著者
飯田 悦左 溝上 昭男
出版者
The Japanese Society of Fish Pathology
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.157-164, 1996-09-15
被引用文献数
12 89

天然アユおよびオイカワに体表の潰瘍形成を主徴とする病気が発生し, 病魚の体表患部および腎臓から2種類の滑走細菌が改変 Cytophaga 培地で分離された. 生化学的性状などから1種は, Cytophaga psychrophila と同定され, もう1種も Cytophaga 属に分類されたが種名は決定できなかった. 両種は血清学的にも区別可能であった. 両種の代表株はアユおよびオイカワに対して病原性を示した. Cytophaga sp. は分離頻度が低かったことなどから, C.psychrophila が今回の流行病の主要な原因菌と考えられた.
著者
冬木 真吾 小林 幸夫 石川 智冶 宮原 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
巻号頁・発行日
vol.97, no.602, pp.9-16, 1998-03-13
被引用文献数
22

高度感性情報の再現に重点をおき、ディジタル音響機器を見直した結果、CD Playerの電源極性が"空気感"の再現に影響を与えることを発見した。この事実を定量的に解析するために、CD Playerの電源極性の違いのみによる差分信号を測定した。その結果、CD Player出力信号(アナログ)に時間軸方向の伸び縮み歪みが140ns(以内)〜700nsec存在し、この歪みが大きいと"空気感"の再現が悪いことを明らかにした。
著者
辻 敦司 石川 智治 宮原 誠
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.89, pp.37-42, 2000-09-22

我々は,高度感性情報再現に重要な物理要因を探究し,それに基づいて高度感性情報を再現できるオーディオシステムの開発を行っている.これまでの我々の研究により,オーディオシステムの筐体の支持方法や材質,構造の違いにより高度感性情報再現が大きく異なることが分かってきている.本研究は,オーディオアンプの筐体振動に着目し,どのような振動(床,空気,電気信号)が生じており,また,それが高度感性情報再現にどのように関係しているかを考察した.これまで高度感性情報再現のために実験的に得られてきたアンプの支持方法により,どのような振動モードがアンプ筐体に生じているかを検討した.We have been discovering important physics factors to reproduce the high order sensations, and we are developing the audio system based on the obtained facts. It has been clarified that the reproduction high order sensations greatly depend on the material and the structure. Vibration mode on a chassis is measured and considered.
著者
飯田 悦左 溝上 昭男
出版者
日本魚病学会
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.3, pp.157-164, 1996-09-15 (Released:2009-10-26)
参考文献数
13
被引用文献数
36 89

天然アユおよびオイカワに体表の潰瘍形成を主徴とする病気が発生し, 病魚の体表患部および腎臓から2種類の滑走細菌が改変 Cytophaga 培地で分離された. 生化学的性状などから1種は, Cytophaga psychrophila と同定され, もう1種も Cytophaga 属に分類されたが種名は決定できなかった. 両種は血清学的にも区別可能であった. 両種の代表株はアユおよびオイカワに対して病原性を示した. Cytophaga sp. は分離頻度が低かったことなどから, C.psychrophila が今回の流行病の主要な原因菌と考えられた.

1 0 0 0 OA 集約英和辭典

著者
三省堂編輯所 編
出版者
三省堂出版
巻号頁・発行日
1948
出版者
神戸大学
雑誌
国際協力論集 (ISSN:09198636)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.103-110, 2005-07
著者
佐竹 義昌
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学経済論集 (ISSN:00163953)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.123-135, 1971-03
著者
清水 高正 永友 寛司
出版者
宮崎大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1987

