著者
坂下 泉 北村 諭
出版者
The Japanese Respiratory Society
雑誌
日本胸部疾患学会雑誌 (ISSN:03011542)
巻号頁・発行日
vol.24, no.7, pp.770-773, 1986-07-25 (Released:2010-02-23)
参考文献数
13

卵白アルブミン感作および非感作モルモットの血漿中ヒスタミン, セロトニン値の変動を迷走神経電気刺激前後で比較検討した. 迷走神経電気刺激前の血漿中ヒスタミン値は非感作群26.4±10.7ng/ml (n=20), 感作群29.2±9.4ng/ml (n=27) で有意差はなかった. 血漿中セロトニン値は非感作群245.1±80.3ng/ml (n=17), 感作群237.0±55.0ng/ml (n=24) で有意差はなかった. 刺激前後の paired t-test では感作群でヒスタミンが1分後および5分後, セロトニンが1分後に有意に高値を示した. これらの結果より迷走神経電気刺激がヒスタミン, セロトニン放出を直接促進する可能性が示唆された.
著者
北村 信正
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, 1953-10-15
著者
龍野 玄樹 鈴木 昌八 落合 秀人 犬塚 和徳 神藤 修 宇野 彰晋 松本 圭五 齋田 康彦 谷岡 書彦 北村 宏
出版者
The Japanese Society of Gastroenterological Surgery
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.699-705, 2011
被引用文献数
1 1

症例は62歳女性で,検診での超音波検査で肝腫瘍を指摘され,当院を受診した.B型・C型肝炎ウィルスマーカーは陰性であり,血清CA19-9値が281.6U/mlに上昇していた.腹部CTで肝左葉の肝内胆管拡張と肝外側区域に境界不明瞭で辺縁が軽度造影される5cm大の腫瘍を認めた.門脈左枝内は腫瘍栓で充満していた.門脈腫瘍栓合併肝内胆管癌あるいは混合型肝癌を考え,5-FUによる肝動注化学療法を先行させた.治療開始後にCA19-9値の低下,肝腫瘍の縮小と門脈腫瘍栓の退縮を認めた.化学療法終了から1か月,後肝拡大左葉切除,肝外胆管切除・胆道再建,リンパ節郭清,門脈再建を施行した.病理組織学的には乳頭状の増殖を示す高分化型腺癌から成る腫瘍であり,門脈腫瘍栓を伴った肝内胆管癌と診断された.術後22か月の現在,再発なく社会復帰している.門脈腫瘍栓合併肝内胆管癌に関する文献的考察を加え報告する.
著者
田中 泉澄 北村 明彦 清野 諭 西 真理子 遠峰 結衣 谷口 優 横山 友里 成田 美紀 新開 省二
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.65, no.12, pp.744-754, 2018-12-15 (Released:2018-12-27)
参考文献数
20

目的 大都市部在住の高齢者における孤食の実態についてその頻度を含めて明らかにするとともに,孤食と食品摂取の多様性との関連を示す。方法 2016年6月に,東京都大田区に在住する65歳以上の男女を対象とし,15,500人に自記式調査票を郵送した。回答を得た11,925人(回収率76.9%)のうち,データ欠損を含まない8,812人(有効回答率56.9%)を分析対象とした。毎食一人で食事をとる1週間当たりの日数を孤食頻度として0,1~3,4~6,7日群に分類した。食品摂取多様性得点(DVS)は,10の食品群それぞれの1週間あたりの摂取頻度から算出し,3点以下の場合をDVS低値と定義した。統計解析は,DVSまたは各食品群について「ほぼ毎日食べる」の有無を従属変数,孤食頻度を独立変数,年齢,居住地域,BMI,教育歴,等価所得,就業,独居,既往歴,飲酒,喫煙を調整変数とした二項ロジスティック回帰分析を行った。結果 男性の47.1%,女性の48.5%が週1日以上の孤食であり,さらに男性の14.9%,女性の16.9%が週7日(毎日)孤食であると回答した。孤食頻度0日群と比較して,男性ではすべての頻度の孤食群でDVS低値に対するオッズ比が1.51~2.00と有意に高値を示した。女性では,孤食頻度7日群でのDVS低値のオッズ比は1.15(95%信頼区間0.92-1.43)と有意差はみられなかった。男女とも孤食習慣のある群では,非孤食群と比較して緑黄色野菜類,果物類,油を使った料理を「ほぼ毎日食べる」オッズ比が有意に低値を示した。結論 大都市部の高齢者では,男女ともに半数近くに孤食習慣があることが明らかとなった。孤食群は非孤食群と比較して年齢や等価所得,同居家族の有無とは独立して食品摂取の多様性が低い傾向を示した。本成績は,孤食習慣のある大都市部高齢者の低栄養対策に資する有用な知見となると考えられる。
著者
渋倉 崇行 西田 保 佐々木 万丈 北村 勝朗 磯貝 浩久
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.563-581, 2018-12-10 (Released:2018-12-20)
参考文献数
47
被引用文献数
1

