著者
三木谷 浩史 山川 龍雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1629, pp.60-63, 2012-02-20

問 海外展開の速さが猛烈だなと思うんですが、何が三木谷さんを駆り立てているんですか。 答 僕の感覚の中では、猛烈にやっているというよりもまだ遅いという認識です。展開するのは簡単だけど、成功しなければ意味がない。継続的に成長していける仕組みが必要です。僕らはそれを「仕組み化」という言葉で表現しています。 ハードウエアを輸出するだけなら簡単なんです。
著者
萩野谷 浩美 佐伯 由香
出版者
日本看護技術学会
雑誌
日本看護技術学会誌 (ISSN:13495429)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.19-28, 2012-01-15 (Released:2016-08-01)
参考文献数
24
被引用文献数
4

本研究は,ストレス評価に唾液 αアミラーゼ活性 (sAA) が有用であるか否かを調べることを目的とした. 健康な成人女性 7名 (27.9 ± 8.7歳,21~47歳 ) を対象として,暗算と足浴を各10分間行った際の sAAの変化を心拍数,スキンコンダクタンス,Visual Analogue Scale の変化と比較検討した.その結果,暗算開始前と比較して開始後でいずれの測定項目も有意に上昇し (p <0.05),sAAと各測定項目との間に有意な相関があることが明らかとなった (rs=0.631~0.798).sAAは,心拍数やスキンコンダクタンスなどの自律神経機能と同様に交感神経活動を反映しており,客観的にストレスを評価するための指標となりうると考えられた. 今回使用した携帯型 sAA測定機器は簡便で侵襲性もなく測定できることから,今後は患者のストレス評価だけでなく,臨床でのアセスメントやケアの客観的評価,看護研究にも応用できると考えられた.
著者
戸谷 浩
出版者
明治学院大学国際学部
雑誌
国際学研究 (ISSN:0918984X)
巻号頁・発行日
no.50, pp.129-149, 2017-03

【研究ノート/Research Notes】■特集テーマ 「マイノリティの視点から」/Special Topic: From the Perspective of Minorities
著者
川原谷 浩 安孫子 勤 松葉谷 治 KAWARAYA Hiroshi ABIKO Tsutomu MATSUBAYA Osamu
出版者
秋田大学大学院理工学研究科
雑誌
秋田大学大学院理工学研究科研究報告 = Scientific and technical reports of Graduate School of Engineering Science, Akita University (ISSN:24324108)
巻号頁・発行日
no.37, pp.31-36, 2016

At Noboribetsu, Hokkido, hydrogen and oxygen isotopic ratios (δD and δ18O) of precipitation collected in about one month interval were measured from 1979 to 1983. Although the easurement is rather old, it is useful to explain the isotopic characteristics of precipitation in the southern coast area of Hokkaido. δD, δ18O and d value (d=δD-8δ18O) of annual mean precipitation at Noboribetsu are -60‰, -8.9‰ and 11, respectively. The relationships of δD and δ18O show obvious difference between winter season and spring to fall season, and the d value is 21 in the winter season and higherthan the value of 9 in the spring to fall season, as like as the characteristics observed at Akita, Ryori and Rokkasho in thenorthern Honshu. The relationship in the spring to fall season is similar to those at Akita, Ryori and Rokkasho, and thisimplies that the Noboribetsu precipitation in the spring to fall season may be brought by the process similar to those in theabove three localities. On the contrary, the relationship in the winter season is different from those of above three localitiesimplying some difference in precipitation process. However, the d value of annual mean precipitation at Noboribetsu isthe same as Ryori located at the Pacific Ocean coast of northern Honshu, because the precipitation amount in the winterseason is fairly smaller than that in the spring to fall season at Noboribetsu as like as Ryori. The isotopic ratios of smallrevers in the Noboribetsu area are similar to those of several small rivers at the southern coast of Hokkaido, and thisimplies that the isotopic ratios of precipitation at the southern coast of Hokkaido have characteristics similar to those atNoboribetsu.Records monitoring the airflow's temperature and absolute humidity revealed a periodic nature of the variations. Suchseasonal changes had an approximate cycle length of six months and can be modeled by a harmonic vibration equation. The dewcondensation observed at the rock surface can be explained by the calculation results based on the measured values. Theconstraints of equation (6) are practically negligible at a Hyakumeishi level, which was apparent from the induction of theproposed theoretical formula. The seasonal thermal variations of the environment and the dew generation mechanism can beattributed to heat balance in the entire mining area. Finally, the primary results of this study are considered to be fundamentaldata to the case of variously utilized underground spaces.
著者
奥谷 浩一
出版者
札幌学院大学総合研究所
雑誌
札幌学院大学総合研究所紀要 = Proceedings of the Research institute of Sapporo Gakuin University (ISSN:21884897)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.59-69, 2015-03-31

