著者
関本 勝也 岡部 靖憲 緒方 純俊
出版者
The Society of Instrument and Control Engineers
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.35, no.12, pp.1524-1529, 1999-12-30 (Released:2009-03-27)
参考文献数
13

We have analyzed the interaction of the air pollution gases concentration between neighboring places in Kitakyushu area by KM2O-Langevin equations theorem, which provides the causality between different time series. From the analyses on SO2, NO2 and NO gases concentrations on 100 hours basis from 1980 to 1986, we have recognized a strong causality on SO2 in 1980 and 1986, but not noticiable in other cases. We have also recognized a moderate causality on NO2 in 1986.
著者
中村 俊夫 緒方 良至 箕輪 はるか 佐藤 志彦 渡邊 隆広
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.61, 2014

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う東京電力福島第一原発事故により大量の放射性物質が環境中に放出された.大気粉塵,土壌,植物などの放射能分析から大気中に放出された核種とおおよその量が見積もられている.一方,地質学・考古学試料について約5万年までの高精度年代測定に利用されている放射性炭素(14C;半減期:5730年)の放出に関しては,その放出の形態や数量はきちんと確認されてはいない. 事故のあった福島第一原発付近への立入は制限されており,採取できる試料には限りがあるが,2012年に,福島第一原発から南に20~30km離れた広野町の海岸付近で海産物などを採取した.また,2011年秋には,福島第一原発から北西に約60km離れた福島大学金谷川キャンパスにおいて植物を採取し,それらの14C濃度を測定した.測定結果からは福島第一原発事故の影響は検出されなかった.
著者
時実 象一 前沢 克俊 緒方 靖弘
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.385-389, 2018-10-01 (Released:2018-11-20)
参考文献数
12

EuropeanaTechはEuropeanaに参加する各国の文化機関、研究機関、企業などの技術者・開発者が集まり、最新の成果や技術の進展方向を共有するための会議である。オランダのロッテルダムで開かれた今年の会議では、IIIF, Wikidata, AI(人工知能)などが主なトピックであった。また翻刻や手書きOCRに関する発表もいくつか見られた。
著者
百崎 良 岡田 昌史 奥原 剛 木内 貴弘 緒方 直史 安保 雅博
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.55, no.7, pp.606-613, 2018-07-18 (Released:2018-08-25)
参考文献数
19
被引用文献数
1

目的:本研究の目的は日本におけるリハビリテーション医学領域の研究登録状況を調査し,今後のリハビリテーション医学研究のあり方について検討することである.方法:UMIN-CTR(2005年以降)の登録データを用い,リハビリテーション医学領域の介入研究を網羅的に検索した.研究デザインや結果公開状況,登録時期などのデータを収集し,検討を行った.結果:21,410件のデータより,529件の研究が抽出された.研究デザインは並行群間比較が54%と最も多く,有効性の検討を目的とした研究が65%と多かった.比較試験の86%はランダム化がなされており,53%はブラインド化がなされていた.研究開始前の事前登録は50%あり,事後登録研究に比べ,結果の公開割合が少なかった.結論:研究登録数は経年的に増加していたが,研究の透明性を確保するためにも事前登録を心がける必要があると考えられた.リハビリテーション医学領域においても臨床研究を適切に計画・登録できる医療者のさらなる育成が重要だと考えられた.
著者
緒方 久美子 佐藤 禮子
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.21-29, 2004-09-15 (Released:2012-10-29)
参考文献数
18
被引用文献数
4 4

本研究の目的は, ICUに緊急入室した患者の家族員が表す情緒的反応を明らかにし, 家族員が状況に適切に対応できるための看護援助のあり方を検討することである. ICUに緊急入室した患者の家族員8名を対象に, 情緒的反応に関する内容について半構成的面接と参加観察による調査を行い,質的帰納的に分析し, 以下を明らかにした.ICU緊急入室患者の家族員の情緒的反応は,【先の見通しが立たない】,【医療者を信頼する】,【支えられている】,【負担に感じる】,【患者を守りたい】など, 17の主題にまとめられた. さらに, その意味の性質から,『回復の期待』,『医療への信頼』,『独りではない自分』,『課せられている自己』,『家族の絆』の5つの情緒的反応の本質が抽出された.家族員が状況に適切に対応できるための看護援助のあり方は, 家族員が回復の期待を持ち続けることができる援助, 家族員が医療への信頼を実感できる援助, 家族員が周囲の支援を効果的に使うことができる援助, 家族員が看病を長期的視野に入れることができる援助である.
著者
Wibowo Tansri 河本 恵介 山口 勇太 石田 裕 吉峰 由子 真鍋 侑資 原 侑紀 矢賀 元 中原 英子 比嘉 慎二 前田 恵治 緒方 篤
出版者
一般社団法人 日本臨床リウマチ学会
雑誌
臨床リウマチ (ISSN:09148760)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.114-120, 2017-06-30 (Released:2017-09-06)
参考文献数
11

