著者
金子 仁 福田 厳 津金 正典 坂本 研也
出版者
公益社団法人 日本マリンエンジニアリング学会
雑誌
マリンエンジニアリング (ISSN:13461427)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.120-129, 2020-01-01 (Released:2020-01-29)
参考文献数
6

Japan is a country prone to many natural disasters. There has been a further demand for Japan to improve the reliability of power supply than before the Great East Japan Earthquake. Given the topography of the country, the authors think that the Earthquake taught us how effective ship-to-shore power supply systems are in improving the reliability. This study is to estimate how much power can be supplied from coastal cargo ships moored at Tokyo Port. For calculation purpose, the authors used ship specification data listed in the annual "Register of Ships" published by the Japan Shipping Exchange, Inc. and port mooring facility specification data on the Tokyo Port Facilities List. The result of the calculation showed that 230 moored ships at the port can provide up to 197,000kW, which accounts for 23% of the total amount of power that can be supplied from 2,314 registered coastal cargo ships in Japan.
著者
金山 智子
出版者
日本島嶼学会
雑誌
島嶼研究 (ISSN:18847013)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.151-170, 2018-08-31 (Released:2020-09-29)
参考文献数
19

This study aims to explore the role of FM Uken, a community radio at Uken village of the Amami Ohshima, a subtropical island located between Kagoshima and Okinawa. Uken village, the residents of which was less than two thousand, has opened FM Uken in 2010 as the second community radio in the island. Since then, this small, but the uniquely operated community FM broadcaster has affected to open other two community FMs in the island. Particularly, its unique radio programming became the model for the programming of these two radio. The program is organized with the mix of self-produced programs and various programs produced by other broadcasters including prefectural broadcasters (MBC and Kagoshima broadcasting operated in the mainland) and community FM broadcasters (FM Amami, FM Setouchi, and FM Tastsugo in Amami island, Rainbow FM in Tokyo city). Even though this mixed programming is quite rare compared to the programming of community FM broadcasting in general, it could help for small-scaled community FM broadcaster to program for long period of time. FM Setouchi and FM Tastsugo have kept FM Uken’s style in their programming for broadcasting. Because of this mixed programming, the research questions were raised in this study: 1) how listeners of FM Uken would listen to the mixed program, 2) how listeners of FM Uken would feel FM Uken in everyday life, and 3) what kind of the meaning to the local community FM Uken would be. This study conducted the in-depth interview with key persons and village people and focus group interviews. In addition, the content analysis of the request messages from listeners was conducted. The results revealed that the listeners discerned FM Uken-produced programs from various different programs with their ears. Also, the listeners have been using FM Uken broadcasting for enjoying and utilizing in various situations in their everyday life. It also highlighted not only the habit of listening to the radio but also the creation of a radio culture by themselves. It is understood that the listeners did not expect to gain new information through the program but to participate in the villagers’ talks as a listener for enjoying and sharing that with other villagers. It seems that it was functioning as a place of ritual communication. It is also important that it became routinely in the villagers’ living space. Many listeners were turning on the radio when getting up in the morning, listening to the island songs flowing from the radio and the news and information on the village, and listening to the villager’s talks. This is the participation and confirmation of Uken village. As such, it could be regarded as ritual communication on/through FM Uken. FM Uken has continued broadcasting by adopting a programming method of mixing “gaze of Uken village” and “gaze of other cultures and regions.” Even though various information and culture entered a small village, “the gaze of the villagers” was not become immersed. Rather, it was a new time-space to join and integrate the community of Uken village for the villagers. This is the meaning of the existence of FM Uken for the community. Thus, this study revealed that the FM Uken became a cultural symbol of Uken village, and it is the significance of the study.
著者
金澤 悠介 朝岡 誠 堀内 史朗 関口 卓也 中井 豊
出版者
数理社会学会
雑誌
理論と方法 (ISSN:09131442)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.141-159, 2011 (Released:2012-01-31)
参考文献数
41

本稿の目的は,エージェント・ベースト・モデルの方法の特徴を明らかにするとともに,この方法を用いた研究が社会学の中でどのように展開されてきたのか/されうるのかを議論することである.最初に,エージェント・ベースト・モデルの方法的な特色を,数理モデル分析や計量分析という既存の社会学の方法と比較を通じて,明らかにする.次に,社会学において,エージェント・ベースト・モデルを用いた研究がどのように展開されてきたのかを,社会秩序の生成と社会構造の生成というトピックを題材に確認する.最後に,社会学の重要なテーマでありながら,エージェント・ベースト・モデルを用いた既存の研究ではいまだ未探索となっている領域について議論する.
著者
金原 進
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.60-70, 1987-09-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
10

