著者
江崎 朋人 橋山 智訓 平林 里葉子 市野 順子 田野 俊一
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第26回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.99, 2010 (Released:2010-11-05)

可能性クラスタリングでは、クラスタ数をあらかじめ決める必要がなく、クラスタ中心がデータの密集した場所に収束する性質がある。そこで、密集地探索に適用したところ、良い結果が得られたので報告する。

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著者
林 英夫
出版者
立教大学
雑誌
史苑 (ISSN:03869318)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.4-5, 1989-04
著者
久保田 尚浩 宮向 真由美 山根 康史 小林 昭雄 水谷 房雄
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR HORTICULTURAL SCIENCE
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.927-931, 1999-09-15 (Released:2008-01-31)
参考文献数
22
被引用文献数
3 3

ブドウの芽の休眠打破に効果のあるニンニクについて, その有効成分を検討するため, 'マスカット・オブ・アレキサンドリア'と'巨峰'の挿し穂に対するニンニクの抽出物と揮発物の休眠打破効果を調査した.市販のガーリックオイルとニンニク磨砕物を挿し穂の切り口に塗布したところ, そのいずれにおいても発芽が著しく促進された.しかし, 凍結乾燥したニンニクからの抽出物および市販のニンニク粉末をラノリンで混和して塗布したところ, 休眠打破の効果は全く認められないか, 極めて小さかった.磨砕したニンニクを煮沸すると, 煮沸しない場合と比較して, 上澄み液, 沈殿物ともに休眠打破の効果が低下した.挿し穂をニンニク磨砕物および市販のガーリックオイルで気浴処理したところ, 塗布処理に比べて効果は小さいものの, いずれの気浴処理でも発芽が促進された.これらのことから, ニンニクに含まれるある種の揮発性物質がブドウの芽の休眠打破に有効であると推察された.ニンニク揮発性物質の休眠打破効果は, 11月のようなブドウの芽の休眠が深い時期ほど大きく, 休眠が浅くなるにつれて低下した.
著者
小林 博 宮下 孝 武田 勝男
出版者
The Japanese Cancer Association
雑誌
GANN Japanese Journal of Cancer Research (ISSN:0016450X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.101-104, 1967-02-28 (Released:2008-10-23)
参考文献数
8

The cause of recent increase in lung cancer mortality in Japan may possibly be attributed to "pseudo-increase" by the improvement in diagnosis and discovery besides the "true rise". It is surmised that approximately 30% (or over?) may be due to this "pseudo-increase".
著者
林 勇朔 浜岡 秀勝
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.I_653-I_663, 2015 (Released:2015-12-21)
参考文献数
6
被引用文献数
1 2

単路部横断では,高齢者は横断時間が長いため,横断開始のタイミングを誤り,横断後半で車両との事故の危険性がある.そこで本研究では,安全島を用いた二段階横断が有効と考えている.安全島により,横断歩道を一度に横断せずにすみ,安全島で一時停止もできる.また,横断の前半部は右側,後半部は左側のみの確認で良いため,高齢者でも横断タイミングを誤らずに横断しやすくなる.以上より,二段階横断にすることで,歩行者の安全性が向上すると考えられる.仮説を検証するために,調査対象区間にてビデオを撮影し,歩行者,車両の到着時間を取得した.また,これらデータを用いてシミュレーションを行い,その場所に適した制御方法を明らかにした.シミュレーションの結果,5つの制御方法のうち,安全島の設置が有効であると明らかになった.
著者
宗林,正人
出版者
東京昆蟲學會
雑誌
昆蟲
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, 1959-09-30
著者
秋元 恵実 小林 博子 嶋津 秀昭 伊藤 寛志 木下 晴都
出版者
公益社団法人 全日本鍼灸学会
雑誌
全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.409-415, 1988-12-01 (Released:2011-05-30)
参考文献数
11

指動脈圧を無侵襲的かつ連続的に計測する容積補償式の血圧計を使用し, 本態性高血圧症16名を対象に, 洞刺による血圧応答について正常血圧群と比較検討した。本態性高血圧群では鍼刺激直後から収縮期・拡張期血圧は有意 (P<0.05) な下降を示した。平均では収縮期血圧で14mmHg, 拡張期血圧では9mmHgの下降であった。洞刺の効果は刺激後30分まで持続し, 洞刺後15~20分で最大の下降が認められた。脈圧および心拍数については有意な変化は認められなかった。本態性高血圧群と正常血圧群の血圧変化を比較すると両群共に類似した下降曲線が得られ, 両群には同様な反射が出現しているものと推察する。しかしながら洞刺による血圧変化には個体差が見られた。
著者
成田 太一 小林 恵子
出版者
一般社団法人 日本地域看護学会
雑誌
日本地域看護学会誌 (ISSN:13469657)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.35-44, 2017 (Released:2018-12-20)
参考文献数
53
被引用文献数
1

