献数
14

波浪エネルギーを利用して海水交換を行うために砂浜に造成されたヒラメ稚魚の中間育成池において、流動と水質の変動特性を明らかにする目的で現地観測を行った。測定項目は、流速、水温、塩分、溶存酸素(DO)で、さらに流動パターンを把握するため染料拡散実験を実施した。海水流入量は海水位と波高によって変動し、海水取入口から流入した海水は池内において循環流を形成して流出口に向かう。それゆえに水温とDOが最大値を示す時刻は場所によって異なることになる。DOに関しては海水取入口が閉じている状態では朝の6時に最低値の飽和度60%まで減少する。またDO収支から推定すると、池内におけるすべての消費過程を考慮したDO消費速度は0.162mg/l/hrとなった。そのうちの60%は水中懸濁物、20%はヒラメの呼吸によるもので、残りは底質による消費であった。塩分収支から推定した海岸地下水流入量は海水流入量と比較すると無視できる程度であった。
著者
高野 陽太郎 大久保 街亜 石川 淳 藤井 大毅
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.287-300, 2001-09-01 (Released:2008-10-03)
参考文献数
20
被引用文献数
2

This study compared Cosmides's (1989) social contract theory with Cheng & Holyoak's (1985) pragmatic reasoning schema theory as accounts of the thematic content effect in the Wason selection task. The former explains the effect in terms of an innate algorithm, whereas the latter explains it in terms of learned schemata. Cosmides prepared a “switched rule,” in which an antecedent and a consequent in the original conditional rule were interchanged so that the innate algorithm could not be applied while the pragmatic reasoning schema could. She found that the effect disappeared, and concluded that the effect is not produced by the pragmatic reasoning schema. However, the context attached to the switched rule revealed that this rule could hardly be interpreted as a permission rule, which could invoke a pragmatic reasoning schema. We made small modifications in Cosmides's switched rule and its context so that this rule could be interpreted as an obligation rule, which could also invoke a pragmatic reasoning schema. The cost-benefit relation in the context was held essentially unchanged so that the innate algorithm could not be applied. As a result, the thematic content effect appeared for the switched rule as well. This finding favors the pragmatic reasoning schema theory over the social contract theory, and thus largely reduces the plausibility of the hereditary account of reasoning ability. It was stressed that especially strong evidence is needed for hereditary accounts because they might well be utilized to justify social prejudice and discrimination.
著者
久保田 信
出版者
日本生物地理学会
雑誌
日本生物地理学会会報 = Bulletin of the Biogeographical Society of Japan (ISSN:00678716)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.203-205, 2014-12-20

Stranded tetraclitid shells were collected and their number was counted according to the species at Shirahama town, Wakayama Prefecure, Japan during the period between June 1 and August 4, 2014. Tetraclita japonica Pilsbry was abundant due to broken into four pieces, while shells of T. squamosa Bruguière hardly broken into pieces (the former is 118 times than the latter). However, shells of T. formosana Utinomi was not found.2014年6月1日から8月4日までの期間中、和歌山県白浜町に所在する京都大学瀬戸臨海実験所"北浜"で、クロフジツボ類の打上について調査した。その結果、クロフジツボは殻が4断片に割れたものが多かったが、ミナミクロフジツボではそれが極めて少なかった(前者は後者の118倍)。また、クロフジツボでは穿孔されて食害を受けている殻も見られた。しかし、タイワンクロフジツボの殻は全く見つからなかった。
著者
久保 昇三 秋元 博路 バットフレル ゴンボドルジ 間部 賢一
出版者
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
雑誌
理論応用力学講演会 講演論文集 第53回理論応用力学講演会 講演論文集
巻号頁・発行日
pp.3, 2004 (Released:2004-03-25)