症例は75歳男性.血球減少・腎機能悪化・発熱・炎症反応高値に加え,抗好中球細胞質抗体(ANCA)陽性,抗二本鎖DNA(抗dsDNA)抗体陽性より膠原病が疑われたが心エコーにて僧帽弁に疣腫形成を認めたため,血液培養陰性であったが感染性心内膜炎(IE)として抗生剤を開始した.抗生剤に対する反応が十分ではなかったが,Bartonella属抗体の有意な上昇を認めたことが適切な抗生剤の選択につながった1例を経験したので報告する.
著者
榎木 勉 久保田 勝義 鍜治 清弘 長 慶一郎 山内 康平 椎葉 康喜 緒方 健人 菱 拓雄 田代 直明
出版者
九州大学農学部附属演習林
雑誌
九州大学農学部演習林報告 (ISSN:04530284)
巻号頁・発行日
no.98, pp.17-24, 2017-03

九州大学宮崎演習林内の冷温帯針広混交林に1971年に設定した調査地を2013年に復元し,森林構造と種組成を再調査した。1971年に林床を被覆していたスズタケは2013年には完全に消失した。その他の下層の木本も,シカが摂食しないシキミとアセビ以外は消失した。樹高2m 以上の木本も種数,幹数とも大きく減少した。特に胸高直径5cm 未満の木本は幹数が20%程度まで減少した。胸高直径5cm 以上の針葉樹は,同サイズの広葉樹よりも成長速度が速かった。死亡率は落葉広葉樹が常緑針葉樹や常緑広葉樹よりも低かった。モミはツガよりも成長速度が速く,死亡率が高かった。モミの優占度はツガよりも大きかったが,今後はツガの優占度が増加するかもしれない。しかし,シキミとアセビ以外の新規加入がみられないため,さらに長期的にはシキミとアセビが優占する林分になる可能性がある。In 2013, we reestablished study plots established in1971 in a cool temperate mixed forest in the Shiiba Research Forest, Kyushu University. We identified the trees measured in the former study, and measured stand structure and species composition again. The understory had mostly been denuded by sika deer browsing in 2013, while Sasa borealis covered the forest floor thickly in 1971. The number of species and stems of trees taller than 2m in height also decreased largely. Especially, the stem numbers of trees smaller than 5cm in diameter at breast height (DBH) decreased up to 20%. The growth rate of conifer larger than or equal to 5cm in DBH was larger than those of broad-leaved trees. The mortality of deciduous trees was smaller than those of evergreen trees. The larger growth rate of Abies firma corresponded to the larger dominance of A. firma than Tsuga sieboldii. The low mortality of T. sieboldii suggested that the dominance of T. sieboldii would increase in the future. Further, the stand would be dominated by two species sika deer cannot consume, Illicium anisatum and Pieris japonica subsp. japonica, because no species other than the two species regenerated in the stands.
著者
水村 純子 吉本 照子 緒方 泰子
出版者
国立保健医療科学院
雑誌
保健医療科学 (ISSN:13476459)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.150-158, 2014-04

