著者
前田 和博 齋藤 康之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.37-40, 2009
参考文献数
4
被引用文献数
1

本研究は,カラー画像の特徴を用いて楽曲を生成する方法について検討する.展覧会などでは,展示される画像の周囲に流されるBGMが大きな意味を持つことがある.展示される画像と同じ印象を持った楽曲を流すことができたならば,観る者が受ける感銘はより大きくなると考えられる.はじめにK-平均法を用いて画像の領域分割を行い,その領域情報からメロディラインを生成する.次に,メロディラインの持つ平均色などの情報を用いて伴奏部とメロディ部を含む楽曲を生成する.この手順で生成された楽曲は,画像の持つ特徴を含んでいる.
著者
白濱 謙一 菅原 義則 土田 久幸 川崎 圭子
出版者
一般財団法人 住総研
雑誌
住宅総合研究財団研究年報 (ISSN:09161864)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.71-81, 1991

バルカン半島の中部からトルコにかけて,特異な様式の伝統的住居がある。石造りの下階に木構造の上階が載った,いわば混構造の建築である。この型の住居の歴史はおそらくビザンチンにまで遡ると思われる。また,わずかずつ違いを見せながらもその分布する地域は,アルバニア,ギリシア,ユーゴスラビア,ブルガリア,ルーマニアそしてトルコにまたがっており,周知のようにこれらの国々は先ごろまで複雑な国際関係にあった。これまで伝統的住居について,自国の文化の範囲で研究されてはいたが,全地域にまたがる包括的な研究は少ない。当研究室では,かねてから住文化における異文化の移入とその後の変容について興味をもっており,この視点から上記の特異な型の住居文化の動向を探りたいと考えた。研究の内容と方法(a)マケドニア(ユーゴ領)の伝統的住居の現地集落調査(1989年8~9月)(b)スコピエ大学建築学科の資料分析 (C)ギリシア北部とトルコに分布する同型の住居と比較以上より,マケドニアの伝統的住居の類型とその分布を把握し,その特徴を周辺地域と比較してこの地域における住文化の交流の様相を解明することが目的である。研究の結果 次のことがわかった。(1)マケドニア住居は,"chardak"(チャルダック)と称する家具の無いホールを持つ。(2)チャルダックはOH型(Outer hall type)とIH型(Inner hall type)がある。(3)他の地域と比較するとマケドニア住居の規模は小さい。それはキリスト教の1家族型であるためである。(4)NH型(No hall type)とCH型(Center hall type)を含めて4つの型の広域分布図を作成した。(5)OH型は非常に古い型と考えるが,現在でも広く存在しているのは素朴な機能主義を持っていたからであろう。
著者
鈴木 幸司 野崎 晃 今野 紀雄 前田 純治
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.51-52, 1994-09-20

人間の記憶はコンピュータの記憶システムのように番地指定によって情報を記憶したり取り出したりするのではなく,連想によって情報の記憶・想起が行なわれていると考えられている.したがって,記憶の一部からより関係の深い情報を想起でき,情報間の関係が記憶されている.本研究では,連想記憶を入力パターンX=(x_1,...,x_n)(1)と出力パターンY=(y1,...,yp)(2)の組が(3)のように複数存在するとしたときその入出力関係を記憶することと考える.((X^<(1)>,Y^<(1)>),...,(X^<(q)>,Y^<(q)>))入出力の関係を記憶することが記名過程であり,パターンを入力することでなんらかのパターンを出力をすることが想起過程である.このような連想記憶には,多くの研究があり相関学習と直交学習による連想記憶がその代表的なモデルである.また,ニューラルネットワークによる連想記憶も活発に研究されている.相関学習による連想記憶は,入力パターンが互いに直交しているときに入力パターン相互の干渉を排除でき正し想起が可能となる.また,直交学習による連想記憶では,n次元の入力ベクトルX_1,...,X_k(1k&pre:&pre:n)(4)が一次独立であるとき入力ベクトル相互の干渉を排除でき正しい想起ができる.しかし,連想記憶をパターン認識や画像復元に応用するとき,入力データにノイズは加わることが一般的であり,入力ベクトルの直交性や一次独立が満たされないことが多い.そこで本研究では連想行列をファジー数で表現することによってファジー連想記憶を実現し,その想起特性を評価した.
著者
児玉 臨麟 岡本 明 福島 正義 興地 隆史
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究は,エナメル亀裂の発生頻度や臨床症状にっいて調査を行った.その結果として:1.亀裂検出率は年齢増加と共に上昇傾向を示し50代以後では100%の被験歯に亀裂が認めた.2.10~30代の被験者では,修復歯は非修復歯と比較して亀裂検出率が高い傾向を示した.3.加齢に伴って亀裂の着色により肉眼で容易に確認可能できる亀裂の割合が増加した.4.冷刺激による誘発痛は,20-60代の被験者において亀裂歯の13-16.7%に認められた.5.噛み合わせ指導、う蝕予防、口腔衛生指導、低稠度樹脂性材料による亀裂の封鎖などは、亀裂の予防対策あるいは早期治療方法として有効である。
著者
石井 明 東 大輔 竹之内 和樹
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

