著者
小林 大祐 松村 真宏 石塚 満
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第20回全国大会(2006)
巻号頁・発行日
pp.3, 2006 (Released:2006-12-07)

ユーザからの質問にユーザが答える知識検索サイトでは、サイトの質を高めるために不適切な質問や回答を減らすことが重要である。また、フィルタリングのコストや人により異なる基準も問題である。本研究では人手でフィルタリングされた投稿から、フィルタリングの際に暗黙的に用いられる分類知識を表出化し、フィルタリングの自動化と分類知識の共有を試みる。
著者
小林 大吉 加藤 孝明 河原 大
出版者
東京大学生産技術研究所
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.327-330, 2016-07-01 (Released:2016-07-29)
参考文献数
8

VR(仮想現実)を用いて,地震火災時の市街地延焼からの避難行動を把握する予備実験を行った.本研究の成果は以下の2 点である.第一に,リアリティのある地震火災避難VR を作成し,市街地火災の状況の表現手法を開発したことである.第二に,避難行動特性把握のための実験計画の立案及び予備実験を実施したことである.なお,予備実験の主な結果は,以下の2 点である.第一に,火災1 個の場合,火災までの距離が300m で,半数の人間が避難する.第二に,火災までの実際の距離よりも,近くで発生していると感じる傾向にある.
著者
中井 祐一郎 下屋 浩一郎 田村 公江 浅田 淳一 鈴井 江三子 中塚 幹也 新名 隆志 林 大悟
出版者
川崎医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

出生前診断による選択的人工妊娠中絶について、無記名アンケートによる一般市民の意識を調査した。一般的な人工妊娠中絶については、母体外生存が不可能なことを条件として容認するという者が、男女ともにほぼ2/3であった。非選択的人工殷賑中絶との比較した場合の選択的中絶の道徳的位置付けについては、女性の半数以上がより問題が大きいとした。胎児の選択権については、女性の85%、男性においても75%が認めていないが、権利としては認めないが、状況によってはやむをえないとする回答が過半を占めた。新型出生前診断については、女性の70%、男性でも65%が、妊婦に対する情報提供を限定的にすべきであると回答した。
著者
吉原 拓実 志垣 俊介 倉林 大輔
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.853, pp.17-00108-17-00108, 2017 (Released:2017-09-25)
参考文献数
19
被引用文献数
1

Searching an odor source is a challenging task for a distributed autonomous mobile robot due to the complexity of odor formation in the air. Because the shapes of odor plumes highly depend on the environmental conditions including dynamical changes of wind direction, a robust performance of searching is highly demanded. In this paper, we introduced an olfactory active sampling device that was equipped electronic fan to generate air current and suction olfactory information to the sensors. Our main contribution was proposing and evaluating adaptive sampling strategies for appropriate odor-searching behavior in real environments by using the device. The active sampling device was designed after observations of the wing-flapping-effect of a male silkworm moth, which corresponding to‘ sniffing ’of mammals. The device was composed of an electronic fan, two (left and right) gas sensors embedded in air ducts, and was attached to a mobile robot. Each duct had a flange so as to take the air in front of a robot effectively, and the electric fan attached on the end of the duct excluded odors incoming from the rear. We settled different environmental conditions in which the fluctuation of the air flow was changed. We conducted experiments to verify the feasibility of the adaptive sampling system. As a result, under most of the environments, the robot with active sampling showed better performance than that without active sampling. However, the result showed that optimal active sampling has environmental dependency. To realize more adaptive system, we suggested that it is necessary to change the activeness of inspiration depending on the situation.
著者
小林 大祥 小林 光男 後藤 芳樹
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
no.121, pp.1-7, 2016-10-30

In this paper, tension tests are performed with the dragline silk produced by Nephila Clavata. Tension testingmachine is developed and manufactured for micro-sized materials. The dragline silk is the difficult material toconduct the tension test because the dragline of spider is the fine and ductile line and also the test load is small.From the results of tests, following conclusions are obtained. 1) The continuous stress-strain behavior of spider silkis obtained in 1.0μm/sec constant test speed, and the failure stress of dragline is about 2000MPa. 2) The diameter ofdragline is found to vary among each thread, thus it is necessary to measure the diameter of all specimens. 3) It isunderstood that the failure stress is mostly constant because the failure force of dragline and the cross-sectional areaare proportional to the weight of the spider.
著者
石川 信敬 中谷 千春 兒玉 裕二 小林 大二
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.31-43, 1994
被引用文献数
4 1

熱収支法を用いて実験流域内の融雪特性を求めた.まず標高,斜面,森林密度の3地形要因で流域の特徴を表現し,次に気象要素と各地形要因の関係を調べ,気温と水蒸気量は標高に,風速は標高と森林密度に,日射量は森林密度と斜面に依存することを明らかにした.さらに得られた気象要素と地形要因との関係を用いて基準点の観測値を補正し,流域内任意の標高の融雪熱収支を求めた.本実験流域においては,流域下部では風速と日射に対する森林の遮蔽効果により融雪量は小さいが,標高に伴って森林面積が減少することにより高地程融雪量が増大するという融雪特性が明らかになった.なお全面積の70%は流域下部にあるため,流域全体の融雪量は基準点の約81%であった.
著者
桂 良寛 吉川 貴仁 上田 真也 臼井 達矢 外林 大輔 坂本 弘 高戸 浩志 砂山 友美 中雄 勇人 藤本 繁夫
出版者
The Japanese Society of Physical Fitness and Sports Medicine
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.505-512, 2010-10-01
参考文献数
43

