著者
田中 創大 田儀 和浩 藤原 健 高橋 浩之 上坂 充 草野 譲一 中村 直樹 山本 昌志 菅原 浩一郎 田辺 英二
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

腫瘍追尾型X線がん治療に用いることを想定して、ビームの線量、位置と形状をリアルタイムに計測できるガス検出器とデータ処理システムを開発した。GlassGEMで電離した電子を増幅し、二次電子の電流を測定することで線量を、電子雪崩の際のシンチレーション光をCCDカメラでとらえることで位置と形状の情報をリアルタイムで統合的に取得可能なシステムを開発した。
著者
中山 尚貴 尾崎 弘幸 海老名 俊明 小菅 雅美 日比 潔 塚原 健吾 奥田 純 岩橋 徳明 矢野 英人 仲地 達哉 遠藤 光明 三橋 孝之 大塚 文之 草間 郁好 小村 直弘 木村 一雄 羽柴 克孝 田原 良雄 小菅 宇之 杉山 貢
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.54-57, 2007

症例は30歳,男性.2006年6月,スポーツジムのランニングマシンで運動中に突然,心窩部不快感が出現し,運動を中止したが痙攣を伴う意識消失をきたし倒れた.スポーツジムのトレーナーがただちに心肺停止を確認し,施設内の自動体外式除細動器(AED)を装着した.AEDの音声に従い除細動ボタンを1回押し,すみやかに自己心拍が再開したが,AED使用後にリセットボタンを押したため,メモリーが消去され,心肺停止の原因として致死性不整脈の関与は確認できなかった.<BR>入院後,トレッドミル運動負荷心電図検査で広範囲の誘導でST低下を認め,冠動脈造影検査を施行し冠動脈瘤を伴う重症多枝病変を認めた.心肺停止の原因は心筋虚血による心室細動もしくは無脈性心室頻拍と推定し,冠動脈バイパス術を施行した.<BR>AEDの普及に伴い非医療従事者によるAEDを使用した救命例が本邦でも徐々に報告されており,本症例は現場にあったAEDをただちに使用したことが社会復帰に大きく貢献したと考えられる.ただし,本症例で使用したAEDのように,一部機種ではリセットボタンを押すことによりメモリーが消去され,事後検証が困難になることは注意すべき点であり改善を要する.
著者
栗原 健
出版者
中央大学人文科学研究所
雑誌
人文研紀要 (ISSN:02873877)
巻号頁・発行日
no.84, pp.67-83, 2016

近世ヨーロッパを見舞った「小氷河期」と呼ばれる寒冷期は,嵐や洪水など多くの気象災害をもたらした。この気候変動に応えて16世紀後半のドイツに登場したのが,「嵐の説教」と呼ばれるルター派の説教文学である。この中で聖職者たちは民衆の疑問に対応して,気象現象は悪魔や魔女からではなく神から来ること,神は人を改心に導くため嵐や自然災害を用いることなどを,マルティン・ルター以来の神学伝統に基づいて説き聞かせている。彼らによれば,気象災害から逃れるためには人はまじないなどに頼るのではなく,改心して行いを改めるべきである。しかし,敬虔な信仰者であっても命が守られるとの保証はない。このため人々は神の慈愛を信頼し,自らの生死を神の手に委ねるよう勧められた。これらの講話は災害被災者に対するカウンセリングの先駆と言うべきものであり,環境危機の時代に住む現代人に対しても種々の示唆を与えてくれるものである。
著者
萩原 健一 山河 芳夫 花田 賢太郎
出版者
日本ウイルス学会
雑誌
ウイルス (ISSN:00426857)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.155-166, 2009-12-24 (Released:2010-07-03)
参考文献数
106
被引用文献数
2 3

プリオン病(伝達性海綿状脳症)は,生前の確定診断法・治療法が確立していない致死性神経変性疾患である.ヒトの場合,1)全体の8~9割を占める孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD),2)プリオン蛋白質の遺伝子変異による家族性プリオン病,3)病原体プリオンに汚染された医療用具,生物製剤あるいは食物を介した感染を原因とするプリオン病,が知られている.中枢神経系に蓄積する異常型プリオン蛋白質(PrPSc)は病原体と等価であると考えられており,感染型プリオン病患者に由来するPrPScのみならず,孤発性/家族性患者のPrPScも基本的に感染性をもつ.ウシ海綿状脳症(BSE)プリオンの経口摂取が原因の変異型CJD(vCJD)は1996年に英国で確認されて以来,世界で215名の患者が発生している(2009年9月現在,英国NCJDSUデータ).孤発性CJDと異なり,vCJDでは脾臓や扁桃にもPrPScが検出される.このことから,潜伏期のvCJD患者がドナーとなる輸血の安全性が以前から議論されていたが,輸血が原因と疑われる2次感染が英国で5例確認された.本稿では,感染症としてのプリオン病を再考察する.
著者
鈴木 祥之 斎藤 幸雄 樫原 健一 野島 千里
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
構造工学論文集. B (ISSN:09108033)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.627-633, 2003-03-20