地面効果翼機は、地面又は水面等の上を滑空する輸送機器である。航空機が上空を飛行する場合は、翼の両端から翼端渦と呼ばれる大きな渦が発生し、これが抵抗となってエネルギーロスに繋がっている。この翼端渦を減少させるため、ウィングレットという翼端を折り曲げた翼も出現しているが、地面効果翼機は大きな燃費改善が可能である。
著者
長谷川 聡 泉 朋子 仲谷 善雄
雑誌
第77回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, no.1, pp.627-628, 2015-03-17

義務教育においてダンスが必修化され、その中でも現代リズムダンスとしてHIPHOPやLOCKダンスに注目が集まっている。しかし、教育の現場では教える立場である教師のほとんどがダンスの未経験者であるという問題が発生している。そこで本研究では、教師どうしで互いに教え合うピアエデュケーションの場を支援するシステムを提案する。本システムでは、2人のユーザが評価者と学習者のいずれかの役割を担い、評価者が学習者の動作と熟練者の映像を比較し、システムが提示するアドバイスやヒントを参考にしながら、学習者にダンスの指導を行う。これにより学習者はダンス技術が向上し、評価者はダンスを教える技術が向上することを目指す。
著者
阿部 守
出版者
福岡教育大学
雑誌
福岡教育大学紀要. 第五分冊, 芸術・保健体育・家政科編 = Bulletin of University of Teacher Education Fukuoka. Part V, Art, health and physical education and home economics (ISSN:02863243)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.25-39, 2020-03-10

戦後,改革的芸術系大学は,如何にバウハウスの教育を受け入れ,発想法教育学は,どのように成立し,波及したかについて検証してきた。我が国では,バウハウスの基礎造形教育の実践は,主にバウハウスにおける造形理論家で教育者のヨハネス・イッテンの影響によるところが大きかった。 本論文では,そのバウハウスの影響の下,基礎造形の解釈とその制作方法について,どのような人々が教育実践を行ったかについて示す。特に福岡において重要な教育者,創造者,そしてデザイナーであった柏崎栄助の足跡とデザイン・構成教育について考察し,造形芸術における感性を研ぎ澄ます教育について考察する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.859, pp.77-86, 2003-10-27

「携帯電話機の性能が,任天堂の『ゲームボーイアドバンス』を上回った」。こう言い放つのは,NTTドコモ iモード事業本部iモード企画部長の夏野剛氏だ。NTTドコモが2004年初頭に発売する次期FOMA端末では,スクウェア・エニックスの人気ゲーム・ソフトウエア「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンジー(FF)」が動く。
著者
植竹 淳 東 久美子 本山 秀明
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.57-67, 2012-03

氷床アイスコア中には,鉱物粒子と共に輸送されてきた微生物が含まれる事が知られている.これら微生物の細胞数の計測には,蛍光顕微鏡による直接観察法が用いられるが,細胞数が少ないアイスコア試料では蛍光染色試薬の退色により数を過小評価しやすい一方で,含まれる鉱物などの非特異的な蛍光により過大評価しやすいため,定量的に細胞数を測定する事が困難である.本研究では5種の退色防止試薬から退色が最も少ないもの,19種の蛍光染色試薬から非特異的蛍光との選別が容易な試薬をそれぞれ選出し,細胞壁構造の異なる6種の微生物株を用いて染色選択性を確認し,鉱物の混入による染色への影響を調べた.その結果,退色防止試薬にはEverBrite Mounting Medium(Biotium製),蛍光染色試薬にはYOYO-1(Molecular Probes)が最も適していることがわかり,鉱物が混入する場合は濃度をやや高めに調整することで定量性が高くなる事が示された.
著者
大矢 勝
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.66, 2014

