著者
池谷 和子
出版者
東洋大学法学会
雑誌
東洋法学 = Toyohogaku (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.353-360, 2014-03-31
著者
萩原 幸男 村田 一郎 田島 広一 長沢 工 井筒屋 貞勝 大久保 修平
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大学地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.61, no.4, pp.563-586, 1987-03-31

埼玉県北西部の関東山地北東縁部には,深谷断層,櫛挽断層,江南断層,今市-菅谷断層等の活断層が密集している.この地帯に7回にわたって合計約630点の重力測定を実施した.得られたブーゲー異常から,地質地形調査ではかつて指摘されたことのない断層を児玉町に発見した.また櫛挽断層は従来考えられていた規模より遙かに大きく,北西にはこの児玉町の断層に,南東には荒川を越えて今市-菅谷断層に連続していることが判明した.1931年西埼玉地震(M7.0)の震源断層は恐らくこの一連の断層と関連があるものと思われる.

1 0 0 0 OA 土岐郡地誌略

著者
三好学 編
出版者
成美堂
巻号頁・発行日
1881
著者
富野 貴弘
出版者
明治大學商學研究所
雑誌
明大商学論叢 (ISSN:03895955)
巻号頁・発行日
vol.86, no.2, pp.209-220, 2004-01
被引用文献数
3
著者
下田 篤 小杉 秀則 狩野 隆文 薦田 憲久
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.128, no.4, pp.562-568, 2008-04-01 (Released:2008-04-01)
参考文献数
10
被引用文献数
1 2

A method of forecasting shipping number of parts is proposed for build-to-order products using quote information in pre-sales as an advance indicator. As the target shipping number of parts changes irregularity in a short cycle, it is difficult to forecast with conventional methods. In case of build-to-order product, quote information is useful for forecasting multiplying by order probability. But the problem is how to identify the order probability includes unobservable noise. The method assumes the noise as normal random number and corrects it with Kalman filter. The shipping number is calculated using identified order probability and previous quoted information. The method was evaluated using 78 types of parts of an information equipment product. Experimental result demonstrates that shipping number of parts whose average rate of change are less than 0.4 can be estimated with 28.2% of mean absolute percent error, making the method available for forecasting the target shipping number.
著者
豊巻 敦人 渡辺 隼人 柳生 一自 室橋 春光
出版者
日本生理心理学会
雑誌
生理心理学と精神生理学 (ISSN:02892405)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.41-49, 2013-04-30 (Released:2014-01-07)
参考文献数
21
被引用文献数
1

社会的認知の偏奇を中核障害とする自閉症スペクトラム障害においても安静時機能画像によるDefault mode networkを評価した検討が多くあるが必ずしも所見は一致していない。機能画像ではなく,脳波・脳磁図を用いたDefault mode networkの評価も関心が持たれてきおり,本研究では脳磁図による機能的結合の解析を行い,自閉症スペクトラム障害でDefault mode networkの異常の有無を検討した。信号源波形の位相同期性による機能的結合について自閉症スペクトラム障害ではベータ帯域において前部帯状皮質と後部帯状皮質の結合強度が低下している傾向が観察された。また内側面の局所的な結合強度の増大は,細部への注意やコミュニケーション能力と相関していた。これらのことから,脳磁図計測でも自閉症スペクトラム障害の認知特性に寄与するDefault mode networkの異常を評価出来ることが示された。
著者
中谷 英夫
出版者
金沢大学
雑誌
金沢大学十全医学会雑誌 (ISSN:00227226)
巻号頁・発行日
vol.114, no.4, pp.103-111, 2005
著者
Kawasumi Hirosi
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
東京大學地震研究所彙報 (ISSN:00408972)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3/4, pp.355-367, 1951-03-25

昭和24年12月26日朝8h 16m及8h 25mに栃木縣上都賀郡今市町附近を中心とする小區城破壊的地震が起り,死者8,行方不明2,全潰住家299戸半潰住家618戸の被害を生じた.此の地震の震央附近の震度は極めて強かつたようであるが,振動週期極めて小なりし爲か石藏家屋の外は全潰(現建築費50%以上の損害)とは云へ倒潰と云ふやうなものは少かつた.從つて火事の發生を見なかったのは幸であつた.然し山崩,地辷りは極めて著しく,山地田畑の荒廢著しく,人命の損失の大部分もこれによるものであつた.余震の頻發した事,及び初動の圓錐型分布,及び所謂地震斷層と思はれる如きものの見へなかつた事も本地震の特徴と云ふべく,今市町全體に互る地震後井戸壁の變形から約6mの厚さの地層が東方に約6cm移動した事が判明したが,之は測地學上重要問題を指唆するものである.尚水準測量の結果は今市町近傍數粁の間だけ約30~40cmの隆起があつた由である.震後の火山活動との關係も興味ある問題であらう.
著者
高橋 伸夫
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.51, no.8, pp.487-492, 2006-08-01

