著者
濵中 晃弘 蘇 発強 板倉 賢一 髙橋 一弘 佐藤 孝紀 児玉 淳一 出口 剛太
出版者
一般社団法人 資源・素材学会
雑誌
Journal of MMIJ (ISSN:18816118)
巻号頁・発行日
vol.134, no.7, pp.81-90, 2018-07-31 (Released:2018-07-31)
参考文献数
24

Underground coal gasification (UCG), a technique used to recover coal energy by the in-situ conversion of coal into gaseous products, enables recovery of coal energy from the potential coal resources abandoned under the ground for either technical or economic reasons. However, it might be difficult to adopt conventional UCG systems in Japan because of geological conditions that are complicated by the existence of faults and folds. Additionally, it is difficult to control the combustion/gasification area during UCG process because the process is invisible. Therefore, a co-axial UCG system that is compact, safe, and flexible to adopt is suggested with monitoring system by means of acoustic emission as an alternative UCG system. This UCG system has superiority in terms of applicability compared to the conventional one, but the recovered energy from the coal is relatively low because the gasification area in a co-axial system is limited around a well. In order to develop co-axial UCG system with high efficiency, the model UCG experiment with a large-scale simulated coal seam were conducted. It has been shown that 1) the gasification period can be extended by adopting proper oxygen inflow, 2) it is possible to control the combustion/gasification area and the product gas quality by controlling the position of oxygen inflow, 3) acoustic emission monitoring is an effective technique to evaluate the combustion/gasification area.
著者
杉野 詠一 小嵜 貴弘 髙橋 雄三 李 仕剛
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.862, pp.17-00519, 2018 (Released:2018-06-25)
参考文献数
17
被引用文献数
1

Power assist devices are worn by users, directly transmit actuator power to the users’ bodies, and can deliver assistance in activities of daily living, such as load lifting. In this study, we built a wearable power assist device for lower limbs driven by pneumatic actuators. Pneumatic power assist devices are safe for users, owing to the compressibility of air; however, the weight of the devices and assist torque often have a negative effect on the wearer’s body balance. Here, an assist control strategy is proposed for the pneumatic power assist device. In this strategy, the relationship between the lower-limb joint angles and the center-of-gravity (COG) of a human body is represented based on a simplified human body model during squatting. Assuming that the anterior and posterior movement of the COG follows the knee joint flexion and extension, the desired COG position is calculated from the knee joint angle measured with a sensor. The desired hip and ankle joint angles are found with the desired COG position, and the desired assist torque is obtained with these joint angles based on the human body model. The power assist device based on this principle was worn by research subjects, and its assistive performance was evaluated through experiments from the viewpoint of the COG fluctuation and muscle activity reduction.
著者
永迫 俊郎 箕田 友和 髙山 正教
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

