著者
白土 博樹 本間 さと 玉木 長良 久下 裕司 伊達 広行 鬼柳 善明 畠山 昌則 金子 純一 水田 正弘 犬伏 正幸 但野 茂 田村 守 早川 和重 松永 尚文 石川 正純 青山 英史 作原 祐介 鬼丸 力也 阿保 大介 笈田 将皇 神島 保 寺江 聡 工藤 與亮 小野寺 祐也 尾松 徳彦 清水 伸一 西村 孝司 鈴木 隆介 ジェラード ベングア
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2006

いままでの先端放射線医療に欠けていた医療機器と患者のinteractionを取り入れた放射線治療を可能にする。臓器の動き・腫瘍の照射による縮小・免疫反応などは、線量と時間に関して非線形であり、システムとしての癌・臓器の反応という概念を加えることが必要であることが示唆された。生体の相互作用を追求していく過程で、動体追跡技術は先端医療のみならず、基礎生命科学でも重要な役割を果たすことがわかった。
著者
金 明哲
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.89-103, 2009 (Released:2010-06-29)
参考文献数
27
被引用文献数
2 3

In this research, as a basis of studies regarding when certain works were written, an estimation was attempted using the works of Ryunosuke Akutagawa. In the experiment, two types of data sets were created from the text with part-of-speech tagging, and a comparative analysis was performed using three methods: Linear Regression, Support Vector Regression, and Random Forest Regression. As a result, when the works were written was estimated with rather high accuracy. The average of absolute value of estimation error and standard deviation was approximately 1.4 years. The order of high accuracy of estimation was Random Forest Regression, Support Vector Regression, and Linear Regression.
著者
中村 敦夫 金子 憲治
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.66, pp.136-139, 2004-12

なかむら・あつお氏:1940年生まれの64歳。63年東京外国語大学を中退後、俳優座に入団。「木枯らし紋次郎」に主演など俳優業のほか小説家、情報番組キャスターとして活躍。98年参議院議員に当選。2000年「公共事業チェック議員の会」会長。2002年「みどりの会議」代表——代表を務めた「みどりの会議」は、7月の参議院選挙で議席を無くし、10月に解散しました。
著者
金田 重郎 上坂 和也 今城 和宏 三本 貴裕 新谷 公朗 糠野 亜紀
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.2, pp.1-8, 2010-05-15

物語を絵本などの道具を用いずに,語りのみで子どもに聞かせる 「素話」 は,子どもの想像力・集中力向上の効果が高いとされる.反面,演じる保育者の負担は大きく,保育現場でも実施頻度は多くない.本稿では,素話における保育者の負担を軽くするため,子ども達の反応をフィードバックすることを最終的なターゲットとして,ステレオカメラと加速度センサを用いた読み聞かせ分析システムを提案する.ステレオカメラは子ども達全体や保育者を撮影する位置に設置し,それぞれの子どもには加速度センサを装着してもらった.幼稚園での読み聞かせ実演に基づく分析の結果,1) 集中して聞いている子どもとそうでない子どもを識別可能,2) 素話全体の盛り上がりの分析等に 「笑い」 分析が有効,3) 笑いの集団内での伝播現象,等を確認できた.Storytelling increases children's imagination and their ability to think. However, storytelling requires a certain amount of special skill for childminders or kindergarten teachers. If teachers had a support tool to assist storytelling, they might use storytelling more often. To develop such a tool, this paper proposes a new system to detect the concentration of each child during storytelling. The system employs two types of sensors: 3D stereo video cameras set in the room and 3-axis accelerometers attached to the waist of each child. The video signal is processed by OKAO Vision (OMRON Corporation). The unification of data from the two sensors enables us to detect the concentration level of each child and the propagation pattern of laughing among the children.
著者
金澤 磐夫
出版者
学士会
雑誌
学士会会報
巻号頁・発行日
vol.2006, no.5, pp.107-115, 2006-09
著者
高橋 哲也 Jenkins Sue 安達 仁 金子 達夫 熊丸 めぐみ 櫻井 繁樹 大島 茂 谷口 興一
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.31-37, 2001-03-31
被引用文献数
3

