著者
満塩 大洸 安保 雄次
出版者
高知大学黒潮圏研究所
雑誌
くろしお. 特別号 : 高知大学黒潮圏研究所所報 = Report of the Institute of the Kuroshio Sphere, Kochi University. Special series (ISSN:09147225)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.104-113, 1995-09-15

From the view ponts of Multi-Dimensional Science, the components of human being were studied as well as the mental world and that after death. The human body is composed by the visible and invisible components, and the former is the 3rd-dimensional physical body, and the latter is usually called spirit and soul, those are more precisely 3.5- to 9th-dimensional body that are called Ether, Astral, Mental, Causal, Buddy, Atoman and Monad by Theosophy. And each comparison on the worlds after death is correlated with many literatures.
著者
原田 峻
出版者
日本NPO学会
雑誌
ノンプロフィット・レビュー (ISSN:13464116)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.1-12, 2015 (Released:2015-10-06)
参考文献数
20
被引用文献数
4

本稿では,2011年6月の特定非営利活動促進法改正と新寄付税制をめぐる政策過程について,唱道連合フレームワークを用いて分析した.民主党政権の発足直後には,自民党税調-財務省主計局連合の弱体化と「新しい公共」連合によるアジェンダ設定を受けて,「新しい公共」連合と外部の専門家による政策志向的学習が進められ,閣法でのNPO法改正・新寄付税制の大枠が固められた.だが,ねじれ国会によって民主党政権単独での政策実現が困難になると,「新しい公共」連合・NPO議員連盟・全国知事会という3つの唱道連合での調整が,衆議院法制局・総務大臣政務官を政策ブローカーとしながら進められた.そして,東日本大震災という外部ショックを受けながら,「シーズ=市民活動を支える制度をつくる会」を政策ブローカーとしてNPO議員連盟と背後の各党の調整が進められ,NPO法改正が議員立法として,新寄付税制が閣法として,それぞれ成立した.
著者
久田 孝
出版者
石川県公立大学法人 石川県立大学
雑誌
石川県農業短期大学研究報告 (ISSN:03899977)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.7-60, 1998-12-15 (Released:2018-04-02)

