著者
阿部 渉 武田 正倫
出版者
国立科学博物館
雑誌
国立科学博物館専報 (ISSN:00824755)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.165-177, 2000
著者
片岡 正光 阿部 浩久 梅澤 喜夫 保田 立二
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.40, no.11, pp.697-703, 1991-11-05
被引用文献数
2 2

リポソームを用いた免疫測定にフローインジェクション/接触分析法を適用し, 抗アシアロGM_1(GA1)抗体を定量する方法を開発した.リポソームは, 糖脂質であるGA1抗原.ジバルミトイルホスファチジルコリンとコレステロールを用い, 内水層にマーカーイオンとしてモリブデン酸ナトリウムを封入して調製した.リポソーム表面で抗原/抗体/補体反応が起きるとリポソームが損傷を受けチャンネル状の穴が生じ, モリブデン酸イオンが外液に流出する.モリブデン酸イオンは過酸化水素/ヨウ化物イオン酸化還元反応の触媒として働き, その反応速度はモリブデン酸イオン濃度に比例する.反応速度はフローインジェクション法により一定時間後の反応混液中のヨウ化物イオン濃度減少に基づくイオン選択性電極の電位ピークの高さとして求めた.本法により10^3〜10^4倍希釈の抗GA1抗体を定量することが可能である.
著者
阿部 雅嗣 三輪 譲二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.630, pp.7-12, 2005-01-20
被引用文献数
1

本論文では, ユビキタス社会における先進的マルチメディア処理を用いた統合型キャンパスシステムを構築するため, URLエンコードした任意の日本語テキストから規則音声合成を行うWeb対応型の音声合成サーバ・クライアントシステムを提案する.本システムは, サーバからクライアントへ, 合成音声波形の転送が必要という欠点があるが, 音声合成ソフトウェアを利用者がインストール不要のため, 利用者に扱いやすく, また, 携帯を含めたマルチプラットホームのクライアントで利用可能という長所を持つ.また, 本論文では, Web型電子メールや日本語Webページの音声読み上げ, 日本語漢字試験のヒント音声や日本語聴解試験の問題音声のe-Learning等への応用例について述べる.
著者
大木 典雄 望月 茂喜 伊藤 昭浩 阿部 文昭 小川 修 保坂 陽之助 秋山 稔 持田 泰秀
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.4, no.6, pp.19-22, 1998
被引用文献数
2 2

The seismic isolation retrofit of the main building of the National Museum of Western Art required excavating the foundation ground under the existent building and installing isolation devices beneath the existing footings. Before the installation of isolation devices, it was necessary to construct piles beneath the existing footings in order to support the weight of the building temporarily during excavation process. The piles were made of steel pipe segments, and were driven by oil jacks utilizing the weight of the building for reaction force. During the retrofitting process, the subsidence of the building supported by the piles were monitored and controlled to avoid causing damage to the superstructure.
著者
三橋優人 阿部亨 菅沼拓夫
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.87-88, 2014-03-11

映像から人物や物体を検出する研究において、多数の人物が存在する環境で、人物と物体の様々なインタラクションを検出することは依然として困難な課題である。本研究では、手荷物の置き引きや不審物の置き去りの監視、店頭での購買活動の状況把握等への応用を想定し、人込みの中での人物と物体のインタラクション(物体を手にとる・手から離す)を映像から検出する手法の実現を目指している。具体的には、映像から個々の人物領域を抽出し、各領域における人物の手の部分の特徴量に着目することで、人物と物体のインタラクションの開始・終了の安定した検出を行う手法を提案する。本発表では本提案手法の基本設計について述べる。

1 0 0 0 OA 英和五体名頭

著者
阿部為任 編
出版者
豊和堂
巻号頁・発行日
1885
著者
阿部為任 編
出版者
豊和堂
巻号頁・発行日
1885

1 0 0 0 OA 英和幼画解

著者
阿部為任 編
出版者
大宝堂
巻号頁・発行日
1885
著者
阿部為任 編
出版者
阿部為任
巻号頁・発行日
1880

1 0 0 0 OA 英和じざい

著者
阿部為任 編
出版者
豊和堂
巻号頁・発行日
1885
著者
越山 才 阿部 眞理 白石 照美
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第56回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.P36, 2009 (Released:2009-06-16)