世界の陸地の1/5の面積を占める乾燥地帯においては,巨大なインフラストラクチャーを伴う交通の近代化は低い人口密度のために極めて困難である。飛行機も一般の人々の使用には高価過ぎる。したがって,新しい交通機関が必要となる。表面効果翼機は乾燥地帯で使用するのに好都合な特性を持っている。著者達はモンゴル草原でWIGを使用する研究を行っている。この現段階での研究成果を報告する。
著者
川久保 善智 澤田 純明 百々 幸雄
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
Anthropological science. Japanese series : journal of the Anthropological Society of Nippon : 人類學雜誌 (ISSN:13443992)
巻号頁・発行日
vol.117, no.2, pp.65-87, 2009-12-01
参考文献数
70
被引用文献数
3 3

南東北(宮城・福島・山形)由来の古墳時代人・古代人と北東北(青森・岩手・秋田)由来の江戸時代人の頭蓋について,計測的分析と形態小変異の分析を行い,これら東北地方の古人骨に,縄文人やアイヌの形態的特徴が,どの程度遺残しているかを調べた。比較資料として,東日本縄文人,北海道アイヌ,関東の古墳時代人と江戸時代人,それに北部九州の古墳時代人と江戸時代人の頭蓋を用いた。計測的分析では,顔面平坦度計測を含めた18項目の頭蓋計測値を用い,マハラノビスの距離(D<sup>2</sup>)にもとづいた分析と線形判別分析を試みた。頭蓋形態小変異については,観察者間誤差が少なく,日本列島集団の類別に有効であることが知られている6項目に絞って,スミスの距離(MMD)にもとづく分析を行った。D<sup>2</sup>でもMMDでも,縄文人に最も近いのは北海道アイヌであったが,東北地方の古墳時代人(計測的分析では古代人も含む)がこれに次いでおり,古墳時代でも江戸時代でも,九州→関東→東北→北海道アイヌまたは東日本縄文人という,明瞭な地理的勾配が観察された。同様の地理的勾配は,判別分析においても確かめられた。このような地理的勾配から判断すると,今回研究の対象にすることができなかった北東北の古墳時代人は,南東北の古墳時代人よりも,さらに縄文・アイヌ群に近接するであろうと推測された。もし彼らが古代の文献に出てくる蝦夷(エミシ)に相当する人々であったとしても,東北地方の古代日本人(和人)と縄文・アイヌ集団の身体的特徴の違いは連続的であったと思われるので,古代蝦夷がアイヌであるか日本人であるかという"蝦夷の人種論争"は,あまり意味がある議論とは思われなかった。<br>
著者
宮崎 哲哉 松井 知之 東 善一 平本 真知子 瀬尾 和弥 森原 徹 堀井 基行 久保 俊一
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.42 Suppl. No.2 (第50回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.1365, 2015 (Released:2015-04-30)

