著者
石田 央 渡邉 大智 竹田 英樹 清水 幸春 早乙女 康典 井上 明久
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.635, 2004

高強度金属ガラス材料によりマイクロマシン部品を創成することを目的として、Ni基金属ガラス製超精密歯車の作製を行った。新たに開発した高圧射出成形装置により、従来では5点の部品を組み立てて作製していた太陽キャリアと呼ばれる超精密歯車を一体成形で作製することに成功した。太陽キャリアの歯車部直径は0.65mm、モジュールは0.04である。さらに、作製した太陽キャリアをギヤドモーターへ組み込み、初期特性を評価した結果を報告する。
著者
清水 雄太 高信 英明 鈴木 健司 三浦 宏文 稲田 喜信
出版者
工学院大学
雑誌
工学院大学研究報告 (ISSN:03685098)
巻号頁・発行日
no.118, pp.9-14, 2015-04-30

In the insect and the fish that forms groups in the natural world and lives, intelligence as the individual is comparativelylow in intelligence as living things. However, such they can act in order by making the crowd cooperate by a simplerule and with order as a whole. This is called", Swarm Intelligence". In the present study, two or more robots with only a comparatively simple function are developed, and it aims atthe achievement of the crowd action. The robot was developed that sets freely direction of travel and obstacle detection area by using function of omnidirectionalmovement for traveling section and that mounts up to 8 supersonic sensors.
著者
清水 浩 小林 和生 岩田 博夫 雨宮 浩 阿久津 哲造
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.203-208, 1991-02-15 (Released:2011-10-07)
参考文献数
5
被引用文献数
1

ハイブリッド型人工膵臓では、ラ島は血管系から切り放されさらに半透膜で被われている。このためハイブリッド型人工膵臓の血糖値変化に応答したインスリン分泌は、当然自然の膵臓からのインスリン分泌とは異なるであろう。本研究では、ハイブリッド人工膵臓の形状、半透膜の膜厚や膜中の高分子濃度等がインスリン分泌に与える影響を、実験と理論の両面から検討を加えた。よく実験値を再現できる数式モデルを組み立てることができた。数式モデルによる解析より、インスリン分泌の動特性に与える影響は、ハイブリッド型人工膵臓の形状よりはラ島を包むハイドロゲル膜の膜厚が大きな影響を与えることがわかった。本研究により、ハイブリッド型人工膵臓作製のための、基礎データを得る膜透過試験評価システムまたインスリン分泌の数式モデルを構築でき、これらは今後新規な封入材料を選定したり、新たなシステムを作製する有効な手段になり得ると考えられる。
著者
小倉 毅 川野 哲生 清水 健司 丸山 充 高橋 直久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.86, no.8, pp.1533-1543, 2003-08-01
参考文献数
21

本論文では,筆者らが提案するリンクレイヤプロトコルMAPOSに準拠した高速スイッチ COREswitchについて述べる.COREswitchは,OC-3c (155 Mbps),OC-12c (622 Mbps),OC-48c (2.4 Gbps)の3種類の回線を最大16回線まで混在して収容でき,87.04 Gbpsの内部転送容量をもつ.高速ストリーム処理向きのデータパスや高効率の可変長フレーム転送アービタ等により,ハードウェアの簡略化による開発期間の短縮と高速性を両立した.想定する主なアプリケーションとして,広帯域映像IP転送システム及びインターネットバックボーンスイッチを取り上げ,それぞれの性能評価を行った.その結果,広帯域映像IP転送システムとして約1.5 Gbpsの映像業界向け非圧縮HDTV映像をスイッチングするのに十分な性能をもつことを明らかにした.また,インターネットバックボーンスイッチの構成の一例として,14本のOC-12c回線,2本のOC-48c回線の構成を用いて,同時競合転送試験を行った結果,フレームサイズが512 byte以上であればワイヤレートのスイッチングが達成できることを明らかにした.
著者
森田 直賢 清水 岑夫 竹崎 孝行
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.88, no.10, pp.1277-1280, 1968-10-25 (Released:2008-05-30)
参考文献数
14
被引用文献数
9 12

A new glycoside (I), C24H26O18·11/2H2O, mp 274-275°, was isolated from Chrysosplenium grayanum MAXIM. (Japanese name"Nekonomeso"), and a glycoside (II), C24H26O12·2H2O, mp 175-176°, from C. flagelliferum FR. SCHM. (Japanese name"Tsurunekonomeso"). I was determined as oxyayanin-A (5, 2', 5'-trihydroxy-3, 7, 4'-trimethoxyflavone)-2'-glucoside, and was named chrysosplenoside-A, and II as pendulin (5, 4'-dihydroxy-3, 6, 7-trimethoxyflavone-4'-glucoside).
著者
歌田 実 清水 正明
出版者
The Clay Science Society of Japan
雑誌
粘土科学 (ISSN:04706455)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.11-18, 1990-04-24 (Released:2011-09-20)
参考文献数
13

