著者
加藤 修三 荘司 洋三 原田 博司 安藤 真 池田 秀人 大石 泰之 川崎 研一 高橋 和晃 豊田 一彦 中瀬 博之 丸橋 建一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.555, pp.175-178, 2007-02-28
参考文献数
8
被引用文献数
5

本予稿は現在IEEE802.15.3cで標準化が進んでいるミリ波通信システム(WPAN,最低2Gbps及びオプションとして3Gbps以上の伝送)の開発・標準化状況を述べる.標準化のサブコミッティはシステム要求条件,選択条件,使用モデル,伝播路モデルの最終版を本年1月でおこなわれたロンドン会議でまとめ,コール・フォー・プロポーザ/レ(CFP)及びコール・フォー・インテンション(CFI)を発出した.前者は5月7日,後者は3月1日が締め切りである.現在,PHYシミュレーションに選定された使用モデルはビデオ伝送とキオスク型ファイル転送の2つであり,ともにポイント-ポイント通信である.現在までに議論されているエアーインタフェースはシングル・キャリア及びOFDM方式であり,その選定は7月から始まる予定.
著者
梶 光一 高橋 裕史 吉田 剛司 宮木 雅美 鈴木 正嗣 齊藤 隆 松田 裕之 伊吾田 宏正 松浦 由紀子 上野 真由美 及川 真里亜 竹田 千尋 池田 敬 三ツ矢 綾子 竹下 和貴 吉澤 遼 石崎 真理 上原 裕世 東谷 宗光 今野 建志郎
出版者
東京農工大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

洞爺湖中島のエゾシカ個体群は、2度の爆発的増加と崩壊を繰り返して、植生に不可逆的な変化をもたらせた。その後落葉に周年依存するようになり、2008-2012年の間、高い生息密度(45~59頭/km^2)を維持していた。落葉はかつての主要な餌であったササよりも栄養価は低いが、生命・体重の維持を可能とする代替餌として重要であり、栄養学的環境収容力の観点から高密度を維持することが可能な餌資源であることが明らかになった。
著者
池田 博和 村上 英治 藤岡 新治
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大學教育學部紀要. 教育心理学科 (ISSN:03874796)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.51-81, 1975-09-30

国立情報学研究所で電子化したコンテンツを使用している。
著者
池田 誠
出版者
東京大学
雑誌
奨励研究(A)
巻号頁・発行日
1997

本年度はコード帳符号化方式において、コード帳をデータに応じて更新し、時系列データのの繰り返しにたいして効果的に信号遷移頻度の削減を可能とする適応型コード帳符号化方式の検討を行い、試作したチップの測定評価を行った。この結果、乱数データを用いた場合、信号遷移頻度を25%から50%削減出来ることが分かった。この結果を実証するために次の特徴を有するチップの設計試作を行った。1)コード帳のコード数16,ワード幅:16ビット,2)距離最小コード検出回路としてはWallance-tree型コンプレッサー回路を使用。本チップの測定の結果、符号化回路の消費電力が電源電圧3.3V,動作周波数10MHzにおいて3.6mWとなり、16ビットのバスにおいては、負荷容量が30pF以上場合に本チップが有効であることが分かった。また、本チップは0.5umプロセスで試作を行っているが、現在の最先端プロセスである0.18umもしくはそれより微細なプロセスで試作することで符号化回路の消費電力の削減が可能となり、さらに適用範囲が広まるものと期待できる。また、更なる消費電力削減およびデータ転送効率の向上を目指して、これまでに提案されている圧縮アルゴリズムのうち代表的なものとして、ハフマン符号化、LZ77符号化,LZ78符号化手法を取り上げ、そのLSI化を行った場合のハードウエア量とデータ圧縮効率のトレードオフに関しての検討を行った。その結果、データが既知である場合にはハフマン符号化が圧縮率が最大となるが、一般の場合、過去のデータ列を保持し、その最大一致長を送信するLZ77方式およびその派生の符号化方式であるLZSS方式が、ハードウエア量に制約を課した場合、他と比較して圧縮率が高くなることが分かった。
著者
久保 孝市 池田 敦 佐々木 雅彦 鳥谷部 純行 竹川 政範 松田 光悦 西村 泰一 北 進一 奈良 潤一郎 池畑 正宏
出版者
Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeons
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.45-47, 1997-01-20
参考文献数
6
被引用文献数
7 2