目的:地域包括支援センター内でのケースカンファレンスが,多職種でケースの情報を共有し,支援の目標や方針を検討する場として機能していなかったことを背景とし,効果的・効率的なケースカンファレンスを実施することが課題であった.そこで,利用者に対する包括的ケアを行うために,職員各々の役割行動を規定したケースカンファレンス基準をつくることを目的とした.方法:センター長がリーダーとなり,看護師,社会福祉士,主任介護支援専門員を中心に社会福祉主事,介護支援専門員を加えた計6人の職員で基準試案を作成した.基準試案をもとに平成22年5月から8月にケースカンファレンスを実施し,職員の意見を反映させて基準試案を修正し,基準を完成させた.ケースカンファレンスの効果的・効率的な実施に向けて,事例選定,記録および評価に用いる書式を5種作成した.基準作成の目的とした効果的な包括的ケアの状況およびケースにおける基準使用の効果をもとに評価した.結果:作成した基準試案および5種のツールを使用しながら,全員がケースカンファレンスに参画し,ケースの情報,支援目標・方針を共有し,統一した支援をおこなうことができた.独居の看取りなど在宅生活の継続が困難であると予測された支援においても,各職種の意見を反映して支援目標を決め,ケースの情報,目標および支援方針を多職種で共有し,統一した方針で対応し,本人の意向に沿って在宅で看取れた.全員でその効果を評価し,同様なケースに関する今後の対応方法のルールを決めることができた.虐待支援の遅れもみられなくなった.結語:各職種の担当するケースの数の偏りを防ぎつつ専門性を発揮し,多職種協働による支援の必要なケースを効果的・効率的に選定し支援・評価できたと考えた.主担当を中心に多職種で支援を分担し,その効果を全員で評価・確認したことにより,各職員が多職種協働における専門職としての役割を自覚し,効果的な相互の役割行動を理解し,多職種協働の必要なケースの特性に応じた支援の実践知を共有できたと考えられた.制度創設4年目のセンターにおいて,多職種協働による包括的ケアを提供するには,各職員が専門職としての自己および他職種の役割を認識し,専門職として確実に協働できるようなツールの作成を含めた基準および実践の効果の共有が必要であり有効であったと考えられた.
著者
李 慧瑛 下髙原 理恵 緒方 重光
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.67, no.12, pp.643-649, 2017-12-01 (Released:2017-12-01)

本稿では,テキストマイニングを用いて自然言語文から未知の知見を見つける際の強みと弱みについて述べる。医中誌Webで,「情報」「科学」「技術」をキーワードとして検索した論文表題の分析例を参照しながら,強みと弱みを考察する。強みとして,人手では扱えないような膨大な量のデータに対して,数値を分析対象とする量的分析(多変量解析)と文字を分析対象とする質的分析(形態素解析)の両方を行うことが出来る。一方,弱みとして数値化されたデータでは表現できない現象の世界を分析する場合,暗黙知を抽出して形式知に置換する過程に課題が残る。
著者
緒方 修
出版者
沖縄大学地域研究所
雑誌
地域研究 (ISSN:18812082)
巻号頁・発行日
no.9, pp.63-69, 2012-03