This study examined the psychosocial skills of high school extracurricular sports activities and their generalization to student daily life. In a preliminary study, we collected a wide range of psychosocial skills related to extracurricular sports activities experienced by members of high school sports clubs, and then selected questionnaire items that would be used in the present study. In Survey 1, a confirmatory factor analysis was conducted using data collected from 376 members of high school extracurricular sports clubs (265 males, 111 females) to develop two scales, one measuring psychosocial skills in extracurricular sports activities, and the other psychosocial skills in daily life. The validity and reliability of these two 9-subscale tools, both of which comprised the same items, were thus confirmed. In Survey 2, the two scales developed in Survey 1 were used to conduct three surveys of the same subjects over an interval of about 3 months, in order to determine the causal relationships between the psychosocial skills used in extracurricular activities and those used in daily life. A cross-lagged effect model was used. The study subjects were 137 high school students who were members of extracurricular sports clubs (73 males, 64 females). The results showed that the psychosocial skills needed for extracurricular sports activities could be generalized to student daily life. Generalization in the reverse direction, i.e. from skills used in everyday life to those used in extracurricular sports activities, was also evident. Furthermore, the results suggested that psychosocial skills used in extracurricular sports activities had a cyclical causal relationship with the skills used in everyday life. Finally, the significance of extracurricular sports activities and methods for actualizing this significance was discussed based on the study results.
著者
小幡 純一 北村 佐代
出版者
Japan Society for Laser Surgery and Medicine
雑誌
日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.439-445, 2018 (Released:2018-03-28)
参考文献数
21

関節リウマチの治療(RA)は20年以上にわたり,劇的な変革期にある.薬物治療,特にメトトレキサートや生物学的製剤の進化によって生み出されたと言えよう.RA治療の達成目標は世界標準として定められるようになった.RAは疼痛と関節腫脹を特徴とする慢性炎症性疾患である.疼痛は患者にとって最も重視する関心事であるが,医師にとっての関心事は関節腫脹である.治療方針は患者と共有すべきであり,メデイカルスタッフは患者と医師の認識に乖離があることを認識すべきである.発展し続けるRAの薬物治療の時代にあって,変化し続けるLLLTの歴史を紹介する.さらには,抗TNF療法によりLLLTの疼痛寛解効果が高まることを示す.RA症例の高齢化に対するLLLTと薬物治療の結合治療がそれぞれ単独治療より有用である.
著者
屈 達才 前田 泰生 郷原 匡史 中塚 硬三 北村 憲二
出版者
日本昆虫学会
雑誌
昆蟲.ニューシリーズ (ISSN:13438794)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.121-141, 2002
参考文献数
42
被引用文献数
1