To perform seismic reinforcement for traditional wooden structures, it is essential to evaluate the seismic performance precisely in advance. In this paper, the seismic performance of wooden structures is evaluated by using a simple method that can estimate the maximum displacement response by tracing the bearing capacity-deformation relationships of wooden frame in wide range of deformation under a given seismic response spectrum. A design method of seismic reinforcement based on the seismic performance is also proposed. As a case study, the seismic reinforcement of an existing old temple is illustrated herein. The seismic reinforcement techniques actually employed here are reported in detail. To verify the effect of seismic reinforcement, the seismic performance of the reinforced structure is compared with that of the original structure. The proposed procedure for the seismic reinforcement has advantages of effectively profiting the deformability and toughness of wooden frames and of easily applying existing traditional old wooden structures.
著者
石川 義人 樋口 雄介 青村 知幸 八木 正篤 遠藤 光宏 笹原 健児 佐藤 雄治 大屋 高徳 工藤 啓吾
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.415-417, 1998-04-20 (Released:2011-07-25)
参考文献数
6
被引用文献数
5 5

We studied the cause, status, and treatment of temporomandibular joint (TMJ) dislocation in patients with psychic and cerebral diseases. These diseases were present in 11 (26.2 %) of 42 patients with TMJ dislocation. Psychic disease included 2 cases of mental retardation and 3 of schizophrenia. Cerebral diseases included 1 case of cerebral infarction, 3 of cerebral hemorrhage, 1 of epilepsy, and 1 of Parkinson disease. There were many old patients among those with cerebral diseases. Convulsions characteristically led to TMJ dislocation. There was prolonged dislocation of the TMJ. A reliable treatment was required in patients with these diseases. Therefore, augmentation of the articular tubercle was indicated. It was suggested that incoordination of the masticatory muscles induced TMJ dislocation. Furthermore, extrapyramidal disorders may have been caused by antipsychotic drugs, Parkinson disease, and cerebrovascular disease; convulsions due to epilepsy may lso have been involved.
著者
竹原 健二 三砂 ちづる
出版者
日本民族衛生学会
雑誌
民族衛生 (ISSN:03689395)
巻号頁・発行日
vol.72, no.6, pp.225-233, 2006-11-30 (Released:2010-06-28)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

PURPOSE: The purpose of this study was to develop a scale for measuring view of marriageamong young people and to examine the reliability and validity of the scale. METHODS: A cross-sectional study using self-administrated questionnaire was conducted onFebruary 2005 among 368 unmarried university students between the ages from 18 to 24 in Okinawa.The 25-items were developed via a literature study and in-depth interview university students. RESULT: As a result of the factor analysis, 6 factors and 22-items; life enrichment throughchildren (4-items), interest in marriage (4-items), happy family (3-items), sense of sacrifice and burden(5-items), marriage life contentment (3-items), independence (3-items) were extracted. It was shown that the Marriage-oriented scale was internally consistent from Cronbach's Alphas of .75. As for the validity, internal validity was supported as the score of sacrifice and burden correlated negatively with other 5 factors. The factor was constituted 5-items which meant negative attitude for marriage. The construct validity was supported as the score of ATM-scale and each factor correlated positively with 2 subjective criteria for marriage and the means of ATM-scale were significantly higher with 2 other criteria about attitude toward marriage. CONCLUSIONS: These findings support that the ATM-scale has sufficient reliability and validity. It suggests the importance of evaluation from various aspects for the view of marriage.
著者
相原 健志
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

本発表は、ブラジルの人類学者E. ヴィヴェイロス・デ・カストロの多自然主義に含まれる身体の存在論の含意と射程を析出することを試みる。その記述を辿ると、多自然主義の機制における存在者間の食人的関係は、スピノザ哲学に由来するコナトゥス概念において捉えられる。そしてコナトゥスは、食人のみならず、「翻訳」といった人類学者の実践をも、つまり他者と人類学者のあいだの差異を横断する力として思考されている。
著者
松田 真輝 澤野 誠 大河原 健人
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.321-323, 2015-03-31 (Released:2015-06-11)
参考文献数
9

劇症型A群溶血性連鎖球菌感染症は,敗血症から死亡することも多い重篤な疾患である。今回,骨盤内炎症性疾患 (以下,PID)を呈した本疾患例を経験した。症例は58歳女性で,敗血症性ショックを伴うPIDの診断で当院転院となった。WBC 18,800/μL,CRP 51.5mg/dLと顕著な炎症所見を認め,急性腎不全も併発していた。造影CTでは子宮附属器の炎症所見ならびに少量の腹水を認めた。開腹所見では,骨盤内臓器および後腹膜の著明な炎症を認めた。その後もショック状態の改善はなく,劇症型A群溶血性連鎖球菌感染症の可能性が高いと判断した。後腹膜開放ドレナージ術を追加し持続的血液濾過透析も開始したが,入院後43時間で死亡した。後に腹水および膣培養からStreptcoccus pyogenesが検出された。PIDと判断した症例でも,敗血症など重篤な経過を辿る場合は本疾患を考慮する必要があると考えられた。
著者
針替 明世 藤原 健一 葛西 真理 岩佐 博人 吉村 哲明
出版者
弘前医療福祉大学紀要編集委員会
雑誌
弘前医療福祉大学紀要 (ISSN:21850550)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.27-32, 2015-03-31

