著者
竹元 万寿美 山本 裕一 阿知波 一雄 James P. Kutney Nikolay M. Stoynov
出版者
天然有機化合物討論会実行委員会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集 38 (ISSN:24331856)
巻号頁・発行日
pp.643-648, 1996-09-02 (Released:2017-08-18)

In recent years, much attention has been paid to the ability of cultured plant cells to transform not only secondary metabolites, but also organic foreign substrates. Therefore, we have studied in the feasibility of using plant cell cultures as the reagents of organic synthesis. In this symposium, we report the synthesis of biologically active com-pounds by using plant cell cultures (N. tabacum, D. carota, C. roseus, P. peltatum) as follows (1) Synthesis of optically active α-phenylpyridylmethanols as organic foreign substrates i) enantioselective reduction of ketone ii) asymmetric hydrolysis of the acetates iii) optically active alcohols production from the corresponding racemates (deracemization of racemates) (2) The efficient synthesis of podophyllotoxin derivatives as starting materials in the clinical anti-cancer drug, Etoposide
著者
山本 和明 小池 崇文 永田 邦裕 海老澤 瑞枝 相沢 隆 大西 康司 苗村 健
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 34.12 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
pp.59-62, 2010-03-02 (Released:2017-09-21)
参考文献数
10

PLZTは電気光学効果の一つであるKerr効果によって印加電圧の2乗に比例して屈折率が変化する特性を持つため,光学素子への応用が考えられる.そこでまず,我々は単体のPLZTについて屈折率の印加電圧依存性を調べた.続いて,報告済みの第一試作レンズの問題点である,圧電効果の影響によるレンズ変形を抑えた二次試作レンズを作製し,その屈折率電圧依存性を調べた.
著者
山本 和明 小池 崇文 永田 邦裕 海老澤 瑞枝 相沢 隆 大西 康司 苗村 健
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.59-62, 2010
参考文献数
10

PLZTは電気光学効果の一つであるKerr効果によって印加電圧の2乗に比例して屈折率が変化する特性を持つため,光学素子への応用が考えられる.そこでまず,我々は単体のPLZTについて屈折率の印加電圧依存性を調べた.続いて,報告済みの第一試作レンズの問題点である,圧電効果の影響によるレンズ変形を抑えた二次試作レンズを作製し,その屈折率電圧依存性を調べた.
著者
山本 逸郎 遠藤 聖奈
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.113, pp.47-56, 2015-03-27

教員免許状更新講習「理科を苦手とする教員のための小学校物理実験」を受講した延べ286名の小学校教員に理科の実験でうまくいかなかったことを具体的に記入してもらったところ,4学年の「水の沸騰の実験」と「水が氷になる実験」に関する記述数が全学年の実験の中で圧倒的に多いことがわかった。それらの記述の内訳は,前者の実験では「水の沸点が100℃にならない」が,後者の実験では「水が過冷却する」が最も多く挙げられていた。本研究では,これら2つの実験について詳しい測定を行い,実験条件を変えたときに測定結果がどう変わるのか議論する。
著者
山本 雄平 田中 成典 姜 文渊 中村 健二 田中 ちひろ 清尾 直輝
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.1334-1350, 2018-05-15

我が国では,2020年の東京オリンピックに向けて,スポーツに関わる政策が積極的に推し進められている.その施策の1つである「スポーツ × ICT」では,スポーツ分野における計測機器の開発やデータ計測と可視化手法の高度化,そして新サービスの提案など,最新ICTの効果的な利活用が進められている.しかし,スポーツ分野にICTを適用する試みは始まったばかりの黎明期であり,教育現場や地域クラブの指導者のみならず,高度な専門知識を保有したスタッフにおいても,自在に操ることは難しい.そこで,本研究では,「スポーツ × ICT」に関わる既存研究を調査し,現状把握と効果的な活用方法を模索するとともに,アメリカンフットボールのプレーデータの可視化システムを開発する.そして,選手にセンシング機器を適用し,統計的手法と組み合わせてプレー分析を行い,カレッジフットボールの監督・コーチなどの指導者に新たな気づきを提供できるかの観点に基づき,実用の可能性を検証する.In our country, policies regarding sports are actively advanced towards the Tokyo 2020 Olympic Games. One of those policies, "Sports × ICT" considers effective methods of utilizing ICT (Information and Communication Technology), such as development of measurement instruments, measurement and visualization of data, and proposals for new services in the field of sports. However, since attempts to apply ICT to sports have just started these days, it is difficult not only for the leaders in schools and local sports clubs but also for the staff who possess advanced expert knowledge about sports to make full use of ICT as desired. In this research, an investigation is made into the trend of studies related to "Sports × ICT" with a focus on field sports, and a visualization system for a positional play analysis is developed to grasp the present state of team and to grope the methods of practical use. Then, its practicality is verified through motion analysis of American football players using the measuring terminal device to be combined the statistical methods, based on whether it is capable allowing the college football leaders such as managers and coaches to perceive something new.
著者
山本 英治 井ノ上 恵照 篠崎 勝彦 矢沢 久豊
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌 (ISSN:03694577)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.9, pp.654-657, 1997-09-10 (Released:2011-05-30)
参考文献数
9

