著者
志村 政留 伊藤 公一 上野 公志 葛西 晴雄 寺川 隆成
出版者
日本ハイパーサーミア学会
雑誌
日本ハイパーサーミア学会誌 (ISSN:09112529)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.115-125, 1992

We investigated SAR (specific absorption rate) and temperature distributions produced by two different types of hexagonal array applicators. The array applicators were composed of coaxial-slot antennas used for microwave cancer therapy. One array applicator was made of 6 antennas which were placed at apexes of a hexagon. The other array consisted of 6 antennas at apexes and one at the center of the hexagon. The side of the hexagon was chosen to be 3 cm long. The 6-antenna array driven inphase at 430 MHz had a narrow region where the normalized SAR was more than 50%. This may cause a hot spot during hyperthermia treatments. The 7-antenna array driven in-phase provided wider and more uniform heating patterns. Temperature patterns calculated from the SAR patterns agreed well with experimental ones. Finally, we proposed 'heating volume' to evaluate the heating characteristics of the hexagonal arrays.
著者
上野 雅之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス = Nikkei electronics : sources of innovation (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1183, pp.107-112, 2017-09

まず、JR東海や東海道新幹線について、簡単に紹介したい。JR東海は1987年、今から30年前に国鉄を分割民営化して誕生した会社だ。人口の集中地帯であり、国民総生産でも日本の中心地である東京−名古屋−大阪間を結ぶ東海道新幹線550kmと、名古屋や静岡を中心とし…

2 0 0 0 OA 鰓脚類雜記(1)

著者
上野,益三
出版者
東京動物學會
雑誌
動物学雑誌
巻号頁・発行日
vol.38, no.458, 1926-12-15
著者
前田 有美 横山 典子 高橋 康輝 土居 達也 松元 圭太郎 上野 裕文 久野 譜也
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.269-278, 2007-04-01 (Released:2007-05-25)
参考文献数
43

The purpose of this study was to investigate the effects of combined resistance training and aerobic training with protein intake after resistance training on body composition in obese middle-aged women. The subjects were 42 middle-aged women (age : 56.5±4.3 years, BMI : 26.6±2.3 kg/m2), who were classified into three supplementation groups: Protein group (PG), Isocalorie placebo group (IG), and Noncalorie placebo group (CG) by Double Blind Randomized Trial. The training program consisted of combined resistance training and aerobic training for 10 weeks, 5 times per week: twice a week in a university training room and 3 times per week at home. The subjects took the nutrient supplement immediately after each resistance training session. We measured body weight (Bw), body fat volume (Bf) by bioelectrical impedance analysis (BIA), and cross-sectional area (CSA) of muscle of the thigh extensor group (Te), flexor group (Tf), and psoas major (Pm) by magnetic resonance imaging (MRI) before and after the 10-week training period. Irrespective of group, Bw and Bf showed a significant decrease after the training period compared to before (p<0.001), and the CSA of Te muscle showed a significant increase after the training period (p<0.01). Moreover, the interaction of time×group was accepted in the CSA of Pm muscle (p<0.05), and the increase in muscle volume for PG was the highest increase among the three supplementation groups (p<0.05)(PG : 2.1±0.8 cm2, IG : 1.3±1.0 cm2, CG : 1.3±0.9 cm2). These results suggest that combined training in middle-aged obese women improves body composition, and resistance training with protein intake may increase the CSA of muscle of psoas major.
著者
上野 美智恵
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.1230-1231, 2016-11-15

京陽小学校2年生国語科におけるプログラミングの活用について報告している.「かさこじぞうの続き話を作ろう」という単元で,図工科の時間に各自が描いた背景や登場人物を取り込みプログラムで動かすようにした.一人ひとりが自主性をもちよい作品に仕上げようと取り組む姿が見られ,また創造の幅を広げることができた.
著者
上野 雄己 小塩 真司
出版者
一般社団法人 日本健康心理学会
雑誌
Journal of Health Psychology Research (ISSN:21898790)
巻号頁・発行日
pp.180627106, (Released:2018-11-09)
参考文献数
46
被引用文献数
3