This paper is a report on the history of entrance examinations for national public service, from 1949 to the present. Examinations for public service in Japan are aimed at appointing new graduates in the given year. An examination consists of a written test and an oral interview which is designed to evaluate whether applicants have the appropriate quality. The competency of the applicants are also evaluated in terms of the potentiality of their career promotion.The method of the written examinations is considered to be adequate, although the method for administering the oral interview needs some inprovement.
著者
松本 みゆき 金井 篤子
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
日本心理学会大会発表論文集 日本心理学会第85回大会 (ISSN:24337609)
巻号頁・発行日
pp.PQ-010, 2021 (Released:2022-03-30)

異文化適応は,海外で生活する人びとが現地生活にどれくらい馴染んでいるかを示す概念であり,彼らの精神的健康や行動のパフォーマンスを促進することが示されている。海外派遣者の女性配偶者は,その多くが海外帯同のため仕事を辞めたり,帰国後も就職をためらったりするなど,キャリア意識の構築が難しい。一方,異文化適応がキャリア意識に影響を及ぼす可能性が指摘されている。しかし,彼女らの異文化適応が帰国後のキャリア意識に影響を及ぼし,キャリア意識がどのように変化するかについて着目した研究はこれまでにない。本研究はこれらについて明らかにするため,帰国した海外派遣者の女性配偶者に対してインタビュー調査を実施した。分析の結果,直近の帯同で滞在していた国における異文化適応が高い人は低い人に比べて,ポジティブなキャリア意識を持っていることが明らかになった。また帯同前と比べて,キャリア意識が変化したと考えていることが示された。異文化適応は帰国後のキャリア意識に影響を及ぼすことが明らかになった。
著者
佐藤 幹也 伊藤 智子 谷口 雄大 大森 千尋 金 雪瑩 渡邉 多永子 高橋 秀人 野口 晴子 田宮 菜奈子
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.69, no.8, pp.617-624, 2022-08-15 (Released:2022-08-04)
参考文献数
23

目的 介護保険総合データベース(介護DB)の導入により,悉皆的な介護保険研究が可能になった。反面,介護DBでは死亡情報が含まれず他データとの突合も制限されているため,死亡に関する研究は実施困難である。本研究では,統計法に基いて入手した介護保険受給者台帳(受給者台帳)と人口動態統計死亡票(死亡票)を用いて,受給者台帳の受給資格喪失記録を死亡の代理変数として使用することの妥当性を評価した。方法 受給者台帳に記録された受給者情報の月次断面を2007年4月から2017年3月まで累積し,介護度が自立または年齢が65歳未満の者を除外した510,751,798件を研究対象とした。受給者台帳の異動区分コードが終了の場合を受給資格喪失とし,これと死亡票とを確定的マッチング(性別,生年月日,死亡年月日,居住市区町村)で突合できた場合を死亡例として,受給資格喪失の死亡に対する検査特性(感度,特異度,陽性反応的中率,陰性反応的中率)を算出した。結果 受給者台帳510,751,798件中の5,986,991件(1.17%)で受給資格喪失となり,うち5,295,961件の死亡が特定された。受給資格喪失の死亡に対する感度は100%,特異度は99.9%,陽性反応的中率は88.5%,陰性反応的中率は100%だった。陽性反応的中率を層別化すると,2012年以前は85~88%程度,2013年以降は91%前後,男性(91.9%)は女性(85.9%)よりも高く,年齢階級(65-69歳:80.6%,70-74歳:86.7%,75-79歳:86.4%,80-84歳:86.7%,85-89歳:88.0%,90-94歳:90.6%,95歳以上:93.4%)や要介護度(要支援1・2含む要支援:72.2%,要介護1:79.7%,要介護2:85.9%,要介護3:89.3%,要介護4:92.3%,要介護5:94.0%)とともに上昇した。結論 受給資格喪失を死亡の代理変数として用いると偽陽性が1割程度発生するため,受給資格喪失を死亡率そのものの推計に用いるのは適切ではない。しかし曝露因子間の交絡の影響や曝露因子の死亡への効果が過小評価される可能性があることに留意すれば,受給資格喪失を死亡の代理変数としてアウトカムに用いることは許容できると考えられた。
著者
金井 一賴
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.15-24, 2005-03-20 (Released:2022-08-03)
参考文献数
23