近年、人々の環境に対する意識は高まりにより、様々な方面で環境に配慮する動きがみられる。その中に環境配慮紙というものがある。環境配慮紙は現在印刷用紙として使用されているが、それ以外の用途も期待できる。本研究では、環境配慮紙の力学的性質をまとめ、その結果をもとに新たな利用方法を見出すことを目的とする。本稿では8種類の環境配慮紙とPPC及び和紙に対し、4種類の強度試験を実施した。試験の結果、環境配慮紙の中で強度が高かったのはバガスとわら、低かったのはケナフであった。しかしいずれも和紙及びPPCと比較すると弱いことがわかった。
著者
竹中 理恵 伊東 尚美 安 邦子 加藤 久美子 峯田 祐次 阿部 菜穂子 岩谷 さゆり 秋野 良子
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集 第55回日本農村医学会学術総会 (ISSN:18801749)
巻号頁・発行日
pp.71, 2006 (Released:2006-11-06)

<緒言>当病棟では、せん妄症状の患者に対し、チューブ類の自己抜去や転倒を防ぐために、やむを得ず睡眠剤の投与や抑制を行い危険行動を抑えているのが現状であった。そこで、アロマテラピーの導入で、せん妄症状の患者に対しても少ない症例ではあるが改善が見られたためここに報告する。<方法>1.対象 夜間せん妄症状が見られた当病棟入院患者で、今回の研究を行うことに家族の了承を得た患者3名2.方法1)開始時期 三瓶氏らのアセスメント表を参考に、せん妄スケール表(以下スケール表とする)を作成し2段階に該当した時点でアロマテラピーを開始する。2)アロマテラピーの施行方法 精油をコットンに垂らし枕元に置く。 (1)開始時:リラックス効果のあるラベンダーを使用 (2)開始4時間後から起床時:鎮静効果と催眠作用のあるカモミールを使用 (3)開始が0時以降の場合は2種類を混合し使用3.データ収集方法 スケールの点数からアロマテラピー使用後のせん妄症状の変化を比較する。4.倫理的配慮 同意書に、知る権利・医療における自己決定権・害を与えないこと・プライバシーの保護について記載し、家族に対して説明する。<結果>スケール点数を比較したところ、全ての症例において開始4時間後に点数の下降が見られた。(資料1参照)また、開始時間に関係なく全員が6時から9時の間に覚醒した。<考察>環境の変化に不安、チューブ類や安静などによる拘束感、苦痛からくる不眠や疲労に関連し、せん妄症状が出現した患者3名に施行した。アロマテラピー使用後、3名とも「いい臭いがする」「落ち着く」と言い入眠につながった。吉田は「香りの刺激は嗅覚によって感覚されるが、その神経ルートは他の感覚以上に情動脳系に直結している。」1)と述べている。このことから、ラベンダー・カモミールの香りはリラックス効果が高く、ストレスに由来する各種障害に有効と言われているように、鎮痛・安眠効果が得られ入眠を促すことができたと考えられる。 また、使用開始時間に関係なく全員が6時から9時の間に覚醒し「すっきり眠れた」と話された。深夜問わず睡眠剤を使用した場合その効果が日中まで遷延するが、アロマテラピーのもたらす効果で自然な入眠が得られ、崩れた入眠パターンを取り戻す機会になったと考える。<結論>せん妄患者にもアロマテラピーは、自然な入眠を促すことができ、睡眠パターンを取り戻す介入方法として効果が期待できる。<引用文献>1)吉田倫幸:香りとリラクセーション,現代のエスプリ,P58,1993<参考文献>1)三瓶智美:クリティカルケアで不穏せん妄をどうアセスメントするか,看護技術,vol 51 No1,2005
著者
高田 宜武 阿部 寧 長尾 正之 鈴木 淳 小林 都 大井 理恵 橋本 和正 渋野 拓郎
出版者
The Japanese Coral Reef Society
雑誌
日本サンゴ礁学会誌 (ISSN:13451421)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.7, pp.37-48, 2005
被引用文献数
6

サンゴ礁生態系は世界的に劣化しつつあるといわれており、陸域から流入する「赤土」等の懸濁物粒子による海水濁度の上昇が、その要因の一つとして挙げられている。そこで、サンゴ礁池における海水濁度の変動レベルとその要因を知るために、石垣島浦底湾において2年間の採水観測を行った。岸近くの突堤表層では、濁度は2.26NTUを中央値とするが、変動幅が大きく、最高値92.9NTUを記録した。サンゴの生育している湾奥 (150m沖) と湾中央部 (370m沖) では、0.58NTUと0.36NTU (それぞれ表層の中央値) となった。海水濁度の変動要因として、降雨と風向の影響を解析したところ、降雨量と濁度の相関は弱いが、北西風により濁度が上昇する傾向があった。冬期に濁度が高くなるのは、冬期に多い北よりの風の影響だといえる。浦底湾のように、河川流入の影響が小さい礁池では、風波によって底質に沈殿していた粒子が再懸濁することと、表層に発達する高濁度かつ低塩分水の吹送が、礁池内の海水濁度に大きく影響すると考えられた。
著者
阿部 翔太朗 金井 秀明
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014-GN-91, no.38, pp.1-8, 2014-03-06