Three species of astigmatid mites which infest mason bees, i.e., Chaetodactylus hirashimai, C. nipponicus and Tortonia sp., are known to occur in Japan. Two of them, C. nipponicus and T. sp. are sympatrically distributed in central and northern Japan. They are cleptoparasites of Osmia cornifrons, which is utilized as a pollinator of apples. The invasion/infestation patterns of these mites were studied through a survey conducted at 24 apple orchards in various localities during winter between 1999 and 2001. A population of O. cornifrons was reared in Sendai City, northern Japan, in spring of 1999 so as to analyse the synchronization between invasion/infestation of mites and nesting activity of host bees. As overwintering stages of C. nipponicus, phoretic and cyst-like deutonymphs were found together in the same cells, while 5 stages (larvae, protonymphs, tritonymphs, adults and phoretic deutonymph) were confirmed to hibernate in Tortonia sp. The cyst-like deutonymphs were absent in the latter species. In C. nipponicus, the percentage of phoretic deutonymphs was extremely high (up to 99.6% per host cell), while in T. sp. was lower (6.6% in total). The life type of these 2 mite species is regarded as phoretic- and dweller-like, respectively. The difference of their life types between 2 mite species are enable the partitive use of the pollen-mass stored in the same nests. The following features, regarding to the invasion/infestation patterns, were recognized. 1) Mostly, the first nests made in tubes were infested by both species of mites. The number of cells infested by C. nipponicus extended up to 9 cells, but usually the inner ones were apt to be infested. On the other hand, infested cells were found throughout nest tubes in T. sp.; 2) Distribution and numbers of dead cell contents in a nest by infestation of mites differed between 2 mite species. Only 1-3 cell contents were killed in C. nipponicus, and none killed in T. sp.; 3) Prior to feed on the stored pollen-mass, both species of mites killed hosts. However, they were able to kill hosts of which stages were from egg to early third instar larva. To kill host eggs, it was needed more than 50 adult mites. Those hosts that escaped from slaughter survived and formed normal cocoons; 4) Coinhabiting with C. nipponicus and T. sp. in the same host cell was less frequently occurred (7.1% in total). In these cells, the individual ratio of C. nipponicus was always higher than that of T. sp. The 5 overwintering stages, except phoretic deutonymph, in Tortonia sp. were not all in diapause. These stages began to develop into the next stages sooner, when new food was given under warm temperature. The phoretic deutonymphs of both mite species activated their development by clinging to host bee bodies in both mite species. The cyst-like deutonymphs of C. nipponicus developed into the tritonymphs when subjected them to the scent of host bees.
著者
吉田 純一 北村 久美子 箭内 公一 安河内 淑子 石内 愛美
出版者
九州理学療法士・作業療法士合同学会
雑誌
九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 (ISSN:09152032)
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.69, 2016

