著者
小向 将弘
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.360, pp.126-139, 2000-05-01
被引用文献数
1

CD-R/RWドライブは、いまやリムーバブル記憶装置の主役である。音楽CDの自分流ベスト盤を作ったり、仕事環境を丸ごとバックアップできるなど、ほかの記憶装置にはない便利さを備えているのが魅力だ。そのうえ、ドライブやメディアの価格が劇的に下がって入手しやすくなった。CD-R/RWを使い始めるなら今がチャンス。
著者
秋山 由美 齋藤 悦子 榎本 美貴 辻 英髙 近平 雅嗣 吉田 昌史
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.87, no.6, pp.721-725, 2013-11-20 (Released:2015-02-18)
参考文献数
13

3種のBordetella 属菌(B. pertussis,B. parapertussis,B. holmesii)の同時検出をコンベンショナルPCR 法で試みた.4 種の挿入配列遺伝子(IS481,IS1001,IS1002 およびhIS1001)を増幅ターゲットとする 4 組のプライマーを混合したマルチプレックス法で,選択的な検出が可能となった.検出限界は 3 種の Bordetella 属菌の各 DNA 濃度として 5fg/μL であった.なお,低濃度のB. pertussis とB. holmesii の確認には,LAMP 法も併用した. 本法を 2012 年度に感染症発生動向調査の定点医療機関から百日咳疑いで搬入された病原体検査の 42 検体(咽頭ぬぐい液 23 件,鼻腔ぬぐい液 19 件)に適用し,12 検体から B. pertussis を検出した.このうち 8 検体は,保育所を中心とする集団発生事例のものである.病原体サーベイランスにおいて,本法は 3 種の Bordetella 属菌の検査を同時にかつ低コストで行うことができた.
著者
Mani Ganesh Kumar 齋藤 飛鳥 八十田 穰 槌谷 和義
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.461-462, 2018

<p>Methods to rapidly analyze the single cell metabolic activity is a vital way to study in detail about the body dysfunction, cell proliferation, cell survival and carcinogenesis towards particular drug intake or any kind of diagnosis. As a main task of this project, we plan to fabricate three electrodes (working, reference and counter) in a single microneedle about the tip diameter of 1 μm - 3 μm and length about 3 mm for identification of several metabolites in single cell. A combination of electro polishing (to create needle) and sputtering (to deposit electrodes) will be employed to fabricate microneedle electrodes.</p>
著者
斎藤 飛鳥 森 一華 吉田 俊久
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.12, no.4, pp.75-78, 1998
被引用文献数
1

大学、教員養成学部における安全教育には、一般論として (1) 災害に対処するため、(2) 学生が教諭になった時、児童・生徒の安全を確保するため、そして科学教育に関して学生が (3) 講義、演習、観察・実験の履修のため、 (4) 教諭になった時、児童・生徒に観察・実験を指導できるため、のものがある。本報告では主に、化学系実験教育について (3) と (4) をまとめる。学生が実験を実体験できるならば、それに勝るものはないが、教員養成学部はスタッフ、スペース、予算、ともに学生数に較べて少ない。多数の学生への化学実験実施で安全教育を行うことは困難なので、講義の中で簡単な安全実験教育を試みた。
著者
泉 翔太 堀 太成 山根 達郎 全 邦釘 藤森 祥文 森脇 亮
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
AI・データサイエンス論文集
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.398-405, 2020

<p>災害時におけるソーシャル・ネットワーキング・サービスへの投稿には救助や避難に有効な情報が含まれているが,情報収集における活用は未だ十分なされていないといえる.本研究では,様々な投稿の中から災害に関連するキーワードを含む投稿を取得し,有効な情報が含まれているかを判別するDeep Learningモデルを構築し,モデルが着目している単語を可視化した.さらに,投稿から位置情報を抽出することでマッピングを可能にした.構築したDeep Learningモデルは高い精度で投稿を分類できることが示された.また,位置情報も概ね正しく抽出することが示された.これにより,災害時の投稿の分類における有効性が示唆された.</p>
著者
猪八重 拓郎 永家 忠司 外尾 一則
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画. 別冊, 都市計画論文集 = City planning review. Special issue, Papers on city planning (ISSN:09131280)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.541-546, 2009-10-25
参考文献数
7
被引用文献数
1

本研究の目的は、駅を核とした街路網形成の過程と道路網のまとまりをスペース・シンタックス理論の応用により明らかにすることにある。対象は佐賀駅及びその周辺市街地であり、まず、明治32年から平成17年までの7時点の地図よりGISを用いてアクシャルマップを作成した。次に、佐賀駅を中心とした場合のシステム境界の設定を逐次的に行い、各Stepにおけるインテグレーション値を算出することにより、経年的に佐賀駅を中心とした街路網がどのような中心性を持ち形成されてきたかを明らかにした。さらに、インテグレーション値より都市エントロピー係数を算出し、佐賀駅を核とする道路網のまとまりについて分析を行った。その結果Step3における街路網がまとまりが強いことがわかり、この範囲に含まれる建物用途別集積とStep3以降システムのインテグレーション値との関係性から、これらの建物集積がより広域なシステムに依拠していることが明らかとなった。このことは、佐賀駅を核とする道路網のまとまりと市街地の利用としての建物用途の乖離を示す結果となった。