<b>はじめに </b>「種子島・海の学校」は2016年7月で8回目となる短期集中型のサイエンスキャンプである.本研究は,野外教育の有する多角的な効果について,海の学校を事例に明らかにしようとする試みで,子どもたちがどのように成長したか,種子島という地理的条件を踏まえつつ考察していく.全貌の理解が困難といえる野外教育に対して,環境地理学の視点から独自にアプローチできればと意図された研究である.<br><br><b>3</b><b>回の参与観察 </b> このサマーキャンプを総括する教頭先生のH氏の勧めにより,髙山は2014,2015,2016年7月の三度,箕田は2015,2016年7月の二度,海の学校のスタッフを務める好機を得た.子どもたちは教室から離れて日常生活とは異なった自然環境の中で生活することによって,はだで自然に触れ,大自然の懐の中に入ることによって全体として自然についての理解を深め,生物相互の依存関係や人間と自然との関係についての理解をも深めることができる(江橋,1987)という野外教育の最大の特色に注目しながら,4泊5日,3泊4日で行われた活動全般について参与観察を行った.<br><br><b>海の学校の活動内容 </b>種子島・海の学校は,浦田海水浴場でのキャンプを基軸に島中をくまなくまわるメニューが用意されている.参加者は理科実験を取り入れたサイエンス塾にふだん通っており,多彩なプログラムの中から種子島を選んだ子どもたちを塾のスタッフが大阪や広島から引率してくる.塾の先生も同行するものの,サイエンスキャンプ中は現地スタッフが主導権を握る.大阪と広島の子どもが一緒になることはなく,参加者数(10~30名)およびこれに連動する予算規模に応じてメニューや現地スタッフの人数が調整される.<br> スタッフは子どもから先生と呼ばれ,様々な野外活動を共に行い健康・安全管理,食事の準備等をする.活動内容の計画や遂行はH氏が統括し,必要時には助っ人が合流する.内容は,犬城海岸での古第三紀の化石採集から宇宙科学技術の最先端である種子島宇宙センター見学まで多岐にわたり,エリア的にも最北端の喜志鹿﨑灯台から南東部の宇宙センターまで種子島を縦断するものである.拠点は島の北端近くにある浦田海水浴場で,西之表市街地から多少離れた場所に位置し,砂浜と隣接する浦田キャンプ場は自然豊かである.<br> <br><b>子どもたちの成長</b> 子どもたちは観察や採集を通して自然環境の諸事象に興味・関心を抱き,とくに採集時には工夫を凝らし積極的に行動していた.自然の美しさに対する感動や面白さを出発点とし,主体的に行動を起こし創意工夫に至る一連のプロセスの中で,子どもたち同士が互いに働きかけ成長する場面もあった.遊びの体験,自然とのふれあい,生活体験・労働体験と大人側は分類してメニューを提供するが,子どもの側にとってそうした類型化は意味をなさずそれらは融合し独自の色合いを帯びてくる.子ども特有のこうした化学反応が促進されるのは,直接体験という五感を駆使した本物の経験があってこそである.ダイビング体験は,海の学校が用意している子ども成長反応の触媒の一つである.<br> &nbsp;教室における学習と違って野外教育は計画通りに催行されるとは限らず,変更を余儀なくされることも少なくない.海の学校2014は台風接近のため1日旅程が短縮され,帰路の高速船での船酔い体験もできれば避けたかったが,予期せざる学習場面としては非常に好例である.台風と波浪も成長反応の触媒となりうる.また,自然や環境を総体としてシームレスに理解する手がかりは,体系化された個々の教科教育の中にはなく,子どもたちが五感を使った直接体験にこそ潜んでいる.多感な子どもの成長にとって,実際の現場に身を置いてこそ得られる自然の豊かさや美しさに対する感動,心を揺り動かされる経験が鍵を握っている.野外教育の多角的な効果のお陰で,子どもたちは確かに成長して帰って行った.<br><br><b>まとめ</b> 教育は指導者と子ども,子ども同士の相互作用の結果と痛感させられる.野外教育について,裾野の広がりと多彩な教育的効果をある程度明示できたのは,個々の活動に焦点を絞らず全体を通した解釈を試みたためと考える.個体進化は系統進化の過程をたどるというが,海で誕生した生命の一枝である我々人間は母胎の思い出も影響してか海に親近感をおぼえる.前半2泊は,波の音が子守歌になる浦田浜でのキャンプである.海水浴やダイビング体験はまさに海に入る.海での遊びの体験で起こし,自然とのふれあい(解説)さらに生活体験・労働体験を盛り込み,フィールドも種子島一円に広げていく.「野外のための」,「野外についての」,「野外による」の三要素をカバーし,種子島ならではのロケットセンターでサイエンス塾の子どもたちに未来像を描かせる.一連の活動に常に寄り添うのは種子島の美しい海である.
著者
山崎 康彦 重松 研太 翁 嘉華 小島 史夫 髙田 祥三
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.862, pp.17-00533, 2018 (Released:2018-06-25)
参考文献数
14
被引用文献数
2

