著者
野村銀次郎 編
出版者
銀花堂
巻号頁・発行日
1890
著者
近藤 成一 海老澤 衷 稲葉 伸道 本多 博之 柳原 敏昭 遠藤 基郎 渡邉 正男 鴨川 達夫 金子 拓 西田 友広 遠藤 珠紀 山田 太造 神野 潔 野村 朋弘 岡本 隆明 アドルフソン ミカエル
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

1600年以前の日本の古文書に関する諸情報を共有し、文書名の付与や年代比定などの基礎作業を共同で行う「古文書バーチャルラボ」を構築した。「古文書バーチャルラボ」の運用により、史料編纂所歴史情報システム上の古文書に関するデータを修正・追加することを試行し、また古文書学上の研究成果については公開研究会において発表した。また『鎌倉遺文』未収録の文書数について検討した。以上の内容を報告書にまとめ、「東京大学史料編纂所研究成果報告2012-4」として刊行した。
著者
尾藤 誠司 早野 恵子 野村 英樹 大西 弘高 浅井 篤 大生 定義 竹村 洋典
出版者
独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター)
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

<研究の目的>医療を受ける側と提供する側が信頼しあいながら医療サービスが成立するために、現在解決されなければならない問題はいくつもある。我々研究班は、2年間の事業の中で、現在起こっている医療に関する問題点について、医師のプロフェッショナリズムの視点から考察し、実証的な根拠を提示するとともに、プロフェッショナリズム推進への方略や、プロフェッショナリズム涵養のためにあるべき教育について多面的な研究事業を行なうことを目的とした。各事業に先立ち、我々は、まずインターネットによるW.EB掲示板機能を用いた「WEB討論会」を開催した。その内容を基礎資料として、以下の分担事業を行った。<医師の思考と職業意識に関する論考集の出版>分担研究者を中心とした医師の思考を文化人類学的に考察した『医師アタマ』を出版するとともに、事例を基にした論考連載「白衣のポケットの中:医師のプロフェッショナリズムについて考えるフォーラム」をおこなった。<医師が持つべきプロフェッショナリズムに関する質的調査および量的調査>医師が持つべきプロフェッショナリズムの内容に対し、医療専門職や患者、市民等に対して質的インタビューを行い概念の整理を行った。その上、医師の態度と行動に対する調査を、医師、患者、市民に実施し、結果の比較を行った。<医師のプロフェッショナリズム推進および教育事業>映画や事例の振り返りによる、医師の態度教育に関する教育ツールを開発し、有用性の観察を行った。<良質な医療サービスを提供するために必要な就労環境についての調査>医師の就労環境改善を提言するための現状調査を行った。以上の調査等を踏まえ、複数の種類にわたる医療専門職のほか、倫理学、メディエーター、マスコミ関係者、患者を代表する者等による合同ワークショップ「ともに考える医療ワークショップ」を開催し、医療者行動規範宣言書の草案を作成した。
著者
野村 淳二
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第2回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.5, 2007 (Released:2008-11-27)

企業において新事業、新規商品を作り出すために留意すべきマネジメントの勘どころを述べる。乗馬フィットネス機器「ジョーバ」の開発事例を通して、新規商品開発リーダ育成の考え方、スキルズ開発の重要性を示す。
著者
野村 豊子
出版者
岩手県立大学社会福祉学部
雑誌
岩手県立大学社会福祉学部紀要 (ISSN:13448528)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.69-79, 1999-09

This research note provides an overview of what care conference is about. It begins by positioning care conference. Care conference is defined to have important functions in care management as mediator, supporter and realizer, of client-oriented approach. The author points out sources of confusion around care conference to be clarified in improving the effectiveness and quality of future care conference. In the second section, the development of case management concept within the context of Japan is outlined. Issues of accessibility and availability of services, which call for strategic approaches to meeting client's needs and means, are brought up. Three conceptual models of care management (Minimum Model, Coordination Model, Comprehensive Model) originally proposed by Ross (1980) are presented. Each model reflects the phase of care management, functions and goals. Third, care-package as potential focal point of care conference is considered. As a proposal of conditions towards effective care planning, Hardcastle et al. (1996)'s conceptualization of SMARRT is mentioned. SMARRT stands for Specific, Measurable, Acceptable, Realistic, Result Oriented and Time Specific. Care conference can be viewed as decision making stage of care planning in the process of care management. Care-package as home-care service plan can be one of the care plan themes to be discussed and explored. As the term speaks to itself, care management is managing care as a whole rather than case-by-case. Thus, care conference is holistic and cohesive in nature. Defining significance of care conference, then, is necessarily multiple dimensioned by the webs of human relations of individuals involved in and through the process of care conference. As the forth section, the significance of care conference is delineated in relation to client, client's families, care providers, care manager, service providers and social resource of the community. Finally, the view of care conference as collaboration among teams of multidisciplinary professionals is pursued. Teams can be classified into client team or manager's provider group, network association team and formed teams (Ovretveit 1993). Recognizing care conference as an essential procedure of care management and examining team relational patterns can contribute to make care conference more effective. As a conclusion of the research note, key issues of care conference in relation to the implementation of the new system are briefly pointed out. In addition, future necessity of developing theoretical framework of care conference is proposed.
著者
野村 豊子
出版者
岩手県立大学社会福祉学部
雑誌
岩手県立大学社会福祉学部紀要 (ISSN:13448528)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.45-53, 2003-03

