著者
三好 雅也 畑中 健徳 吉川 博輔 藤井 純子 馬渡 秀夫 小林 暉 内山田 朋弥 山本 博文
出版者
日本地学教育学会
雑誌
地学教育 (ISSN:00093831)
巻号頁・発行日
vol.71, no.3, pp.57-69, 2019-02-28 (Released:2019-11-13)
参考文献数
19

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークの小学校における火山教室の実践結果と効果について報告する.火山教室は,火山活動と大地の形成に関する講義および七輪マグマ実験で構成される.実験において,児童は溶岩の温度(約1,000℃)を赤外放射温度計で実測し,砂山斜面を流れる溶岩が爪楊枝を燃やす様子を観察した.授業後アンケート調査結果は,児童が溶岩の高温を実感し,勝山の大地の成因と火山活動との関係について興味・関心を持ったことを示した.

1 0 0 0 OA 講談西遊記

著者
松林円照 講演
出版者
吉田至誠堂
巻号頁・発行日
vol.孫悟空, 1903
著者
農林省 編
出版者
朝陽会
巻号頁・発行日
vol.第二十四巻, 1934
著者
小林 健二
出版者
法政大学能楽研究所
雑誌
能楽研究 = 能楽研究 (ISSN:03899616)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.209-219, 2016-03-31
著者
上田 太一郎 小林 整功
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.51, pp.347-348, 1995-09-20

コンビニエンス・ストア(以下CVSと略)の展開に伴って、強盗被害の発生が問題化して来ている。深夜における孤立した店舗での犯罪は、密室の犯罪の様相を呈し、かなりの率で被害を生じている。この報告は、CVSでの強盗被害の仮説検証を行い、被害状況の実態について述べたものである。
著者
蔭山 正子 横山 恵子 坂本 拓 小林 鮎奈 平間 安喜子
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.131-143, 2021-02-15 (Released:2021-02-26)
参考文献数
18

目的 精神疾患のある親をもつ人を対象とし,小・中・高校時代の体験および学校での相談状況を把握することを目的とした。方法 精神疾患のある親をもつ人の会に参加したことのある240人を対象とし,ウェブ上のアンケート調査を実施した。小・中・高校時代の体験,学校での相談状況,子どもの頃に認識した教師の反応,学校以外での援助などを質問した。分析は単純集計を行い,学校内外の相談歴について回答者の年代で比較した。自由記載は内容の抽象度をあげて分類した。結果 120人から回答を得た。年齢は20歳代から50歳以上まで幅広く,女性が85.8%だった。精神疾患をもつ親は,母親のみが多く67.5%であり,親の精神疾患推定発症年齢は,回答者が小学校に入るまでが73.1%だった。 ヤングケアラーとしての役割は,小・中・高校時代で親の情緒的ケアが最も多く57.8~61.5%が経験し,手伝い以上の家事は29.7~32.1%が経験していた。小学生の頃は62.4%が大人同士の喧嘩を,51.4%が親からの攻撃を経験していた。周囲が問題に気づけると思うサインには,親が授業参観や保護者面談に来ない,いじめ,忘れ物が多い,遅刻欠席が多い,学業の停滞があった。しかし,サインは出していなかったとした人は小・中・高校時代で43.2~55.0%であった。回答者が認識した教師の反応では,精神疾患に関する偏見や差別的な言動,プライバシーへの配慮不足などで嫌な思いをしていた。家庭の事情や悩みを気にかけ,話を聞いて欲しかったという意見が多かった。 学校への相談歴のなかった人は小学生の頃91.7%,中学生の頃84.5%,高校生の頃で78.6%だった。相談しなかった理由としては,問題に気づかない,発信することに抵抗がある,相談する準備性がない,相談環境が不十分というものがあった。相談しやすかった人は,すべての時期で担任の先生が最も多かった。30歳代以下の人は,40歳代以上の人に比べて小学生や高校生の頃に学校への相談歴がある人が有意に多かった。結論 精神疾患のある親をもつ子どもは,支援が必要な状況にありながら,支援につながりにくい子どもたちであった。学校では,子ども自身が家庭の問題に気づけるような働きかけが必要である。教師はまず子どものことを気にかけ,話をよく聞くことが求められる。
著者
小林 しのぶ 金子 有紀子 柳 奈津子 小板橋 喜久代
出版者
日本看護技術学会
雑誌
日本看護技術学会誌 (ISSN:13495429)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.27-33, 2010-12-20 (Released:2016-08-25)
参考文献数
17

本研究の目的は,リラクセーション外来受診者の特性および外来でのリラクセーション技法実施の効果を明らかにすることである.A病院リラクセーション外来受診者113名 (49.0±13.5歳) を対象に主訴,受診理由,ストレス状態を調査した.また,受診者113名の延べ378回のリラクセーション技法実施前後に血圧,脈拍,リラックス尺度を測定した.その結果,精神的健康診断パターン検査 (MHP-1) から,受診者は高いストレス状態にあることが確認された.また,8割近い受診者が精神的訴えを抱え受診することが明らかになった.受診理由は「心身の安定を図りたい」が最も多く,受診者の7割以上があげた.リラクセーション技法実施前後の比較では,実施後に血圧と脈拍数が有意に低下し (p<0.001),主観的指標のリラックス尺度得点は実施後に有意な上昇が認められ (p<0.001),リラクセーション技法により,心身両面からリラックス反応が得られた可能性が示唆された.
著者
森野 杏子 小林 誠一 赤羽 武弘 玉渕 智昭 矢内 勝
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.7, pp.1282-1286, 2016-07-10 (Released:2017-07-10)
参考文献数
9