冠動脈バイパス術後の早期呼吸理学療法の効果を無作為化比較対照試験によって検討した。対象は冠動脈バイパス術後患者105例で次の3群に群分けした。コントロール群(Control[C]群35例, 特別な呼吸理学療法は行わず, 標準的な早期離床プログラムのみを行う)。スパイロメータ群(Incentive Spirometer[IS]群35例, 術後1日目の朝よりインセンティブスパイロメータを用いて10回の深呼吸を監視下で1日2回行う。また適時自主的に深呼吸をするように指示)。人工呼吸器離脱後から翌朝まで呼吸理学療法を行う群(Overnight Chest Physiotherapy[OCP]群35例, 術当日, 抜管直後から介助下での深呼吸を術翌日の朝まで2時間おきに行う)。3群間の平均年齢, 平均身長, 平均体重, BMI, 男女比, 喫煙歴, 呼吸器既往症の有無, 術前心機能, バイパス本数, 体外循環時間, 大動脈遮断時間, 麻酔時間, 人工呼吸器離脱までの時間, 起立までの期間, 病棟内歩行自立までの期間に差を認めなかった。手術後酸素投与終了までの期間はOCP群が他の群に比べて有意に短かった(C群5.9±2.8日, IS群5.2±2.0日, OCP群4.3±1.2日, p<0.05)。術後ICU滞在中に肺炎は認めなかった。無気肺はC群で3例(8.6%), IS群3例(8.6%)に認めたが, OCP群では認めなかった。これらの結果から冠動脈バイパス術後の呼吸理学療法は人工呼吸器離脱直後から夜間を経て早朝まで行い, 術後早期に十分な肺の拡張を促すことの重要性が示唆された。また, 術翌日からインセンティブスパイロメータを用いた呼吸理学療法では早期離床に付加する効果は少ないことが示された。
著者
金 憲経 鈴木 隆雄 吉田 英世 島田 裕之 齋藤 京子 古名 丈人 大渕 修一
出版者
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所)
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

都市部在住後期高齢者におけるサルコペニア有症率は22.1%であった。サルコペニア高齢者の特徴を調べるために、サルコペニアと判定された304名とサルコペニアと判定されなかった正常者1,073 名の調査項目を比較した。その結果、サルコペニア群は正常群に比べて、年齢が高く、下腿三頭筋周囲、骨密度、BMI、筋肉量は有意に低値を、健康度自己評価で健康だと回答した者の割合、定期的な運動習慣を持っている者の割合は低かったが、外出頻度が少ない者の割合は高値を示した。既往歴においては、高血圧症、高脂血症は正常群より低い割合を示したが、骨粗鬆症の既往はサルコペニア群38.2%、正常群30.7%、60歳以降の骨折歴はサルコペニア群28.6%、正常群22.9%、過去1年間の転倒率はサルコペニア群26.5%、正常群16.4%といずれの項目においてもサルコペニア群が有意に高い割合を示した。以上のことから、サルコペニア高齢者は、転倒のみならず骨粗鬆症に伴う骨折危険性が高いことが示唆され、その予防策の早期確立が重要なポイントであることが強く示唆された。サルコペニアの早期予防を目的とした運動、栄養補充の効果を調べるために、介入参加者155名をRCTにより運動+栄養群38名、運動群39名、栄養群39名、対照群39名に分け、運動群には週2回、1回当たり60分間の筋力強化と歩行機能の改善を目的とした包括的運動指導を、栄養群にはロイシン高配合の必須アミノ酸3gを1日2回補充する指導を、3ヶ月間実施した。その結果、四肢の骨格筋量および通常歩行速度は運動群、栄養群、運動+栄養群の3群で有意な増加が観察された。しかし、下肢筋力を評価する膝伸展力は運動+栄養群のみで有意な向上が観察された。これらの結果より、サルコペニア予防のためには、運動指導に必須アミノ酸を含んだ栄養を補充する複合介入がより効果的であることを検証した。
著者
下田 学 福永 哲夫 金久 博昭 川上 泰雄
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.87-97, 2008-06-30 (Released:2008-09-13)
参考文献数
33