目的 洗浄現象を理論的に解析するのに役立つ新たな洗浄力指標<sup>1)</sup>について検討した。汚れの付着力および洗浄作用のばらつきが正規分布に従うと仮定し、双方の確率密度関数から洗浄過程をシミュレートし、洗浄作用の分布の中心(&mu;<sub>RL</sub>)、および洗浄作用のばらつき(&sigma;<sub>RL</sub>)を汚れの付着力の相対位置として求める。この手法を検証した。<br>方法 酸化鉄(Ⅲ)、各種油性色素、各種酸性染料などをモデル汚れとして、ターゴトメータで5分間の洗浄を4回繰り返し、その間の洗浄率変化を求め、シミュレーションアプリケーションで&mu;<sub>RL</sub>と&sigma;<sub>RL</sub>を計算した。洗浄率は表面反射率からK/S値を求め、質量単位の洗浄率に近似できる洗浄率として計算した。ターゴトメータの回転数(60~180rpm)、各種界面活性剤の濃度、洗浄温度などを変化させて&mu;<sub>RL</sub>と&sigma;<sub>RL</sub>への影響を探った。<br>結果 &sigma;<sub>RL</sub>の値はカーボンブラック汚染布、酸化鉄汚染布、湿式人工汚染布が小さな値、油性汚れ(油溶性染料)が中程度、水溶性汚れ(酸性染料や直接染料)は大きな値となった。<sub>&sigma;RL</sub>の値がほぼ一定の値をとる条件下で、ターゴトメータの回転数、界面活性剤濃度などを変化させると、&mu;<sub>RL</sub>に加算法則が成立することが分かった。<br>実験に協力頂いた、羽田さん、執行さん、小野さん、平出さんに感謝する。
著者
工藤 多香子
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要. ドイツ語学・文学 = Hiyoshi Studien zur Germanistik (ISSN:09117202)
巻号頁・発行日
no.58, pp.223-229, 2019

羽田功教授退職記念号 = Sonderheft für Prof. Isao Hada退職記念に寄せて = Zu Ehren Prof. Isao Hada
著者
古久保 乾門 コクボ ソロモン Solomon KOKUBO
雑誌
大阪産業大学人間環境論集
巻号頁・発行日
no.4, pp.13-31, 2005-06-30

The music of Naomi Shemer (1930-2004), one of the Israel's most prolific songwriters, has a deep relationship with the history of modern Israel: her songs have been called 'the diary of Israel'. She started her career as a composer and a songwriter in the period when Israel was granted independence. Through her music she played the role of a "spokesman" for Israeli people in every moment of the history of modern Israel, expressing the joy of the founding of the new nation, the pain of wars with neighboring countries, and prayers for peace. She wrote of the beauty of her homeland, 'the land of Israel', and her songs themselves became a home for the hearts of many Israeli people. Besides traditional songs, children growing up in the new Jewish society did not have any of their own songs, but Shemer satisfied this lack. This work briefly shows the life of Naomi Shemer and the character of her literature and music. It offers a commentary on phrases from Jewish traditional literature quoted in her masterpiece, Jerusalem of Gold, and searches for the reason why the piece acquired the title "the second national hymn of Israel".
著者
中平 伸二 金子 国雄 田中 耕作
出版者
Japan Poultry Science Association
雑誌
日本家禽学会誌 (ISSN:00290254)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.47-51, 1990-01-25 (Released:2008-11-12)
参考文献数
13

鶏の長腓骨筋の死後硬直の過程を連続的に測定する方法を考案した。すなわち,筋肉ストリップ(5×25mm)を注射筒内に糸で吊し,流動パラフィンを注入して嫌気的条件にしたのち,ストレインゲージトランスジューサーに連結して筋肉の張力を測定した。この方法を用い,各種処理がその後の筋肉硬直に及ぼす影響を観察した。なお,特に述べないかぎりは,嫌気的条件で筋肉の動向を観察したものである。1) 本実験装置を用いた方法は,鶏筋肉の死後硬直過程を長時間継続して観察するのに有効であることが認められた。2) 嫌気的条件下で17°Cの温度におくと硬直は約2時間後にピークに達した。一方,好気的条件下では硬直は顕著で長時間継続した。3) 超音波処理を25°C-10分間行うと,硬直の程度は弱くなることが観察された。4) EGTA処理によってカルシウムイオンを除去すると硬直は起こらなかった。5) 下垂体除去約1日後屠殺した場合,死後硬直の程度は,正常鶏の場合とほぼ同様であったが,屠殺前麻酔処理を行うときわあて緩慢な経過で硬直の現象がみられた。6) 嫌気的条件下で筋肉を18.5時間0°Cで保存するとその後温度を17°Cに上げても硬直は起こりにくいという結果が得られた。
著者
Qian Li Xiangming Zhan Jun Wang Hongzhou Lu
出版者
International Research and Cooperation Association for Bio & Socio-Sciences Advancement
雑誌
BioScience Trends (ISSN:18817815)
巻号頁・発行日
pp.2021.01361, (Released:2021-08-30)
参考文献数
16
被引用文献数
7