We clinicostatistically studied 102 cases of external dental fistula at the Department of Oral and Maxillofacial Surgery, Asahikawa Medical College during the past 18 years (from 1977 through 1994). The following results were obtained:<BR>1) The 102 patients comprised 49 males and 53 females. As for age, patients, in their twenties and thirties were most frequently encountered.<BR>2) The period from the onset of disease until the first visit at our clinic tended to be relatively long. The longest period was 13 years and the shortest several days. The average period was 16.9 months.<BR>3) The cheek area (48.0%) was the commonest site of external dental fistulae.<BR>4) External dental fistula arose more often in the mandibular region than the maxillary region, and was especially frequent in the mandibular molars and incisors.<BR>5) In many patients the involved teeth and the fistula were concurrently treated by surgery.
著者
郷間 英世 小谷 裕実 池田 友美 落合 利佳 大谷 多加志 鈴木 万喜子 中市 悠 木村 由里 郷間 安美子 川越 奈津子
出版者
京都教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010-04-01

現代の子どもの発達の様子や問題点を探るため、過去50年間の発達検査の資料の検討、および、保育園幼児の認知発達や社会生活能力の検討を行った。標準化資料の50%通過年齢や項目別の年齢別通過率の検討の結果、1954年から1983年にかけては、子どもの精神発達が促進した時代、1983年から2001年にかけては、発達が遅延してきている時代と考えられた。また、現代の幼児の発達は、認知能力は男女差を認めなかったが、社会生活能力や描画発達は男児で女児より遅れると言う結果が得られ、最近の発達障害や「気になる子」の増加と関連があると考えられた。
著者
加藤 正 北村 岩雄 村井 忠邦 池田 長康
出版者
富山大学
雑誌
富山大学工学部紀要 (ISSN:03871339)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.17-23, 1997-02

Electric field on the ground in various charges situations under thundercloud model are calculated for estimation of electric structure of dynamic thundercloud. The real thundercloud has a convection of air current called a cell. It is thought to consist of the upward air current occurring the charge separation and the downward air current with the positive charge. The thundercloud model we proposed is constructed by three dynamic groups of the point charges. First group is negative polarity generated at the lower part of the cloud and stays at the generating position, second group has positive polarity and goes to the top of the cloud and third group goes down partially from the second group charge arrived at the top the cloud and the charge accumulates at some height above the ground. It is found from the parameter survey of the thundercloud model calculation that the amount of the accumulation charge and the height of it are effective parameters for strong electric field on the ground and there is strong electric field enough to cause thunderbolt.北陸の冬季の雷は, 強い季節風に雷雲が流され,夏季の雷とは違って独特の電気的構造を持っているようである。特に雷の持つエネルギーが大きく,ひとたび落雷が起これば,甚大な機器の破壊や停電が発生する。冬季の落雷事故は雪害を伴っていることもあり,何らかの対策を講じる必要があるが,一発雷という特徴もあるため,予測がしにくく,雷雲や雷のメカニズムの解明が求められている。現在,ドップラーレーダーやドップラーソーダーによる降水域のエコーの観測,地上での電界の測定などが行われているが,実際,雷雲がどのような状態の時に落雷が発生するかはまだはっきりと分かつていない。しかし,現在,本稿中の図1に示したような電荷分布が雷雲内にあると考えられている。雷雲内には上昇気流と下降気流が存在し,正負の電荷が上下に分布している。冬季の雷雲は外気温が低くまた,上昇気流がそれほど強くなく,雲頂高度が低い。負電荷の周りとその下の部分は下降気流部であり,強い降雨,降雪を発生するこの部分が強いレーダーエコーの出る部分である。
著者
池田 宏樹
出版者
千葉経済大学
雑誌
千葉経済大学短期大学部研究紀要 (ISSN:13498312)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.一-一二, 2012-03-31

The universal suffrage of Japan was carried out in 1928 for the first time. Peasants have expected universal suffrage and supported the proletarian party. Furthermore they fought well in the universal suffrage. The peasant union was disuniting in that time. However, the peasant union unified it after the universal suffrage. And they orgnized the National Peasant Union. The National Peasant Union received a big suppression by the April 16 Incident. The biggest subject of the National Peasant Union was the relation with the proletarian party. This paper examines the 1930's beginning peasant movement of Chiba Pref.
著者
南部 公孝 北村 岩雄 村井 忠邦 池田 長康
出版者
富山大学
雑誌
富山大学工学部紀要 (ISSN:03871339)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.9-13, 1998-02
被引用文献数
1