The purpose of this study was to examine the effects of aquatic exercise training on the trunk muscles function and activities of daily living in abdominal obese women. Nineteen abdominal obese (abdominal circumference: 90 cm or more) and fifteen age-matched non-obese women were recruited as participants in this study. The aquatic exercise training (60 min/day, three days/week for 8 weeks) based on abdominal twists for activating the trunk muscle function. Physical parameters, biochemical characteristics, arteriosclerotic parameters and activities of daily living scores were assessed before and after the training period. In both groups showed abdominal circumference, percent of body fat, blood pressure and lower extremity muscle strength increased significantly after aquatic exercising training. In particular, endurance capacity of abdominal and back muscles increased significantly and activities of daily living scores were significantly improved in the obese group. Moreover, the improvement in the strength of lower extremities and improvement in the activities of daily living scores, such as climbing and descending stairs, in the obese group tended to be higher than non-obese women. Additionally, in abdominal obese group, the amount of the reduction of abdominal circumference was significantly associated with that of the increase in the strength of lower extremities. Taken together, these findings suggest the possibilities that the present aquatic exercise training based on trunk muscle exercise improving the function of trunk and lower extremity muscles with reduction in the abdominal obesity, contributing to improve activities of daily living in abdominal obese women.
著者
小林 大太 居村 岳広 堀 洋一
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.136, no.6, pp.425-432, 2016
被引用文献数
14

Transmitting efficiency is one of the most important characteristics in dynamic wireless power transfer for electric vehicles. In this paper, a simple and efficient topology for a transmitting system called the DC bus system is introduced. Its simplicity maximizes the potential transmitting efficiency. Moreover, a receiving circuit topology and a maximum efficiency control, which is a method to maximize the transmitting efficiency by controlling the secondary voltage, are proposed. A real-time coupling coefficient estimation method is necessary to calculate the secondary voltage command for the control. A simulation and experimental evaluation of the maximum efficiency control was performed using an experimental setup. The results indicate that it provides a large improvement in efficiency and its implementation in a real dynamic power transfer system for electric vehicles is feasible.
著者
赤澤 淳子 水上 喜美子 小林 大祐
出版者
仁愛大学
雑誌
仁愛大学研究紀要. 人間学部篇 (ISSN:21853355)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.1-12, 2009-12-30

本研究では,家族成員間の相互作用として家族との直接的かつ質的コミュニケーションを取り上げ,その実態について家族システム論に依拠して検討することを第一の目的とした.また,第二の目的として,個人が認知する家族とのコミュニケーションと,個人の主観的幸福感との関係について検討した.その分析に際しては,家族形態及び地域という視点を導入した.調査対象者は,子世代については,15歳から30歳までの666名であった.母親世代は,35歳から60歳までの645名を,また,祖母世代は,55歳から85歳までの306名を対象とした.分析の結果,子世代および母親世代が認知する家族のコミュニケーション態度については,特に父方祖母や母方祖母のコミュニケーションについて家族形態による差が顕著に見られることが明らかとなった.また,孫世代と祖母世代とのコミュニケーションに関しては地域差が見られ,家族成員間のコミュニケーションにおいて,家族形態や地域差が影響している可能性が示唆された.さらに,個人が認知する家族とのコミュニケーションと,個人の主観的幸福感との関係について検討した結果,親子関係のみならず,祖母-孫,姑-嫁という世代間の,相互作用のあり方が,個人の主観的幸福感に影響している可能性が示唆された.すなわち,日常のコミュニケーションは相互の関係性に影響するだけでなく,個々の精神的な健康度にも影響するものと推測された.
著者
林 大介 坂田 昇 三村 俊幸 神沢 弘
出版者
公益社団法人日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学年次論文集 (ISSN:13477560)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.415-420, 2001-06-08

本研究では,1回の塗布でコンクリートに浸透し,かつ施工時に飛散や液ダレが生じにくいシラン・シロキサン系撥水材の施工に際し,最も効果的な塗布方法を把握することを目的とした実験を実施した。その結果,シラン・シロキサン系撥水材の塗布において,エアレススプレーを使用する場合とローラーを使用する場合で浸透深さに差異はなく,いずれの場合も塗布方向の違いによる浸透深さの違いはないことが分かった。また,水セメント比が高く,表面水分率が低いコンクリートの方がより深く浸透すること等が分かった。
著者
澤田 佳代 平林 大介 榎田 洋一
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 第23回廃棄物資源循環学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.583, 2012 (Released:2013-07-08)