医薬品抗生物質の重要中間体,セファロスポリンCエステルを醗酵法で得られたセファロスポリンCから酢酸エチルを溶媒にして,エステル化を行い,直接,抽出分離を行う反応抽出プロセスの最適化検討を行った.反応抽出溶媒酢酸エチル相の容積分率が大きい(0.33以上)領域では攪拌の影響を受けないが,容積分率が0.17以下になると攪拌の影響が現れ,物質移動が律速となる化学反応であることがわかった.また,スケールアップ条件の最適化に必要な攪拌の反応速度への影響を評価した結果,攪拌浮遊動力比で示されるスケールアップ因子(Z)と容積分率0.17で得られる総括物質移動係数との間に良好な相関性を認め,Zが反応抽出の最適条件のスケールアップ因子として有効であることがわかった.
著者
山本 悦子 阪上 愛子 澤田 参子 原 知子 東根 裕子 八木 千鶴
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.30, 2018

【目的】平成24年から日本調理科学会「次世代に伝え継ぐ 日本の家庭料理」の研究から山海に恵まれ商都として栄えた大阪府内に1960年から70年頃までに定着した家庭料理・郷土料理の「主菜の特徴」を抽出することを目的とした。<br>【方法】大阪府の行政区分、日本の食生活全集「聞き書大阪の食事」の分類を参考に8地域(泉南・泉北・南河内・中河内・北河内・大阪市・三島・豊能)に分け、その土地に30年以上暮らしている27名を対象に聞き書きを行った。<br>調査時期は2013年11月から2015年9月、方法等は学会ガイドラインに則った。<br>【結果】物流や商業の中心地大阪は「天下の台所」とよばれた。昆布は北海道から北前船で大阪・堺の港に入り、かつおぶしは、薩摩・土佐・紀州から入り、「だし文化」が生まれた。だし巻き卵・小田巻蒸し・関東煮(かんとだき)・どて焼き・ハリハリ鍋などは、だしを利用した主菜である。朝食やお弁当のおかずに作るだし巻き卵は、甘い関東の卵焼きに比して、だしの旨みと塩味(淡口醤油)で味つけされる。小田巻蒸しは、うどんの入っただしたっぷりの茶碗蒸しである。大阪の商家では祝膳に出された。鶏肉、えび、なると、干しいたけ、みつば、ゆずなどをを入れる。関東煮は江戸風味の濃口醤油のだしではなく、淡口醤油が主体のすっきりした味である。大阪では具材に鯨の皮の「ころ」や牛すじ肉、タコ、煮込みちくわ、丸天、ごぼう天などが好まれる。どて焼きは牛すじ肉を茹で、昆布だし、白味噌やみりんでじっくり煮込んだ料理。ハリハリ鍋はくじら肉(尾の身・赤身)と水菜だけのシンプルな鍋で、かつお昆布だしに淡口醤油と酒だけで味つけし、さっと煮て食する。大阪のコナ文化の代表である、きつねうどん・お好み焼き・たこ焼きにもだしは欠かせない。
著者
加藤 學 岡田 達明 白井 慶 山本 幸生 荒井 武彦 小川 和律 細野 梢 瀧川 覚博 セレーネXRS チーム
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会秋季講演会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2004, pp.34-34, 2004

「セレーネ」は、高度約100kmの月極周回軌道から月面全域の探査を行う日本初の総合月ミッションである。蛍光X線分光計(XRS)は両極域を除く月面全域の主要元素組成(Mg, Al, Si, Feなど)を空間分解能約20kmで定量的に決定する。XRS観測及び他の観測機器による元素・鉱物・地形・地質構造などの観測データを相互に利用することによって、月の初期進化過程を探るのが主な科学目標である。本報告では、XRSで導入した新規技術、仕様や機能、機上データ処理方法、地上解析方法について概説する。さらに、地上試験データの特性や性能評価、今後の試験計画、打上後の観測計画について述べる。
著者
山本 利三郎
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電氣學會雜誌 (ISSN:00202878)
巻号頁・発行日
vol.76, no.814, pp.825-827, 1956-07-01 (Released:2008-11-20)
参考文献数
10
著者
大谷 哲弘 山本 奬 OHTANI Tetsuhiro YAMAMOTO Susumu
出版者
岩手大学大学院教育学研究科
雑誌
岩手大学大学院教育学研究科研究年報 = Research Journal of the Iwate University Professional School for Teacher Education (ISSN:2432924X)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.85-94, 2018-03-30