これまで産業クラスターや産業集積の議論において企業家活動の視点から統一的に分析された研究はほとんど存在しない.既存の産業クラスターや集積の分析において企業家活動は正当な地位を与えられてこなかったということができる.本稿では,企業家活動の議論を再検討することによって,企業家活動と産業クラスター(産業集積)の創造・展開のプロセスとの関係を統合的に分析できることを示す.企業家活動の視点から産業クラスターの創造・展開のプロセスを分析することによってダイナミックな議論が可能となり,産業クラスターに関する新たな理論展開への道を拓くことができる.
著者
井上 誠章 桑原 久実 南部 亮元 石丸 聡 橋本 研吾 桑本 淳二 増渕 隆仁 金岩 稔
出版者
一般社団法人 水産海洋学会
雑誌
水産海洋研究 (ISSN:09161562)
巻号頁・発行日
vol.84, no.3, pp.187-199, 2020-08-25 (Released:2022-03-17)
参考文献数
43

魚礁効果に関する多くの研究は漁業に依存しない調査データによるものであり,商業漁業によって得られた漁業依存データを用いた研究は少ない.漁獲量および漁獲量を努力量で除して計算されたCPUE(Catch per unit effort)は魚礁効果のほか,操業海域や漁船能力,資源の年および季節変動の影響を受ける.そのためCPUEをそのまま用いた解析からは資源密度にあたえる魚礁効果を偏りなく評価できない.本研究ではメダイ,ヒラマサおよびイサキについて,上記の問題を避けるためCPUE標準化の手法を応用して効果範囲を定量評価した.メダイ資源密度は,魚礁海域では天然海域の約7.0倍であり,効果範囲は魚礁中心から約350 mと推定された.ヒラマサの効果範囲は約100 m,イサキでは魚礁の近接海域に限定されると推定された.
著者
金元 保之 高澤 拓哉 宮原 寿恵 道根 淳 沖野 晃 寺門 弘悦 村山 達朗 金岩 稔
出版者
一般社団法人 水産海洋学会
雑誌
水産海洋研究 (ISSN:09161562)
巻号頁・発行日
vol.84, no.3, pp.149-160, 2020-08-25 (Released:2022-03-17)
参考文献数
33

島根県機船底曳網漁業連合会所属の沖合底曳網漁船では2012年以降,漁業情報を活用した機動的禁漁区を導入し,アカムツ小型魚の資源管理を行っている.一方で,海域全体のアカムツ小型魚の分布状況を事前に把握し,それらの情報を基により効果的な禁漁区の場所と範囲を設定する必要性が高まってきている.そこで,本報告では2011–2018年の3–5月の沖合底曳網漁業船の操業情報と底水温,底塩分及び底流速の海洋環境情報からランダムフォレストを用いて,日本海南西海域におけるアカムツ小型魚の分布を推定及び予測するモデルを開発した.out of bag(OOB)データに対する予測誤差は,操業年に基づくモデルでは14.5%,漁期前半の一曳網当たり漁獲量に基づくモデルでは14.6%であった.さらに,漁業試験船を用いた試験操業により,漁獲の有無の予測精度を評価した結果,正答率は94%であった.これらの結果に基づき,アカムツ小型魚の時空間分布特性と分布に影響を与える要因の特徴について議論した.
著者
鵜澤 吉宏 金子 教宏
出版者
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
雑誌
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (ISSN:18817319)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.358-363, 2005-05-31 (Released:2017-11-10)
参考文献数
9

米国では国家資格として呼吸療法士が存在し,教育機関やプログラム,国家試験が整備されている.一方,本邦には3学会合同呼吸療法認定士制度があり,コメデイカルを対象に呼吸療法への興味と関心を広げる役割を担っている.両者は類似しているが,その役割と責任はまったく異なり安易な比較対照はできない.今後,本邦の呼吸管理の質と安全を向上するには,前者のような教育システムなどの整備が必要である.
著者
谷藤 健 金子 成延 松倉 潮
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.333-338, 2003-08-15 (Released:2009-02-19)
参考文献数
23
被引用文献数
6 5

小麦デンプンのアミロース合成を支配するWx遺伝子型について3通りに分類される5品種・系統,およびオーストラリア産銘柄ASWの小麦粉からデンプンとグルテンを単離し,その特性を比較するとともに,これらを再構成した粉でゆでめんを調製し,破断特性および動的粘弾性を比較した.デンプン特性では,特にアミロース含量とセットバック(SB)の差異がゆでめんのテクスチャーに影響し,アミロース含量およびSBが低いことは,ゆでめんの破断時荷重Fおよび粘弾性指標値Vを有意に高め,動的弾性率G'を減少させた.一方,グルテンインデックス(GI)の高かった材料から単離したグルテンはこれらの両方を増加させた.したがって,G'とF,またはG'とVの関係は,デンプンの置換によって負の相関(各々r=-0.85*,-0.91*,*:p<0.05),グルテンの置換によって正の相関(各々r=0.96**,0.42,**:p<0.01)を示した.アミロース含量が低いデンプンの場合,GIが高いグルテンと組み合わせることによって,高いVと中程度のG'を示すゆでめんが得られたが,GIが低いグルテンとの組合せではG'は低くなり,粘弾性も低下した.すなわち,低アミロース小麦の優れた粘弾性を発揮させるためには,低アミロースによって生ずるG'の低下を抑制しうるグルテンの共存が重要であると考えられた.
著者
谷田 恵美子 和泉 元喜 阿部 剛 土谷 一泉 大熊 幹二 内田 苗利 日高 章寿 林 依里 野口 正朗 益井 芳文 吉澤 海 白濱 圭吾 金崎 章
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.110, no.5, pp.839-845, 2013 (Released:2013-05-07)
参考文献数
29