目的:地域で生活する統合失調症患者のリカバリーの概念を分析し定義を明らかにするとともに,支援を行ううえでの概念の活用可能性と課題を検討することを目的とした.方法:地域で生活する統合失調症患者のリカバリーについて,具体的な記述のある国内外の研究論文を対象として検索を行った.分析方法は,Rodgersの概念分析の方法を用い,リカバリーの概念を構成する属性,概念に先立って生じる先行要件,概念に後続して生じる帰結を表す箇所を抽出し,内容の共通性と相違性に基づいて分類し,構成概念を整理した.結果:地域で生活する統合失調症患者のリカバリーの構成概念として【新たな目標や願望をみつけ,主体的に生活する】【自分自身を客観視し,肯定的なセルフイメージをもつ】【主体的に支援を活用し,病状が安定する】【地域社会で相互関係を築き承認される】の4つの属性と,8つの先行要件,4つの帰結が抽出された.考察:地域で生活する統合失調症患者のリカバリーの定義は,「統合失調症患者がQOLを向上させるために希望や目標に向かって支援を活用し,体調や服薬の主体的な管理により病状を安定させながら,地域社会のなかで相互関係を構築するプロセス」とした.リカバリーを基盤とした支援により,当事者中心のケアを展開する一助になると考えられ,当事者の思いを引き出す支援技術や,当事者の視点でリカバリープロセスに寄り添う支援が重要である.
著者
小林 義昭
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.53, no.6, pp.962-965, 2005 (Released:2005-04-26)
参考文献数
5

症例は20歳, 男性。13歳から夜間眠れず日中強烈な眠気を自覚した。17歳から自分の意志でどうすることも出来ない眠気に襲われるようになった。就職後は毎晩最長2時間の睡眠と最大10回の夜間覚醒を繰り返し, 起床時の疲れと頭痛, 日中の眠気, 突然の睡眠発作や居眠り運転が日常的であったため, 2003年9月当科を初診した。エップワース眠気尺度1)(Epworth Sleepiness Scale; ESS) は13点だった。終夜睡眠ポリグラフ (polysomnography; PSG) 検査では無呼吸低呼吸指数 (apnea-hypopnea index; AHI) は1.0/時で入眠直後からREM期が出現していた。睡眠潜時反復検査2)(Multiple Sleep Latency Test; MSLT) では入眠潜時とREM潜時は2分以内であり, 全てに睡眠開始時REM睡眠期 (sleep onset REM period; SOREMP) が出現した。ヒト主要組織適合抗原 (human histocompatibility leukocyte antigen; HLA) ではHLA-DR2, HLA-DQ1が陽性であった。ナルコレプシー (Narcolepsy) と診断されMethylphenidateを朝と昼に服用し, 朝・昼に仮眠をとり, 睡眠日誌の自己記録を開始した。日中の居眠りや睡眠発作の回数が減少し, 軽快した。
著者
山内 大輔 川村 善宣 本藏 陽平 小林 俊光 池田 怜吉 宮崎 浩充 川瀬 哲明 香取 幸夫
出版者
一般社団法人 日本耳科学会
雑誌
Otology Japan (ISSN:09172025)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.159-166, 2020 (Released:2021-04-05)
参考文献数
25

上半規管裂隙症候群は,1998年マイナーによって最初に報告され,これまでいくつかの手術法について報告されてきた.正円窓閉鎖術はいわゆる“third window theory”に基づいた術式であるが,その効果は限定的であることが報告されている.一方,中頭蓋窩法によるpluggingまたはresurfacingの場合は,ほとんどの症例で裂隙部を直接確認できる.しかし,裂隙部が上錐体静脈洞に位置している場合は困難となる.さらに頭蓋内合併症のリスクのため,安易には手術を勧められないジレンマがある.そのため,耳鼻咽喉科医にとって中頭蓋窩法よりも経乳突洞法によるpluggingの方が容易な術式であるが,下方からでは裂隙部を確認しづらく,また感音難聴の合併症のリスクが潜んでいる.著者らは経乳突洞法によるpluggingに水中内視鏡を用いることで安全性を高める方法に改良した.乳突削開術後,浸水下に内視鏡を用いることで,膜迷路と裂隙部を明瞭に観察することが可能であった.たとえ裂隙部が上錐体静脈洞に位置していても,内側からアプローチできるので有用であった.本術式の方法や適応,術後成績について報告する.
著者
村木 美貴 小林 重敬 中井 検裕
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.19-24, 1994-10-25 (Released:2019-02-01)
参考文献数
12