Current production systems are required to stay up-to-date with the changing market conditions. To date, most conventional flexible systems are dependent on human flexibility. However, the demand for flexible automation systems is increasing because of rising labor costs and higher quality requirements, even in emerging countries. To implement automation systems in the unpredictable market, cost reduction is essential to reduce the investment risk. However, there is no systematic design method for reducing the cost of automation systems. Thus, in this study, we propose a new method for the design of material handling systems, wherein the waiting time of the equipment is reduced by grouping the operations and allocating certain equipment to each group. The proposed design method uses a genetic algorithm to determine the optimal grouping of operations on the basis of the equipment cost and cycle time. The design method is then applied to an automobile engine control unit to verify its effectiveness.
著者
萩原 文子 大槻 かおる 髙橋 七湖 大島 奈緒美 寺尾 詩子 三枝 南十 上甲 博美 清川 恵子
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.GbPI2473, 2011

【目的】当部は半数を占める女性会員の30歳以降の急激な減少に対し、女性会員が継続して活動できるような組織作りの必要性を感じ、平成17年女性会員支援事業委員会として活動を開始した。今回は6年にわたる出産・育児に関する調査・報告や会員への啓発活動を通じて得られた情報の共有と啓発のため、これまでの活動をまとめて報告する。<BR><BR>【方法】1)実態調査;女性会員・男性会員・職場責任者にアンケート調査実施。その内、2つの調査報告書を作成し県内各施設などに配布 2)学会発表;関東甲信越ブロック理学療法士学会や日本理学療法学術大会において6回のポスター及び口述での発表。第25回関東甲信越ブロック理学療法士学会ではPTのひろばにて「働く女性が求める職場環境」というテーマでシンポジウム開催 3)研修会・交流会;年1回研修会を実施し、内2回は子供同伴可として交流会も開催 4)新人オリエンテーション研修会;「女性雇用環境の関連法規について」などの講義 5)本会ニュース・ホームページ;出産・育児・介護の体験談や活動報告、調査報告、法律などの情報提供 6)復職支援リカレント教育推進事業;離職者への復職支援活動<BR><BR>【説明と同意】調査実施時は調査依頼文にて目的や学会などでの公表を明記もしくは口頭にて説明を行い、回答を得た時点で同意を得たものと判断した。<BR><BR>【結果】女性会員への実態調査より、結婚後就業を継続している人・継続予定の人は85%と多いが、育児休業制度(以下、育休)のことや利用可能な環境かがわからないという人が多く、離職理由では50%が「育児」25%が「出産」であった。また、非就業者23名全員が復職の意思を示していた。これらより女性の就業継続には出産・育児が大きな問題になっていることが再確認された。次に男性の育休取得者への調査・子供のいる男性理学療法士(以下、パパPT)の育児に関する意識調査を実施した。家庭環境としては共働き・育児援助者がおらず、夫婦が助け合って仕事と育児を両立していく必要性の高い家庭が多くみられ、パパPTは育児や家事に協力している傾向がみられた。パパ・職場共に育休制度に対する情報不足が感じられ、39%のパパPTができれば利用したいと思っているが実際に取得した人は0.93%とわずかであった。パパPTが育児に関与することは親として・職業人としての向上などのメリットが挙げられた。育児・介護休業法にて権利が認められているといっても制度の利用には制度についての認知度と職場環境に課題があることがわかった。次に理学療法部門の責任者を対象とした出産・育児と仕事の両立に関する調査を実施し、性別による雇用の差は認められなかったが、人材確保が困難になることで発生する問題が就業継続・就業復帰を困難にしているものと考えられた。また組織内の意識改革で両立が可能な環境へ近づける可能性があることも示唆された。全体を通して、公的・準公的施設以外は制度が利用しやすい職場環境にはなく、制度利用促進に関して啓発や支援が必要と感じた。具体的には、保育園の充実、代替要員の雇用支援や人材バンクの整備、上司や事務職を含む職場のスタッフ全体の意識改革などである。当部は女性会員支援事業委員会として発足したが、さまざまな活動の中で活動の必要性は女性に限るものではなく、この活動は会員全般への支援であることを実感し、平成19年12月には会員ライフサポート委員会に名称を変更、平成20年には会員ライフサポート部へ昇格し活動を継続している。<BR><BR>【考察】学会発表を行う中で他県士会の理事や団体の方よりご意見や応援の言葉を頂けるようなり、他県士会での調査・報告も聞かれるようになった。本会においても委員会から部へと昇格することができ、日本理学療法士協会からもアンケート調査の協力依頼や復職支援リカレント教育推進事業実施の機会も与えられた。本会から日本理学療法士協会へ数年にわたり代議員会にて協会レベルでの会員支援の調査や活動の依頼を行ってきたが、協会にて調査やリカレント教育推進事業が行われたことは一つの成果と考えられる。今後も当部では業務システムがうまく工夫されている施設の紹介や情報提供など今までの出産・育児を中心とした調査・啓発活動も進めていくとともに介護など更なるライフワークにも目を向けた活動を継続し、会員が理学療法士として働き続けられる環境支援のため活動を継続していく。<BR><BR>【理学療法学研究としての意義】さまざまなライフワークの中で理学療法士として就業が継続できる働きやすい環境を支援することで、理学療法士の地位や質の向上にもつながると思われる。
著者
髙木 山河 涌井 伸二
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.84, no.862, pp.18-00043, 2018 (Released:2018-06-25)
参考文献数
10
被引用文献数
1