有機合成に用いられたウラン触媒は,ウランとアンチモンの複合酸化物をシリカに担持したものであり、鉱酸による浸出が不可能な程、非常に化学的に安定な触媒である。これまでに,ウラン触媒を塩化揮発処理することで,複合酸化物からアンチモンを分離し,ウランを酸溶解が可能な酸化ウランとして回収できることを示した。本報では,ウラン触媒の塩化揮発処理で用いる塩化水素および酸素の濃度が塩化揮発処理に及ぼす影響について検討した結果を報告する。 塩化水素濃度が高いほど,アンチモンの塩化揮発速度が大きいが、一方で,塩化水素濃度が高い条件では試料中のウランの一部がUO2となってしまった.生成物を酸により溶解しやすいU3O8に留めるためには,系内に酸素を加えることが有効であり、 6 vol%塩化水素-0.1 vol%酸素とすることで,処理速度を低減せずに触媒中のウランをU3O8とすることが可能であった.
著者
山下 辰夫 堀田 幸平 佐藤 克信 林 大介 北波 赳彦
出版者
京都産業大学
雑誌
高等教育フォーラム (ISSN:21862907)
巻号頁・発行日
no.5, pp.197-203, 2015

近年は大学にグローバル人材の育成が求められており,京都産業大学は,2012 年に文部科学省の「グローバル人材育成推進事業」に採択され,その構想調書のなかで事務職員の語学力向上についても言及している。グローバル人材の定義は様々であり,もちろん一般教養をはじめとした能力も求められるが,語学能力は必須であり,京都産業大学では事務職員を対象に海外語学研修を毎年実施している。本稿は2014 年の夏にタイのチェンマイ大学で今年度より新たに実施された研修に参加した5 名の報告をまとめたものである。研修の内容を中心にまとめており,次年度以降に本研修が継続されるかは現時点では未定であるが,もし継続されるのであれば本稿が研修参加者の参考となれば幸いである。また,本プログラムがより良いものとなるために帰国後に行った振り返りをもとに研修プログラムへの改善等についても言及している。
著者
鈴木 啓助 石井 吉之 兒玉 裕二 小林 大二 Jones H.G.
出版者
北海道大学
雑誌
低温科学. 物理篇 (ISSN:04393538)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.93-108, 1993-03
被引用文献数
6

融雪におよぼす森林の影響を検討するために,カナダ東部北方針葉樹林地において,融雪水の流出機構に関する調査を行なった。森林内外に気象・融雪に関する観測機器を設置し,その他の測定方法も内外で同一にして調査を行なった。その結果,森林内外の降水中のNH_4^+とNO_3^-の窒素化合物濃度については林内で林外より低濃度になっており,生物活動による化学変化および消費が推察された。また,積雪下面融雪水中の溶存物質濃度は,林外でのみ日変化が明瞭であり,日変化のパターンはH^+とNO_3^-が同じで,Ca^2^+とSO_4^2-はそれと逆の変動パターンを示す。林外での積雪下面融雪水の水量とH^+濃度による流出成分分離の結果,各融雪日の融雪初期には,積雪下層の積雪内部融雪水が,押し出し流によって流出し,その後に積雪表面から供給された当日の融雪水が流出すると考えられる。
著者
臼田 和生 小林 大祐 竹森 一司 石川 忠夫 星野 修一 斉藤 典彦 津久井 宏行 西谷 泰 久保 実
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.32, no.5, pp.58-63, 2000

症例は12歳,男児.学校心臓検診では異常なし.1999年2月15日小学校の昼休み中に突然意識消失し,4分後救急隊到着時には心肺停止状態で心電図モニターは心室細動であった.近医に搬送され心肺蘇生と軽度低体温療法を施行し第8病日に開眼,その後,徐々に意識回復した.非持続性心室頻拍が多発し心停止の原因と考えられたため,精査加療目的に当科入院.心エコー・左室造影で僧帽弁後尖下部左室後壁にφ3cmの先天性左心室瘤を認めた.心室頻拍波形は右脚ブロック+上方軸で心室瘤付近が起源と考えられた.心室瘤に対し外科的治療を施行.高密度マット電極で術中マッピングを行い,心室瘤辺縁にVT最早期興奮および心室瘤状部分に伝導遅延を認めたため,心室瘤周囲にcryoablationを行い,心室瘤に対し心膜パッチ縫着を行った.術後,心室性不整脈は消失した.以上,先天性左心室瘤に致死的心室性不整脈を合併した稀な1例を経験し,蘇生・根治に成功した.学校心臓検診での本病態の検出は極めて困難と思われた.
著者
任 之家 堀田 良和 鈴木 智 野波 健蔵 安田 憲太 平林 大輔 古屋 光啓
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第50回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.92, 2007 (Released:2008-12-11)

QTWは科学観測等での利用を目的として開発中の無人航空機で、プロペラ付翼のティルト角を変更することにより、ヘリコプタモードからエアプレンモードへと連続的に飛行することが可能である。ヘリコプタモードの姿勢ダイナミクスをシステム同定手法により分析し、LQIコントローラを設計した。また、任意のティルト角でのマニュアル飛行を可能にする装置(PFCS)と自律制御器を組み合わせ、オペレータ支援用自律制御システムを設計し、有効性を検討した。