著者
谷島 正信 黒田 知紀 島田 政明 中尾 正博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.135, pp.123-128, 2010-07-14
参考文献数
3

アクティブフェイズドアレーアンテナは,ビーム指向方向を電子制御可能であり,また,多地点間通信が可能なビームホッピングアンテナとして注目を浴びている.2008年2月に打上げられた「きずな」(WINDS)にKa帯APAAとして搭載され,高速衛星通信実験に供されており,実験成果も着実に出てきている.本論文では,WINDS APAAの構成,機能性能と,これまでの通信実験結果を述べる.
著者
島田 将喜
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第51回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.F03, 2017 (Released:2017-05-26)

ヤンバルクイナは、やんばる地方のみに生息する無飛翔性鳥類である。琉球人の共存の歴史は長いが、民間伝承の中にクイナは明示的に登場しない。クイナは赤い嘴と足で忙しく地上を走り回り、道具を用いて大型のカタツムリを食べる。沖縄のキジムナーのもつ特徴は、クイナのもつ形態・行動的特徴と類似している。鳥と人間との境界的特徴が、現実世界と異世界の境界的存在としての妖怪のモチーフとなったとする仮説について検討する。
著者
高橋 良尭 山口 耕太郎 笹岡 孝司 濱中 晃弘 島田 英樹 一ノ瀬 政友 久保田 士郎 佐分利 禎
出版者
一般社団法人 資源・素材学会
雑誌
Journal of MMIJ (ISSN:18816118)
巻号頁・発行日
vol.135, no.10, pp.94-100, 2019-10-31 (Released:2019-10-31)
参考文献数
19

Rock blasting is one of the most common techniques for rock breakage in the open-pit mining excavation. On the other hand, the application of the technique has been restricted by law since it may cause a serious impact on surrounding environment, such as flyrock, ground vibration and noise. According to the statistics, more than 70% of accidents relating to the usage of explosives is flyrock. This accident may cause serious damage to buildings, human beings, and objects in the surrounding area. However, a detailed guideline for prevention of flyrock has not been developed yet. From these points of views, a series of field experiments was conducted and initial velocity and flying direction of fragmented rock were discussed by considering blasting standard and rock mass conditions such as strength, fractures/cracks and joints. The result shows that powder factor and burden have strong influence on the initial velocity of fragmented rock. Not only blasting designs but also rock mass conditions, cracks/joints strongly effect on the initial velocity. In addition, it was also made clear that the existence of fractures/cracks/joints in the blasting face have an obvious impact on the direction of fragmented rock.
著者
古本 啓志郎 穗刈 治英 島田 正沼
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.367, pp.101-106, 2011-01-13
参考文献数
14

2チャネルステレオ再生信号をイヤホン受聴で再生した頭外音像定位の有効性を確かめるため,開口角及び帯域幅をパラメータとした時のスピーカ受聴とイヤホン受聴の水平・鉛直方向の音像定位精度の有意差検定を行った.その結果,有意差が無かったことより,スピーカ受聴とイヤホン受聴は同等であることが明らかになった.
著者
鈴本 正樹 島田 純 山中 昇
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.523-528, 2006 (Released:2006-12-15)
参考文献数
18

近年の薬剤耐性菌の急増に伴い, 従来まで経口抗菌薬により良好な経過をとっていた急性中耳炎や副鼻腔炎の難治化が臨床上の大きな問題となっている. 薬物移行が不良である中耳腔および副鼻腔における感染症に対しては, 抗菌薬の持つ殺菌作用のみでなく, 有効な抗菌薬濃度を感染局所へ到達させるdrug delivery system (DDS) の利用が鍵となる.チンチラ実験的中耳炎モデルを用い, 徐放抗菌薬製剤による治療効果についての比較検討を行った結果, 徐放抗菌薬製剤は全身投与あるいは局所点耳投与に比較して高い除菌効果を示した. 徐放製剤を用いた局所抗菌薬治療は, 感染局所へ高濃度の抗菌薬を長期間作用させることができ, 薬剤耐性菌が急増する現状においても有効な治療法の一つとなるものと期待される.
著者
森本 浩之 水谷 陽子 浅井 友詞 島田 隆明 水谷 武彦
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.34 Suppl. No.2 (第42回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.B0110, 2007 (Released:2007-05-09)