【はじめに】体幹深層筋である腹横筋は,脊柱の安定性向上,腰痛予防や立位バランス向上などにおいて重要である。Richardson(2002)は,腹横筋による胸腰筋膜の緊張と腹腔内圧の増加が脊柱の安定性に寄与すると報告している。また,太田(2012)は慢性腰痛者に対する体幹深層筋トレーニングで疼痛が有意に軽減したとし,種本(2011)は体幹深層筋への運動介入で重心動揺が安定したと報告している。しかし,腹横筋のみを意識的に収縮させる選択的収縮の獲得は時間を要し,指導も困難である(村上2010)。今回,われわれはテーピングを腹横筋の走行に沿って貼付することで無意識的に腹横筋の収縮を誘導する方法を考案し,テーピングが腹筋群に及ぼす影響について検討した。【方法】対象は,健常男性20名(平均年齢:17.9±2.2歳,平均身長:175.49±6.48cm,平均体重:72.15±10.06kg)とした。超音波画像診断装置(日立メディコ:MyLab Five 10MHz)を使用し,外腹斜筋,内腹斜筋,腹横筋の筋厚をテーピングなし,プラセボテーピング,腹部賦活テーピング(abdominal musculature activation taping:AMAT)の3条件において0.1mm単位で測定した。測定中は通常呼吸を行わせ,呼気終末の筋厚を測定した。テーピングはキネシオオロジーテープ50mm(ニチバン株式会社)を使用し,1.4倍の長さまで伸張し貼付した。測定部位は,過去の報告に従い左側前腋窩線上の第11肋骨と腸骨稜との中央部より下部で,筋厚が最も明瞭に描写できる位置とした(犬飼2013)。プラセボテーピングは,臍部から3横指遠位を開始位置とし,腹直筋の走行に沿って剣状突起レベルの高さまで左右1枚ずつ貼付した。AMATは,臍部から3横指遠位を開始位置とし,第11肋骨下端を通り背側上方に押し上げるよう左右2枚ずつ半円状に貼付した。測定肢位は安静立位とし,貼付したテーピングに抵抗しないように指示した。なお,筋厚測定およびテーピング貼付は検者間誤差をなくすため,すべて同一検者で行った。統計は,各測定値の被験者内比較には繰り返しのある一元配置分散分析を行い,主効果が有意である場合にはTurkey-Kramer法の多重比較検定を行った。【結果】外腹斜筋の筋厚は,テーピングなし10.64±2.51mm,プラセボテーピング10.73±2.44mm,AMAT 12.36±2.36mmであり,3条件で一元配置分散分析を行った結果,有意な主効果を認めなかった。内腹斜筋の筋厚は,テーピングなし18.00±3.82mm,プラセボテーピング18.00±3.16mm,AMAT 17.70±4.07mmであり,有意な主効果を認めなかった。腹横筋の筋厚は,テーピングなし6.21±1.21mm,プラセボテーピング5.93±0.86mm,AMAT 8.02±1.53mmであり,有意な主効果を認め,テーピングなし,プラセボテーピングに比べAMATが有意に高値を示した(p<0.05)。【考察】有意な主効果を認めたのは腹横筋のみで,テーピングなし,プラセボテーピングと比較してAMATで筋厚が増加した。Urquhart(2005)は体幹深層筋トレーニングのドローインによる外腹斜筋,内腹斜筋,腹横筋の筋厚変化を検討し,腹横筋の筋厚のみ有意に増加すると報告した。腹横筋の収縮を得るためには,表層の腹筋群が活動しないことが重要であると考えた。今回,AMATでは貼付したテーピングに抵抗しないように指示したことで,無意識的にドローイン状態を維持し,腹横筋の選択的収縮を促すことが可能であると考える。体幹トレーニングを行う上で,初期段階は,腹横筋の選択的収縮(小泉2009,村上2010)を行わせ,最終段階では,無意識下での腹横筋収縮活動の獲得が重要である。AMATは腹横筋の選択的収縮が可能,かつ無意識下で収縮を獲得できる方法であり,体幹トレーニングにおいて有効な方法と考えた。【理学療法学研究としての意義】腹横筋は,脊柱の安定性向上,腰痛予防や立位バランス改善などにおいて重要である。体幹深層筋トレーニングとして代表的なドローインでは,意識的に腹横筋を収縮させるのに時間を要す。しかし,AMATは対象者にテーピングを貼付することで,無意識的な腹横筋の収縮が可能である。評価においては,理学療法士が短時間,かつ,意図的に腹横筋を収縮させることができるため,貼付前後の疼痛,動作機能の変化をとらえ,問題点の抽出に有用であると考える。治療においては,AMATを貼付した状態で日常生活が可能なため,腰痛や動作機能を改善できる可能性がある。また,持続的に腹横筋を収縮させることが可能であり,学習効果を得られると考える。
著者
北濱 睦夫 山口 英夫 硲 文雄 大久保 康人
出版者
一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
雑誌
日本輸血学会雑誌 (ISSN:05461448)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.81-91, 1966 (Released:2010-03-12)
参考文献数
37

A 38-year-old healthy Japanese woman Mrs. N. has as much B and H substances in her saliva as have normal B individuals, but the B antigen in her red cells is very weak and H is undetectable.Her serum contains weak anti-H. It was considered that Mrs. N. 's blood might be called Bh at the phenotypical level; the suffix “h” is intended to indicate a phenotype lacking the H substance.
著者
内田 智也 大久保 吏司 古川 裕之 松本 晋太朗 小松 稔 野田 優希 石田 美弥 佃 美智留 土定 寛幸 藤田 健司
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.11373, (Released:2018-01-24)
参考文献数
22