This research note examines three studies on care managers' professional understanding of care conference and discusses the content and process of care conference under the new Health Insurance Act. The studies outlined here sequentially follow the implementation of the Act and focus on different groups of care managers. The first field research looked at those who have passed the official examination before the new Act. The second was conducted two years after the new Act and involved those who were in practice. The third highlighted those who actively participated in the training opportunity. One of the findings shared among the three studies is that the care managers' understanding of care conference was at the developing stage. Their further understanding of the significance of care conference holds the key to their professional growth and improvement in their practice.
著者
岡田 崇之 野村 竜也
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.4, pp.1-6, 2010-01-15

本研究では,インターネットの利用状況と学習意欲との関係の探索を目的として 「学芸大式学習意欲検査」 を元に質問紙を開発し,インターネット上での調査を実施した.本稿では,日常生活で必需品となっている携帯電話とパソコンでのメール,mixi などの SNS,Blog やプロフの書き込み等のインターネット上での各種ツールの利用頻度と学習意欲との関連性について報告する.In order to investigate relationships between Internet use and learning motivation, the research developed a questionnaire based on "Gakugeidai Academic Motivation Inventory", and then conducted a social survey via the Internet by using this questionnaire. The paper reports the results of the survey, focusing on the use frequency of various tools on the Internet such as emails with both mobile telephones and the PC, which have been the necessities in everyday life, SNS such as mixi, Blog and Prof, and their relevance with learning motivation.
著者
米虫 敦 谷川 昇 澤田 敏 狩谷 秀治 野村 基雄 鎌田 実 中谷 幸 吉田 理絵
出版者
関西医科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

経皮的椎体形成術後に放射線治療を施行を可能とするための基礎データを得ることが本研究の目的である。本研究により、骨セメントが放射線治療時の線量分布に与える影響を明らかにした。この結果を基にして、椎体転移による激しい疼痛の集学的治療として経皮的椎体形成術と放射線治療の併用療法が可能となり、疼痛緩和治療のイノベーションが創出される。本研究結果は、Radiology Research and Practice誌に公表した。
著者
大田 守雄 源河 圭一郎 石川 清司 国吉 真行 川畑 勉 野村 謙
出版者
特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.13, no.7, pp.832-837, 1999-11-15
被引用文献数
7 3

症例は18歳の女性.喀血を主訴として近医を受診した.胸部X線写真で左下肺野に無気肺像を認め, 気管支鏡下生検で腺癌と診断された.精査加療目的で当科を紹介され入院となった.気管支鏡検査で左下幹の完全閉塞を認めたが, 腫瘍は易出血性であり観察のみとした.後日, 腫瘍からの出血に備え全身麻酔下の生検により低悪性度の粘表皮癌と診断された.腫瘍は左下葉支B^6入口部から発生しポリープ状に気管支内腔へ発育し, 左主気管支内腔まで達していた.左肺上葉を温存するため, 上葉気管支形成術を伴う左肺下葉切除を施行した.術後1年7カ月を経過したが, 再発の徴候を認めない.本邦における40歳以下の粘表皮癌29症例を集計し, その臨床像について検討を加えた.
著者
野村 雅一 樫永 真佐夫 川島 昭夫 藤本 憲一 甲斐 健人 玉置 育子 川島 昭夫 藤本 憲一 甲斐 健人 玉置 育子 小森 宏美
出版者
京都外国語大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

老後と呼び慣わされる人生の段階に至っても、青年・壮年期に形成された個々人のアイデンティティの連続性は保持される。それが若い世代のライフスタイルを受容する文化伝達の逆流現象が生じるゆえんである。認知症の患者には、錯誤により、女性は若い「娘」時代に、男性は職業的経歴の頂点だった壮年期の現実に回帰して生きることがよくある。人生の行程は直線ではなく、ループ状であることを病者が典型的に示唆している。
著者
鈴木 健太 大平 雅子 野崎 綾子 内山 尚志 吉川 泰生 佐藤 利幸 野村 収作
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J95-D, no.1, pp.162-165, 2012-01-01

精神的なストレスの評価指標としてコルチゾールというホルモンが注目されている.従来,同物質は血液,唾液,尿などの検体から定量されてきた.これに対し本研究では,皮膚に微細孔を形成し,経皮的にコルチゾールを定量する新たな手法を提案する.
著者
辻本 雅史 野村 亨 杉本 均 前平 泰志 月原 敏博 安井 真奈美 今井 一郎 リシン ツェワン
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1997