In the field of precision positioning such as semiconductor exposure apparatus, weak disturbance vibration from the floor influences processing accuracy. In recent years, as the precision of the device increases, the vibration allowance value becomes more severe, and performance improvement of the vibration isolator is required. In order to improve the performance, there are researchs reducing natural frequency by the frequency characteristics of the vibration transmissibility from the floor to the vibration isolator. Reducing natural frequency and decreasing stiffness are equivalent, and main target was stiffness generated by compressed air of air spring. In addition, rubber bellows of air spring is also targeted for further performance improvement. We already proposed a method combining the two stiffness separately decreasing method. However, decreasing stiffness simultaneously destabilized the device, then it could not be completely decreased. In this paper, as a new stabilization method, stiffness is completely decreased only in the operation frequency band. Since the low frequency has positive rigidity, the localization is maintained. We demonstrated the reducing natural frequency by the experimental result. When stiffness was completely decreased, the servo stiffness which had not been focused in the past became dominant in determining the natural frequency. Therefore, an appropriate design of the servo stiffness is required for further reducing natural frequency. To satisfy this requirement, we calculated the relationship between natural frequency and servo stiffness and gave an index for appropriate design.
著者
鈴木 亙 稲垣 健次郎 髙橋 賢一
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.66, no.7, pp.195-200, 2018-07-05 (Released:2018-07-05)

C-2輸送機の機体形状は,広い貨物室と大型貨物の搭載,投下を容易にする胴体及び主尾翼配置,高速長距離巡航を実現する主翼と双発ターボファン・エンジン,低速飛行を実現する高揚力装置等を特徴とする.また同時開発したP-1固定翼哨戒機と主尾翼等の一部を共用している点についても本機の特徴である.機体規模の策定段階では,C-2,P-1,双方の設計条件を同時に考慮して,主翼の面積とアスペクト比を決定した.主翼の翼型は超臨界翼型を採用した.高揚力装置は内舷がダブル・スロッテッド・フラップ,外舷がシングル・スロッテッド・フラップを採用し,推進部の配置や取付け角は飛行特性や機体への影響を考慮して決定した.本稿ではこれらの空力設計の概要を中心に,風洞試験等の成果も交えて紹介する.
著者
岡田 牧 日下 博幸 髙木 美彩 阿部 紫織 高根 雄也 冨士 友紀乃 永井 徹
出版者
日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.23-29, 2014-01

