出版者
宮内省図書寮
巻号頁・発行日
vol.[61], 1931
著者
岡部 卓 室田 信一 久保 美紀 西村 貴直 新保 美香 安藤 藍 三宅 雄大 杉野 昭博 金子 充 堅田 香緒里 圷 洋一 布川 日佐史 和気 純子 小林 理 乾 彰夫 長沼 葉月
出版者
明治大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2018-04-01

本研究の目的は、貧困・低所得者対策である生活保護・生活困窮者自立支援・関連施策による方策(制度・政策およびソーシャルワーク)が「包摂型社会」構築にどのように寄与しているかを理論的・実証的研究を通じて検証し、今後とりうる方策を検討することである。以上の研究目的設定のもと、本年度は、フィリピン・マニラでの海外調査の実施である。欧米モデルとは異なるフィリピンでの貧困対策・社会的包摂の取組みの実際を検討するべく、St. Mary’s College Quezon CityのImelda Macaraig教授にインタビューした。また、海外での学会参加及び報告を行った。具体的には、福祉レジームと若者の移行に関する研究報告(Welfare Regime and Young people’s Transition to Adulthood: A Frame-work for Five Countties’ Comparasion)をJournal of Youth Studies Conference(オーストラリア、ニューカッスル)で実施した。その他、支援者へのインタビュー調査を次年度以降の本調査に向けてのプレ調査として、貧困、障がい、女性関連の施設職員(支援者)へのインタビュー調査を実施した。フィリピン調査、学会報告は、研究成果として報告書にまとめた。
著者
橋本 みのり 山口 由二 末松 加奈 中井 睦美 寺田 浩司 沼口 博 小西 政幸
出版者
大東文化大学教職課程センター事務室
雑誌
教職課程センター紀要 = Journal of Center for Teacher Development and Educational Research, Daito Bunka University (ISSN:24324140)
巻号頁・発行日
no.2, pp.155-159, 2017-12

著者らは、板橋区の小学校で土曜日の学習および自然体験ボランティアに参加しており、「いきいき寺子屋」制度が確立したあとも、その中の1クラブとして"自然観察班"と名付け、理科系教員を中心に、NPOや他大学のボランティアも含めて、約月1回の寺子屋行事を行ってきた。本報告では、これらの観察•実験事業を振り返り、通常の理科や生活の授業との違い、および、特徴的な教育効果について報告する。
著者
宮下 盛 村田 修 澤田 好史 岡田 貴彦 久保 喜計 石谷 大 瀬岡 学 熊井 英水
出版者
Japanese Society for Aquaculture Science
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.475-488, 2000-09-20 (Released:2010-10-28)
参考文献数
42
被引用文献数
2

1987年に採捕したクロマグロ幼魚を親魚まで養成し,成熟年齢と想定した満5歳以降,生殖腺体指数(GSI)の周年変動を調べるとともに,毎年6~8月にかけて自然産卵を観察し,産卵条件を検討した。また,産卵盛期における産卵時刻直前の生殖腺の性状を調べるとともに,卵および精子の構造を電子顕微鏡を用いて観察した。GSIは雌雄とも7月を中心に最大となる傾向を示した。産卵時刻直前の雌個体は,体重21.3kgと小型ながら熟卵を有し,卵巣内の卵径組成は0.8mm以上の卵を約25%含む多峰型を示し,産卵多回性を認めた。自然産卵は満7歳以降,延べ4年にわたり認められた。串本での産卵期は,6月中旬から8月中旬の約2カ月間と推定された。産卵が認められた水温範囲は21.6~29.2℃であり,50%正常孵化率で示す孵化限界水温範囲に対応した。本種の精子は,全長約35μmで,頭部,中片部および尾部から構成され,硬骨魚類の一般的な形態を示した。卵の動物極と思われる位置には直径5μmの卵門が観察され,卵膜表面全体に多数のpit(小孔)が認められた。
著者
溝口 大輔 松島 敏春 副島 林造
出版者
JAPANESE SOCIETY FOR TUBERCULOSIS
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.54, no.6, pp.351-355, 1979

An autopsy case of acute tuberculous pneumonia and miliary tuberculosis in a 79-year-old man, was reported.<BR>He was admitted to the hospital because of high fever and dyspnea. Chest X-ray films showed diffuse confluent air-space opacities throughout both lung fields with small nodular and ground-glass lesions.<BR>Transbronchial lung biopsy of the right lower lobe was performed eight days after admission. The biopsy specimen was caseous granuloma with infiltrations of epithelioid cells and giant cells. Therefore, intensive anti-tuberculous chemotherapy with INH, RFP and SM, and tapering of predonisolone was started. Rapid tapering of corticosteroid gave rise to flare up of acute tuber culous pneumonia, and resulted in respiratory failure. The findings at autopsy were widely disseminated miliary tuberculosis, acute tuberculous pneumonia, interstitial pneumonitis, and multiple gastric ulcers.<BR>The use of corticosteroid in tuberculosis was discussed.
著者
橋本 聖子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1534, pp.145-148, 2010-03-29