本研究では,活動量を向上させる手段として阻止の行動随伴性を利用した身体活動促進システムを考案する.評価実験により,(1) 提案したシステムを用いた手段で実験参加者の活動量を向上可能か,(2) 嫌子の出現阻止のための行動の強化が発生するか,(3) システムを適用した結果,実験参加者の身体活動に対する動機づけがどのように変化するかの 3 点について評価を行った.その結果,被験者によって,システムによる活動向上効果が異なった.そこで,被験者の身体活動に対する意識や性格に基づいて,被験者を個別に考察した.その結果,以下の知見が得られた.(a) 活動量のノルマの設定により,ほとんどの者に対して活動量を向上することが可能である.(b) 何を嫌子とするかは慎重に設定する必要があるが,その者にとって効果的な嫌子であれば行動の強化は行われる.(c) 予め身体活動に対して積極的な者に対しては動機づけを低下させることはほとんどない.(d) 身体活動に対して消極的な者に対しては,システムを長期間使用することでより自立性の高い動機づけに変化する可能性を見いだせた.
著者
尾河 和夫 阿部 幸吉
出版者
山形大学
雑誌
山形大學紀要. 農學 (ISSN:05134676)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.169-180, 1952-01-30

本報告は昭和25年8月、山形県東田川郡常万村に於て、昭和24年度に於ける酪農経営及び豚飼育及び鶏飼育経営の実態を調査しそれをまとめたものである。この調査は昭和25年度科学研究費による。かつ石川農学部長及び山形県知事室調査課の御厚意によることも多く謝意を表する。
著者
富澤 浩樹 阿部 昭博
出版者
岩手県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究では,OPACで管理された震災関連資料(以下,資料)の利用活性を目的としている.具体的には,資料の収集・保存・公開活動とその利活用を一体的に捉えたシステムデザインに基づいて試作システムを研究開発するとともに持続可能なシステムの在り方について検討し,その運用モデルを構築していく.昨年度は,震災学習・スタディツアーの知見整理と現地調査を行った.そして,それらを踏まえて試作システムの機能改善を行い,新たな課題を抽出した.今年度は,これまでの成果を総合的に検討した上で,主に以下の2点を進捗させた.1.試作システムの改善と新資料作成WSの詳細設計昨年度新たに見出された試作システムの主な課題として,(1)現地調査時に撮影された複数画像データのアーカイビング,(2)資料へのタグ付けの効率化,がある.(1)については複数画像をスポット毎にアーカイブ可能とする改善を施し,(2)については行政資料の多くがPDF形式で公開されていることに着目し,PDFを対象としたメタデータの半自動付与機能を研究開発した.そして,新資料作成WSの詳細設計を行った.2.新資料作成WSの試行と評価及び課題抽出関係者及び対象層へのヒアリングを踏まえ,「震災を通して学ぼう!テーマ発掘プロジェクト」と題して市民及び学生参加者を募り,新資料作成WSを実施した.その結果,参加者の調べ学習の成果の他,岩手県山田町と陸前高田市を対象としたスタディツアーのレポート(行程,参加者の意見・感想,画像データ)が試作システムにアーカイブされ,同WSの最終回(振り返り)で用いられた.本試行について,参加者及び関係者からは概ね肯定的な評価を受けたが,システムを効果的に用いるためにより多くの参加者を巻き込む必要があることが明らかとなった.
著者
加藤 眞義 舩橋 晴俊 正村 俊之 田中 重好 山下 祐介 矢澤 修次郎 原口 弥生 中澤 秀雄 奥野 卓司 荻野 昌弘 小松 丈晃 松本 三和夫 内田 龍史 浅川 達人 高木 竜輔 阿部 晃士 髙橋 準 後藤 範章 山本 薫子 大門 信也 平井 太郎 岩井 紀子 金菱 清
出版者
福島大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の目的は、東日本大震災のもたらす広範かつ複合的な被害の実態を明らかにし、そこからの復興の道筋をさぐるための総合的な社会学的研究をおこなうための、プラットフォームを構築することである。そのために、(1)理論班、(2)避難住民班、(3)復興班、(4)防災班、(5)エネルギー班、(6)データベース班を設け、「震災問題情報連絡会」および年次報告書『災後の社会学』等による情報交換を行った。