知的財産権の評価については,経営学の立場から,実際の企業行動と市場取引に関する知見に基づき,ライセンス・ビジネス的な枠組みを提示することができる.しかしこのことは同時に,技術者が金銭という同じ土俵の上で会社側と報酬の金額を争っていたのでは,ライセンス・ビジネスの現実に打ちのめされることも意味している.技術者にとって望ましい成果配分とは何か.職務発明家が追い求めている成果とは何か.それが会社側が求めている成果とは異なる種類のものであるというところにこそ,両者の共存共栄の可能性が見出されるのである.
著者
久保 走一
出版者
医用画像情報学会
雑誌
医用画像情報学会雑誌 (ISSN:09101543)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.57-61, 1986 (Released:2012-08-27)

This is a brief introduction to image science and engineering education at Chiba University. A short history and the present status of the education are given, and an outline of the newly established PhD program in image science is described.
著者
深井 穫博 眞木 吉信 高江洲 義矩
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.89-97, 1997-01-30
被引用文献数
12 2

関東近県の企業に勤務する20歳から50歳代の男性438名,女性115名の計553名を対象に質問紙調査を行い,職種と成人の口腔保健行動との関連について検討した。口腔清掃行動では昼食後と就寝前の歯みがきおよびフッ化物配合歯磨剤の使用頻度で職種間に違いがみられた。歯みがきでは,事務職の「昼食後」33.8%,「就寝前」77.9%が最も高い割合であった。フッ化物配合歯磨剤の使用では作業職および専門職がおのおの23.8%,23.3%と他の職種より高い割合であった。歯科受診・受療行動では,歯科受診頻度,かかりつけの歯科医師の有無,定期歯科健診受診の有無の3項目とも職種間に違いがみられた。過去1年間に歯科受診したことのない者の割合は販売職の61.1%が最も高く,他の職種は20〜40%であった。かかりつけの歯科医師のある者は,販売職が36.9%であったのに対し,他の職種では50%以上の割合であった。定期歯科健診の受診では販売職が最も低く2.3%に過ぎなかったのに対し,管理職では30.5%であった。また,ストレスの自覚と口腔の外観に対する満足感には有意の関連が認められた(p<0.05)が,ストレスと今回取り上げ口腔保健行動との間には,関連がみられなかった。一方,仕事の満足感と関連がみられた項目は,噛み具合および口腔の外観に対する満足感,歯間ブラシの使用頻度,過去1年間の歯科受診,定期歯科健診受診の有無であった。
著者
武谷 清昭
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 (ISSN:00047120)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.101-110, 1998-02-28 (Released:2009-03-31)
参考文献数
30

原子力安全を確保する手法は複数あることを見出した。すなわち概念設計を含めて原子炉炉型はCP-1型原子炉とULOF型原子炉に分類される。ULOF型の設計概念のNo Evacuation Reactorは,来世紀の原子力エネルギー供給システムとして高い評価が与えられる。そのシステムの持つべき特性と実用化への道を記述した。世界的環境問題に対応し,併せて我が国の原子力の活性の維持を期待している。
著者
加藤 陸奥雄 石井 孝 渡辺 孝男 吉田 勝一
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.83-88, 1966
被引用文献数
8

ドライアイスから発散する炭酸ガスを誘引源とする蚊採集用トラップ(図4, 図5)を考案した. 1964年夏, 宮城県名取市下余田にある畜舎(豚舎, 牛舎)に加藤式蚊トラップをつけ, この近くに新らたに考案したトラップを設置して, 2種トラップ間での 1) 採集蚊の種類数構成比較, 2) 夜間1時間ごとに採集した場合の採集蚊数変動比較を行なつた.結果は次の通りである : 1) 採集された蚊はコガタアカイエカ, キンイロヤブカ, シナハマダラカ, アカイエカ, オオクロヤブカの5種類で, 採集蚊の種類数構成は多くの場合2種トラップ間で有意的差があつた(表1, 図7). 2) 夜間1時間ごとに採集した場合の採集蚊数変動はコガタアカイエカ, アカイエカ, シナハマダラカについては2種トラップ間で顕著な差を示したが, キンイロヤブカにおいてはあまり顕著でなかつた.
著者
中川 泰宏
出版者
佐賀大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

まず,Einstein・Kaehler 計量の一般化である,Kaehler・Ricci ソリトンを反標準類とは限らない一般の Kaehler 類の場合に一般化することに成功し,さらにその非自明な例を構成した.次に,トーリックでない Einstein・佐々木計量の例を構成することができた.そして第三に Nill・Paffenholz による非対称な Einstein・ Kaehler トーリックFano 多様体の例を高次元の場合へ一般化することに成功した.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1399, pp.46-51, 2007-07-09