わが国をはじめ東アジア,東南アジア諸国では古くから多種類の海藻が食されており,近年においてはその健康に対する機能性が注目されている.しかし,腸内菌叢(フローラ)が宿主の健康へ影響を及ぼすことはよく知られているにも関わらず,海藻の摂取と腸内菌との関連についての研究はこれまでほとんど行われていなかった.そこで本研究では,日常からよく食される海藻と,海藻多糖類(食物繊維)の健康への影響をin vitroおよびラットを用いた実験を行い,腸内環境の面から検討した.第1章ではヒト糞便フローラおよび腸内の代表的な菌株による海藻多糖類(アルギン酸ナトリウム,ラミナラン,カラギーナン,寒天,セルロース)の発酵性を検討した.その結果,褐藻類中の多糖類であるラミナランおよびアルギン酵ナトリウムが腸内フローラにより発酵され,酢酸や乳酸など数種類の短鎖脂肪酸(SCFAs)が生成された.とくにラミナランは腸内菌によって,より強く発酵された.アルギン酵ナトリウムをBacteroides ovatusが,またラミナランをB. ovatusおよび数種のClostridiumが発酵した.さらに乾燥褐藻製品22種類についてラミナランおよびアルギン酸を粗抽出した.海藻種または製品によって大きく異なるが,粗アルギン酵は各製品から10%(w/w)以上,多くの場合約20〜30%回収された.一方,ラミナランはヒダカコンブ,ヒダカ根コンブおよびアラメの3種類から検出され,それぞれ含有量は0.6, 4.0および10.9 %とアラメから最も多く回収された.第2章では9種類の海藻(コンブ,ワカメ,メカブ,アラメ,モズク,ヒジキ,アオノリ,アオサ(ビトエグサ),ノリ(アマノリ))食7日間投与のラット盲腸内フローラおよび血清脂質レベルに及ぼす影響を検討した.腸内環境に対し,1%海藻食ではbifidobacteria菌数またはその占有率が増加傾向にあり有用な影響を示したが,5%海藻食では海藻種によって様々で,メカブおよびノリはbifidobacteria菌数または占有率を有意に増加させたが,その他の海藻類は様々な菌群に対して抑制的な作用を示した.5%海藻食を摂取させたラットでは一様に血清トリグリセリド(TG)が低下した.第3章では2%海藻多糖類(ラミナラン,カラギーナン,寒天,アルギン酸ナトリウム(HAG ; 通常の高粘度・高分子量およびAG5 ;分子量約50,000))のラット盲腸内フローラおよび血清脂質レベルに及ぼす影響を検討した.ラミナランおよびAG5は,bifidobacteria菌数および占有率の増加傾向,盲腸内pHの低下など,腸内環境に対して有用な影響を示した.またこれらの作用はそれぞれ0.4%食という低濃度でも認められたが,高濃度(8%または10%)食の摂取では下痢様の症状をきたした.血清総コレステロール(TC)の抑制はAG5食のみで有意に示された.第4章では過剰量の海藻を摂取した際の多糖類の摂取とは矛盾する様々な菌群に対する抑制的な作用について検討するため,5%アラメ粉末,それに相当する量の粗抽出多糖類(粗ラミナラン,粗アルギン酸,難溶性多糖類)およびメタノール抽出物(多糖類は合まれない)を7日間投与したラットの,盲腸内フローラおよび血漿脂質等を調べた.粗抽出多糖類,特に粗ラミナランの摂取によりbifidobacteriaおよびlactobacilliの菌数は増加したが,メタノール抽出物の摂取により減少の傾向であり,アラメ粉末食を摂取した場合はbifidobacteriaに変動はなく,lactobacilliは減少した.アラメ粉末により糞便重量の増加が顕著で,粗抽出多糖類による増加量と著しい差があった.粗アルギン酸食以外の試験食で血漿TGおよびTCは減少,および減少の傾向が示され,メタノール抽出物は血漿TGを抑制したがTCには影響しなかった.第5章ではラミナラン摂取による盲腸内bifidobacteria増加の要因を調べるため,腸内のラミナラン分解菌C. ramosumによって分解生成される低分子の糖類が,腸内のラミナランを利用できない菌株の発育に対する影響をin vitroで検討した.C. ramosumによりラミナランから単糖,二糖および三糖類が培養液中に生成され,これらの分解生成物はBifidobacteriumやEnterococcusなど乳酸菌の発育を促進させることを示した.以上の結果から,摂取された発酵性の海藻多糖類,ラミナランおよび低分子量のアルギン酸ナトリウム(AG5)などは,腸内の分解菌により単糖類,オリゴ糖類に分解された後,ビフィズス菌に利用され,健康に対して有用な影響をもたらすと考えられる.海藻そのものを摂取した場合には,その摂取量により異なった影響が現われることが示されたが,通常の摂取量(1%w/w)では有用であると考えられる.また,過剰量の海藻の摂取と各多糖類の摂取の影響が異なっており矛盾する点があるようにみえるが,海藻中の多糖類以外の成分も腸内フローラの変動に深く関わっていることが示唆された.