Induced by severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 (SARS-CoV-2) and its variants, the COVID-19 pandemic has caused a serious crisis for healthcare systems worldwide. COVID-19 vaccine coverage has increased in many countries, but the COVID-19 epidemic has rapidly expanded, with a daily increase of 30,390 COVID-19 cases and 9,761 deaths since August 12, 2021. This article provides a brief overview of growing concerns about a rebound of the COVID-19 pandemic caused by the Delta variant and public health epidemic control measures that have recently been relaxed. As of August 13, 2021, 465,679 cases of COVID-19 due to the Delta variant of SARS-CoV-2 have been detected in over 120 countries. Epidemic control measures were relaxed in some areas, such as allowing large gatherings and improper criteria for ending self-isolation. Even in China, where the epidemic was tightly controlled with strict non-pharmaceutical interventions (NPIs), new COVID-19 cases, and asymptomatic cases in particular, spiked in the first 13 days of August. More importantly, most of those cases were local, while most of the cases accounting for the previous increase were imported. Therefore, relaxed epidemic control measures and asymptomatic infections possibly caused by the Delta variant of SARS-CoV-2 may increase the risk of virus transmission. Accordingly, suggestions for COVID-19 containment, such as encouraging vaccination of the general population, using Internet of Things technology (loT) to reduce the possibility of contact with the asymptomatic infected, and enhancing disease surveillance, have been offered here.
著者
Yueming Shao Jun Chen Hongzhou Lu
出版者
International Research and Cooperation Association for Bio & Socio-Sciences Advancement
雑誌
BioScience Trends (ISSN:18817815)
巻号頁・発行日
pp.2021.01346, (Released:2021-08-25)
参考文献数
39
被引用文献数
5

Coronavirus disease 19 (COVID-19) continues to rage as a global pandemic. A number of potential therapeutic agents have been explored over the past year or two. However, numerous drugs that were expected to prove highly effective, such as lopinavir/ritonavir and remdesivir, have been found to have little benefit in large clinical trials. Interleukin-6 receptor antagonists, glucocorticoids, Janus kinase inhibitors, and some antivirals have been found to provide significant benefits in terms of reducing viral load, reducing the time of nucleic acid conversion, or improving survival. For example, bamlanivimab and etesevimab, which are newly designed monoclonal antibodies against the surface spike protein S1 subunit receptor-binding domain (RBD) of SARS-CoV-2, have a significant effect on reducing the viral load and the hospitalization rate of patients with mild COVID-19. Several vaccines against SARS-CoV-2 have been widely administered worldwide and have provided good protection. Nevertheless, the increasingly hardy variants of the virus have raised the requirements for vaccine design. Perhaps RBD-based vaccines are a viable way to defend against variants, but this still needs to be verified in a large sample. Therefore, this paper provides an update on the treatment options for COVID-19 based on three previously proposed dimensions of drug screening: standard assays of existing broad-spectrum antivirals, screening of chemical libraries, and redevelopment of new, specific drugs.
著者
橋本 智史 稲垣 秀司 可児 裕介 塚本 英人
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.68, no.5, pp.643, 2020 (Released:2020-03-06)
参考文献数
1

糖尿病性腎症に起因する血液透析患者の増加と,維持透析患者の長期化に伴いVA(Vasucular Access)にかかわる合併症が増加している。なかでも中枢側静脈の狭窄または閉塞などの病変(中心静脈病変)に伴う静脈高血圧症は深刻な合併症の1つである。シャント肢の中心静脈病変により高度腫脹や透析困難な状況になると,かつて当院ではシャントを結紮し,他肢に新たなシャントを造設せざるを得なかった。しかし,この方法ではシャント作成可能な部位が少なくなってしまう。これに対して,PTA(percutaneous transliminal angioplasty)では,使用中のシャントが温存可能となり,静脈高血圧症におけるシャント肢の腫脹が改善可能となる。今回,中心静脈病変(内膜増殖による器質的狭窄と周囲臓器・病変からの圧迫による狭窄)の2症例を経験した。症例とともに当院での造影CTの検査方法を紹介する。