The relationship between exercise behavior and the Big Five personality traits in Japanese adults (N=4,313, 2,618 men, 1,695 women; mean age=49.05 years, SD=10.84, age range=20–69 years) was investigated. Results indicated that exercise behavior was significantly correlated with Neuroticism (ρ=−.12), Extraversion (ρ=.18), Openness (ρ=.14), Agreeableness (ρ=.06), and Conscientiousness (ρ=.13). Controlling for sex, age, body mass index, educational level, household income, marital status, and the number of children indicated that levels of Extraversion and Openness were positively and significantly associated with exercise behavior. These findings suggest that personality traits influenced exercise behavior in Japanese people, and corroborated international studies.
著者
渡辺 周一 上野 良光 大森 正英 山沢 和子 佐竹 泰子 松井 信子 Shuichi Watanabe Yoshimitsu Ueno Masahide Omori Kazuko Yamazawa Yasuko Satake Nobuko Matsui 東海女子大学:東海女子短期大学バイオサイエンス研究センター
雑誌
東海女子短期大学紀要 = The journal of Tokai Women's Junior College (ISSN:02863170)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.13-25, 1994-03-31

女子学生(18~22歳 743名)の喫煙の実態および彼女達の生下時体重と両親(父 421名 母 434名)の妊娠時の喫煙状況を分析し,以下の結果を得た。 1.学生の喫煙率は5.0%,以下喫煙していた者は12.2%であった。 2.学生の喫煙は,年齢が20歳,居住状態では自宅通学,勉学の内容では医学領域の科目の少ない専攻に在籍する者で高率を示した。 3.学生の喫煙の動機は,何となく好奇心でとか友人の影響が多く,情報メディアによる影響は少なかった。 4.喫煙学生の75.6%は毎日喫煙し,約60%の学生が1日当り6~10本の喫煙量であった。 5.学生の出生時期の両親の喫煙率は,父70.9%,母3.6%であった。 6.父・母の喫煙率は,母の妊娠回数や年令が増すに従い減少した。 7.学生の生下時平均体重および低体重児(2500g)出生率は,妊娠時の母および両親ともの喫煙と関連が認められ,喫煙者では非喫煙者に比し生下時平均体重ではおおよそ150g軽く,低体重児出生率では3~4倍であった。 青年期女性の喫煙習慣について,女子学生を対象に調査し,考察を試みたが,本調査対象の学生の喫煙率は諸家^17)~^22)の同年令の調査結果約10%より低く,さらに高校生の喫煙率である7%前後よりも低い5.0%(18~22才)を示した。なお,本対象者で未成年期の18~19才の喫煙率は3.2%,成人期の20~22才では5.5%と集団的観察では高年齢ほど上昇傾向を示した。喫煙動機は児童・生徒および今回対象の学生のいずれも,半数近くの者で「好奇心」が第1にあげられ,さらに,女性特有の喫煙に対する感覚的イメージによるものが大きく影響していると考えられた。 既述の如く,女性の喫煙習慣は本人は勿論,妊婦・分娩・育児と続くすべての過程で種々な悪影響を及ぼすことになる。若年期の喫煙習慣の形成は,その後,常習となることが多く,この習癖を遮断することは極めて重要なことと考えられる。 児童・生徒の場合は未成年であり,法に抵触することもあり,現在までいろいろ指導が試みられている。昭和63年厚生省編集の「喫煙と健康」^39)によれば,青少年に対する喫煙防止教育として,環境面へのアプローチと主体面へのアプローチについて述べている。前者の社会的種々の側面では,タバコの生産・販売の禁止・制限,現在各方面に拡がりをみせている喫煙ゾーンの設置,などなどの社会運動といったものが考えられており,このうちでも特に自販機禁止は極めて有効なものと思われる。後者の主体面については,健康教育的アプローチによる喫煙行動の変容過程へのアプローチとして(1)習慣喫煙者の喫煙を中止させ,喫煙習慣に戻らせない(2)喫煙経験者が習慣喫煙者になるのを防ぐ(3)非喫煙者が喫煙者になるのを防ぐ,の3つを挙げ,保健教育の必要性を提起し,喫煙が健康に及ぼす影響について,科学的な知識を児童・生徒に与えるためには,現行の教科書の内容に対する検討の必要性をのべている。このために,健康教育研究者,保健科目担当教師,養護教論など保健教育の実践に携わる者の努力を期待している。 しからば,学生への禁煙アプローチは…。基本理念は,青少年への対処と同様と思われる。それぞれの教科の中での保健教育の実施が必要と考えられるが,小・中・高校とは異なり,やや難しい点もある。学生の日々の行動は自由で殆ど制約されることはないので,課外活動である文化祭,学生集会,学生の集まる学生ホール・食堂等におけるポスター・パネル等によるPRを継続的に種々内容をかえて視覚に訴えたり,ある時にはスポットアナウンスなどを通して学生にアプローチすることが有効と考えられる。また,今回の調査で喫煙と生下時体重について,妊娠中の父・母の喫煙状況との関係をみた。概して諸家の報告^29)~38)と一致した。今回の調査でも1日父11本以上,母6本以上の喫煙者に低体重(2500以下)児出生がやや高率を示した。このことは母の喫煙と同時に父からの受動喫煙(passive smoking)の影響を示している。この現状の回避として,まず母親の喫煙については,市町村における婚姻届,妊娠届の際の母子手帳交付などと同時に,喫煙にたいする正しい保健指導用のパンフレットを交付するなど,更に保健所,市町村が中心として行ない婚前(新婚)学級,妊娠検査の場を利用して十分な指導を行なう。さらには地域社会における母性を対象とした保健教育の中の1項目として喫煙をとりあげるなど地域社会の公的組織の協力などを考えるべきである。また,医療機関,病院,診療所関係者の協力も忘れてはならない。現在妊婦の95%以上は施設の医師のもとで分娩しており,この点からも,特に産婦人科医の指導は極めて重要なものと考えられる。今一つ考えなくてはいけないのいは受動喫煙で,種々の有害物質を多量含有する副流煙に対して,妊婦である母親ないし分娩後の乳児さらには幼児に対する影響を考えねばならない。
著者
高藤 清美 上野 寛仁 根本 純一 金子 正夫
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 35 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.454-455, 2011-08-23 (Released:2018-05-16)
参考文献数
4

