1 0 0 0 OA 〔謡本〕

巻号頁・発行日
vol.二人静,
著者
浪川 幸彦 黒木 哲徳 三宅 正武 真島 秀行 清水 美憲
出版者
椙山女学園大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究は,学校数学教育カリキュラム策定における数学リテラシー概念の応用に基づき,教員養成数学カリキュラムの開発を行う。先行研究における教員養成数学カリキュラムモデル例の提案を踏まえ,本研究では教員養成数学カリキュラム教材の開発を行うことを主目的とし,事例研究を進めた。また(数学および一般)教員の持つべき数学リテラシー像策定に向けて,大学での数理科学参照基準策定,大学数学基礎教育でのコンピテンシー研究など関連する研究から,数学リテラシー概念の深化を図った。さらに教科内容学会の設立にもつながった。
著者
田中 孝 金子 俊昌 小林 尚子
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.36, no.7, pp.292-292, 1966-07-25

東京女子医科大学学会第137回例会 昭和41年4月22日(金) 東京女子医科大学本部講堂
著者
城谷 典保 桐田 孝史 大地 哲郎 倉光 秀麿 織畑 秀夫
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.768-768, 1977-06-25

東京女子医科大学学会第210回例会 昭和52年4月22日 東京女子医科大学本部講堂
著者
鳥山 まどか
出版者
北海道大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究は、貧困・低所得世帯への貸付に際して行う相談支援のあり方を議論するための資料を提供することを目的としている。日本およびフランスで実践を行っている民間団体・機関へのヒアリング調査から、継続的できめ細やかな相談支援活動を合わせて行うことではじめて貸付が効果を発揮することが明らかになった。また、日本の公的福祉的貸付制度のひとつである母子寡婦福祉資金において相談支援活動の中心的役割を担っている母子自立支援員を対象としたアンケート調査を実施した。各支援員は、多岐にわたる業務で多忙な中でも、「継続的な相談支援」を行うためにさまざまな工夫をしていた。さらに、相談者の相談内容、面談時の状況に関する詳細な相談記録をとることを重視していた。こうした実践を通して、各支援員の中に「効果的な相談支援の方法」といったものが形成されていることが示唆された。
著者
村上 新 北堀 和男 本村 昇 宮田 祐彰 高本 眞一
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

JCCVSD(日本先天性心臓血管外科手術データベース)は2008年8月にweb-base登録を開始、2011年3月時点で参加施設数(希望を含む)は98施設、累積登録手術件数は1,1000件に達し、国内の主要施設はほぼ全て参加し、national databaseと評価されるまでに急速に成長した。医療の質向上に資する目的で、2008年~2009年に登録されたデータを解析しリスクモデルを作成、これに基づきrisk-adjustmentを行ったbench-mark reportを、2011年2月に千葉で開催された第41回日本心臓血管外科学会において、初期参加25施設に手渡し配布した。今後も同様のreportの配布を続けて行く予定である。2011年から、日本小児循環器インターベンション学会、以下JPIC、と日本成人先天性心疾患学会、以下JSACHDが、JCCVSDと同一のインターネット環境を用いたデータベース構築を希望し、現在準備を進めている。JCCVSD-JPIC-JSACHD DBの構築は、小児循環器領域の横断的・網羅的解析を可能とする世界初の試みを可能とする。また、対象の多くが小児であることより、フォロー・アップDB、或いはpatient identifierを用いた施設間医療情報の提供を視野に置いており、今後展開を予定する。
著者
水野 崇志 高 済峯 小林 豊樹 鹿子 木英毅 中島 祥介
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.161-165, 2002-02-01
参考文献数
10
被引用文献数
2