【目的】投球中の肩関節ストレスの軽減には,良好な下肢関節動作が重要となる。そこで,本研究はFoot Contact(以下,FC)以降のステップ脚膝・股関節の力学的仕事量と肩関節トルクの関係について検討した。【方法】中学生の投手31 名の投球動作解析で求められた肩関節内旋トルクについて,その平均から1/2SD を超えて低い群(以下,LG)10 名と1/2 を超えて高い群(HG)10 名の2 群に分け,ステップ脚膝・股関節の力学的仕事量(正・負仕事)を群間比較した。【結果】FC から肩関節最大外旋位(MER)におけるLG の膝関節屈曲-伸展の負仕事量が有意に低値を示した。【結論】ステップ脚膝関節伸展筋力は良好な投球動作獲得に寄与し,FC 以降の膝関節の固定および下肢関節からの力学的エネルギーを向上させることは肩関節ストレスを軽減させると考えられた。

1 0 0 0 OA 画法大意

著者
久保田米僊 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1892
著者
鶴田 康生 大久保 利長 小見山 登 吉田 募 上田 智 小泉 光恵
出版者
The Clay Science Society of Japan
雑誌
粘土科学 (ISSN:04706455)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.153-159, 1981-12-25 (Released:2011-09-20)
参考文献数
5

The softening effect of bentonite to cotton fabric was studied in relation to the cation exchange capacity and other characteristics.It could not decide any appreciable corelations between the softening effect andthe ation exchange capacity, speciific surface area, apparent viscocity and the composition of exchangeable cations. Cristobalite associated montmorillonites were adsorbed on to cotton fabric intensifying the softness to the touch.
著者
久保田 健稔 足立 忠文 山﨑 勝己 小川 倫子 濱田 傑
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.236-240, 2009-05-20 (Released:2012-08-28)
参考文献数
21
被引用文献数
2

We report a rare case of rhinogenous optic neuritis(RON)that was induced by odontogenic maxillarysinusitis in a 34-year-old woman. The patient was referred to our hospital because of visual disturbance of the left eye, gradually developing over the course of 1 month. On presentation to the Department of Ophthalmology, the corrected visual acuity and central critical flicker frequency of the affected left eye was 1.0 and 24Hz, respectively (1.2 and 45 Hz for the right eye). The left eye also showed paracentral scotoma. Computed tomography and magnetic resonance imaging revealed left sphenoid and maxillary sinus opacification, which indicated thickening of these sinus membranes. For a clinical diagnosis of RON in the left eye, a otolaryngologist performed endonasalsphenoid and maxillary sinusotomy under general anesthesia. After sinusotomy the patient came to our department for further evaluation. A panoramic radiograph showed projection of root canal filling material to the left maxillary sinus from the apex of the left maxillary second premolar. We extracted this tooth and the projecting material. Visual symptoms completely resolved 3 months after diagnosis by collaboration among the patient’s ophthalmologist, otolaryngologist, and oral and maxillofacial surgeon.
著者
加藤 基浩 丹羽 一与 天野 潤 早川 直彦 神山 博 大久保 一三 岡崎 彬
出版者
The Japanese Society for the Study of Xenobiotics
雑誌
薬物動態 (ISSN:09161139)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.481-492, 1993-09-10 (Released:2007-03-29)
参考文献数
17
被引用文献数
1