バイオ光化学電池は、バイオマス(バイオ系廃棄物を含む)と光を組み合わせることで、バイオマスを分解し、さらに電気エネルギーを取り出すことのできる、新しいタイプの光化学電池である。バイオマスの分解・浄化とエネルギーの生成を同時にできることから、資源・エネルギー教材として興味深いものがある。バイオ光化学電池は様々なバイオマスを使用することが可能であるため、それぞれの結果を定量的に比較することで、資源・エネルギーに対する考え方を深めることができると期待できる。本研究では、教室での定量的な実験のために必要となる、光源の検討、出力電力の評価方法の検対等をおこなった。発表では実演をおこなう予定である。
著者
上野亮 飯島泰裕
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.519-520, 2012-03-06

日本国内地方自治体(市区町村)における、Twitter等ソーシャルメディアサービスの利活用状況に関する考察を行った。対象とした地方自治体Twitterは、国や地方自治体が運営する公式Twitterアカウント情報を提供する「Jガバメントonツイナビ」の都道府県別アカウント一覧上に登録されているものとした。分析は都道府県別アカウント開設状況、アカウントごとのツイート数やフォロー数等を対象とした。その後、分析内容について、地方自治体公式Twitter運営者である自治体職員に対し、ヒアリング調査を行うことで、その内容を補完した。最後に、それらの内容から、市民を対象とした情報発信ツールとしてのTwitter利活用の方向性やあり方についての考察を行った。
著者
上野 雄己 陶山 智 小塩 真司
出版者
日本感情心理学会
雑誌
感情心理学研究 (ISSN:18828817)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.53-57, 2018-06-30 (Released:2018-09-29)
参考文献数
18
被引用文献数
1