症例は78歳の女性.昭和61年よりB型慢性肝炎で経過観察されており, 平成8年8月頃より, 200μg//dl前後の高アンモニア血症を伴う肝性昏睡が頻回に出現.精査の結果, 上腸間膜静脈瘤の形成と, 下大静脈への短絡を認めた.脳症は内科的治療に抵抗性で, 平成11年4月22日, 短絡路遮断目的に手術を施行.上腸間膜静脈は門脈本管流入部付近より径2cm大の静脈瘤を形成, 末梢側は右卵巣静脈を介して下大静脈へと短絡していた.短絡路の試験的クランプによる門脈圧の上昇が160mmH@S22@E2Oから240mmH@S22@E2Oに留まることを確認した後, 短絡路の遮断および静脈瘤の切除を施行した.ドップラーUSにて門脈血流量は術前に比較して著明に改善し, 術後に血中アンモニア値は50μg/dl以下に低下, 肝性脳症も完全に消失した.肝血流量の増加によると思われる肝予備能の改善も見られ, 現在元気に日常生活を送っている.
著者
前田 瑞夫 高原 淳 高井 まどか 栗原 和枝 長崎 幸夫 三浦 佳子 菊池 明彦 松岡 秀樹 北野 博巳 佐藤 縁 熊木 治郎 山岡 哲二 宮原 裕二
出版者
独立行政法人理化学研究所
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2008-11-13

本領域では、ソフト界面に関わる先導的研究や若手研究者による挑戦的研究を糾合・組織化することにより、ソフト界面が示す新奇現象を解明し、その特性を活かした新機能材料を創出することを目指して研究を進めてきた。その成果は年度ごとの成果報告書・公開シンポジウム等により積極的に発信してきたが、それだけでは領域の全体像が見えにくいのも事実である。この点を補うために領域横断的な共通課題について公開ワークショップを開催することで俯瞰的な見方からの成果発信に努めてきた。この度、5年間の研究を取りまとめることで、新しい学術領域の確立という観点から、研究成果の全体像の公開・普及と内外の関連研究者のより一層の交流ならびに若手研究者の育成に努めた。具体的には、最終報告会として7月に東京大学駒場キャンパスにて公開シンポジウムを開催し、また同時にニュースレター12号を発行し配布ならびにウェッブ公開することで、成果の普及、領域内外の研究者との交流に努めた。また年度末の3月には、領域内の研究発表会を開催し、本領域研究に参画した研究者の互いの交流や成果取り纏め、ならびに今後の活動に関する意見交換を行った。10月には領域代表者の前田が日本化学会にて、また11月には事務担当者の長崎が日本バイオマテリアル学会大会にて、本領域の成果をアピールする招待講演を行ったほか、各研究グループにおいては、各自アウトリーチ活動の継続による国民の理解深化に努めた。一方で、領域ホームページの継続運用により持続的に広報活動を行った。また日本MRSに「ソフトインターフェース研究会」の設置を申請し、今後の継続的発展のためのプラットフォームを構築した。さらには、ソフト界面に関する英文教科書の執筆・編集を引き続き進めている。
著者
川北 祝史 宮武 伸行 瀧川 智子 汪 達紘 荻野 景規 沼田 健之
出版者
岡山医学会
雑誌
岡山医学会雑誌 (ISSN:00301558)
巻号頁・発行日
vol.119, no.2, pp.165-171, 2007-09-03 (Released:2008-07-04)
参考文献数
11

We compared the status of stress with and without metabolic syndrome in Japanese. We used data for 774 men and 1,136 women who had received annual health checkups at Okayama Southern Institute of Health. Status of stress was evaluated using a stress check provided by the Department of Public Health, Nihon University. Metabolic syndrome is defined by new criteria in Japan. Physical stress was significantly higher in men with metabolic syndrome than in men without it. However, the ability of coping with stress in men with metabolic syndrome was significantly higher than that in men without it. Thus a linkage between metabolic syndrome and the status of stress was characteristic in Japanese men.
著者
安井 裕之 吉川 豊 廣村 信
出版者
京都薬科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