48歳男性.激しい腹痛と便秘のため救急外来を受診した.5カ月前に急性骨髄性白血病に対し骨髄移植を受け,慢性移植片対宿主病に対し免疫抑制剤を服用していた.大腸の拡張とガスの貯留を認めたが閉塞機転はなかった.数日後に水痘様皮疹が出現し,偽性腸閉塞を合併した汎発性帯状疱疹と診断した.アシクロビルの投与により救命し得た.原因不明の腹痛と偽性腸閉塞をともなう免疫不全患者では,本症を念頭に置き早期治療を行う必要がある.
著者
金春 禅竹[作詞]
出版者
ビクター
巻号頁・発行日
1938-10
著者
増田 智美 金築 優 関口 由香 根建 金男
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.31-44, 2005-03-31 (Released:2019-04-06)

本研究では、怒り喚起を伴う対人場面における自己陳述を測定できる怒りの自己陳述尺度を作成し、標準化することを目的とした。青年期の学生596名のデータを対象として因子分析を行った結果、第1因子「他者からの不当な扱い」、第2因子「敵意に満ちた考え」、第3因子「報復の正当化」、第4因子「自己への叱責」、第5因子「他者への非難」が抽出された。尺度全体および各下位尺度ともに安定的な内的整合性が示されたことから、尺度の信頼性が認められた。また、他尺度との関連性により併存的妥当性が確認された。加えて、イメージによる怒り喚起状態に伴って、尺度得点が増加したことから、怒り喚起状態における自己陳述を測定する尺度としての構成概念妥当性が裏づけられた。今後、怒りの認知的側面を標的とした認知行動療法を施す際のアセスメント・ツールとして、本研究で標準化された怒りの自己陳述尺度を活用することが望まれる。
著者
小田口 浩 日向 須美子 関根 麻理子 中森 俊輔 竹元 裕明 黄 雪丹 大嶋 直浩 嶋田 典基 楊 金緯 天倉 吉章 日向 昌司 内山 奈穂子 小林 義典 袴塚 高志 合田 幸広 花輪 壽彦
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.139, no.11, pp.1417-1425, 2019-11-01 (Released:2019-11-01)
参考文献数
21
被引用文献数
8 13

Ephedra Herb is defined in the 17th edition of the Japanese Pharmacopoeia (JP) as the terrestrial stem of Ephedra sinica Stapf., Ephedra intermedia Schrenk et C.A. Meyer, or Ephedra equisetina Bunge (Ephedraceae). The stems of Ephedra Herb contain greater than 0.7% ephedrine alkaloids (ephedrine and pseudoephedrine). Despite its high effectiveness, Ephedra Herb exert several adverse effects, including palpitation, excitation, insomnia, and dysuria. Both the primary and adverse effects of Ephedra Herb have been traditionally believed to be mediated by these ephedrine alkaloids. However, our study found that several pharmacological actions of Ephedra Herb were not associated with ephedrine alkaloids. We prepared an ephedrine alkaloid-free Ephedra Herb extract (EFE) by eliminating ephedrine alkaloids from Ephedra Herb extract (EHE) using ion-exchange column chromatography. EFE exerted analgesic, anti-influenza, and anticancer activities in the same manner as EHE. Moreover, EFE did not induce adverse effects due to ephedrine alkaloids, such as excitation, insomnia, and arrhythmias, and showed no toxicity. Furthermore, we evaluated the safety of EFE in healthy volunteers. The number of adverse event cases was higher in the EHE-treated group than in the EFE-treated group, although the difference was not significant. Our evidence suggested that EFE was safer than EHE.
著者
金沢 彰
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.11-12, 1973-02-25 (Released:2011-08-11)
参考文献数
4
著者
金井円, 石井光太郎 編
出版者
有隣堂
巻号頁・発行日
vol.明治前期, 1970