This study aimed to examine the relationship among athletes’ envy, athletic events, and competitive level. A survey was conducted among 496 university athletes (428 men and 68 women). The results indicated that competitive level was positively associated with benign envy in competitive sports (open-skill sports), while no significant association between the two was observed in record sports (closed-skill sports). Moreover, athletic events and competitive level were not significantly associated with malicious envy. Therefore, envy scores differed depending on the athletic events, competitive level, and the combinations thereof.
著者
齋藤 理一郎 長田 俊人 依光 英樹 町田 友樹 楠 美智子 長汐 晃輔 上野 啓司 塚越 一仁 若林 克法 越野 幹人
出版者
東北大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2013-06-28

本新学術領域研究は、「人類史上最も薄い物質」である、一原子層の厚さしかない物質(以下原子層物質)を合成してきました。また合成した非常に薄い物質を使って、消費電力が非常に小さい電子デバイスや、光デバイスの作成と検証を行い、その社会における有用性を実証しました。さらに、異なる原子層物質を積み重ねることによって、今までにない物質(複合原子層物質)を人工的に合成し、超伝導や量子的な性質を持つ、新しい機能材料を開発することに成功いたしました。これらは、国際共同研究基金を用いて国際共同研究を推進することによって、新しい物質の開発を加速いたしました。
著者
長谷川 啓一 上野 裕介 大城 温 井上 隆司 瀧本 真理 光谷 友樹 遊川 知久
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
保全生態学研究 (ISSN:13424327)
巻号頁・発行日
vol.22, no.2, pp.311-321, 2017 (Released:2018-05-01)
参考文献数
32

キンラン属は、我が国の里山地域を代表する植物種群であり、菌根菌との共生関係を持つ部分的菌従属栄養植物である。全国的に、里山林の荒廃や樹林の減少に伴って生育地が減少しつつある。本研究では、キンラン、ギンラン、ササバギンランの3種を対象に、(1)樹林管理の有無とキンラン属の分布にどのような関係があるか、(2)キンラン属が生育するためにどのような環境整備が必要か、(3)ハモグリバエ類の食害はどの程度生じているのか、を明らかにし、今後、キンラン属の保全のためにどのような方策が必要かを検討した。調査は、茨城県つくば市の20.5 haの樹林において、キンラン属3種の分布と、樹林の管理状態、生育地点の林内環境(植生被度、開空率、近接する樹木の樹種と胸高直径、リター層の厚さ、土壌硬度、土壌水分)を調査した。また、ハモグリバエ類による3種の食害状況を調べ、結実率を求めた。その結果、下草刈りなどの樹林管理を行っている管理エリア(14.0 ha)では3種すべてが生育し、合計47地点で計881株が確認されたのに対し、非管理エリア(6.5 ha)では、キンランのみが生育し、その数も1地点で計3株であった。また、3種の生育株数は、微環境の違い(開空率、草本被度、土壌硬度)や、近接する外生菌根性の樹種によって異なることがわかった。他方、3種ともに、袋がけを行わなかった大半の株でハモグリバエ類による被害を受けており、食害を受けていない健全株は、キンラン1%、ギンラン12%、ササバギンラン0%であった。これらの結果から、キンラン属の保全のためには、生育環境を維持するための樹林管理に加え、ハモグリバエ類による食害対策が重要と考えられた。
著者
上野 千鶴子
出版者
お茶の水女子大学ジェンダー研究所
雑誌
ジェンダー研究 : お茶の水女子大学ジェンダー研究所年報
巻号頁・発行日
vol.20, pp.21-33, 2017-03-31

Neoliberalist reform is a capitalist response to globalization throughoutadvanced societies. It takes a particular form in Japan to maintain breadwinnermodel at a cost of women. Gender equal legislation went hand in hand togetherwith deregulation of employment, which resulted in the increase of women'sirregular employment with low wage and no job security. In the retrospective,the Equal Employment Opportunity Law launched women's bipolarlizationwhich ended up with feminization of poverty. While women's mobilizationto the labor market is imperative in the society with extreme low fertility,neoliberalist reform asks women both work and family, without changing malecenteredwork style. The Japanese style employment is proven as genderdiscriminating.As far as it is maintained, any legal legislations to promotewomen's work are determined to fail. Neoliberalist reform in its Japanese style ends up with low fertility, wherewomen hardly have future visions.