【はじめに】人間のバランスは視覚、前庭覚、体性感覚の情報を入力し、中枢で処理した後、運動神経を介して出力している。その中でも視覚情報は重要な役割を果たしており、全感覚の約60%を占める。動作の中で頭部や眼球が動き、網膜の中心の像が2~4°ずれると見えにくくなる。そのため、vestibuloocular reflex:VORとcervicoocular reflex:CORの働きで、視覚情報を補正している。また眼球追視(smooth pursuit:SP)も複雑な脳での処理システムにより調節している。今回、立位バランスにおける頭部・眼球運動に着目し、重心動揺計を用いて視覚情報の刺激(SP)や、VOR・CORの影響について検討したので報告する。【方法】対象は、同意を得た20歳~34歳(平均:23.4歳)の健常な男女10人。重心の測定は、Neurocom社製BALANCE MASTERにより立位時の重心を評価した。被検者はバランスマスター上に立ち、眼から70cm前方に視標追視装置を設置し固視点を映し出した。負荷方法は1)固視2)追視運動(SP)3)固視したままの頚部の左右回旋(VOR・COR)の3条件にて行った。さらにバランスマスター上にFORMを置き、同様の3条件の計測を行い、各条件間の総軌跡長を比較した。また、計測環境は、その他の外乱刺激が入らないよう暗室で行い、頚部回旋はメトロノームを用いて1秒間に1動作の設定とし、頚部の回旋範囲は60°に設定した。各設定時間は10秒間とした。【結果】FORMなしの立位時での重心の総軌跡長は、5.85±2.06cm、追視運動時の重心の総軌跡長は、5.38±2.67cm、頚部回旋時の重心の総軌跡長は、5.42±2.01cmであった。また各条件間に有意差はなかった。FORMありの立位時での重心の総軌跡長は、18.10±3.08cm、追視運動時の重心の総軌跡長は、17.77±4.81cm、頚部回旋時の重心の総軌跡長は、15.18±3.44cmであった。SP群とVOR・COR群のみ有意差が認められた。また、FORMの有無での各条件間に有意差を認めた。【考察】FORMの使用で体制感覚入力の抑制を行った事により、体制感覚が立位バランスに大きな影響を与えていることが示唆された。また、体制感覚の抑制で、立位保持とVOR・COR群に有意差がなかったことから、視覚情報と前庭器官のみでも立位バランスを保持することが可能であると考えられる。しかし、VOR・COR群と SP群に有意差があったことから、視覚情報の混乱と体性感覚の抑制により動揺が大きくなったと考えられる。これは、日常生活において、突然の視覚情報の変化、例えば振り向き動作時の風景の変化に視覚情報が対応しきれずにバランスを崩す可能性があると考えられる。
著者
島田 沙織 石田 一晃 石田 亘
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 2019年度大会(一社)日本調理科学
巻号頁・発行日
pp.39, 2019 (Released:2019-08-26)

【目的】近年,自然解凍冷凍食品の需要が高まっている。しかし,根菜類は凍結すると解凍時に離水を伴って食感が軟化,スポンジ化し品質が悪くなる。これは凍結により生成した氷結晶が成長し,組織を損傷することが原因だと知られている。我々は,これまでに液体窒素凍結が根菜の離水抑制や自然解凍後の食感の維持に効果があることを報告した。本研究では冷凍根菜の品質向上を目的に,液体窒素凍結より簡便なブライン凍結の有用性について検討した。【方法】根菜類(ニンジン,ゴボウ,ダイコン,ジャガイモ)を用いて凍結速度による品質の違いを評価した。各食材を一辺30mmの立方体形にし,喫食可能な硬さになるまでボイルした。放冷した食材をエアブラスト凍結(-40℃),ブライン凍結(-10,-20,-30℃)液体窒素凍結(-196℃)し,0〜-10℃に達する時間を測定した。10℃に設定した恒温機でサンプルの解凍を行い,食味,ドリップ量,破断強度を未凍結品と比較した。【結果および考察】ニンジンの凍結時間は,エアブラスト凍結では17分,ブライン凍結(-30℃)では3分であり,ブライン凍結の方がより凍結速度が速かった。しかし,ドリップ量,破断強度に差はみられなかった。食味においても差はなく,未凍結品と比較して食感の軟化とスポンジ化がみられた。凍結時間が数秒である液体窒素凍結では,食味,ドリップ量,破断強度ともに未凍結品に近い品質が維持された。自然解凍後の根菜類の品質向上のためにはブライン凍結以上の凍結速度が必要であると考えられた。
著者
松田 俊寛 吉田 正尭 穗刈 治英 島田 正治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.92, no.11, pp.921-924, 2009-11-01
参考文献数
3