丸山眞男の『日本政治思想史』は戦後の日本思想史研究の画期をなす業績のひとつである.しかし,その後の日本思想史研究の蓄積は,この著作の時代的制約とさまざまな問題点とを明らかにしつつある.丸山は,東アジアの思想圏全体を俯瞰することなく,儒教と朱子学を我が国の封建制社会の支柱となった思想体系とのみみなし,江戸時代初期に強固に確立されたこの思想体系が荻生徂徠などの思想のインパクトを受けて解体され,これと並行して近代的意識が形成されたと解釈する.こうした理解は,この時代の複雑で豊かな思想空間を単純な図式によって把握し,限られた射程の準拠枠によって評価するものである.本論文では丸山のこうした日本思想史論の問題点をアウトラインにおいて提示する.
著者
花谷 浩 宮原 晋一 相原 嘉之 玉田 芳英 村上 隆
出版者
一般社団法人 日本考古学協会
雑誌
日本考古学 (ISSN:13408488)
巻号頁・発行日
vol.14, no.23, pp.105-114, 2007-05-20 (Released:2009-02-16)
参考文献数
5

奈良県明日香村にあるキトラ古墳は,高松塚と並ぶ大陸的な壁画古墳であり,慎重な調査と保護が進められてきた。壁画は剥離が進んでおり,石室内で現状保存することは不可能で,取り外しで保存処置を行うこととなった。その前段階の作業を兼ねて2004年に石室内の発掘を行い,石室構造の細部が判明し,最先端の技術を用いた豪華な副葬品が出土する等,多くの成果を上げた。墳丘は版築による二段築成の円墳で,石室の南側には墳丘を開削した墓道が付く。墓道床面に,閉塞石を搬入する時に使用した丸太を敷設したコロのレール痕跡(道板痕跡)を確認した。石室は,二上山産の溶結凝灰岩製の分厚い切石材を組み合わせて構築する。石材には朱の割付線が残っており,精巧な加工方法が推測できる。石室の内面は,閉塞石以外を組み立てたのち,目地を埋め,さらに全面に漆喰を塗り,壁画を描く。石室内の調査は,空調施設等を完備した仮設覆屋内で,壁画の保護に万全の措置をした上で発掘をした。石室内には,盗掘時に破壊された漆塗り木棺の漆片堆積層が一面に広がる。遺物は原位置に残らないと判断され,堆積層をブロックに切り分け,方位と位置を記録し,コンテナにそのまま入れて石室外に搬出した。出土遺物には,金銅製鐶座金具や銅製六花形釘隠といった木棺の金具,琥珀玉等の玉類,銀装大刀,鉄製刀装具,人骨および歯牙などがある。木棺の飾金具は高松塚古墳のものとは意匠に違いがある。また,象嵌のある刀装具は類例がなく,その象嵌技術も注目される。歯牙は咬耗の度合いが著しく,骨と歯は熟年ないしそれ以上の年齢の男性1体分と鑑定された。壁画は,歪みがきわめて少ない合成画像であるフォトマップ作成を行った。これは実測図に代わりえる高精度なものである。また,壁画取り外し作業の過程で十二支午像の壁画を確認した。墓道と石室の基本的なありかたは,他の終末期古墳とほほ同じである。コロのレール痕跡は高松塚古墳や石のカラト古墳にもあり,石室の石積みはマルコ山古墳に似るが相違点もある。底石の石室床面部分は周囲より一段高く削り出しており,石のカラト古墳と類似することがわかった。
著者
永代 行日出 細谷 浩之 中野 貴裕
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.855, pp.17-00310-17-00310, 2017 (Released:2017-11-25)
参考文献数
23
被引用文献数
1