82歳,男性.I型呼吸不全を認め,当科入院となった.肝硬変,肝細胞癌の既往があることから,慢性肝疾患に伴う肺内シャントの存在を疑った.肺血流シンチグラフィー,100%酸素吸入法によるシャント率測定,コントラスト心エコーにより肺内シャントの存在が証明された.呼吸不全の原因を肝肺症候群と診断し,在宅酸素療法を導入した.慢性肝疾患患者における呼吸不全の原因として,肝肺症候群を念頭に置く必要がある.
著者
小林 裕幸
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.106-112, 2007-04-25 (Released:2011-02-17)
参考文献数
14

歴史的な写真印画法であるゴム印画法は芸術家や写真教育の場で広く用いられている. このシステムでは非常に危険な化合物, 重クロム酸塩が用いられている. また, 硬膜剤としてホルムアルデヒドが用いられることも多い. 本研究は, これらの危険な薬品を使わなくてすむ, ゼラチンあるいはアラビアゴムを用いたゴム印画法の代替法を紹介する. これらの方法は, クエン酸鉄 (III) アンモニウムを感光化剤としたフリーラジカル重合に基づく. ゼラチンを用いたプロセスは簡単で, 感光により生成したFe (II) と反応してフリーラジカルを発生させるのは現像液中に加えられた過酸化水素水である. 一方, アラビアゴムを用いたプロセスでは, フリーラジカル発生剤として感光層に過硫酸アンモニウムが加えられる.したがって, 後者のプロセスでは暗反応が問題となる. これらのプロセスは硬膜剤を用いなくてすむよう工夫されている.
著者
野木 才美 山崎 龍王 藤田 裕 小林 織恵 大田 昌治 小林 弥生子 梅澤 聡
出版者
公益社団法人 日本臨床細胞学会
雑誌
日本臨床細胞学会雑誌 (ISSN:03871193)
巻号頁・発行日
vol.51, no.5, pp.369-373, 2012 (Released:2012-12-10)
参考文献数
8

背景 : 今回われわれは, コルポスコピーおよび狙い組織診で異常所見を認めず, 子宮頸部擦過細胞診にて子宮頸部小細胞癌と診断しえた 1 例を経験したので報告する.症例 : 34 歳, 0 経妊 0 経産, 不正性器出血にて当院を受診した. 内診, 経腟超音波, コルポスコピー検査にても異常所見を認めず, 唯一, 子宮頸部細胞診で小細胞癌 ; (非常に小型で N/C 比の大きい, 核が濃染した異型細胞を認め小細胞癌を疑う所見) であったため, 狙い組織診を施行するも頸管腺の一部に扁平上皮化生を認めるのみで悪性所見を得なかった. 画像検査 (MRI) においても子宮頸部に明らかな腫瘤像を認めなかったために診断的円錐切除を施行したところ, 正常な扁平上皮組織下の間質部に, 浸潤性の小細胞癌を認めたため, 広汎子宮全摘+両側付属器切除+骨盤および傍大動脈リンパ節郭清術を施行したところ, 摘出子宮に癌の残存を認めないものの, 骨盤リンパ節に 1 個 (1/42) 転移を認めたため, 術後補助化学療法を施行した. 以後 1 年 6 ヵ月経過するも再発傾向を認めていない.結論 : 小細胞癌は予後不良であり, 今回のように摘出子宮に癌が残存していなくともリンパ節転移を認めることがあり, 安易な妊孕性温存意義は危険であると思われ, その診断に細胞診が有用であったために報告する.
著者
大村 英史 片上 大輔 湯浅 将英 小林 一樹 田中 貴紘
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回全国大会(2015)
巻号頁・発行日
pp.2K4OS14a4, 2015 (Released:2018-07-30)

雰囲気は環境から知覚される情報の総体であり,知覚される情報を定量的にコントロールすることは,任意の雰囲気のコントロールと同義であると私たちは考える.この考えから,エントロピーに基づいた確率分布により,人が知覚する情報量を操作するシステムを実現した.このシステムを音楽,表情,図形といった異なるメディアに実装したところ,定量的に人が知覚する情報を操作でき,さらに雰囲気の制御が可能であることを確認した.
著者
土井 智晴 生熊 嶺 西山 敦 小林 正志 井口 武 伊能 崇雄
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2010 (ISSN:24243124)
巻号頁・発行日
pp._1A1-C03_1-_1A1-C03_2, 2010 (Released:2017-06-19)

We develop termite prevention-of-the-breeding and extermination robots system. This robot system is applied technology of rescue robot system. The most important feature of this robot system is in collaboration with a worker to protect house from termites. Therefore, these robots are design according as safety guideline for service robots. The name of the robots system is named "mirubo". This research shows the method of evaluations for the mirubo III. The evaluations include main five examinations as mobility exam, velocity exam, illumination exam, injection exam and step-over-performance exam.