耳栓型,イントラコンカ型,耳覆い型の代表的な3種類のイヤホンの体温によるインピーダンス特性と外耳道伝達関数(ECTF)の周波数振幅特性の変動について検討した.その結果,インピーダンスの上昇率は3%以内であり,ECTFのSD(スペクトルひずみ)値は2.0dB以下であった.そして,このSD値と先行研究の結果を比較し,本測定で得られた装着時のECTF変動による水平面の頭外音像定位の精度に与える影響を考察した.
著者
関矢 信康 笠原 裕司 地野 充時 並木 隆雄 平崎 能郎 来村 昌紀 小川 恵子 橋本 すみれ 奥見 裕邦 木俣 有美子 島田 博文 寺澤 捷年
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.465-469, 2009 (Released:2010-01-13)
参考文献数
18
被引用文献数
1

桂枝加苓朮附湯は『方機』を出典とし,神経痛や関節痛を目標に使用されてきた。今回,我々はクローン病,子宮内膜症,直腸癌術後,急性胃腸炎,メニエル病に対して本方を投与し,奏効した諸例を経験した。本方を処方する際には『皇漢医学』に記載されているように桂枝加芍薬湯と真武湯あるいは苓桂朮甘湯の方意を持つことを念頭に置くことが重要であり,様々な疾患に対して応用が可能であると考えられた。
著者
山田 政寛 岡本 剛 島田 敬士 木村 拓也 大久保 文哉 小島 健太郎 緒方 広明
出版者
九州大学基幹教育院
雑誌
基幹教育紀要 = Bulletin of kikan education (ISSN:21892571)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.61-72, 2016

Higher educational organizations are required to improve educational quality recently in order to faster active life-long learners, and take several educational methods for that purpose such as the establishment of learning support out of class settings for active learning. Portfolio, in particular, e-portfolio is one of the helpful tools to promote the reflecting and planning of learner's learning outcome, which play an important role in the promotion of active learning. £-portfolio allows learner to store, manage, access, and maintain their learning outcome using electric devices, on the other hand, it has the functional limitations such as handwriting and annotations. However, the difference of learner's perceived effects on their learning is under the discussion, due to the lack of the findings about comparative research between e-portfolio types. This research aims to investigate the differences of the learner's perceived effects on their learning with between paper-based and e-portfolios. The findings reveal that paper-based portfolio was more effective than e-portfolio, in terms of the instructor's presence and the perceived ease of the access to the feedback from instructors. The perceived effects of e-portfolio in terms of the management and access ware superior to that of paper-based portfolio.
著者
赤井 直紀 Sam Ann Rahok 片寄 浩平 島田 遼 井上 一道 尾崎 功一
出版者
一般社団法人 日本ロボット学会
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.395-402, 2014 (Released:2014-06-15)
参考文献数
11
被引用文献数
2 5

In practical use of automatic guided vehicles, magnetic markers are widely used. However, an approach of which pattern of magnetic intensity in usual environment is defined as landmarks is not investigated. This reason is that it is difficult to be known environmental magnetic field since magnetic intensity is invisible. This paper shows investigation of environmental magnetic field in actual environment and describes implementation of the magnetic based navigation, magnetic navigation method. As the magnetic investigation, magnetic intensity of the mounted devices in a mobile robot was measured, and condition of efficient layout of the devices was obtained. By the measurement of environmental magnetic field in mentioned condition, pattern of magnetic intensity that is suitable as a landmark is shown in this paper. The mobile robot records magnetic intensity on its travel path as magnetic map, and achieves stable navigation based on the magnetic map. In this paper, performance of the magnetic navigation method is shown by an experiment.
著者
島田 敏實 竹越 忠美
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.29, no.12, pp.945-952, 1992-12-25 (Released:2009-11-24)
参考文献数
10