Acoustic metamaterial can have arbitrary acoustic characteristics , and there is possibility to improve acoustic performance of any products dramatically. As metamaterial, many kind of types have been propounded and studied. It is mainly classified into resonance type and non-resonance type.Resonance type metamaterial can change acousic characteristics drastically, but frequency range is narrow. Non-resonance type’s acoustic characteristics range is less than resonance type, but it can be changed in broad frequency band. It is a great advantage to use. About non-resonance type metamaterial, it has been already studied to control transmitted sound, but it has not been studied about reflection sound. If reflection sound control become possible, effective method can be chosen to solve noise problem. For example, resonance frequency in a duct will be shifted by changing reflection direction from the wall. In this study, the design method of non-resonance type metamaterial to control reflection sound has been studied by using FEM and Transfer-function method, and to verify the design method, element test was conducted. Element test result correspond well with analysis result, and the design method of acoustic metamaterial has been verified in this study. In order to put into practical use, further study with actual product shape is needed to confirm manufacturability.
著者
尾谷 浩
出版者
日本菌学会
雑誌
日本菌学会大会講演要旨集 日本菌学会第53回大会
巻号頁・発行日
pp.5, 2009 (Released:2009-10-30)

自然界では,無数の病原微生物が植物を攻撃しているが,その中で特定の植物に病気を引き起こすことのできる病原体の種類は驚くほど少ない.多くの病原体は特定の植物を選択的に侵害し,個々の寄生性には明確な宿主特異性があるのが通例である.植物の寄生病のうち約80_%_は菌類によって引き起こされるが,植物寄生菌類の宿主特異的な寄生性を決定する因子として,宿主特異的毒素(HST)の存在が知られている.HSTの発見は1933年にさかのぼる.Tanakaは,鳥取県の二十世紀ナシに大被害を与えていたナシ黒斑病菌(Alternaria alternata Japanese pear pathotype)の培養ろ液を黒斑病に感受性と抵抗性のナシ品種に処理すると,感受性品種のみ黒色壊死斑が形成されることを見出し,宿主特異性を示す毒素の存在を初めて報告した.しかし,当時は国際的に全く反響を呼ばなかった.その後,1964年にPringleおよびSchefferは,エンバクvictoria blight病菌(Cochliobolus victoriae)などの毒素研究の成果に基づいてHSTの基本概念を提唱し,HSTが注目を浴びるようになった.現在,HSTの定義として,(1) 宿主植物にのみ毒性を示すこと,(2) 宿主植物の毒素耐性度と病害抵抗性が一致すること,(3) 病原菌の毒素生産能と病原性が一致すること,(4) 病原菌の胞子発芽時や侵入時に毒素が放出されること,(5) 放出毒素により宿主植物に生理的変化が引き起こされ病原菌の感染を可能にすること,が挙げられている(西村1970,甲元1990,KohmotoおよびOtani,1991).このような性質を持つ毒素は,ただ単に特異的な毒性を示す物質ではなく,病原菌の病原性発現に不可欠な第一義的病原性決定因子であると考えられている.これまでに, Alternaria属菌とCochliobolus属菌を中心に20種類を越える病原菌がHSTを生産することが報告されている.
著者
由井 義通 神谷 浩夫
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.100036, 2016 (Released:2016-04-08)