Dot-immunobind(DIB)法による鳥系マイコプラズマの簡易同定法及び鶏のマイコプラズマ感染抗体の検出法を検討し、次の成績を得た。1)DIB法には、先人が使用したニトロセルロース膜や最近開発されたニトロプラス2000膜よりも、Durapore膜が染色性,弾力性の点で優れていた。2)マイコプラズマの液体培養を抗原とする家兎抗血清を用いたDIBでは交差反応が著明で、同定は不能であったが、培養液を遠心洗滌して得た菌体を抗原とした場合;ホモ抗血清はヘテロ血清より遙かに高いDIB力価を示した。従って、この方法もしくはモノクローナル抗体を用いたDIB法は、マイコプラズマの簡易迅速同定法になることが示唆された。3)SPF鶏の血清の多くは1:20以下、稀に1:40の弱いDIB力価を有することが判明した。一方、実験感染鶏では1週後から1:160以上の高いDIB力価が産生され、11週まで高い抗体価が保持された。4)実験感染鶏及び自然感染鶏の血清では、HI陽性(【greater than or equal】10)とDIB陽性(Greater Than or Equal80)及びHI陰性(<10)とDIB陰性(【less than or equal】40)がよく一致し、自然感染鶏175羽のうち両反応陽性の鶏78例では、両抗体価の相関性は、r=0.81(P<0.01)であった。5)M.gallisepticum(MG)とM.synoviae(MS)の両抗原を用いたDIB抗体価の測定成績と、これらの両抗原を同一の膜片に固定させ、血清の定点希釈法で実施したDIB反応の成績は、い一致率を示し、後者の方法は野外で感染抗体の有無を調べる際の簡便法になるものと考えられる。以上の成績から、マイコプラズマ以外の病原体についても本法の応用が検討され、それらの抗原が同一膜片上に固定されたキットが市販されるなら、DIB法は各種鶏病の簡易・迅速診断〓〓〓
著者
小野 英治
出版者
佐伯史談会
雑誌
佐伯史談
巻号頁・発行日
no.63, pp.15-16, 1970-04
著者
望月 てる代 上田 愛子 石永 正隆
出版者
Japan Society of Nutrition and Food Science
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 : Nippon eiyo shokuryo gakkaishi = Journal of Japanese Society of Nutrition and Food Science (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.339-343, 1998-12-10
被引用文献数
2 2

30~59歳日本人男性100人の脂質の1日摂取量を直接測定した。<br>1) 全脂肪酸, コレステロール, 植物ステロールおよびリン脂質の1日摂取量は44.8g, 295.5mg, 194.1mgおよび2.9gであった。30~39, 40~49および50~59歳代の全脂肪酸の摂取量は51.8, 41.3, 45.1gであり, 飽和脂肪酸の摂取量が30~39歳代と40~49歳代で有意に差があった。<br>2) 魚介類由来の脂肪酸摂取量の平均は1.2gで, n-6/n-3比の平均は4.3であった。<br>3) 30~39, 40~49, 50~59歳代のコレステロールの摂取量は273.8, 274.7および331.3mgであった。コレステロールとリン脂質の摂取量の間には強い正の相関があった。
著者
井東 廉介
出版者
石川県公立大学法人 石川県立大学
雑誌
石川県農業短期大学研究報告 (ISSN:03899977)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.89-100, 1990

現代日本語の統語構造の分析は,格助詞を中心的な手がかりとしている。[名詞句+格助詞]を一つの文構成要素として分析の基盤とするのである。その名称や理論的基盤や展開は日本語学者によって微妙に異なるところもあるが,それぞれの理論構築上の最も基本的な形態上の単位となっていた。特に変形生成文法的日本語分析では,[名詞句+格助詞]を英語のように形態的に同じで語順のみで格標示している共通格と同じように,名詞句と同じ範疇として扱い,格標示形態素は基底構造から派生的に生じるものとしている。即ち,日本語の格助詞を格表示に不可欠の専用的機能語としているわけである。このような考え方が日本語の統語構造のモデル化の主流になっていることは否定できないが,本論では敢えて主要格範疇-「主格」,「目的格(対象格)」-について,いわゆる格助詞の格表示機能の多様性や格助詞無しの格標示を観察し,日本語の統語構造の一般化の基盤から洩れた事実を再確認する。このことによって,日本語統語構造の特徴を独自の形で把握する一資料にしようとするものである。