著者
大島 弥生 佐藤 勢紀子 因 京子 山路 奈保子 山本 富美子 佐々木 泰子 アプドゥハン 恭子 清水 まさ子 張 瑜珊 トンプソン 美恵子 二通 信子 李 セロン
出版者
東京海洋大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

国内外の日本語学習者および母語話者の大学生・大学院生,その指導者の学術的受信発信技能向上の支援方法充実のために以下を行った:人文科学・社会科学・工学の9分野270編の日本語学術論文の構造の分析;人文・社会科学系論文における引用を解釈に活用する談話展開の分析;学術語彙習得過程を調査するテストの開発と母語話者・非母語話者への実施;海外の日本語教員・国内の留学生等へのインビューによるニーズ調査。同時に、パネルディスカッションを通じて問題を分析・共有し,アカデミック・ジャパニーズ教育の中核的意義は広く洗練された視野を獲得し学術的追求の意義を認識する得難い機会を与えることであることを確認した。
著者
小林 俊平 清水 信哉 峯松 信明 広瀬 啓吉 平野 宏子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.471, pp.95-100, 2012-03-01
参考文献数
19

より自然な音声を出力する日本語テキスト音声合成システムを実現するためには,入力文中の各アクセント句のアクセント核位置を適切に推定する必要がある.筆者らはCRFを用いた統計的アクセント型予測モデルに,従来から広く用いられていたアクセント結合規則を素性として組み込むことで,大きな精度改善を実現してきた.しかし,数詞を含む句や外来語を含む句など,特殊なアクセント変化を起こす句に対しては,まだ十分な精度が出ていなかった.そこで本稿では,これらの句に対して規則処理を参考にすることで定義される素性を付加することで,精度改善を試みた.また,アクセント変形予測技術の一つの応用として,日本語教育支援について検討した.具体的には,任意の日本語テキストを対象とした活用語アクセント辞書の自動生成システムを作成した.
著者
橋本 和佳 百合 草誠 松田 秀人 高田 和夫 犬飼 敏博 土屋 智昭 吉田 真琴 清水 武藤
出版者
Japanese Society for Mastication Science and Health Promotion
雑誌
日本咀嚼学会雑誌 (ISSN:09178090)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.52-59, 2007-05-31 (Released:2010-07-21)
参考文献数
22
被引用文献数
1

今回著者らは, 日常のさまざまな咀嚼習慣のなかでの食物性状の選択という問題が生活習慣病発症に及ぼす影響を明らかにする目的で, ラットを用いて, 異なった性状の飼料での飼育時の糖代謝の違いを検討した.Wistar系ラットを4週齢時より, 成分は同一で固形状または粉末状と性状の異なる飼料のみで飼育し, 絶食後にグルコースを経口投与し, 血糖値の推移を検討した.その結果, グルコース投与後の血糖値は, 42週齢以前では両群間に有意差がなかったが, 45, 48, 51週齢時には有意差が認められ, すべて粉食群は固形食群より大きな値を示した.また, 血糖値の最大値は3つの週齢時とも粉食群は固形食群に比較して遅延して発現するとともに, 粉食群は血糖値の高い状態が持続した.また, 糖代謝に差異の認められた週齢時には, 両群間の体重にも差異が認められ, 粉食群が固形食群より大きな値を示した.これらのことより, 育成時における飼料の性状に伴う咀嚼機能の促進が成長後 (45週齢以降) の糖代謝の充進に寄与することが明らかとなった.また, 咀嚼習慣や食習慣に関する指導が生活習慣病予防や治療の一つとなる可能性が示唆された.
著者
清水 康敬 高比良 美詠子 高津 直己 新井 健一
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.357-367, 2012
参考文献数
13
被引用文献数
1

画面の大きさと映像内容が同一の2台のディスプレイ(ハイビジョンと従来のテレビ映像)を並べて置き,幼稚園に通う3〜5歳児に提示した.その際の幼児の自主的な行動(どちらのディスプレイに近づいていくか)を観察すると共に,2台のディスプレイに対する好みと,選好理由を口頭で報告させた.その結果,いずれの年齢の幼児も,ハイビジョン側に近づいて映像を視聴しており,ハイビジョンの方をより好んだ.また,年齢の上昇に伴い,選好理由としてハイビジョン映像の良さを挙げる幼児が増加した.
著者
清水 聖義 原田 亮介
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1195, pp.116-119, 2003-06-09