1.  研究の背景と目的経済活動のグローバル化は,同時に多様な人材のグローバル化をもたらす。企業の海外進出は,本国から派遣する駐在員とともに,駐在員を支援するスタッフや彼らの生活を支援する飲食店などの各種サービスが必要となるため,企業の国際展開は,進出先に必要とされる人材を紹介する人材ビジネスの国際的展開も必然的に伴うのである(由井,2015)。日本人の海外就職者の大部分は,人材会社の就職情報をweb上で得ており,中澤(2012)によるシンガポールでの海外就職者へのインタビュー調査結果によると,日本人女性の海外就職者の大部分は,人材会社が提供するwebサイト上の就職情報を得て就職活動を行っていた。また,諸外国でもwebサイト上の人材情報が海外就職において重要な情報源の1つとなっている(Niles and Hanson 2003)。日本人女性の海外就職についてシンガポールとバンコクで調査した際に,人材会社について調査した結果,人材会社の求人情報では,いずれの都市においても男性の営業職やサービス職に求人が多かった。しかし,海外就職のために人材会社のwebサイトに登録するのは女性が多かった(Yui,2009, 由井,2015)。そこで,海外就職に重要な役割を果たしている人材会社について,人材を募集する企業が求める人材の特徴を明らかにし,また海外就職者の特徴を把握することを目的として,人材紹介会社への聞き取り調査を行った。2.    ドイツにおける在留邦人数と日系企業数 本研究は調査対象地域をドイツのデュッセルドルフとフランクフルトとした。ドイツを研究対象とした理由は,外務省の「海外進出日系企業実態調査」(2015)の結果,平成26年10月1日時点で海外に進出している日系企業の総数(拠点数)は,国別でみると中国3万2,667拠点(約48%),アメリカ合衆国(約11%),インド(約5.7%),インドネシア(約2.6%),ドイツ1,684拠点(約2.5%),タイ(約2.4%)となっており,ドイツはヨーロッパで最多の日系企業の進出先で,それに伴って日本人の就職者が多い国となっていたからである。ドイツ国内で日系企業の拠点は,ミュンヘン総領事館に677拠点,デュッセルドルフ総領事館に570拠点,フランクフルト総領事館に242拠点だが,日本に本社を置く日系企業162社のうち,デュッセルドルフには63社,フランクフルト35社,ミュンヘン31社で,日本から派遣される駐在員はデュッセルドルフに多い。3.    ドイツにおける日本人向け人材会社の概要ドイツにおいて日本人を対象とした人材紹介を行っている人材会社は5社の独占状態にあり,そのうち1社は管理職クラスのヘッドハンティングを中心業務とし,4社は日系企業や日本との取引を行う現地企業に現地採用者を紹介する業務を行っている。5社はいずれもデュッセルドルフもしくはフランクフルトに本社を置き,創業は2002~2009年で比較的新しい会社である。それぞれの人材会社の顧客に占める日系企業の割合は95~100%で,紹介実績では日系企業に日本人を紹介するのを主とする人材会社が2社,日系企業に日本人とドイツ人を紹介するのが半々となっている人材会社が2社,日系企業にドイツ人を紹介するのを主としている人材会社が1社であった。
著者
熊野 貴紀 谷 浩明
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2013, 2014