We studied the absorption, distribution, excretion and metabolism of 125I-EPOCH after single subcutaneous administration to rats. 1. The levels of immunoreactive rad ioactivity reached the maximum at 8 to 12 hours after dosing and declined monoexponentially with a half-life ranging from 5.77 to 7.47 hours at the doses of 0.5, 1, 5 and 25μg/kg. The MRT of immunoreactive radioactivity after sc dosing ranged from 13.83 to 17.01 hours at any dose levels. F value (AUCsc/AUCiv), which ranged from 0.31 to 0.48, tend to increase in proportion to the administered dose. 2. Most of tissues showed the highest level of total radioactivity at 10 hour after dosing. The level of radioactivity in tissues were lower, than that of serum, except the thyroid gland whose level was the highest. They declined parallel with disappearence of the radioactivity in serum. The level of radioactivity in brain was extremely low. The elimination half-life of radioactivity from the injection site was calculated to be 9h and 1.97% of the dose still remained there at 48 hour. 3. Until 96h after sc administration of 125I-EPOCH at the dose of 1μg/kg, urinary excretions of total, the TCA-precipitable and the immunoreactive radioactivity were 75.89%, 0.35%, 0.05%, respectively. Fecal excretion of total radioactivity was 2.97%, until 96h after dosing. 4. Gel filtration of the plasma showed that the radioactivity of low molecular weight was iodo ion, and that related to radioactivity of high molecular weight appeared mainly as an unchanged 125I-EPOCH.
著者
加藤 基浩 丹羽 一与 天野 潤 早川 直彦 神山 博 大久保 一三 岡崎 彬
出版者
日本薬物動態学会
雑誌
薬物動態 (ISSN:09161139)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.493-503, 1993

We studied the absorption, distribution and excretion of radioactivity after 4 times multiple subcutaneous administrations of <SUP>125</SUP>I-EPOCH at an interval of 48 hours.<BR> 1. Plasma levels of immunoreactive radioactivity at 10h and 48h following each multiple administration did not change during the experimental period. There were no pronounced differences in pharmacokinetics between first and fourth administration.<BR> 2. The levels of radioactivity in spleen and bone marrow after multiple administration were slightly higher than those after administration of a single dose. Those in other tissues except thyroid gland, were similar to those after administration of a single dose. The remained radioactivity in the injection site at 10h after multiple administration was 33.65%, which was similar to that of single administration.<BR> 3. Until 96h after final administration of <SUP>125</SUP>I-EPOCH, urinary excretions of total. the TCA-precipitable and the immunoreactive radioactivity were 76.43%, 0.97%, 0.49%, respectively. Fecal excretion of total radioactivity was 3.83%, until 96h after final administration.
著者
伊藤 俊一 世古 俊明 田中 智理 久保田 健太 富永 尋美 田中 昌史 信太 雅洋 小俣 純一
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.41 Suppl. No.2 (第49回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.0326, 2014 (Released:2014-05-09)