沖縄は日本の人口のわずか1% (137万人)が住む最南端の島々である。そこに世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」(2000年登録)がある。琉球王国はかつて東アジア世界と独自の交易を繰り広げた。その文化的・精神的影響は今に及んでいる。音楽や踊り、空手、衣服や焼物など独特の発展を遂げてきた。2010年には「組踊」がユネスコより無形文化遺産に登録された。講座「沖縄・世界遺産巡り」は、3年前から始まった集中講義である。タイトルの「巡り」には「巡礼」の意味を込めている。沖縄の世界遺産は9地域に散在している。北部が4カ所の城(グスク)、南部が首里城および近くの遺跡合わせて3カ所、および識名園(庭園)と斎場御嶽である。遠隔講義として約4時間の教材を作成した。学生はその講義をインターネット経由で見た後、教室での講義、そして各遺跡への視察と続く。講義が約4日、現地視察は最低でも3日間かかる。講師はオムニバスで世界遺産登録に直接携わった考古学者が中心だ。講座の背景となる文化について述べる。15世紀頃に始まった東御廻り(アガリウマーイ=東を廻る)は「巡礼」の始まりと言っても良いだろう。「朝の太陽は東の太陽の穴から出て、<太陽の道>を昇り、昼には天頂に達し、午後は太陽の道を下って西の穴に入る」これは東アジアの山地民の宇宙観だ。同じように古代の沖縄人は、太陽が昇る東の海の彼方に<ニライカナイ>という楽土がある、と考えた。太陽神への信仰だ。沖縄南部の東にある久高島こそ、ニライカナイに最も近い島ではないか。そう信じた歴代の琉球国王も島へ渡って祈った。沖縄本島で久高島に最も近い霊場が斎場御嶽(セーファーウタキ)である。現在では世界遺産の一つに登録されている。ここは琉球国第一の聖地として聞得大君(キコエオオキミ=国王の姉妹で最高の神女)が参拝し、さらに近隣の聖地を巡った。これらの場所には湧水や大木、川や岩がある。原初の信仰であるアニミズムに近い。ある所には水が湧き出し稲が育っている。そこは鶴が稲穂をくちばしにくわえて飛んできて落としたとされている。稲作の始まりと言い伝えられている土地だ。東南アジアにも同じような伝説がある。稲作がしやすいモンスーン地帯に共通する話だろう。久高島や沖縄南部には野生の稲が生えていた。最初に沖縄に漂着した人々はきれいな水が湧き出し、そしておそらくは野生の稲や果物が溢れていたこの土地に定着したのだろう。Okinawa was historically an independent nation called the Ryukyu Kingdom before 1879, which advocated proudly strong political, economic and cultural ties with China and Asian Continent. People in Okinawa, descendants of the Ryukyu Kingdom, have maintained its spirit. They have fostered its traditional music, dance, Karate, clothes, pottery and so on as outstanding culture. The World Heritage of the "Gusuku Sites and Related Properties of the Kingdom of Ryukyu" certified by UNESCO in 2000 and the Intangible Cultural Heritage of Humanity Kumiodori, traditional Okinawan musical theater, in 2010 are one of those regional properties developed through historical background of Okinawa prefecture. People in Okinawa have been confronted with political injustice for a long time. It may be a means of their living to cherish their own history and culture against such situation. The utilization of the World Heritage as regional properties could be a way to the approach toward regional revitalization. Okinawa University affirms its new declaration of the philosophy in the 50th anniversary of establishment in 2008, called "Advancing toward a future with local community". As the commits to pursuing the philosophy, the university offers several forums to students and citizens, such as "World Heritage Tour in Okinawa".
著者
山元 正継 西澤 達治 三森 俊亮 業田 顕行 緒方 武幸
出版者
一般社団法人 日本鉱物科学会
雑誌
岩石鉱物科学 (ISSN:1345630X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.81-107, 2017 (Released:2017-10-07)
参考文献数
62
被引用文献数
3

Two suites of xenoliths and an associated scoria-bearing pyroclastic fragment were sampled near Kampu volcano on Oga Peninsula of the northeast Japan arc. These scoria-hosted xenoliths consist of hornblende-bearing clinopyroxenite, hornblendite, and hornblende gabbro cumulates, hornblende megacrysts, and minor amounts of lower crustal pyroxene-plagioclase granulites. The minerals within the cumulates are euhedral and the interstitial glass is interconnected with the hosting scoria. The cumulates and their hornblende megacrysts have 87Sr/86Sr and 143Nd/144Nd ratios (0.70316-0.703390 and 0.512877-0.512974) similar to those of the Kampu magmas (0.702917-0.703409 and 0.512883-0.512988). However, these samples are not in isotopic equilibrium with each other or with the hosting scoria, with the latter having relatively constant Sr isotopic compositions (average of 0.703187). This is exemplified by two hornblende megacrysts with unusually high Al2O3 contents (< 17 wt%) that have different Sr isotopic ratios (0.703039 and 0.703235) and are isotopically homogenous from core to rim. This suggests that each melt that coexisted with the megacrysts was separated as a discrete batch without any isotopic mixing near the base of the lower crust. The host scoria was derived from discrete batches of magma having different isotopic compositions, but the scoria itself is isotopically homogeneous, indicating magma mixing and homogenization during the rapid ascent and transportation of these xenoliths from the lower crust to the Kampu volcano. This was most likely caused by the injection of upper-mantle-derived mafic magma into the base of the lower crust, as evidenced by micro-hornblende within the hosting volcanic glass that contains more Mg than the hornblende megacrysts.   The granulite xenoliths have mosaic textures, contain plagioclase with deformation twins, are closely inter-locked, and do not contain any hosting glass material. They have Sr and Nd isotopic compositions (0.70501-070532 and 0.51260-0.51263) that contrast with the cognate hornblende megacrysts, the cumulates, and the Kampu lavas, but are similar to less metasomatized lower-crustal amphibolites (amphibole with compositions of 0.70524 and 0.51261) from Ichinomegata maar near Kampu volcano. Rare hornblendes within these granulites record the onset of metasomatism, although the isotopic composition of these samples remained relatively unchanged until a subsequent cryptic metasomatic event that generated the wide range of isotopic and trace element compositions present within the Ichinomegata amphibolites.
著者
緒方 芳郎
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋醫學會誌 (ISSN:1884202X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.223-225, 1980-01-30 (Released:2010-10-21)
参考文献数
4
著者
緒方英彦 加藤諭 清水邦宏 金子英敏
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学年次大会2017(仙台)
巻号頁・発行日
2017-06-13