【はじめに,目的】理学療法士作業療法士養成施設指定規則によると1966年の制定時,臨床実習時間数は総時間数の51%(1683時間以上)を占めていたが,その後数回の改訂を経て1999年の改定時には総時間数の19.4%(810時間以上)と減少している。これは臨床技能レベルの向上を目的とした客観的臨床技能試験(OSCE)や問題基盤型学習(PBL)の実施により臨床実習で得るべき知識・技術の補完が学内教育においても可能であるとの考えが根底にあるものと推測される。しかし,臨床実習には,臨床技能の獲得だけではなく,資質の醸成やチーム医療内での役割の自覚といった側面も含まれるので,いまだ理学療法士の教育における位置づけは重い。現在,わが国における理学療法士養成校の形態は,4年制大学・4年制専門学校・3年制短期大学・3年制専門学校と多岐に渡る。こうした就学年数や教養科目と専門科目の占める割合の違いのうえに,臨床実習では実習施設数や地域偏在性が加わるため,各学校の違いがより顕著に表れることが考えられる。そこで,今回,全国の理学療法士養成校にアンケートを実施し,授業カリキュラム以外の臨床実習に特化した介入方法の実態を調査したので報告する。【方法】日本理学療法士協会ホームページの養成校一覧(H24.7.20現在)のうち,募集停止を除く241校を対象とした。内訳は4年制大学90校,4年制専門学校68校,3年制短期大学5校,3年制専門学校78校を対象とした。2013年9月上旬にアンケートを送付し,9/30を締め切りとして回収・集計した。アンケート項目は,学校種別,学科学生数と教員数,各学年別臨床実習期間,実習前の具体的介入,実習後の具体的介入,学校提出課題,実習日誌の使用状況とした。【倫理的配慮,説明と同意】今研究計画は,所属機関の倫理審査委員会にて承認されている(承認番号13-Io-104)。また,書面で研究の要旨を説明し,返送されたデータのみを使用した。【結果】全送付数241のうち,所在不明による返却が1校,回答なしが145校,1校がデータの使用が困難となり94校の回答を分析対象とした。回収率は,39.0%で学校種別による偏りも少ないものであった。データの学校種別割合は,4年制大学:40.4%,4年制専門学校:28.7%,3年制短期大学:2.1%,3年制専門学校:28.7%であった。回答結果より,実習前に座学形式で54.3%,グループワークで50.0%,実技形式で55.3%と半数以上の学校で何らかの介入が行われていることがわかった。学校種別では,座学形式の実習前介入は,3年制専門学校で59.2%,4年制専門学校で63.0%と比較的多く実施されているが,4年制大学では48.6%,3年制短期大学に至ってはまったく実施されていなかった。実技形式による介入についても,3年制専門学校54.3%,4年制専門学校66.7%,3年制短期大学50.0%,4年制大学46.0%とほぼ同様あった。これに対してグループワークでの介入は,3年制専門学校で48.1%,4年制専門学校で37.0%と少なかったが,4年制大学では62.2%と比較的多く実施されていた。実習後の介入では95.7%の学校が症例発表会を実施していた。その他の介入も含めた学校種別の違いはみられなかった。その他の介入は,全体で37.2%の学校が実施しており具体的方法は,個人面談や個別指導が最も多く,担当症例以外の自由研究や治療などの実技発表会,実習全体を通した振り返りやインシデントなどの発表会といったものがそれに続いた。【考察】今回の調査で,学校種別によって様々な実習形態があることがわかった。実習前の介入では,学校種別による違いも若干みられ,専門学校は教員主導の学習形態を,大学では学生の自主性を尊重した学習形態を選択していることが考えられた。また実技形式での介入割合が専門学校で多いのは,より実践的能力に主眼をおいているからではないかと考えられた。その他の実習前介入として,共用試験の使用による知識・技術の判定や関連施設でのプレ実習や実習指導者・卒業生などによる第三者的介入例が見られ,各学校で臨床実習に向けた補完が多様である現状が確認された。また,実習後の介入ではほとんどの学校が症例発表会を実施しているが,その他の介入は約1/3に留まり,その具体的方法は,個人面談や試験を除外すると,実習経験の学内教育における活用は17校(18.1%)に過ぎず,貴重な実習経験を十分に活かしきれていないことがわかった。【理学療法学研究としての意義】今回の調査結果から,臨床実習による経験を学内教育で十分に活かしきれていない可能性が示唆された。この実習経験の有効な活用方法を検討することは,学生のさらなる能力向上につながると考えている。
著者
神谷 浩
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.147-150, 1994-07-20 (Released:2010-03-12)
参考文献数
12
被引用文献数
2

抜歯後の疼痛発現時に, 立効散エキス顆粒を1包 (2.5g) 服用させ, 鎮痛効果を調べた。被験対象は20例である。鎮痛効果の判定では, 有効が13例 (65%), やや有効が4例 (20%), 無効が3例 (15%) であった。抜歯後疼痛が軽度の場合, 服用後13例すべて無痛になった。抜歯後疼痛が中等度の場合, 5例のうち4例は服用後軽度になったが, 1例は服用後も疼痛が軽減しなかった。抜歯後疼痛が強度の場合,服用後2例とも疼痛が軽減しなかった。立効散エキス顆粒は, 普通抜歯で抜歯後疼痛が軽度と予想される場合は十分な鎮痛効果が期待できるが, 難抜歯で抜歯後疼痛が中等度以上と予想される場合は十分な鎮痛効果が期待できないと思われる。自覚的な副作用は20例すべてに認められなかった。
著者
柳内 延也 塩谷 茂信 水野 雅之 鍋谷 浩志 中嶋 光敏
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.51, no.5, pp.238-246, 2004-05-15
被引用文献数
8 15