平成9〜11年度の各年度、メンバーとテーマに関係する研究者を招き、研究会を開き、調査報告・情報交換および現地調査の打ち合わせを行った。9年度のブータン第1次調査では以下の諸調査を行い全体概要を掌握につとめた。(1)ブータン文部省等多数の政府の教育関係担当者、JICA関係者、国連開発計画(UNDP)代表者等と面会し、必要な資料類の収集と国内の学校(幼稚園から大学まで)のすべての教科書232冊を購入。(2)中央ブータン(ブムタン)地方で民宿・寺院泊し、生活実態の体験と聞き取り調査。(3)各種の学校、病院、チベット仏教寺院などを訪問調査。(4)ブータンの言語と文化の状況調査と分析。10年度の第2次調査は3班に分かれて各主題に沿って以下の調査を行った。(1)進行中の教育改革の実態と問題点の調査と資料収集。(2)教育改革と文化伝統(宗教や生活習慣)の関係の調査。(3)教員養成の実態と問題点の把握。(4)ブータン農村部の成人教育の聞き取り調査。(5)比較対照としてネパールの教育の実態と問題点の把握。(6)ネパール農村の子どもの生活と教育の調査。11年度の第3次調査は2班に分かれて以下の現地調査を行った。(1)ブータンとネパールの識字教育および成人教育の参与観察による実態調査と聞き取り及び資料収集。(2)各種の学校訪間による追跡・補足調査。(3)ブータン青年の意識に関する調査。(4)ブータン、ネパールにおけるチベット難民と教育調査。
著者
野村 幸弘
出版者
岐阜大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2006

ミケランジェロの「扮装像」の表現を受け継いだのが、カラヴァッジョである。カラヴァッジョは大きく分けて、十代と思われる少年、ひげを生やした成人男性として、その初期作品から登場する。《病めるバッカス》、《果物籠を持つ少年》、《聖フランチェスコの聖痕拝受》である。《聖痕拝受》は、ミケランジェロの《サウロの回心》を下敷きにし、《ダヴィデとゴリアテ》もミケランジェロの《最後の審判》における聖バルトロメオの表現を意識して描かれている。カラヴァッジョは、これらの作品で、ミケランジェロの扮装表現を、官能的に解釈し直したり、描かれた人物の視線を通して、交感、感情移入の表現を行い、絵画の心理的表現を実現している。そうした心理的、感情的、主観的な扮装表現を推し進めたのが、アルテミシア・ジェンティレスキである。《ユーディットとホロフェルネス》では、画家自らが、絵の中のいわば脇役に甘んじず、主役として積極的に物語に参加する。この作品で彼女はアブラに扮し、ホロフェルネスの殺害に関与する。それが彼女の実人生と深い関わりを持っているのである。ルネサンス以降、絵画表現が、広く宗教や社会、文化との関係というよりも、むしろ画家個人の性格や人間関係、セクシュアリティ、あるいは実生活上のプライベートな出来事と密接な関係を持ち始めることが、扮装論の視点から見えてくる。扮装は、芸術家の個性、あるいは自意識に関わる問題である。しかし、自作の中で扮装する画家が、作品の言わば「造物主」でありながら、かならずしもそこで神のように振る舞うわけではない点が興味深い。そこには複雑な心理過程や屈折、韜晦があって、ストレートな自己表現や全能感に満ち溢れた表現となっているわけではない。ルネサンスの画家は外界の目に見える世界を正確に認識するために、絵画を描き始め、それはやがて科学的な物の見方へと受け継がれていったわけだが、それと同時に、自己の内面という目に見えない世界を認識しようという欲求が芽生え始めていたのである。
著者
野村 孝徳 沼田 卓久 似内 映之
出版者
和歌山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2006

コヒーレントディジタルホログラフィを用いた形状および反射特性の計測手法を提案した.低コヒーレントディジタルホログラム群から試料の形状および反射特性を求める手法を提案し実験的に実証した.さらに計測精度向上のため,精度低下の要因となるスペックル雑音の影響を低減する信号処理的アプローチを提案した.いずれもディジタルホログラム群から得られた再生画像群に対し信号処理を施した.局所統計量に基づく(1)局所平均法,(2)局所分散法と,光源のスペクトル分布に基づく(3)曲線近似法の3種類を提案した.(1)は他の再生画素と比較してスペックル雑音の輝度が極めて大きいまたは小さいことを利用したもの,(2)はフォーカス位置ではスペックルのコントラストが最大となることを利用したもの,(3)はある画素に着目した場合,再生画像群内でその画素の輝度の変化は光源のスペクトル分布に従うことを利用したものである.(3)に関しては光源のスペクトル分布をガウス分布とし非線形最小自乗法により曲線近似をおこなった.これらの手法を適用した結果,適用前と比較して形状計測の精度が向上した.特に(3)の手法が有効であり,適用前は30%程度あった,レーザー変位計による形状計測結果との差を数%以下にすることに成功した.ワンショット位相シフト法を実現する手法として波面分割法を2種類(検光子アレイを用いるものと位相子アレイを用いるもの)を提案した.前者は光学実験データを用いた模擬実験により,後者は偏光イメージングカメラ用いた実験的により,それぞれの有用性を示した.