死生観とは生と死についての個人の考え方であり、独自の死生観の形成は、患者の捉え方や接し方等の医療の質の向上につながる。一方、死生観は生きがい感や自殺関連行動と関連すると言われており、作業療法教育において学生の死生観を育む意義は大きいものであると推察される。そこで本研究では、作業療法学生を対象に死生観と関連要因について、生きがい感、不安感、感情調整能力として感情労働を調査した。その結果、死生観は、生きがい感、不安感、感情調整能力と相関関係が認められた。しかし、死生観は、死別経験や介護経験、長期臨床実習の経験の有無では有意差が認められないことから、死生観は死別や臨床実習といった経験からの影響を受けにくいことが考えられ、死生観教育の必要性が示唆された。
著者
水野 修 大原 健史 野池 達也
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.573, pp.111-117, 1997-08-22 (Released:2010-08-24)
参考文献数
24
被引用文献数
1 10

豆腐製造工程で排出される残渣「おから」を基質とし, 嫌気性細菌によるおからの分解に伴う水素生成を, 35℃における回分実験により研究した. 固形物濃度を2.3-9.2%の範囲で変化させて, 累積水素生成量および水素生成活性に及ぼす固形物濃度の影響およびおからの分解特性を検討した.最大累積水素生成量は0.020m3・kg VS-1 (固形物濃度6.4%), 累積生成ガスの54-78%は水素であり, 累積水素生成量は固形物濃度による大きな影響を受けなかった. 水素生成は, おからより溶出した溶解性糖濃度の低下に伴って起こり, 主な代謝産物は酢酸, プロピオン酸, n-酪酸およびエタノールであった.
著者
山内 賢幸 坊農 真弓 相原 健郎 西本 一志
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻号頁・発行日
vol.2010-HCI-137, no.10, pp.1-8, 2010-03-12

学会の懇親会や結婚式の披露宴などの立食形式パーティーで会話の輪から孤立している人がいる. この会話の輪に入ることが出来ていない状態の人を「孤立者」と呼ぶ.本研究では立食形式パーティーの映像を使いハンドアノテーションを行う.そしてそこから得られたアノテーションデータを用いて孤立者の検出を行う.今回提案する検出手法は会話集団を見つけ,それ以外の人を孤立者とする方法である.人が映像を見て直感的に孤立者と判断したデータと提案手法で得られた結果との比較を行い,どれだけ孤立者が検出できたのかを明らかにする.またその結果から今後の課題についても検討を行う.
著者
井上 光平 末永 勝也 原 健二 浦浜 喜一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.J108-J110, 2014 (Released:2014-01-24)
参考文献数
8

画像を部分的に平滑化することによって現実のシーンをミニチュアのように見せるミニチュア風写真において,平滑化しない領域を鮮鋭化することによって画像内容をよりミニチュアらしく見せる方法を提案し,主観評価実験によってその有効性を確認する.
著者
九里 善一郎 上田 寿 志田 正二 篠原 健一
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
工業化学雑誌 (ISSN:00232734)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.350-352, 1960-02-05 (Released:2011-09-02)
参考文献数
10
被引用文献数
2 1

粉末状のポリ塩化ビニルを真空中で放射線照射し,後これを空気中で溶媒に溶かして,ゲル分率を測定してもゲル化していないが,照射後真空のまま100℃ に,10分間加熱するか,あるいは真空中で溶媒に膨潤させればゲル化する。また空気中照射したポリ塩化ビニル粉末は,真空中で100℃ に加熱した時にのみゲル化する。アンモニアガス中で照射したものは,そのままで既によくゲル化している。これらの結果より,架橋機構を検討した。
著者
安達 悠子 原田 悦子 須藤 智 熊田 孝恒 藤原 健志
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.83-99, 2014

The Center for Usability and Aging Research (CUAR) assemble data for over 170<br> community-dwelling older adults, who volunteered as an informant for usability testing<br> and research. In the course of database enrollment, they participated in a usability<br> test for an automatic coffeemaker, as a demonstration of activities in CUAR. In this<br> article, we analyzed data of 170 people aged 60 and over, for examining relationships<br> between results of usability testing of a coffeemaker and database items which includes<br> demographics information, test results of cognitive aging (e.g. MMSE, AIST-CAT),<br>and subjective evaluation on difficulty of artifacts usage. The results showed the in-<br>dependence between two errors, which were observed in over 25% participants, and<br> also errors and the task accomplishment, indicated by statistical independent and also<br> by comparing the lists of effective items in database. Some research questions which<br> should be pursued for cognitive aging and usability research.