老齢者の糞便貯留と体温との関係を明らかにする. 対象は65歳以上の入院患者34人 (男11人, 66歳から82歳, 平均70.3歳. 女23人, 65歳から84歳, 平均72.1歳. 全平均71.5歳) で毎日1回以上排便のある患者 (NCP) であるか3日間以上排便のない患者 (CP) である. CPにおいては排便前排便日を含んだ2日間における最低体温, 最高体温, および排便後排便日を含んだ2日間における最低体温の計3つの測定値を得た. NCPにおいては毎日排便があるので無作為に3日間を取出しその第1日の最低体温, 第2日の最高体温, 第3日の最低体温の計3つの測定値を得た. CPで排便前には28人中6人(21.4%) が37.3℃以上であった. NCPでは排便前の最高体温が平均36.39℃, 排便後の最低体温は平均36.0℃で, 排便前後の体温差は0.39℃であるが, CPでは排便前最高体温が37.03℃, 排便後最低体温が36.1℃で前後で体温の低下が0.93℃に及び差は0.54℃であった (F検定, p<0.001). 男女間ではNCPで差を認めず体温の変化は0.39℃に止まり, CPでは男女とも体温変化が強く女性が0.85℃男性が1.02℃であった (p<0.05). 緩下剤服用者の方が変化度が小さかった. 脳梗塞, 脳溢血や老人性痴呆をもつ患者ともたない患者とを比較してみると, NCPではその他の疾患と比較し差を認めなかったがCPでは中枢神経障害者で体温変化が大きかった(p<0.05). 糖尿病患者は非糖尿病患者に比しこの体温変動は有意差を示さなかった. NCPの年齢別にみた排便前後の体温の変化は加齢とともに大きくCPにおいては各年代とも体温変動が大きかった. 排便前後の白血球数は低下, 血沈が高進, CRPは変化せず体温は低下しエンドトキシンは減少又は不変であった. NCPの高齢者は糞便貯留により体温が上昇しやすいが糞便が貯留し便秘となると老齢者では年齢にかかわらず体温が排便後と比較し平均0.93℃上昇することが判明した.
著者
吉川 枝里 宮原 詞子 成瀬 妙子 島田 和典 東 史啓 原 啓高 猪子 英俊
出版者
日本組織適合性学会
雑誌
日本組織適合性学会誌 (ISSN:21869995)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.21-31, 2003 (Released:2017-03-30)
参考文献数
4
被引用文献数
2 2

蛍光ビーズを用いたLuminex法は, 簡便, 正確かつ短時間で多検体処理が可能(high-throughput)な新しい遺伝子多型判別法である. このLuminex法を用いて, HLA-A, HLA-BおよびHLA-DRB1遺伝子に関して, 日本人を対象とする4桁DNAタイピングを検討した. HLA-Aで33種類, HLA-Bで46種類, HLA-DRB1で44種類のプローブを1ウェルに混合し, 日本人集団で遺伝子頻度が0. 1%以上みられる対立遺伝子(allele)が4桁レベルで判別可能な方法を構築した. 遺伝子型が既知の138検体で検討した結果, HLA-AとHLA-Bで各々1検体, 増幅不良による判定不能があったもの以外は4桁の判定が可能であった. 本法は, HLA-AとHLA-Bについて1ウェル, HLA-DRB1について1ウェルの, 計2ウェルでタイピングが可能な, 迅速な方法であり, 計47検体について約5時間でHLA-A, -Bおよび-DRB1遺伝子の4桁レベルのタイピングが1名の検査員で行える. 特に, 大量検体を短時間で行うHLA検査方法として有用であると考えられる.
著者
有馬 理仁 林 磊 福井 正博 島田 幸司
出版者
一般社団法人 エネルギー・資源学会
雑誌
エネルギー・資源学会論文誌 (ISSN:24330531)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.11-20, 2018 (Released:2019-02-08)
参考文献数
19

The penetration of renewable energy is advanced to implement low-carbon society. Especially the increase of the photovoltaic generation energy is remarkable. But as a result, the trend that net electricity demand is decreased in the daytime and is increased suddenly in the evening, which is called ‘Duck-Curve phenomenon’ become apparent, and the destabilization of the utility grid caused by the fluctuation of photovoltaic generation power output. To solve this problem, the virtual power plant is planned as one of the solutions, and the battery aggregation using the distributed and cooperated rechargeable batteries is considered as one of the technical elements. One of the strong candidate of rechargeable battery is lithium ion batteries. To maximize the profit of the battery aggregation, it is necessary to diagnose the degradation in real time and estimate the cost effectiveness of lithium ion batteries. We found the convenient technique of diagnosis which can be done under operation of lithium ion batteries and battery management systems. To contribute to optimum system operation of the distributed and cooperated rechargeable batteries, we propose a new cost effectiveness index of lithium ion batteries based on this technique.