早いもので、バンクーバー冬季五輪が閉幕してから1カ月が経ちました。私は日本代表選手団の団長として開幕前に「メダル10個の獲得」を目標に掲げていました。10個は冬季五輪で過去最多だった1998年の長野大会のメダル数です。長野以上の成績を出すことを目標に大会に臨みました。 17日間にわたり実施された全7競技、86種目のうち、日本代表選手団は6競技、61種目を戦い抜きました。
著者
松本 浩之
出版者
文教大学
雑誌
教育研究所紀要 (ISSN:09189122)
巻号頁・発行日
no.22, pp.49-54, 2013

文部省が発表した来年度土曜授業を行う公立校への補助金制度について検討し、すでに始まっている東京都を始めいくつかの自治体の土曜授業の状況と比較した。
著者
片山 寛之
出版者
農業技術協會
巻号頁・発行日
vol.28, no.4, pp.161-163, 1973 (Released:2011-03-04)
著者
片山 寛之
出版者
農業技術協會
巻号頁・発行日
vol.28, no.5, pp.208-213, 1973 (Released:2011-03-04)

1 0 0 0 三略

著者
眞鍋呉夫訳
出版者
中央公論新社
巻号頁・発行日
2004
著者
永吉 奈央子 依田 千恵美 徳山 清之 高橋 裕子
出版者
日本禁煙科学会
雑誌
禁煙科学
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.1-5, 2015

<b>要 旨</b><br><b>目的:</b>当院禁煙外来における未成年の現状を評価した。<br><b>対象:</b>2010年9月~2013年8月に当院を受診した未成年者62名(男子46名、女子16名)<br><b>方法:</b>初診時の問診票と診療記録から、受診者の特徴と治療成績を調査した。<br><b>支援方法:</b>3か月間の通院治療を目標とし、ニコチン依存度に応じた薬物療法と行動療法で支援した。<br><b>結果:</b>初診時平均年齢15.1歳、初回喫煙年齢平均12.6歳、常習喫煙年齢平均13.1歳、喫煙本数平均9.8本/日。同居する喫煙者は、なし23名(37.1%)父親20名(32.3%)母親12名(19.4%)両親3名(4.8%)その他4名(6.5%)。受診の主な理由は、自分からやめようと思った39名(62.9%)、学校からの指導37名(59.7%)であった。禁煙動機は、たばこ代がかかる、健康のため、体力のため、などであった。たばこへの気持ちは、やめたい、吸ったことを後悔している、等であった。たばこの入手方法は、先輩、友人がタスポを貸す、親が買ってくれる、お店に買ってくれる大人がいる、であった。<br><b>治療経過:</b>2名(3%)は初診時すでに自力で禁煙しており、3か月の禁煙継続を確認した。5名(8%)は3か月通院を継続し禁煙成功を確認した。36名(58%)は通院を中断し、最終受診時点で9名は禁煙しており27名は禁煙していなかった。19名(31%)は初診以後来院しなかった。<br><b>結語:</b>自ら禁煙を希望した受診者が6割いるにも関わらず、卒煙を確認できた者は1割程度であった。通院が継続できない者が半数認められ、医療機関だけでのフォローは限界があると思われる。社会環境の影響の大きさも伺え、地域、家庭、医療、学校との連携による禁煙支援が必須と思われた。
著者
寳来 直人 角崎 英志
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.152, no.3, pp.126-131, 2018 (Released:2018-09-06)
参考文献数
24

高齢化は世界規模で急速に進展し,本邦においても高齢化率は増加の一途をたどっており,平均寿命と健康寿命の差を短縮することが高齢者のQuality of Life(QOL)の向上並びに社会保障費の削減につながる.健康寿命の延伸には運動機能の維持が重要と考えられており,近年ではロコモティブシンドローム(運動器症候群)の増加が社会問題となっている.運動機能の維持に重要な役割を担っている筋肉は加齢と共に減少し,歩行速度並びに握力の低下など運動機能が低下するとサルコペニアとなる.しかし,筋肉量あるいは筋力を増加させる薬や運動機能を改善する薬は十分ではない.そこで本研究では,筋骨格系領域における創薬支援のため,解剖学的特徴がヒトに類似し,上肢及び下肢の機能分化が進んだサルにおいて,Magnetic Resonance Imaging(MRI)を用いた筋肉量測定方法を検討した.また臨床で一般的に使用されているDual Energy X-ray Absorptiometry(DXA)法と測定精度を比較した.その結果,MRI法ではDXA法と同様に高い同時再現性及び日間再現性が確認された.さらに,摘出した測定対象筋肉の重量とMRI法及びDXA法から得られた結果と相関解析を実施したところ,測定法に関わらず,いずれの測定部位についても高い相関がみられたが,MRI法の相関係数はDXA法と比較していずれの部位でも高かった.DXA法と比較して精度の高いMRIを用いた筋肉量測定方法が確立されたことにより,筋肉量をターゲットにした創薬の有力なドライバーになることが期待される.
著者
三村 孝俊 嶋田 かをる 多久島 寛孝 與座 嘉康 山鹿 敏臣 高橋 徹
出版者
熊本保健科学大学
雑誌
保健科学研究誌 (ISSN:13487043)
巻号頁・発行日
no.6, pp.15-22, 2009-03-31