In the Izu Peninsula, central Japan, seventeen species of zeolites mainly occur in volcanic rocks and volcaniclastic sediments of Miocece to Pleistocene in age. Pervasive zeolites are wairakite, laumontite, heulandite, stilbite, and chabazite and minor are yugawaralite, scolecite, epistilbite. They occur in veins, fractures and druses and are zonally distributed in hydrothermal alteration zones trending NW-SE and NE-SW.Na-zeolites such as clinoptilolite, mordenite, analcime and ferrierite mainly replace vitric materials in volcaniclastic sediments. They were probably formed by thermal effects of magma which intruded at very shallow places during Pliocene to Pleistocene age.There are few localities of fibrous zeolites such as natrolite, mesolite, and thomsollite.
著者
村上 雅彦 清水 喜徳 普光江 嘉広 李 雨元 李 雅弘
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.334-336, 1993

上部消化管内視鏡検査後に発症した急性胃粘膜病変の1例を経験したので報告する.症例は37歳男性.検診にて上部消化管内視鏡検査施行したが, 4日後突然に激しい上腹部痛出現し当院来院.再度内視鏡検査施行し, 前庭部を中心に出血性, 多発性の浅い小潰瘍が観察された.絶食, 補液, 抗潰瘍剤投与により1週間後には症状消失し, 1カ月後にはわずかな瘢痕を残すのみで, ほぼ完全に治癒した.近年, 上部消化管内視鏡検査の普及により, 本症は増加の傾向にあり, その発症に関してH.P.感染が有力視されており, 今後内視鏡機器の洗浄, 消毒に対し十分な注意が必要と思われた.
著者
清水 俊宏 中島 耕太
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:21888841)
巻号頁・発行日
vol.2017-HPC-160, no.6, pp.1-6, 2017-07-19

近年のクラスタシステムは 1000 ノードを超える大規模なものが広がっており,1000 ~ 10000 台のサーバを接続して並列処理するシステムが登場している.PC クラスタを接続する際のトポロジーとしては Fat-Tree が広く採用されれているが,必要となるスイッチ台数が多いため,コストが高くなるとう問題点がある.この問題を解決するために,我々はすでに Fat-Tree に対してスイッチ数を削減する多層 Fullmesh やラテン方陣 Fat-Tree といったトポロジー構造の活用を提案し,そのトポロジー構造上での通信手法,特に最も高負荷な集合通信である All-to-all 通信の効率的な転送方式を提案している.本稿ではこれらの通信手法の実環境での評価 ・ 分析について論ずる.評価には NAS Parallel Benchmarks (NPB) を用い,NPB のうち処理中で All-to-all 通信が用いられるフーリエ変換 (FT) の処理性能を評価した.
著者
清水 太基 平野 諒 韓 力 山之内 智 柴田 雅史
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.90, no.8, pp.268-274, 2017

<p>高度精製オレンジラフィー油(Orange roughy oil)は高級脂肪酸と高級アルコールのエステルからなる海洋性天然ワックスエステルであり,性状としては化粧品の代表的な植物性天然ワックスエステルであるホホバ油(Jojoba oil)ときわめて類似していることが知られている。今回,オレンジラフィー油とホホバ油との化粧品素材としての性能差を検討した。</p><p>基本的な物理的性質として,オレンジラフィー油は,ホホバ油よりも粘度が低く,極性が高く,表面張力が低かった。しかし,それらの違いは,皮膚に適用したときの感触の違いが検出できない程度であった。一方,化粧品に配合すると,製品の特性の差がより顕著になった。ミツロウを用いた油性ゲルは,オレンジラフィー油のほうがより柔らかい質感をもたらし,またオレンジラフィー油を含むリポソーム分散液は,唇からの水分蒸散をより効率的に抑制した。さらに,O/W型乳液では,皮膚への広がり性に優れており,軽くて滑らかな塗布感触の乳液が得られた。</p>
著者
渡邉 由裕 清水 香澄 永田 心 乾 眞登可 森田 寛 田川 俊郎
出版者
日本口腔内科学会
雑誌
日本口腔内科学会雑誌 (ISSN:21866147)
巻号頁・発行日
vol.19, no.1, pp.8-13, 2013 (Released:2014-06-19)
参考文献数
13
被引用文献数
1

歯肉出血の後,急速な死の転帰を辿った急性前骨髄性白血病の1例を報告する。患者は61歳男性で歯肉より出血が持続するため来院した。血液検査では,白血球数は正常範囲内であったが,赤血球数,ヘモグロビン量,ヘマトクリット値,血小板数は低値で,血液凝固能も低下し,LDHが高値であった。内科対診の結果,急性前骨髄性白血病と診断されたが,初診当日深夜に脳出血にて他院に救急搬送され,5日後に死亡した。