問 国語以外の授業を小学校から高校まで一貫して英語で教える「太田外国語教育特区」が、小泉純一郎内閣の推進する「構造改革特区」の第1号に認定されました。日本が世界の中で今後も存在感を持ち続けるには、やはり英語で外国人とコミュニケーションできる人材を育てなければならない。特区のテーマに英語教育を選んだのは、そういう考えからですか。 答 その通りです。
著者
清水 光栄 古井 景
出版者
公益社団法人 日本産業衛生学会
雑誌
産業衛生学雑誌 (ISSN:13410725)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.173-180, 2004 (Released:2006-09-21)
参考文献数
20
被引用文献数
2 1

職域における抑うつと完全主義との関係について調査を行った.対象は大手建設関連会社に勤務する380名で,ベック抑うつ尺度,桜井・大谷による新完全主義尺度などの質問紙調査を行った.新完全主義尺度のうち「ミスを過度に気にする傾向(CM)」は年代を問わず抑うつと正の相関関係にあった.しかし「自分に高い目標を課する傾向(PS)」については若年群では抑うつと負の相関関係にあったが中高年群においては抑うつとの間に有意な相関関係が見られなかった.抑うつに至る背景にはこのように年代間で差異があると考えられた.
著者
清水 共造
出版者
日本医療機器学会
雑誌
醫科器械學雜誌 (ISSN:00191736)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.133-137, 1969-02-01
著者
清水 共造
出版者
日本医療機器学会
雑誌
醫科器械學雜誌 (ISSN:00191736)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.462-466, 1969-06-01
著者
大関 令奈 清水 晴夫 畠山 巧生 田沼 徳真 鈴木 秀一郎 佐藤 修司 下地 英樹 金戸 宏行 本多 佐保
出版者
市立室蘭総合病院
巻号頁・発行日
2004

症例は76歳の男性.心窩部不快感を自覚し近医を受診,上部消化管内視鏡検査を施行された.胃体下部大彎後壁寄りに3cm大のIIa+IIc病変が認められ,生検にて高分化型腺癌と診断された.平成15年8月11日に精査加療目的で当科紹介入院となった.各種検査にて明らかな遠隔転移やリンパ節転移を認めず,手術目的に当院外科へ転科となった.9月12日に腹腔鏡補助下幽門側胃切除術が施行された.病理組織所見は高分化型腺癌,3.0x2.3cm,pT2,mp,ly2,v1,pN1,Stage IIの診断であった.病変は高分化型腺癌が優勢であるが,粘膜下を主体に免疫染色でsynaptophysin,CD56陽性の内分泌細胞癌が併存していた.本症例は粘膜下に浸潤している部位で高分化腺癌から内分泌細胞癌へと移行していると考えられる部分が存在し,内分泌細胞癌の発生を考える上で非常に興味深い症例と考えられた
著者
河上 清源 田辺 秀敏 神蔵 貴久 永廣 健太郎 清水 浩 吉田 博一
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.72, no.719, pp.2123-2129, 2006-07-25 (Released:2011-03-04)
参考文献数
4

All wheel drive vehicles with in-wheel motors can control the yaw-moment of the vehicle by utilizing force distribution. When the power output of the in-wheel motor stops or the rotation clings, the vehicle becomes unstable by the unbalance of the right and left driving forces. The yaw rate and the lateral acceleration were measured when the motor broke down using an electric vehicle with in-wheel motors on all of its wheels. Not small influence was occurred on the test when the motor breaks down while accelerating. It was effective to stop the motor power output on the same axle when one of the motor broke down, Even if one motor were to break down, the control algorithm with high redundancy and safety features makes possible for the vehicle to keep running using the other motors.
著者
清水 浩士
出版者
広島大学
雑誌
中等教育研究紀要 (ISSN:09167919)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.97-110, 1996-03-11

図書事務のコンピュータ化は数年来の希望であったが,校内LANが設置されることに伴い,93年9月より図書室委員会において検討が始まった。コンピュータ導入の意義,現状の図書館業務の分析,コンピューター化にあたっての要件設定等が検討されハードウェアとソフトウェアを定めた。94年度は夏休みを中心に図書館内の図書にバーコードを貼り,95年度の夏休みには残りの図書にバーコードを貼る作業が完了した。コンピュータ設備は年々拡張され,図書館内に貸し出し返却用端末が1台,図書事務室にサーバー1台と業務用端末が1台稼働している。また,その図書館システムが校内LANの一部を構成し,校内各所から図書館システムにアクセスが可能になっている。現在,校内各所から分担して蔵書をコンピュータに登録する作業がおこなわれており,図書の貸し出し,返却業務は95年度2学期から仮運用を開始した。