2010年当時の国内最高気温40.9℃が記録された岐阜県多治見市における夏季の気温分布を調べるために,2010年8月に多治見市並びに愛知県春日井市の学校及び公園に計15台の気温計を設置した.月平均気温の空間分布から,盆地底に位置する多治見市中心部ほど気温の高い様子が示された,また,日最高気温35℃以上の日数(猛暑日数)と日最低気温が25℃以上の日数(熱帯夜数)についても,多治見市中心部で最も多かった.更に,日最低気温が現れやすい早朝の気温分布においても,多治見市中心部ほど気温が高かった.夜間の盆地底は冷気層の形成によりその周囲よりも低温になりやすい.しかしながら気温が下がりにくかったという結果から,多治見市の日最低気温の形成に多治見市の都市化が影響していることが推察された.
著者
猪瀬 武則 髙橋 桂子
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学生活科学部紀要 = Bulletin of Jissen Women's University Faculty of Human Life Sciences (ISSN:24336645)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.43-52, 2018-03-09

The study aimed to elucidate the understanding of concepts of economics and ethics through a survey conducted among senior high school students.Previous studies investigated economic literacy and financial morality; however, there have been limited surveys of economic literacy based on ethics. We surveyed senior high school students about their understanding of economic and ethical concepts. Simultaneously, we examined the scores of students who performed well on the survey in order to determine what moral foundations and ideological tendencies their scores implied. The moral foundations are based on Jonathan Haidt's Moral Foundations Theory.The research questions were as follows:Question 1: Is there a correlation between students' understanding of economic and ethical concepts and their moral foundations?Question 2: Do students who scored well in tests on economics and ethics indicate concerns with liberty and fairness? In other words, are they libertarians?The data was derived from a 2016 survey of students at high schools. The respondents included 313 males and 383 females. To answer the two research questions, we employed a one-way analysis of variance to predict scores for each category based on the moral foundation variables for Research Question 2.Test instruments containing 23 items were classified into eight dependent valuables: competitive labor market, market effectiveness, demand & supply, rational self-interest, welfare & preference, corporate social responsibility, fairness & justice, and reciprocal altruism. Independent valuables are Jonathan Haidt's five moral foundations: care, fairness, loyalty, authority, and purity.Three results emerged. First, there is a correlation between Haidt's five moral foundations and students' understanding of economic and ethical concepts. Second, higher-scoring students expressed concerns relevant to all five of Haidt's foundations. Thus, they are generally considered as conservatives. Third, the significant difference was found among men and women in regard to their comprehension and moral foundations.Further studies are needed to determine the precision of our survey.
著者
山下 澄奈 石川 由羽 髙田 雅美 城 和貴
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:21888833)
巻号頁・発行日
vol.2017-MPS-112, no.16, pp.1-6, 2017-02-20

本稿では,DCGAN を用いてイラスト画像の自動生成を行う.日本におけるキャラクタービジネスは以前から盛んであり市場規模は増加し続けている.最近では,企業や地方自治体の独自のキャラクターが宣伝活動を行う例も多い.また,SNS のプロフィール写真を独自のキャラクターのイラスト画像にする者も多く,独自のキャラクターを生成し使用する需要が増加している.しかし,知識や技術を持たない者がイラスト画像を 1 から作成することは困難である.そこで,本研究では DCGAN を用いてイラスト画像の生成を行う.また,生成されたイラスト画像を別のニューラルネットワークに入力し変換を試みる.最初に生成された画像と処理を加えた画像の比較をし,考察を行う.
著者
髙橋 昂也 前田 幸嗣 前田 幸嗣
出版者
九州大学大学院農学研究院
雑誌
九州大学大学院農学研究院学芸雑誌 (ISSN:13470159)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.39-49, 2015-09