【はじめに,目的】筋ストレッチングは,疼痛改善や関節可動域改善のための治療法の一つとして臨床で多用されている。その実施に関しては,静的ストレッチング(static stretching:以下,SS)と動的ストレッチング(dynamic stretching:以下,DS)が一般的である。SSは,目的とする筋群を反動動作なしにゆっくりと伸張を数秒から数十秒間保持する方法であり,SSは筋や腱の損傷の危険性が低く安全に実施することが可能とされている。近年では,近赤外線分光法(Nuclear Information and Resource Service:以下,NIRS)を用いた動物実験での筋血液動態の検討結果として,DSではSSに比べて筋収縮による血液循環の改善が認められるとされているが,ヒトにおける詳細な検討はない。また,ヒトを対象とした研究では,ストレッチング前後の関節可動域やパフォーマンスの比較は多数みられるが,血液変化での検討はほとんどない。本研究の目的は,ストレッチング法の違いがヒトでの筋血液量に与える影響を検討することである。【方法】対象は健常成人女性20人(21.7±0.7歳)とし,内科および整形外科的疾患を原因とする肩こりを有し薬物を使用している者や通院している者は除外した。また,対象のBMIは22.4±0.8であった。方法は,各被験者の利き手側を対象として,僧帽筋上部線維に対して頚部側屈他動的伸展によるSSとDSを24時間以上の間隔を空けてそれぞれ施行した。SSはストレッチ持続時間を30秒間×3セットとし,セット間は10秒間の安静とした。DSは5秒間の筋収縮後25秒間の安静を1セットとして3セット施行した。また,各ストレッチングの施行順序は無作為とした。筋血液量の変化は,ストレッチング介入前後での酸素化ヘモグロビン(oxy-Hb),脱酸素化ヘモグロビン(deoxy-Hb)をDyna Sence社製NIRSを用いて測定した。NIRSのデータの測定間隔は1秒とし,僧帽筋上部線維(第7頸椎棘突起と肩峰を結ぶ線上で,第7棘突起から3横指外側)に筋線維の走行と平行にプローブを貼付した。さらに,頚部側屈角度は酒井医療社製REVOによりストレッチング施行側の最大側屈角度を測定した。関節可動域の測定方法は,日本整形外科学会の測定方法に準じた。筋硬度の測定箇所は,イリスコ社製筋硬度計PEK-1を用いてNIRSのプローブ貼付部位と同一箇所とした。被験者は,いずれの条件下でも15分以上安静を保った後に測定を開始した。頚部側屈角度と筋硬度の測定は椅座位とし,筋ストレッチング実施前と実施後の2回の測定を行った。統計的解析には,Mann WhitneyのU検定とWilcoxonの順位和検定を用い,関節可動域および筋硬度には対応のあるt-検定を有意水準は5%未満として検討した。【倫理的配慮,説明と同意】本研究は,福島県立医科大学会津医療センター倫理委員会の承認を得て,全対象者に書面により本研究の趣旨を説明し,同意書を得て実施した(承認番号24-21)。【結果】Oxy-Hb変化量(安静時値とストレッチング後の値との差)は,DSではSSと比較して有意な増加を認めた(p<0.01)。しかし,deoxy-Hbの変化および頚部側屈可動域,筋硬度には有意な差を認めなかった。【考察】NIRSの測定値に影響を与える因子として,被検者の皮下脂肪圧が挙げられている。先行研究では,BMI20-24の被験者では皮下脂肪厚が影響されないとされており,本研究の対象はすべてBMI20-24の範囲内であったことから,測定値に皮下脂肪厚の影響はないと考えられた。また,光岡らによるNIRSを用いた運動前後の筋内酸素動態の検討結果では,動脈血内においてはoxy-Hb量・deoxy-Hb量は両者ともに変化するが,静脈血内においてはoxy-Hb量は変化するがdeoxy-Hb量は変化しない,あるいは減少傾向を示すと報告されている。今回の結果,DSでは随意的な筋活動により,筋の収縮-弛緩による静脈還流を高めるミルキング作用が働き,DSではSSに比べ有意にoxy-Hb量を増加させた理由と考えられた。しかし,本研究により頚部側屈可動域,筋硬度には有意な差を示さなかったことは,今回の対象を健常成人女性としたためと考えられ,肩こりや頚部痛を有する対象者で再検討する必要がある。またさらに,本研究の対象者は20歳代の成人女性だけであるため,今後高齢者での加齢変化や性差の影響なども検討していく必要があると考える。【理学療法学研究としての意義】従来から,疼痛の原因の一つとして筋の血行障害が挙げられている。これまでのヒトを対象としたストレッチングの検討結果は,ストレッチング施行前後の可動域,筋出力,パフォーマンスでの比較であり,筋血液動態での検討は少ない。本研究結果は,今後臨床において血行障害改善のためのストレッチングの選択や適応を検討するに際に有用になると考えられる。
著者
保田 奈緒美 下坂 浩則 大久保 滋夫 池田 均 矢冨 裕
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.727-736, 2015-11-25 (Released:2016-01-10)
参考文献数
15

特異的IgE抗体測定試薬「アラスタット3gAllergy」の基本性能と有用性を評価した。同時,日差再現性は良好であり,最小検出感度も0.048~0.061 IUA/mLと良好であった。希釈直線性は低濃度から高濃度域まで良好な直線性が得られた。さらに,28種のアレルゲン特異的IgE抗体についてイムノキャップとのデータ比較検討を行ったところ,2法の相関性は全てにおいてスピアマン順位相関係数0.7以上と高い相関性が認められたが,ネコ上皮・皮屑,アスペルギルスおよび卵白でアラスタット3gが高値傾向となり,イヌ皮屑,小麦およびピーナツでイムノキャップが高値傾向となるなど,アレルゲンによる測定値の特徴が認められた。