数種類の亜鉛錯体について、配位子・錯体の合成、物性解析、インビトロ実験(ラット遊離脂肪細胞、マウス由来3T3-L1培養脂肪細胞、ラット小腸由来α-グルコシダーゼ、ブタ膵臓由来リパーゼ)による活性評価、実験モデル動物を用いたインビボ実験による検討を行った。その結果、天然物であるトロポロンの誘導体を配位子とした亜鉛錯体の中に、従来と比較してより高い血糖効果作用を有する高活性のチオトロポロン亜鉛錯体を見出した。さらに、経口投与による高い血糖降下作用が見出されたチオトロポロン亜鉛錯体に関して、体内動態解析にもとづいた標的臓器の特定、および抗肥満作用の検討を行った。その結果、本錯体は主に肝臓と筋肉に分布し、これらの臓器に作用して糖代謝を改善させた。一方、脂肪組織には分布せず、脂肪組織には作用しなかった。この体内動態特性により、本錯体は肥満抑制効果を示さず、むしろ、高脂血症を亢進させる副作用が認められた。これは、肝臓で産生されたトリグリセライドが脂肪組織へと効率的に蓄積されなかったためと考えた。今後は、糖代謝を司る肝臓、筋肉に加えて脂肪組織にも移行して作用する亜鉛錯体、すなわち、脂肪組織へ高濃度に分布して、その機能を正常化させる亜鉛錯体を分子設計する必要があると結論された。
著者
鈴木 一之 井関 邦敏 中井 滋 守田 治 伊丹 儀友 椿原 美治
出版者
The Japanese Society for Dialysis Therapy
雑誌
日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.43, no.7, pp.551-559, 2010-07-28
参考文献数
40
被引用文献数
3 2

透析条件・透析量と生命予後の関係を明らかにするため,日本透析医学会の統計調査結果を用いて,後ろ向き・観察的な研究を行った.2002年末の週3回施設血液透析患者を対象に,事故・自殺を除く死亡をエンドポイントとして,患者の透析条件・透析量と2003年末までの1年死亡リスク,および2007年末までの5年死亡リスクについて,ロジスティック回帰分析を行った.2002年末の平均的透析条件は,透析時間239分,血流量(Qb)192 mL/分,ダイアライザ膜面積(膜面積)1.55 m<SUP>2</SUP>,透析液流量(Qd)486 mL/分であった.また,尿素の標準化透析量(Kt/V urea)は平均1.32,指数化しない透析量(Kt urea)は平均40.7 Lであった.予後解析の結果,透析時間は240分以上270未満を基準として,それより透析時間が短い患者群で死亡リスクが高く,透析時間が長い患者群で死亡リスクが低い傾向を認めた.Qbは200 mL/分以上220 mL/分未満を基準として,それよりQbが少ない患者群で死亡リスクが高く,Qbが多い患者群で死亡リスクが低い傾向を認めた.膜面積は1.2 m<SUP>2</SUP>未満の患者群で死亡リスクが高かったが,それ以外の膜面積と死亡リスクの関係は明確ではなかった.透析量はKt/V urea 1.4以上1.6未満またはKt urea 38.8 L以上42.7 L未満を基準として,それより透析量が少ない患者群では死亡リスクが高く,それより透析量が多い患者群で死亡リスクが低かった.以上の傾向は,残腎機能がないと仮定が可能な,調査時点で透析歴5年以上の患者で顕著であった.一般的な週3回血液透析では,平均的な透析条件・透析量よりも,透析時間の延長やQbの増加によって透析量を増大させることが,患者の生命予後の改善につながる可能性が示唆された.
著者
大澤 弘典 森川 幾太郎
出版者
山形大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

本研究は,数学の応用,モデリングといった視座からの実践的な研究であり,とりわけ中学校の数学の授業のあり方に焦点をしぼり研究を推進している。これまで授業で取り扱いが困難であるとされた題材の教材化を目指し,現実世界における問題を,数学の授業で積極的に取り扱おうと試行している。また,研究の方法としては,いわゆるアクションリサーチを採用している。実際の授業研究に対し,研究者として単に参与観察の立場に留まらず,指導者(授業者)として授業の構想や展開に直接的に深く関わる方法を採用している。本研究で開発した主な教材は,「生活の中の数学(学校図書)」にまとめ発信している。そこでは次のような20の教材を具体的に紹介している。第1話 鶏卵の重さを調べる 第2話 ひと裁ち折り紙:アルファベットの巻き第3話 最適なバトンパスを求める 第4話 三角グラフの利用第5話 群論を背景とした模様づくり 第6話 個人的な意志決定と社会的意思決定第7話 じゃんけんに必勝法がある!? 第8話 2時+3時=?第9話 ミカンの表面積を探る 第10話 日常的表現と数学的表現第11話 スライドパズルの探究 第12話 フラクタル模様からの刺激第13話 ISBNの秘密を探る 第14話 誤り訂正符号の教材化第15話 数学で生け花を捉える 第16話 Kielaというアフリカの遊び第17話 現代暗号に活きる数学 第18話 あみだくじのベクトル的な扱い第19話 高度測定板による測量 第20話 πの探究
著者
茨田 通俊 吉元 信行 田辺 和子
出版者
(財)東方研究会
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