The purpose of the present study was to investigate the effect of varying inter-contraction intervals on central and peripheral muscle fatigue during intermittent contractions. Six healthy men carried out maximal unilateral isometric plantar flexions 50 times, separated with an interval of 2, 4, 10, or 30 s. Supramaximal electrical stimuli (twitches) were imposed percutaneously on the tibial nerve during and after every 10th contraction to assess the level of voluntary activation. The surface electromyogram (EMG) was recorded from the medial and lateral gastrocnemius (MG and LG) and soleus (Sol) muscles. Plantar flexion torque and other parameters were maintained over contractions with 30-s intervals, while the torque as well as EMG activity of the MG, LG and Sol and the level of voluntary activation decreased significantly under conditions using 2-, 4-, and 10-s intervals. The amount of decrease in the parameters was greater for shorter intervals. With 2-s intervals, the twitch torque decreased significantly, the half-relaxation time of the twitch torque increased significantly, and the EMG mean power frequency of the MG and LG shifted significantly toward lower frequencies, whereas no significant changes were found under other conditions. These results indicate that there are differences in the contributions of central and peripheral fatigue, both of which are a function of inter-contraction interval.
著者
金子 寛人
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.624, pp.48-57, 2011-04-25

ノートパソコンとスマートフォンの中間サイズで、タッチ操作で使うタブレット端末が増えつつある。同じコンピューターでも、パソコンとは操作体系やアプリの提供方法が異なり、地図や電子書籍など新たな用途も広がる。タブレットの魅力を探ってみよう。
著者
金 鳳珍
出版者
東京大学東洋文化研究所
雑誌
東洋文化研究所紀要 (ISSN:05638089)
巻号頁・発行日
vol.140, pp.474-453, 2000-12

Inoue Kakugōrō, as a foreign assistant or advisor, had been employed at a new government office named Bakmunkuk (博文局), having published the modern newspaper such as ‘Hansŏngsunbo (漢城旬報)’ and ‘Hansŏngzubo (漢城周報).’ We may say, in a sense, he had been engaged in enlightening the society or reforming the old system when he stayed in Chosŏn for about four years. However, we need to be careful about what motivated him to do this and/or what was his genuine, real purpose in doing that. We must ask whether his motive/purpose was pure or not. By putting these questions, we can reveal not only the real facts of this historical case but also the real problems resided in the historico-psychological depths of the modern history of Japan and Chosŏn. This paper will be a critical suggestion for ‘deconstructing’ the history of the Japan-Korea relation.
著者
市瀬 孝道 西川 雅高 今井 透 吉田 成一 定金 香里 岸川 禮子 世良 暢之 世良 暢之
出版者
大分県立看護科学大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究は日本に風送された汚染黄砂の呼吸器系への影響を、実験動物を用いて明らかにすると共に黄砂現象中の健康被害を、呼吸器系を中心とした疫学調査によって明らかにすることを目的する。我々は動物実験で風送黄砂が卵白アルブミンによって誘発される気管支喘息様病態やスギ花粉による鼻炎を悪化させることを明らかにした。また我々は北九州地域における疫学調査おいて、黄砂が花粉症や目の症状を悪化させることを明らかにした。
著者
小峯 和明 渡辺 憲司 金 文京 増尾 伸一郎
出版者
立教大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

日本中世の物語類を中心に、<予言文学>に関わる表現やモチーフの資料集を作成し、さらに予言書、未来記、託宣書、夢記、起請文、遺言、遺訓などの文書類のリストを作成、資料集としてまとめた。東アジアに関しては、北京、ソウル、ハノイ、パリ、ロンドン、ボストンなどで資料調査を行い、貴重な資料を収集した。それらの成果をもとに、北京、ハノイ、パリで<予言文学>をめぐる国際学会や研究会を主催し、論文集としてまとめた。
著者
司 化 川西 直 森川 博之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処学会研究報告, ユビキタスコンピューティングシステム研究会 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
pp.159-166, 2007
被引用文献数
1

認知症患者は,「髭を剃る」,「お茶を入れる」などの日常生活動作を遂行する際に,次の手順でどの行動をするべきか忘れやすいため,専門介護者による介護を必要とする.だが,高齢化の進展に伴う認知症患者の急増に対し,専門介護者や介護施設のような介護資源の比較的な不足のため,認知症介護の介護負担が社会的な問題になりつうある.このような状況を背景とし,認知症介護を支援するコンテキストアウェアコンピューティング技術の応用が注目されている.我々は,認知症患者の日常生活動作を支援するシステムCoReDA(Context-aware Reminding System for Daily Activities)を提案する.被介護者の日常生活動作を支援するため,CoReDAはまず,無線センサノードを用いて被介護者の日常生活動作における道具使用情報を取得する.取得した情報に基づき,CoReDAはTD(λ)Q-Learningを用いて,被介護者の習慣や嗜好を考慮した,必要最小限の指示を計画・提供する.