熊本保健科学大学では2010年より「敷地内全面禁煙」を実行することを決定し,目標実現のために平成20年度にプロジェクトチームが発足している。その行動支援として現在の状況を把握することが重要であると考え,学生の喫煙に対する実態調査を行なった。調査の内容は [1]回答者の属性,[2]喫煙の状況,[3]喫煙経験と今後の禁煙意向,[4]たばこに対する態度,[5]日本看護協会の「たばこ対策」の認知と賛同意向,の5項目に大別して行なった。その結果,全学生の喫煙率は8.3%であった。また喫煙経験者のはじめての喫煙経験は10〜15歳と低年齢から始まっているが大学に入学してからも喫煙を始める機会があり,大学での友人や周囲の影響が大きいことが判明した。彼らは喫煙行動の理由として緊張の緩和や気分転換をあげており,さらに酒席の機会も喫煙行動を促している。一方,喫煙者の禁煙に関する関心は低くない。禁煙の理由として「健康」,「たばこ代」そして「医療従事者としての自覚」がある。喫煙による健康被害として呼吸器や循環器疾患については認知されていた。そして,「たばこ」について知りたい情報としては「受動喫煙による疾病」と「禁煙したい人への支援組織」が多かった。なお,非喫煙者に「喫煙問題に対する対策について関心がない」という者が少なからずおり,禁煙プロジェクトチームとしては無関心層の啓蒙,具体的な禁煙支援の情報を伝えていかなければならない。
著者
小黒 昭雄
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.72, no.3, 1962

グリコーゲンの検出法としては,以前より沃度反応とBestのカルミン染色が用いられて来たが,1946年Mc Manusが過沃素酸Schiff試薬法(PASと略記)を考按発表して以来,グリコーゲンを含む多糖類の組織化学的研究は格段の進歩を示した.即ち,Hotchkiss-Mc Manusに次いでLilleの過沃素酸カリー硝酸Schiff反応,Casellaの過マンガン酸Schiff反応,清水,熊本,Glegg,Hashimの四酢酸鉛Schiff反応,Lhotkaの蒼鉛酸塩Schiff反応及び四酢酸マンガンSchiff反応等が考按利用され,グリコーゲンを始め,ムチン,粘液蛋白,糖蛋白,ヒアルロン酸,キチン,セレプロシド等が染色され,各科領域に於て多くの業績を生んでいる.しかし,これ等の諸法をもつてグリコーゲンを証明するには,固定液を適当に選定すると共に,唾液又はチアスターゼによる消化試験を併用せねばならない.最近Cawleyは0.1%Alcian-blue3%酢酸水溶液をPAS染色の前処置に用いてグリコーゲンを赤色に,粘液多糖類を緑,乃至は青紫色に染め分ける消化試験不必要の新法を用いて皮膚膠原病のグリコーゲンの消長を検討発表している.これ等の方法を用いて皮膚科領域に於けるグリコーゲンの態度を追究した論文は少なからず見る事が出来るが,特別に皮脂腺をとり上げて,その機能とグリコーゲンの態度との関連性を論じている報告としては谷中の研究のみである.谷中は結節癩の病変の推移に伴い,その皮脂腺の核酸,グリコーゲンの消長を検し,グリコーゲンが皮脂腺の活動度を知る示標たりうるだろうと云う推定を行つている.私はこの考え方にもとづき,皮脂腺の活動度とグリコーゲンの態度との間に果してかゝる相関々係が成り立ちうるか否かに就いて検討を加えて見た.

1 0 0 0 OA 西遊眞詮100回

著者
清陳士斌詮解
巻号頁・発行日
1696
著者
原 和彦 佐藤 構二 受川 史彦 ATLAS Collaboration
出版者
Springer
雑誌
The European physical journal. C (ISSN:14346044)
巻号頁・発行日
vol.80, no.8, 2020-08

The results of a search for electroweakino pair production pp→χ~±1χ~02 in which the chargino (χ~±1) decays into a W boson and the lightest neutralino (χ~01), while the heavier neutralino (χ~02) decays into the Standard Model 125 GeV Higgs boson and a second χ~01 are presented. The signal selection requires a pair of b-tagged jets consistent with those from a Higgs boson decay, and either an electron or a muon from the W boson decay, together with missing transverse momentum from the corresponding neutrino and the stable neutralinos. The analysis is based on data corresponding to 139 fb−1 of s√=13 TeV pp collisions provided by the Large Hadron Collider and recorded by the ATLAS detector. No statistically significant evidence of an excess of events above the Standard Model expectation is found. Limits are set on the direct production of the electroweakinos in simplified models, assuming pure wino cross-sections. Masses of χ~±1/χ~02 up to 740 GeV are excluded at 95% confidence level for a massless χ~01.