タイ所伝Pannasajataka(五十本生話)中の物語のうち、第1話〜第39話は序列が明確であり、これらを中心に研究を進めて来た。このうち大谷大学図書館所蔵貝葉写本に含まれる25話の物語については、既にローマ字転写が終わっており、本研究では大谷貝葉には含まれない第1話〜第11話、第19話〜第21話について分担を決め、各自でローマ字転写、校訂、翻訳の作業を進めた。対照すべき資料として、研究分担者の田辺和子が将来したタイ国立図書館所蔵A、B、C、Dの貝葉写本、バンコクのWat Pho寺院所蔵の貝葉写本等を利用した。その結果補助金交付期間内に、約10話のローマ字転写を終えることができた。翻訳については新たに4話の訳出が完了し、第2話Sudhanakumarajatakaの校訂が田辺によってなされた。また大谷大学等において年度ごとに3〜4回の研究会を開き、研究者間で意見・情報の交換を行った。その中で、タイ所伝Pannasajatakaのローマ字転写、校訂本作成に当たってのガイドラインをまとめ、将来の出版に向けての布石を打った。補助金交付期間内に、国内外で調査を頻繁に実施した。海外へはタイを中心に赴き、現地の研究者から有益な情報を得ると共に、貴重資料の閲覧に成功した。国内では、大正大学図書館、金沢大学付属図書館の暁烏文庫において貝葉写本の調査を行い、横浜のアジア造形文化研究所を訪問した。思想研究としては、ビルマ版Zimme Pannasaや北タイ版Pannasajatakaとの比較によって、伝承した地域による内容の相違を検討することで、Pannasajatakaの起源に迫ることができた。また異なる物語間の関係の把握が、今後の課題として認識された。研究成果については、日本印度学仏教学会、パーリ学仏教文化学会等で、各自が口頭発表を行い、内外の学術雑誌、論文集に関係論文を掲載した。今後は、Pannasajatakaのうち第39話までの物語のローマ字転写を早急に完成させ、校訂と和訳を進める必要がある。さらに未着手の第40話以降のついても作業を始める予定である。
著者
佐藤 庄衛 世木 寛之 尾上 和穂 今井 亨 田中 秀樹 安藤 彰男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.136, pp.9-15, 2000-06-15
被引用文献数
4

ニュース番組に対する自動字幕放送の字幕付与率向上を目的とした適応音響モデル作成法を提案する.提案手法では, 大規模学習音声データベースから適応データを選択する方法として, GMMを用いた2段階クラスタリングを行い, クラスタごとに適応音響モデルを作成する.本手法を用いて, 4つのニュース番組1日分の認識実験を行った結果, クラスタ数を12としたときに最大の効果が得られ, 本手法を用いないベースラインに比べ, 33%のWER削減率, 25%のデコード所要時間削減率が得られた.また, 音響モデルの決定に使用する入力音声を文頭の0.4秒に制限してもモデル選択精度が変わらなかった.この場合, 認識に使用する音響モデルの決定に必要となる時間を考慮した全体の所要時間でも18%の削減率が得られた.
著者
深澤 裕
出版者
独立行政法人日本原子力研究開発機構
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

氷およびクラスレートハイドレートの水素原子の配置を中性子回折および散乱の実験で研究した。水素が秩序化する温度と圧力の条件を新たに明らかにした。また、結晶内部の拡散と秩序化の機構を原理的に解明した。これらの結果に基づき、宇宙に強誘電体の氷が広く存在するとの仮説を発表し、その実証に向けた実験と観測計画を提案した。
著者
神岡 理恵子
出版者
早稲田大学
雑誌
若手研究(スタートアップ)
巻号頁・発行日
2007

二年間の研究期間を通じ、ヴェネディクト・エロフェーエフという作家の創作初期から中期に該当する部分の資料収集と研究をとりわけ重点的に行なった。その成果の一部は二本の研究論文で発表済みである。またロシア国立図書館および作家の故郷にあるエロフェーエフ博物館での資料収集・閲覧と、関係者への聞き取り調査を実施し、今後の研究継続にも有効となるロシアの研究者たちとの研究協力体制を構築した点も大きな成果であった。