<p>【はじめに】</p><p>日本においては、障がい者を取り巻く環境が急速に変化してきている。粕屋町では「障がい者が、安心して共に暮らせるやさしいまち」を基本理念とする障害者計画を策定しており、関係機関と行政が一体となって連携し、障害福祉計画推進協議会(以下、推進協)が中心となり計画内容を推進している。今回、地域住民の障がいや障がい者に対する理解を確認するためアンケートを実施した。アンケート結果から地域の方の声を聴き、今後の推進協の取り組みについて考察したので報告する。</p><p>【方法】</p><p>人権週間および障がい者週間である平成27年12月6日に開催された粕屋町介護福祉課主催障がい者啓発事業「人権を尊重する町民のつどい」にてアンケートを実施。参加者のうち244名よりアンケートの記載をいただいた。なお、アンケート実施に際し、趣旨、内容、結果の取り扱いについて書類を用いて説明し同意を得た。</p><p>【結果】</p><p>アンケート記載者244名(男性140名、女性99名、無回答5名)の年齢は、~20歳代11.1%、30~40歳代23.4%、50歳~60歳代47.1%、70歳~80歳代15.9%、無回答2.5%であった。設問1「日頃障がいをお持ちの方に接する機会はありますか?」に対し、はい50.8%、いいえ45.9%、無回答3.3%となった。設問2「粕屋町は障がい者が安心して共に暮らせるやさしいまちだと思いますか?」に対し、はい26.6%、いいえ11.1%、わからない59.8%、無回答2.5%という結果となった。設問3自由記載欄では、「町内の小学生と障害施設児童との交流の場を作り、子供たちの心を育てることもよいのでは」や「町民運動会等の町の行事で啓発をもっと行ってみては」など様々な意見をいただいた。</p><p>【考察】</p><p>年齢別でみると、参加者の約半数が50歳から60代で20歳代以下の参加状況が特に低い結果となった。このことから小・中学校等の教育機関と連携をとり、若い世代に対する啓発活動をより行っていく必要があると考えられる。設問1に対し障がい者と接する機会があると答えた方は全体の約半数であった。しかし、参加者には障害福祉関係の仕事に従事している方も多く、地域住民が障がい者と接している機会はより低いと考えられる。また、設問3自由記載欄の意見も踏まえると、障がい者の理解と交流の推進のためにも障がい者団体等と協力し、交流の場を確保していく必要があるといえる。設問2に対し「はい」と回答したのは全体の1/4程度の26.6%であった。この結果が示すように「障がい者が安心して共に暮らせるやさしいまち」とはまだ言い難い現状であり、推進協としても今後さらなる取り組みを行っていくべきであると考えられる。</p><p>【まとめ】</p><p>推進協の取り組みとしては、現在の問題点を把握した上で、教育機関や関連団体との連携が重要となってくるといえる。今後は、若い世代への啓発活動や障がい者との交流の場の充実など、より地域に密着した活動を行っていき、今よりも障がい者が安心して共に暮らせるやさしいまちを目指していきたいと考える。</p><p>【倫理的配慮,説明と同意】</p><p>アンケート実施に際し、趣旨、内容、結果の取り扱いについて書類を用いて説明し同意を得た。</p>
著者
本庄 賢光 窪田 昌史 北村 俊明
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告システムソフトウェアと オペレーティング・システム(OS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.17, pp.1-11, 2010-07-27
参考文献数
9

並列処理環境の普及に伴い,MPI (Message Passing Interface) の並列プログラムを,異なる性能のノードから構成される PC クラスタの非均質性とノードの耐故障性に対応させる要求が高まっている.我々は MPI プロセスを Xen の仮想計算機 (VM) 上で稼働させることによって,PC クラスタの非均質性と耐故障性に対応させる手法を提案してきた.しかし VM 上で MPI プロセスを稼働させるとオーバーヘッド大きくなることがある.本研究では,Xen のクレジットスケジューラのタイムスライスとティックの値を変更することと,Domain0 の優先度を変更することによる MPI プロセスの高速化を行った.高速化の評価のためにデュアルコアプロセッサ Core2Duo 3.00GHz,メモリ4GB のノード上で VM を稼働させ,NAS Parallel Benchmarks 3.3 クラス A のアプリケーション SP の MPI プログラムの実行した.タイムスライスとティックをデフォルトの 30ms,10ms から共に 1ms にし,2 ノード 4 プロセスで実行させたところ 33% 高速化された.さらに Domain0の 優先度を 1024 にすることで通常時と比べ,35% 高速化された.As HPC and parallel processing environment becomes popular, the demand that parallel programs with MPI(Message Passing Interface) should support heterogeneity on PC clusters with consist of the nodes with different computing power and fault-tolerance of the nodes has arised. We have proposed a technique to support heterogeneity and fault-tolerance for PC clusters by executing MPI processes on virtual machines so that those processes can be easily migrated between nodes. However, when MPI programs are executed on virtual machine Xen, the overhead sometimes becomes large. We therefore make it possible to change the values of the time slice and the tick, which are parameters the Credit Scheduler uses to allocate CPU time, so that the overhead incurred by waiting for receiving data is reduced and the performance of MPI programs is improved. To evaluate the effectiveness of the improvement, we executed the application SP Class A of NAS Parallel Benchmarks 3.3 on virtual machines running on nodes with dual core processor Core2Duo 3.00GHz and 4GB main memory. When SP is executed with four processes on two nodes where the values of the time slice and the tick are both changed to 1ms from the default values of 30ms and 10ms, the performance is improved by 33%. In addition, Domain0's weight is changed from 256 to 1024 ,the performance is improved by 35%.
著者
名塚 健史 遠藤 浩士 長瀬 エリカ 佐々木 良江 鮫島 菜穂子 竹中 良孝 北村 直美 浦川 宰 根岸 朋也 山田 智教 藤縄 理 高倉 保幸
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, 2007-04-20