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1942年02月21日, 1942-02-21
著者
岩井 聡美
出版者
一般社団法人 日本獣医麻酔外科学会
雑誌
日本獣医麻酔外科学雑誌 (ISSN:21896623)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.1-13, 2021 (Released:2021-07-06)
参考文献数
67

現在、猫の尿管結石症に遭遇する機会は年々増加しているが、ほとんどがシュウ酸カルシウム結石であり、尿管閉塞の原因となる。猫の尿管閉塞は結石自体によるものと、尿管の線維化や肉芽腫形成によって起こる二次的なものが存在する。結石が存在しない場合もあるため、超音波検査にて腎盂や尿管の拡張が認められた場合には、尿管閉塞を疑って精密検査の実施が推奨される。片側の尿管における閉塞や狭窄であれば、重篤な病態に陥ることは少ないが、両側の尿管に閉塞が生じるとかなり重篤な状況での対処が必要となる。また、前述のようにほとんどがシュウ酸カルシウム結石であるために、外科的治療法が適応となる。猫では急性腎障害を発症した後、尿管閉塞を解除しても尿細管間質の線維化が進行しやすい病態変化を示し、慢性腎臓病へと移行しやすいと考えられている。今回、猫における尿管結石の原因、病態変化、臨床症状、診断法、治療法、および予後管理を中心に解説する。
著者
桐戸 敬太
出版者
一般社団法人 日本血栓止血学会
雑誌
日本血栓止血学会誌 (ISSN:09157441)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.376-382, 2021 (Released:2021-08-31)
参考文献数
48

本態性血小板血症(essential thrombocythemia: ET)の予後を規定する因子は,血栓・出血の合併,骨髄線維症や急性骨髄性白血病への移行および他の固形腫瘍の合併であるが,現時点では,ETを治癒に導く治療は確立されていないため,治療の目標は血栓・出血の抑制が主体となる.血栓・出血のリスクを評価し,それに沿って治療の選択がなされる.従来は,年齢と血栓・出血の既往歴のみに基づいてリスク分類が行われてきたが,最近ではドライバー変異の種類と心臓血管リスク因子の有無なども取り入れられている.さらには,非ドライバー変異の存在の影響も検討されている.治療手段は,アスピリンを用いた抗血小板療法と細胞減少治療に大別される.細胞減少治療としては,ハイドロキシカルバミドとアナグレリドがともに第一選択薬として位置付けられている.新たな治療薬としては,JAK阻害剤ルキソリチニブおよびインターフェロン等があり臨床試験が進んでいる.
著者
田中 愛実 三間 洋平 安部 裕子 礒田 健太郎 井村 隼 大原 真理子 上田 直子 池田 充 庄田 武司 森川 雅史 大坪 亮一
出版者
一般社団法人 日本脳卒中学会
雑誌
脳卒中 (ISSN:09120726)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.429-434, 2020 (Released:2020-09-25)
参考文献数
15

要旨:症例は21 歳女性.入院1 週間前より発熱,頭痛,腹痛,血便がみられるようになった.入院当日に左不全片麻痺を来し,来院した.入院時検査で血小板減少,凝固線溶系の異常を認め,画像検査で多発性出血性脳梗塞と脳静脈,上腸間膜静脈,右大腿静脈の血栓症を認めた.劇症型抗リン脂質抗体症候群を疑い,ステロイドパルス療法とヘパリンによる抗凝固療法を開始した.入院3日目に右前頭葉および側頭葉の血腫増大を認めたため緊急開頭術を行った.抗リン脂質抗体陽性が判明し,劇症型抗リン脂質抗体症候群と診断した.血漿交換,リツキシマブ,シクロホスファミド静注療法を追加した.その後疾患活動性は低下し,プレドニゾロンとワルファリンによる維持療法に移行し再燃なく経過した.1 週間以内に複数臓器に静脈血栓症を来し,急激に重篤化する症例では,劇症型抗リン脂質抗体症候群を念頭に置き,迅速な精査加療を行う必要がある.
著者
米地 文夫
出版者
東北地理学会
雑誌
季刊地理学 (ISSN:09167889)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.37-41, 1994-03-25 (Released:2010-04-30)
参考文献数
10
著者
Kotoko Fukui Kouhei Ohnishi Yasufumi Hikichi Akinori Kiba
出版者
Japanese Society for Plant Biotechnology
雑誌
Plant Biotechnology (ISSN:13424580)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.87-92, 2023-03-25 (Released:2023-03-25)
参考文献数
36