The purpose of this paper is to econometrically clarify the current demand for beef in Japan by classifying beef into four classes and to suggest implications for the impact of beef tariff reduction. In the analysis, an appropriate model is selected and the existence or non-existence of habit formation and its type are clarified. The main analysis results are as follows. First, rational habit formation exists in the demand for beef. Second, each class is a substitute for classes adjacent in quality and seldom a substitute for other classes. Third, if tariff is reduced, import quantity will increase in the short run. By contrast, domestic beef production will be affected in the long run and the sharpest decrease will be seen in daily beef production.
著者
髙山 みさき 大西 英雄 城本 修 村中 博幸
出版者
日本音声言語医学会
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.143-151, 2017 (Released:2017-05-31)
参考文献数
17
被引用文献数
1

平仮名と片仮名の文字刺激処理における脳活動に差があるか,fMRI(functional magnetic resonance imaging)を用いて検討した.健常成人17名(平均年齢21.4±0.5歳)を対象に,平仮名または片仮名で表記した高親密度単語および低親密度単語の音読を行い,課題遂行時の脳賦活部位と脳賦活量を評価した.両課題に共通して,両側上前頭回,両側内側前頭回,両側中側頭回,左紡錘状回,左角回,左帯状回の賦活を認め,平仮名課題では,両側下側頭回,両側楔前部,左後方帯状回に,片仮名課題では,両側下前頭回,左下側頭回,右中心後回,左前方帯状回に賦活が観察された.脳賦活量は平仮名が片仮名を上回り,高親密度課題で13.1倍,低親密度課題で2.7倍を示した.平仮名および片仮名の音読時における脳活動は共通する点が多く,二重神経回路仮説における背側経路を介して処理されるが,文字刺激処理における処理負荷は平仮名のほうが強いと示唆された.
著者
井上 晋一 髙田 光雄
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.82, no.738, pp.1881-1891, 2017

&nbsp;In the current Japanese urban areas, bonds of local residents have been dilutive, under the influence of low birthrate, aging, personalization of life, and diversification of values. After Great Hanshin-Awaji Earthquake, these problems become obvious, and there has been a growing demand to regeneration of neighborhood community.<br>&nbsp;The purpose of this study is to explore the way of planning of open type dwelling unit to activate the community. This paper examines the relationship between the dwelling unit plan and the formation of territory on 3-dimensional streets in case of the experimental housing "NEXT21". Especially, focusing the "Visual connection" between a living room and a 3-dimensional street, we analyzed the spread of personal areas on 3-dimensional streets.<br>&nbsp;If there is a "Visual connection" between a living room and a 3-dimensional street, it caused the "intermediate space" with the device in the vicinity of the boundary. The device is the invitational design technique, also the exclusive design technique. Due to differences in the arrangement of the "intermediate space", they were classified into five types of "Visual connections" between a living room and a 3-dimensional street. To target the dwelling unit that has direct "Visual connection", we analyzed "Areas of comfortable" and "Areas to be worried about if there are strangers". "Areas of comfortable" are recognized as the private areas of proceeds. "Areas to be worried about if there are strangers" are recognized as the areas visible from the familiar life spaces.<br>&nbsp;If the living room of the dwelling unit is spread in the "intermediate space", "Areas to be worried about if there are strangers" are formed in the areas of "Visual connection" with not only the living room but also the "intermediate space". Furthermore, "Areas of comfortable" are formed in the areas of the invitational quality. However, "intermediate space" having a large opening prevents the formation of "Areas of comfortable" under the influence of the exclusive quality.<br>&nbsp;Through analysis, we were able to see how the private areas spread the living room to the "intermediate space" and 3-dimensional streets in stages. Simply not only to pursue the securing of privacy, but also it is necessary to perform open type dwelling planning in the hope that the community will be formed after a few years. There, it is important that "intermediate space"s become cores of communication, and connect in three dimensions by "Visual connections".