本研究は,いじめ発見に資する観点に裏づけされた具体的ないじめの予兆を収集することを目的に行われた。大学生62人に対して,自由記述により,教師には見えにくい,わかりにくいいじめ発見のポイントについて回答を求めた。その結果,325項目が収集された。重複する項目を整理したところ128項目になった。内容分析を行い,いじめの態様として「能動的攻撃」「使役」「忌避」「受動的攻撃」「ストレス反応や失敗している対処およびその結果」にまとめることができた。次にこれらの態様の軸に発見の機会となる場面や学校生活上の注目すべき要点の軸を加えて2 軸でとらえ分類した。収集した項目は,従来の視点では見られなかった具体的な項目が収集できた。
著者
大谷 哲弘 山本 奬 OHTANI Tetsuhiro YAMAMOTO Susumu
出版者
岩手大学大学院教育学研究科
雑誌
岩手大学大学院教育学研究科研究年報 = Research Journal of the Iwate University Professional School for Teacher Education (ISSN:2432924X)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.85-94, 2018-03-30

本研究は,いじめ発見に資する観点に裏づけされた具体的ないじめの予兆を収集することを目的に行われた。大学生62人に対して,自由記述により,教師には見えにくい,わかりにくいいじめ発見のポイントについて回答を求めた。その結果,325項目が収集された。重複する項目を整理したところ128項目になった。内容分析を行い,いじめの態様として「能動的攻撃」「使役」「忌避」「受動的攻撃」「ストレス反応や失敗している対処およびその結果」にまとめることができた。次にこれらの態様の軸に発見の機会となる場面や学校生活上の注目すべき要点の軸を加えて2 軸でとらえ分類した。収集した項目は,従来の視点では見られなかった具体的な項目が収集できた。
著者
宮川 弘之 杉木 幹雄 田原 正一 山本 純代 山嶋 裕季子 植松 洋子 門間 公夫
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.213-219, 2018-10-25 (Released:2018-11-14)
参考文献数
11

LC-MS/MSを用いた加工食品中のステビア甘味料のスクリーニング分析法について検討した.試料中のステビア甘味料を透析抽出後,抽出液を水で希釈してLC-MS/MSにより測定した.本法を用い,5種類の加工食品にステビオシド,レバウジオシドAを各10 mg/kg,また,酵素処理ステビアを100 mg/kgになるように添加し回収試験を行った.その結果,いずれの食品においても添加量に相当する濃度の各ステビア甘味料溶液と同等のピーク高さのクロマトグラムが得られ,妨害ピークは観察されなかった.本法を用いてステビア表示がある市販加工食品36製品を分析したところ,すべての製品からステビオシド,レバウジオシドA,酵素処理ステビアのうち1種類以上が検出され,33製品からステビオシドを,33製品からレバウジオシドAを,11製品から酵素処理ステビアを確認することができた.また,ステビア抽出物と酵素処理ステビアを併用したと思われるものが5製品確認された.
著者
小森 浩二 塙 由美子 山本 淑子 古前 竜平 山崎 裕己 中野 祥子 三田村 しのぶ 宮﨑 珠美 菊田 真穂 高田 雅弘 首藤 誠
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.133, no.8, pp.905-911, 2013
被引用文献数
2

&nbsp;&nbsp;Loxoprofen (Loxonin<sup>&reg;</sup>), an antipyretic painkiller, was approved as an over-the-counter (OTC) drug (Loxonin<sup>&reg;</sup>-S) in January 2011. With regard to self-medication using OTC drugs, the information that pharmacists provide to consumers is very important. Although loxoprofen is a very versatile drug and can be used during breastfeeding, information regarding its mammary gland transfer is inadequate. In this study, we established a simple method to evaluate mammary transfer of drugs, and compared loxoprofen's mammary gland transfer with that of aspirin. Loxoprofen 12 mg/kg and aspirin 132 mg/kg was orally administered to mother mice (ddY), and blood and milk samples were collected. Twenty microliters of ethanol was added to the blood and milk samples (10 &mu;L), and the mixture was centrifuged for 15 min (12000 <i>g</i>); the supernatant was analyzed by high-performance liquid chromatography. Since aspirin was immediately metabolized, we analyzed salicylic acid concentrations. Maximum concentration of loxoprofen was observed at around 15 min after its oral administration, with the concentrations in the blood and milk being 2.9 and 0.5 &mu;g/mL, respectively. The drug was metabolized promptly thereafter. In contrast, maximum concentration of salicylic acid was observed at 30 min after aspirin administration, with the concentrations in the blood and milk being 187.2 and 64.4 &mu;g/mL, respectively. These concentrations remained constant from 60 to 120 min. Salicylic acid could be detected 240 min after aspirin administration. Thus, mammary gland transfer of loxoprofen is lower than that of aspirin, suggesting that loxoprofen does not accumulate in milk.<br>
著者
山本 健一
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
燃料協会誌 (ISSN:03693775)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.449-457, 1965-06-20 (Released:2010-06-28)
参考文献数
5

In these days when it seems as if the steam engine of the 19 th century and the reciprocating type internal combustion engine have been developed to their peaks in all aspects, development of revolutionary engines based on principles entirely different from those of the conventional engines are being carried out actively?-aiming at an engine to be handed over to the next century.The following is a description of the NSU-Wankel rotary piston engine, which is said to be taking the lead in the development for industrialization among the various types of rotary piston engines, outlining the progress of development, principle, structure, and function of this distinctive engine.