Phospholipid signaling plays an important role in plant immune responses. Here, we isolated two phospholipase C4 (PLC4) orthologs in the Nicotiana benthamiana genome, designated as N. benthamiana PLC4-1 and PLC4-2 (NbPLC4-1 and NbPLC4-2). We created NbPLC4-1- and NbPLC4-2- silenced plants. Induction of the hypersensitive response (HR), including HR cell death and bacterial population reduction, was accelerated in both NbPLC4-1- and NbPLC4-2-silenced plants challenged with N. benthamiana-incompatible Ralstonia solanacearum 8107. The NbPLC4-1- and NbPLC4-2-silenced plants also showed enhanced expression of Nbhin1, a HR marker gene. Expressions of genes for salicylic acid (SA) and jasmonic acid (JA) signaling were drastically increased in NbPLC4-1- and NbPLC4-2-silenced plants by R. solanacearum inoculation. In addition, NbPLC4-1 and NbPLC4-2 silencing triggered reactive oxygen species (ROS) hyper-production. These results suggest that NbPLC4s are closely associated with JA, SA, and ROS signaling and act as negative regulators of the HR in N. benthamiana.
著者
河合 賢 岸川 直人 伊藤 敬 足立 史朗
出版者
公益社団法人 日本臨床細胞学会
雑誌
日本臨床細胞学会雑誌 (ISSN:03871193)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.31-34, 2003-01-22 (Released:2011-11-08)
参考文献数
10
被引用文献数
1

背景:glomus腫瘍は毛細血管の先端にある神経筋性装置に由来する良性腫瘍で, そのほとんどは四肢末端や爪床に発生する. 胃粘膜下腫瘍として発生し, 術中迅速細胞診にて推定し得たglomus腫瘍を経験したので報告する.症例:32歳, 女性. 高度貧血の原因精査の過程で, 出血を伴う胃粘膜下腫瘍が認められた. 術中の捺印細胞診では, 単一で異型度の低い腫瘍細胞が結合性の強い小集塊を形成しているのが認められた. クロマチンパターンが均上一で結合性の強い像からglomus腫瘍が疑われた. 組織診断において細胞像を反映する典型的なglomus腫瘍の像が確認され, 免疫組織染色の結果も併せて診断が確定した.結論:小型類円形の均一な腫瘍細胞からなる胃粘膜下腫瘍としてはcarcinoid腫瘍が鑑別にあげられるが, 腫瘍細胞の結合性の強さやクロマチンの性状から, その鑑別は比較的容易と考えられた.
著者
藤代 裕之
出版者
一般社団法人 社会情報学会
雑誌
社会情報学 (ISSN:21872775)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.143-157, 2019-12-31 (Released:2020-01-18)
参考文献数
24

本研究は,2018年に行われた沖縄県知事選挙に関するフェイクニュース検証記事を事例に,地方紙である沖縄タイムスのニュース制作過程を,地方紙のニュースバリューである「地域性」,「取材先」,「社内」,「同業他社」をインターネットメディアとの関係性を考慮に入れながら明らかにしたものである。3人の記者の聞き取り調査から,フェイクニュースを取材することで,これまでは異なると考えられていた既存メディアとインターネットメディアのニュースバリューが重なり,インターネットメディアであるバズフィード日本版が「同業他社」として位置づけられたことが分かった。これにより,候補者間で偏りが生じないよう報道するという記者が捉えていた選挙報道のニュース制作過程の公平性の「原則」が揺らぐことになった。また,地理的環境に左右されないインターネットメディアにより,地方紙が重視するニュースバリュー「地域性」に二重性が生じた。これらの変化が,これまでの地方紙のニュースバリューで取材を進める記者に戸惑いを生むことになった。選挙時のフェイクニュース検証記事における課題として,公平性についての議論が必要である。本研究の調査対象者は限られており,フェイクニュース検証記事の制作過程を一般化することは難しいが,フェイクニュース検証というソーシャルメディア時代の新たなニュース制作過程を明らかにしたという点で意義がある。
著者
須田 一幸 竹原 均
出版者
日本ファイナンス学会 MPTフォーラム
雑誌
現代ファイナンス (ISSN:24334464)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.3-26, 2005-09-30 (Released:2018-12-07)
参考文献数
32
被引用文献数
1