THIS PAPER DEALS WITH USE MIXTURE IN INNER LONDON, AND ATTEMPTS TO CLARIFY HOW DEVELOPMENT PLAN CAN CONTROL TO THIS. OUR ANALYSIS, FIRSTLY REVIEWS URBAN PLANNING SYSTEM, ESPECIALLY, PLANNING AGREEMENT, WHICH IS KNOWN AS "PLANNING GAIN". THEN, WE FOCUSED ON THE STRATEGIC POLICIES FOUND IN THE UNITARY DEVELOPMENT PLANS. FROM THE ANALYSIS, IT WAS FOUND THAT THE NEWLY HOUSING ARE PROVIDED ACCORDING TO MIXED-USE DEVELOPMENT. LOCAL AUTHORITIES, THEREFORE, RELY ON THE NEGOTIATION AND PLANNING AGREEMENT IN ORDER TO MATERIALIZE THE PROVISIONS OF HOUSING AND OTHER FACILITIES WHICH ARE NECESSARY IN INNER URBAN AREAS.
著者
濱口 正史 中石 将宏 永井 利一 安倍 学 益山 新樹 林 高史
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 第55回有機反応化学討論会
巻号頁・発行日
pp.29, 2005 (Released:2005-10-31)

アゾアルカンの脱窒素反応はラジカル類の効率的な発生方法として知られているばかりでなく、歪化合物の合成反応としても広く用いられている。例えば、1_-_ピラゾリン誘導体 AZ1 (R = H) の脱窒素反応はシクロプロパン類の合成に使われる。一方、我々は3位に電子求引性の置換基を有するピラゾリン誘導体AZ2 (R = COOMe) の脱窒素反応が、転位生成物を主に与える事を見出してきた。本研究では、そのピラゾリン誘導体の脱窒素反応に及ぼす顕著な3位の置換基効果を明らかにするために、量子化学計算を行った。その結果、3位に電子求引基を有するピラゾリンの脱窒素反応は協奏的な機構が有利となる事が分かった。発表では、その詳細を述べる。
著者
藪内 弘昭 林 知仁 藤原 麻紀子 大楠 剛司 森 めぐみ 宮井 一行
雑誌
日本薬学会第142年会(名古屋)
巻号頁・発行日
2022-02-01

【背景・目的】 発表者らは、これまでの研究において、文献情報を人工知能に学習させ、植物抽出物の生物活性を予測する手法を開発してきた。当研究では、当該手法を用いて抗菌活性を持つ植物抽出物のスクリーニングを実施し、そこから選抜したシロモジ精油の成分分析及び黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性を評価した。【方法】 既報(藪内ら 平成30年度和歌山県工業技術センター研究報告 2019)の手法に準じて、植物抽出物の抗菌作用に関する先行文献データを人工知能に入力し、各植物抽出物について抗菌活性の有無を学習させた後、NCBI Taxonomy収載の植物に対し、抗菌活性の予測を行った。 予測に基づき選抜したシロモジ(Lindera triloba)を2021年9月に和歌山県内で採取し、葉及び枝それぞれについて、乾燥、粉砕した後、水蒸気蒸留により精油を抽出した。得られた精油の組成は、ガスクロマトグラフ-質量分析計(GC-MS)により推定した。また、各精油について、微量液体希釈法により黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)に対する最小発育阻止濃度(MIC)を測定した。【結果・考察】 発表者らの手法を用いて植物抽出物の抗菌活性についてスクリーニングを実施したところ、候補の一つとして、日本固有種であるシロモジ(クスノキ科クロモジ属)の抽出物が選抜された。 GC-MS分析の結果、シロモジの葉の精油には、δ-カジネン、α-カジノール及びβ-カリオフィレンが、枝の精油には、α-カジノール、カンファー、リモネン、酢酸ボルニル及びδ-カジネンが、主に含まれると推定された。これらのうち、δ-カジネン、α-カジノール及びリモネンについて、抗菌作用を有することが文献で報告されている。 また、抗菌試験の結果、シロモジの葉及び枝の精油のMICは、それぞれ4 mg/mL及び1 mg/mLであり、シロモジの葉及び枝の精油は、黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性を示した。
著者
塩井 太介 宮下 充 渡辺 大貴 日下 佳祐 伊東 淳一 中西 俊貴 小林 和博
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.141, no.7, pp.520-531, 2021-07-01 (Released:2021-07-01)
参考文献数
30

This paper proposes a multiport converter based on a flying capacitor converter topology for use in a battery management system. The proposed circuit operates in discontinuous current mode and pulse frequency modulation in order to reduce inductor volume. The circuit achieves load fluctuation compensation and maximum power point tracking of the photovoltaic (PV) system by deciding duty ratio based on load current and PV output current. According to the experimental results, an efficiency of more than 95.8% was achieved under all operation conditions. In addition, the maximum efficiency reached 98.8% at the rated load (750W). Furthermore, the inductor volume reduced by 85.5% compared to that of the conventional circuit using two inductors.