「無印良品」を展開する良品計画の本社では、今年1月から原則として午後7時以降の残業が禁止になった。松井忠三社長は言う。「夜の7時くらいには仕事を終えないと話題のスポットは閉まってしまう。11時まで会社に残っているようでは視野の狭い人間になるし、家族のニーズもつかめない。そんな企業戦士はいらない」。
著者
岸本 統久 沢辺 幹夫 寺田 弘慈
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.112, pp.1-4, 2007-06-21
被引用文献数
3

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、関係研究機関と協力して高精度測位実験システムの開発を実施すると共に、2006年3月31日の政府方針「準天頂衛星システム計画の推進に係る基本方針」に基づき、準天頂衛星システム第1段階(準天頂測位衛星初号機、準天頂衛星追跡管制システム)の整備を行っている。これまで、高精度測位実験システムについては、詳細設計、及び、準天頂測位衛星初号機・準天頂衛星追跡管制システムについては、予備・基本設計を実施してきており、本稿ではこれらのシステム設計について示す。
著者
清家 一馬 平野 弘道
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.119, no.9, pp.653, 2013-09-15 (Released:2014-02-07)

訂正地質学雑誌第119巻6月号掲載の清家・平野(p.397–409)において,いくつかの誤りがございました.訂正してお詫び申し上げます.ご指摘いただいた鈴木舜一氏にお礼申し上げます.著者一同(1)p.397 左段第5行~8行,鈴木(1996)の見解について,鈴木(1996)の原著論文の表記を厳密に引用した表現に訂正します.訂正前:鈴木(1996)は,阿讃山地から和泉山脈まで東西250 kmにわたり西から東へ向かつてビトリナイト反射率が緩く減少するとし,和泉山脈地域でも四国の阿讃山地地域と同様に東西変化が主なる特徴であると解釈した.訂正後:鈴木(1996)は,横軸に松山を基点として,東に向かって,横軸に試料採集地点の距離をとり,縦軸にビトリナイトの平均最大反射率(Rmax)をプロットすると,和泉層群のRmax値は,概観すれば,西から東に向かって低下の傾向を示し,東端で再び大きく上昇しているが,讃岐山脈中部から和泉山脈中部まで約120 kmの間Rmaxが1.2%前後で,ほとんど変化がなく,また南北方向の断面で変化が認められないことから,地温勾配が緩やかであったと解釈した.(2)p.400 左段第41行.誤:測定粒子を回転せずに正:ステージを回転せずに(3)p.408 左段第20行,「文献」の著者名(ローマ字表記)の誤り誤:鈴木舜一(Suzuki, N.)正:鈴木舜一(Suzuki, S.)
著者
オ ヒキョン 田村 照子 廣川 妙子
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18840833)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.E1-E1, 2013 (Released:2013-05-16)

訂正日本感性工学会論文誌Vol.12, No.2, p.335-341 (2013) において内容に誤りがございましたので、以下の通り訂正いたします。論文タイトル(誤) 高齢女性の衣服設計に向けた衣生活調(正) 高齢女性の衣服設計に向けた衣生活調査著者名(誤) HeeKyoung OH, Tamura TERUKO and Taeko HIROKAWA(正) HeeKyoung OH, Teruko TAMURA and Taeko HIROKAWA
著者
仲栄真 礁 浪崎 直子 佐藤 崇範 高橋 志帆 森 愛理 高橋 麻美 石川 恵 田村 裕 棚谷 灯子 内藤 明
出版者
日本サンゴ礁学会
雑誌
日本サンゴ礁学会誌 (ISSN:13451421)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.75-86, 2012 (Released:2014-09-02)
参考文献数
7
被引用文献数
1

日本サンゴ礁学会若手の会・環境教育ワーキンググループでは,主に日本サンゴ礁学会会員を対象として,サンゴ礁分野における教育活動の現状と課題を明らかにするためのアンケート調査を実施した。537 名の調査対象者に対し,アンケートの回収率は 15.1%で,回答者の 69.1%が何らかの教育活動への参加経験があり,また 98.8%がこうした教育活動に関心があると回答した。また教育活動が重要であると考える理由としては,「保全活動の一環として教育活動を重要視している」とする回答が 29.2%と最も多かった。活動実施の際の課題や必要な支援に関する主な意見としては,時間的負担,予算不足,人材不足が挙げられた。加えて,若手研究者が教育活動に参加することへの正の効果についても考察し,若手学会員の視点から今後の教育活動における連携や実施の促進に向けた活動案も提案する。