Observations and measurements of discharge phenomena at falling of water drops are examined for understanding of the lightning discharge at early stage. Since there is seldom investigation about the discharge phenomena, the investigation of this field is very important.The experiments are carried out with very simple apparatus which consists of a funnel with applied voltage and two needle electrodes. It is found that water drops spread like a cone shape at applying voltage and breakdown voltage with falling water drops decreases to 20 percent of that without falling them.我々は,落雷があった後激しい降雨があることを度々経験している。しかし雷に関する成書には,落雷への進展はストリーマの先端での電離作用によるとしており,落雷と降雨の関係を述べたものは見当たらない。我々はこの関係を明らかにしたいとこの研究を始めた。この研究は,より一般的には気体と液体の2相における一様非連続媒質での絶縁破壊現象ということになり,まだ未開拓の分野である。
著者
今井 國治 藤井 啓輔 池田 充 川浦 稚代 川浦 稚代 藤井 啓輔
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本申請研究の主たる目的は、CT検査時における被ばく線量(重要臓器線量)を測定した上で、申請者がCT画像上で発現に成功させた確率共鳴現象を利用して、病変検出能の向上を図ると共に、CT検査時の被ばく線量軽減を行うことである。特に今回は脳梗塞部の検出(脳溝の狭小化や早期虚血性病変)に主眼を置き、どのような条件の時に効果的に確率共鳴が発現するかを検討し、最終的に臨床への応用を目指す。確率共鳴はノイズ強度が10HUの時に最も効率よく発現し、コントラスト分解能も鮮鋭度も大きく改善した。また、この改善効果はノイズの種類に依存し、高周波を多く含むノイズを付加した際に、その効果が大きくなることを定量的に示した。
著者
先山 卓朗 大野 直樹 椋木 雅之 池田 克夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.248-257, 2001-02-01
参考文献数
12
被引用文献数
41

複数台のカメラにより撮影される遠隔講義において, 遠隔地に送信すべき映像を選択するという作業は, 現在主に講義を行う講師自身により行われており, 講師にとって大きな負担となっている.そこで, 本論文ではこの作業を自動化する手法を提案する.まず, あらかじめ定義した講義状態の遷移系列により講義状況を表し, その講義状況とそれに応じた送信映像との関係をルール化する.講義状態は, 実際の講義の情景から容易に観測可能な情報を組み合わせて構成するため, 抽出された講義状態系列と作成したルールをマッチングさせることにより, 講義の内容理解にまで踏み込むことなく, 適切な映像を選択することが可能となる.黒板, OHPを利用した模擬講義に対して実験を行い, 本手法により実時間での送信映像選択が可能であることを示した.
著者
松原 聡 山口 翔 岡山 将也 池田 敬二
出版者
公益財団法人 情報通信学会
雑誌
情報通信学会誌 (ISSN:02894513)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.77-87, 2012-12-25

2010年代に入り、日本でも、電子書籍が普及し始めた。電子書籍では、コンピュータによる音声読み上げ技術 (TTS) を使うことで、音声で書籍の内容を聞くことが可能になる。このことは、視覚障害者に、読書の道が開かれることを意味する。しかし、日本においては、音声読み上げ対応の電子書籍はまだわずかしかない。<br>紙の書籍による読書が困難なのは、視覚障害者だけではない。読字障害者 (ディスレクシア)、身体障害者などの読書障害者ともいうべき者や、健常者であっても、指先をケガしてページをめくれない者、老眼が進んだ者なども含んだ読書困難者、さらには満員電車の中で、イヤフォンで読書をしたいというニーズもある。<br>こういった広範なニーズを踏まえて、政府は、すでに発足した出版デジタル機構などを通じて、積極的に、音声読み上げ対応の電子書籍の普及に取り組む必要がある。
著者
奥島 美夏 永井 史男 金子 勝規 池田 光穂 石川 陽子
出版者
天理大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本年度は引き続きASEANにおける看護・介護人材の調査を中心に進めた。まず、奥島はマレーシア、ブルネイ、インドネシア、ベトナムで現地調査を実施した。本プロジェクト初のマレーシア・ブルネイの調査では、保健省・看護師協会・大学などを訪問し、政策方針、外国人看護師の受け入れ状況、看護教育、卒業後の進路などについてインタビューを行った。両国はインドネシアと同じマレー語圏だが主に受け入れ国であり、しかし近年は現地看護師のシンガポールや中東への流出にも苦しんでいることがわかった。金子はタイ、カンボジアにおいて現地調査を実施し、医療政策や病院経営などについて調査を進めた。また、インドネシアにも奥島の調査に合流し、地方部(東カリマンタン州)における保健医療の現状を探るため、保健所(地域保健センター)、助産院、看護学校、現地民の自宅介護などについて参与観察・インタビューした。地方部では海外就労の機会は少ないが、結婚・出産・育児などのライフステージに合わせて大学や大学院への進学や、昇進にむけたプロモーション(地方勤務)などを行い、長期的な勤務を続けていくことが可能であることがわかった。永井は金子、および研究協力者の河野あゆみ教授(大阪市立大学看護学部)と、タイにおいて共同調査を実施し、医療政策や看護教育のほか、介護制度の普及と自治体の役割について調査した。なお、同教授には次年度の成果論集にて、主に看護教育面に関する報告・執筆などでも協力を依頼する予定である。さらに日本国内では、石川がEPA看護師や所属機関関係者へのインタビュー、池田は多様な保健医療の在り方と今後の動向について講演を行った。
著者
及部 佳代子 田辺 祥 田地 晶 横山 節雄 池田 義人 宮寺 庸造
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.609, pp.17-24, 2002-01-18
被引用文献数
4