【はじめに】今回、埼玉県理学療法士会スポーツリハビリテーション推進委員会(以下スポリハ委員会)では埼玉県高等学校野球連盟(以下高野連)の依頼により、第88回全国高等学校野球選手権埼玉大会(以下選手権大会)、秋季埼玉県高等学校野球大会(以下秋季大会)でメディカルサポートを実施した。そこで、実際の活動内容と今後の課題について考察し報告する。<BR><BR>【方法】選手権大会は準々決勝、準決勝、決勝の7試合、2球場で各日程4名、秋季大会は準決勝、決勝の3試合、1球場で各日2名の体制でサポートを行った。サポートスタッフはスポリハ委員会の中から甲子園でのサポート、スポーツ現場での活動経験があるメンバーを中心に構成した。サポート内容は試合前後のコンデショニング・テーピングなど、試合中は所定の場所で待機し、デッドボールなど緊急時の対応を行った。実際に行ったサポートの内容はすべて記録し、1日毎終了後高野連側へ提出した。<BR><BR>【結果】実際の活動は、テーピング、外傷に対するチェックと応急処置、試合後のコンディショニングが活動の中心であった。選手権大会はテーピング2件、外傷後のチェック約15件、アイシング2件、熱中症の対応数件、コンディショニング1件であり、秋季大会はテーピング1件、外傷後のチェック約8件、アイシング1件、コンディショニング4件であった。最も多かったのは外傷後のチェックとコンディショニングであり、1試合平均3~4件程度の活動を行った。部位の内訳は、テーピングは肘関節2件、手関節1件、コンディショニングを利用したのは2チーム5名で下肢1件、肩関節2件、腰部2件であった。<BR><BR>【考察】全体的に活動の件数が少ない傾向にあった。外傷のチェックは圧痛や運動痛など疼痛の問診を中心に行ったが、選手は試合を続けたいがために症状を正確に伝えていない可能性が考えられた。また、今回の活動は埼玉県の高野連では初めての試みであり、事前の説明が不足していたことも加わって選手や監督にサポートの内容が浸透していなかった可能性が考えられる。このため、潜在的には今回関わった以上の傷害が生じていた事が予測された。このことより、事前の組み合わせ抽選会などで理学療法士が直接サポートの説明やストレッチのデモンストレーション、障害予防の講演などを行い、サポート活動や障害予防に対する認識を向上させる必要があると感じた。今後も春季大会、夏の選手権大会、秋季大会とサポートを行うことが決まっており、サポート内容、質の向上、事前の啓蒙活動などが今後の検討課題となった。<BR>

1 0 0 0 OA エマルソン

著者
北村門太郎 著
出版者
民友社
巻号頁・発行日
1894
著者
高 炯範 北村 等 平山 和次
出版者
THE SESSILE ORGANISMS SOCIETY OF JAPAN
雑誌
Sessile Organisms (ISSN:13424181)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.1-5, 1996-08-30 (Released:2009-10-09)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

Water-soluble substance extracted from the coralline alga, Corallina pilulifera have the effect of induction of larval metamorphosis on the sea urchins, Pseudocentrotus depressus and Anthocidaris crassispina.The chemical cue for larval metamorphosis of P. depressus in the solution was heat stable and remained active even if its treated with organic solvent. Concentration of the potassium in an active fraction was not so high to induce the larval metamorphosis. The cue could be other inorganic ions or organic substances.