チキンエキスから得られる抗酸化性ジペプチドのアンセリン(Ans),カルノシン(Car)及びその混合体(AC mix)の抗酸化活性を調べるために,生体内で生成される3種類の活性酸素,次亜塩素酸(ClO⋅),水酸化(OH⋅)及び過酸化亜硝酸(NO<sub>3</sub>⋅)ラジカルを用いて,これらの活性酸素による蛋白質分解に対する分解阻止作用の点から試験し,ビタミンC(V.C),ビタミンE(V.E),還元型グルタチオン(GSH),エピガロカテキンガレート(EGCG)及びケルセチン(Qur)などの抗酸化剤と比較した.食品の抗酸化能測定法として一般に用いられるラジカル色素還元法(DPPH法)で比較すると,抗酸化活性の強さは植物由来の抗酸化剤,特にポリフェノール化合物が極めて高く測定され,AC mixの抗酸化活性はEGCGの1/6700,Qurの1/2500,そしてV.CとV.Eの1/1000に過ぎなかった.各種活性酸素による蛋白質分解反応の阻止作用で測定した抗酸化活性では,Ans,Car及びAC mixはGSHやV.Cと同様にClO⋅とONOO⋅に対して強い抗酸化活性を示し,OH⋅に対して弱い活性であった.一方,50μMのEGCGとQuer及びV.Eなどの脂溶性抗酸化剤はOH⋅に対し強い抗酸化作用を示したが,ClO⋅とONOO⋅に対しては強い抗酸化活性は示さなかった.V.CはAC mixやGSHと同様にOH⋅に対する抗酸化活性は弱いものであったが,ONOO⋅に対して最も強い抗酸化活性を示した.これらの結果から,抗酸化剤にはそれぞれ有効に作用する活性酸素種があり,生体のエネルギー代謝の過程で発生する活性酸素による生体成分の障害を防止するために適切な抗酸化剤の併用が重要であることが強く示唆された.
著者
川原谷 浩 松田 英裕 松葉谷 治
出版者
The Japan Landslide Society
雑誌
地すべり (ISSN:02852926)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.48-55, 1999-03-15
被引用文献数
7 8

地すべりが活動する誘因の1つに地すべり崩積土中の間隙水圧の増加が挙げられる。間隙水圧の増加は集中豪雨や融雪水などに起因する場合が多く, 降雨 (雪) 水の地下への浸透や地下水との混合のプロセスを解明することは, 地すべりの防止や予知に重要な情報を提供することが期待される。本論文では様々な水の挙動を把握するために有効な追跡子である酸素・水素安定同位体比を用い, 降水が地下に浸透し涵養域に至るまでの過程を検討した。<br>調査地域として, 地質状況が把握され, 水抜き用集水井が数多く設置されている秋田県・谷地地すべりを選び, 集水井から排水される地下水や周辺の地表水の同位体比を測定した。その結果, 集水井ごとに岡位体比の変化幅がそれぞれ異なることが判明した。このことは降水が地下に浸透してからの地質状況や浸透距離 (時聞) を反映しているものと推定される。そこで降水の季節変動を利用したモデル計算で平均滞留時間を試算したところ, 短期間の地下水で2ヶ月程度, 長期間の地下水で1年程度で流入から排水に至ることが判明した。
著者
松谷 浩尚
出版者
アジア経済研究所
雑誌
現代の中東 (ISSN:09128107)
巻号頁・発行日
no.24, pp.66-84, 1998-03

1 0 0 0 OA 気管支喘息 II

著者
奥谷 浩一
出版者
北海道哲学会
雑誌
哲学年報 (ISSN:1344929X)
巻号頁・発行日
no.51, pp.49-61, 2004-07-16
被引用文献数
1
著者
島谷 浩
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学教育学部紀要. 人文科学 (ISSN:0454613X)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.111-120, 2007-11-30

First, this paper explores the recent use of English proficiency tests as external tests at higher educational institutions. External tests such as TOEIC, TOEFL, and Step Test (Eiken) are used because they enable us to measure English communication ability and to compare the results at several stages of teaching and learning. Higher institutions make use of these test scores to motivate students and innovate EFL teaching and learning. Second, the paper reviews research at Kumamoto University which examined an English program which incorporated the TOEIC-IP score into the final grade of one required English class. Third, the results of the author's classroom research are reported: sutudents planned their learning during the samester using CASEC (a computer-adaptive test) scores. Students' comments on the effects of the external test on their learning are presented. Finally, washback effects of external tests on EFL teaching and learning at higher insitutions are discussed.