本論文では, 論文サーベイ活動の効率化を目的として, 論文間の類似度と参照情報に基づいて学術論文間の多様な関係を視覚化するシステムを提案する.本システムでは, ユーザの視点に基づく動的な視覚化を実現するために, ユーザの視覚化要求をグラフ描画問題における制約条件として定式化し, 視覚化アルゴリズムを議論することにより, 時間的, 空間的に安全な視覚化を実現した.ユーザは, この制約条件を組み合わせることにより, さまざまな視点から論文関係を観察することができる.本論文では, 本システムの概要と, 本システムにおける論文サーベイ活動の支援について述べる.
著者
池田 一郎
出版者
筑波大学
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2009

○研究目的近年、大学では女性研究者・女性医療従事者を中心とした処遇ならびに勤務環境改善のために学内に保育所を設置する例が増加している。その形態のほとんどが認可外保育所の事業所内保育所である。これらの保育所の経営については、開設の事例が整理されている程度で、経営手法などの調査はほとんどされていないのが現状である。本研究では、学内保育所の経営現状を調査・分析することにより、大学にとって効果的な保育所政策を実施するために行うものである。○研究方法全国国公私立大学752校の事務局に向け郵送による質問紙アンケートを実施(回答率49.4%)し、返送されてきたものに対して分析を行った。保育所の開設の有無・希望を基礎として、開設に至れない理由、開設している保育所の内容、経営上問題点、大学の子育て支援策などについて尋ねた。また、国立大学を中心に、大学直営、学童保育を設置、業者委託方式、学内に複数の保育所を設置・運営している大学6大学実地調査をした。○研究成果国公私立大学を見ると国立大学の開設割合が最も大きい、開設できない理由は、経費面の厳しさと学内から声が上がらないという理由が上位だった。開設のきっかけの上位は学内からの声である。大学の保育収入の54%が利用者の保育料で残りのほとんどは補助金である。経費面を見ると、大学からの何らかの経費補填が87%の大学であり、経費の補填額の35%の大学は10,000~40,000千円の補填額である。問題点の上位にも経費の問題が上がっている。保育料収入と補助金収入だけでは運営できる経営構造ではないことが明らかになった。子どもの体調不良に対応する機能を持つ保育所は24%であり、経費がかかる・スペースがないなどの理由により設置できない現状である。保育所設置効果は、育児を理由とする退職者の減少と、勤労意欲の向上、優秀な人材確保が見られた。
著者
池田 昌彦 西部 次郎 中原 武利
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.368-374, 1981-06-05
被引用文献数
3 18

テトラヒドロホウ酸ナトリウムを使用してヒ素などの水素化物を連続的に発生させて原子吸光分光分析装置で定量するに際し,水素化物の発生効率及び吸収感度に影響を及ぼす諸条件について検討した.水素化物の自然分解率については,2分間にヒ素1%,鉛30%,テルル57%であった.同時に生成する水分はヒ素と鉛にはほとんど影響しなかったが,テルルには著しく影響を及ぼした.水素化物の発生反応は鉛とテルルについては試料とテトラヒドロホウ酸ナトリウムが混合した瞬間に発生が完了するが,ヒ素については混合後2秒間程度発生が継続していた.水素化物連続発生装置で水素化物形成元素を原子吸光測定する際にキャリヤーガスとして使用するアルゴンは,発生した水素化物を希釈するだけでなく,水素化物の自然分解及び原子化セルの内壁の温度に影響を及ぼした.