本研究は,第1に,残余利益モデルと割引キャッシュフローモデルを用いてロング・ショート・ポートフォリオを構築し,ポートフォリオ・リターンの発生構造を分析する.ポートフォリオ・リターンの推移を月次で観察した結果,残余利益モデルに基づきロング・ショート・ポートフォリオを構築した場合,ポートフォリオの構築後6カ月間について大きなリターンを獲得できることが明らかになった.本研究は,第2に,残余利益モデルの推定と会計利益の質との関係を究明するため,ポートフォリオの構成企業が公表した会計利益における会計発生高と異常発牛高を分析した.その結果,残余利益モデルに基づいて作成したロング・ショート・ポートフォリオと,異常発生高によるロング・ショート・ポートフォリオにおけるリターンの間に,統計的に有意な関係が存在していることがわかった.さらに,異常発生高を計測し会計利益の質をコントロールした上で,残余利益モデルによる株式価値評価を実施すれば,株式価値評価の精度は向上するということが判明した.

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1915年10月28日, 1915-10-28
著者
山田 浩喜 佐藤 忠彦
出版者
日本行動計量学会
雑誌
行動計量学 (ISSN:03855481)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.83-98, 2022 (Released:2022-11-10)
参考文献数
44

Drug stores have recently expanded in size and widened available product categories. Efficient store management requires accurate and rapid data analysis and in-depth understanding of customers' purchasing characteristics. In this study, we apply the block clustering method to point-of-sale (POS) data with identifications (IDs) in drug stores in Japan's Gifu region to examine the purchasing characteristics of product categories. Since this method can simultaneously evaluate customers and product categories, it is possible to investigate data more easily and quickly than other analytical methods used for customers and product categories. We construct blocks combining clusters of customer and product categories and identify the customers that stores should prioritize and specific product categories that should bolster marketing measures. This study proposes a method that retailers can employ when considering decisions on marketing activities such as product lineups, sales floor layouts, or pricing strategies.
著者
牛来 千穂子 水落 文夫 内山 治樹
出版者
日本コーチング学会
雑誌
コーチング学研究 (ISSN:21851646)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.177-188, 2023-03-20 (Released:2023-03-31)
参考文献数
40

This study aimed to develop a “questionnaire for shared mental models of a basketball team”, based on the classification of shared mental models by Cannon-Bowers et al. (1993), and examine its reliability and validity. We conducted a questionnaire survey with 453 players from university basketball clubs in Japan. Based on an exploratory factor analysis, four factors and 16 items were extracted. The four factors corresponded to the classification of the shared mental models. The following results were obtained regarding the reliability and validity of the “questionnaire for shared mental models of a basketball team”: 1) Its reliability was confirmed via sufficient internal consistency, temporal stability of Cronbach's alpha, and retest reliability coefficients. 2) A significant correlation was found between the developed scale and factors of an existing scale. The average score of each factor of the team with a high competition level was significantly high. Therefore, the scale's criterion-related validity was supported. 3) As a result of confirmatory factor analysis, the goodness-of-fit of the model was recognized. Additionally, the validity of the construct of the developed scale was supported. Thus, the “questionnaire for shared mental models of a basketball team” had high reliability and validity. Furthermore, it appropriately evaluated shared mental models in basketball. In conclusion, we developed a new simple scale that conformed to the classification of shared mental models by Cannon-Bowers et al. (1993) and could be used in the field of competition. The results of this study provide a new perspective on team building in basketball.