既存の付着強さ試験は,鋼製治具を接着剤でコンクリート表面に固定する方法であるために,表面の付着物や水分状態の影響を受け,試験面が滞水している場合には試験そのものが実施できない。この課題を解決するために,著者らは,アンカー機構の治具による無機系補修材料の付着強さ試験方法の開発を進めている。本論では,既存の接着方法と同等の結果を得るためのアンカー治具を設計するとともに,試験方法を室内試験で検討し,開発した試験方法を現地試験で検証した。その結果,反力板を用いることで破断面積を均一にでき,接着方法と同じ引張強度が得られることを明らかにした。
著者
緒方 博之
出版者
日本微生物生態学会
雑誌
日本微生物生態学会誌 (ISSN:24241989)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.2-4, 2017-03-01 (Released:2017-04-12)
参考文献数
9
著者
五十嵐 康人 大河内 博 北 和之 石塚 正秀 吉田 尚弘 三上 正男 里村 雄彦 川島 洋人 田中 泰宙 関山 剛 眞木 貴史 山田 桂太 財前 祐二 足立 光司 中井 泉 山田 豊 宇谷 啓介 西口 講平 阿部 善也 三上 正男 羽田野 祐子 緒方 裕子 吉川 知里 青山 智夫 豊田 栄 服部 祥平 村上 茂樹 梶野 瑞王 新村 信雄 渡邊 明 長田 直之 谷田貝 亜紀代 牧 輝弥 佐藤 志彦
出版者
気象庁気象研究所
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2012-06-28

初期の放射性Cs放出には従来想定されていた水溶性サブミクロン粒子に加え,直径数μmの不溶性粗大球状粒子が存在することを初めて明らかにした。典型的な里山では再飛散由来のCs濃度は,都市部での結果と異なり,夏季に上昇し,冬季には低かった。夏季のCs担体は大部分が生物由来であることを初めて見出した。放射性Csの再飛散簡略スキームを開発し,領域エアロゾル輸送モデルを用いて森林生態系からの生物学的粒子による再飛散,ならびに事故サイトから継続する一次漏えいも含め,フラックス定量化-収支解析を行った。その結果、他のプロセス同様、再飛散は、地表に沈着したCsの減少や移動にほとんど寄与しないことがわかった。
著者
白木 啓三 今田 育秀 佐川 寿栄子 緒方 甫 浅山 〓 森田 秀明
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.4, no.3, pp.279-288, 1982-09-01

ヒトの上肢あるいは下肢が切断された時には, 体温調節の重要な役割を演じている体表の面積がかなり減少することになる. 体の一部分を喪失した患者の体温調節機序に特異性があるとすれば, リハビリテーション医学においても重要な関心事となる. 両股離断者(BHD)では夏期に著しい多汗を示すことが観察されていたが, 実証的に裏付けがなされていなかった. 2名のBHD(体表面積の40%喪失)を26℃, 30℃および33℃の人工気候室にて安静にせしめ各々の分割体熱測定を行った. 中性温域ではBHDの呼気からの水分喪失量は正常対照者より増加したが, 皮膚からのそれは低下した. 熱負荷(33℃)によりBHDの中心部体温および皮膚温は対照者よりも上昇し, このことが汗量の増加に関係することが実証された. BHDの体温調節は中性温域ではよく保持されるが, 温熱負荷により影響を受け易いことが判った. 更にBHDでは体表面積当りでは正常者より高い産熱があること, 体中心部から被殼部への熱伝達性が高いことおよび体熱放散が様式変化することが判明した.