2 0 0 0 OA 宝物集

著者
平康頼 [著]
出版者
富山房
巻号頁・発行日
1927
著者
加藤 雅也
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR HORTICULTURAL SCIENCE
雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science (ISSN:18823351)
巻号頁・発行日
vol.81, no.3, pp.219-233, 2012 (Released:2012-07-21)
参考文献数
52
被引用文献数
52 81

カンキツは,果実に様々なカロテノイドが含まれる.カンキツ果実のカロテノイド含量および組成は,品種間において非常に多様である.ウンシュウミカン(Citrus unshiu Marc.)は,砂じょうに β-クリプトキサンチンを主に集積する.バレンシアオレンジ(Citrus sinensis Osbeck)は,砂じょうに主にビオラキサンチンを集積する.リスボンレモン(Citrus limon Burm.f.)は,砂じょうに低レベルのカロテノイドを集積する.カンキツ果実の成熟過程におけるカロテノド集積メカニズムを解明するために,カロテノイドプロフィールの異なる上記カンキツ 3 種を用いて,カロテノイド生合成および代謝分解に関わる遺伝子の発現を比較,調査した.その結果,カンキツ果実のフラベドおよび砂じょうにおけるカロテノイドの集積は,カロテノイド生合成および代謝分解に関わる遺伝子の発現により,高度に調節されていることが明らかとなった.‘たまみ’は,‘清見’(Citrus unshiu Marc. × Citrus sinensis Osbeck)に‘ウィルキング’(Citrus nobilis Lour. × Citrus deliciosa Ten.)を交雑して,育成された品種である.砂じょうに,ウンシュウミカンより多く β-クリプトキサンチンを蓄積する‘たまみ’における β-クリプトキサンチンの集積メカニズムを解明するために,‘たまみ’のカロテノイド生合成および代謝分解に関わる遺伝子の発現を調査した.その結果,‘たまみ’における β-クリプトキサンチンの集積メカニズムは,ウンシュウミカンと同様のメカニズムであることが明らかとなった.また,最近の研究では,培養した砂じょうを用いて,カロテノイド含量および組成を調節する要因について調査した.
著者
山田 健二 須藤 明治
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.183-186, 2018 (Released:2018-03-01)
参考文献数
22
被引用文献数
1 1

〔目的〕足把持力と足関節周囲筋との関係について明らかにすることとした.〔対象と方法〕健康な男子大学生8名を対象とした.足把持力の計測は,足指筋力測定器を用いて任意の片足とした.最大把持時における前脛骨筋,腓腹筋外側頭,母趾外転筋,短趾屈筋の筋活動量を計測した.〔結果〕足把持力と筋活動量との関係において,前脛骨筋,母趾外転筋,短趾屈筋との間に正の相関関係が認められた.〔結語〕足把持力と筋活動量の関係が明らかになった.足把持力には,母趾だけでなく全ての趾が重要であることが考えられ,全ての足趾を鍛えることが重要であると推察された.
著者
佐藤 正範
出版者
京都大学
雑誌
東南アジア研究 (ISSN:05638682)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.495-522, 1995-03

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。This article deals with the "Romusha" described in history textbooks used in junior and senior high schools in Indonesia from 1984 to 1993 and analyses the meanings and images evoked by these descriptions. The results of an analysis of the "Romusha" in 9 junior high school history textbooks and 5 senior high textbooks can be summarized as follows; "Romusha" is the most symbolic word used to represent the Japanese Military Occupation of Indonesia (1942-1945). In Japanese, romusha means 'physical laborers', but in 7 of 14 textbooks the word means 'forced laborers', in 4 it means 'laborers', in 3 'soldiers of labor', in 2 'heroes of labor' and 'soldiers of economics', and in 1 each 'forced labors', 'corps of forced laborers' and 'forced coolies'. Thus the word can be said to have more specialized meanings in Indonesian textbooks than in the original Japanese. In 12 of the 14 textbooks there are descriptions of mobilizing the "Romusha, " their actual working conditions in 9,the methods of dispatching workers to job sites and their final disposition in 10,and the number of workers in 8. It is evident that the image of the "Romusha" in Indonesian history textbooks used in junior and senior high schools is basically that of "pathetic forced laborers" from many points of view.
著者
相馬 正之
出版者
日本ヘルスプロモーション理学療法学会
雑誌
ヘルスプロモーション理学療法研究 (ISSN:21863741)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.1-7, 2016-04-30 (Released:2016-07-29)
参考文献数
46
被引用文献数
5 1

要旨:歩行運動は,自動的な側面を持つことに加え,加齢の影響を受ける。そのため,転倒を引き起こす何らかの影響を受けることが推察され,研究がされてきた。つまずきによる転倒の原因と考えられていたToe clearance(以下TC)は,高齢者では常に低下しているわけではなく,体幹動揺や歩行遊期中の膝・足関節角度のばらつきがTC のばらつきを生じさせ,TC が低い歩行周期中に偶発的に転倒に結びついている可能性がある。そのTC は,無意識かつ受動的に作られるため,遊脚期中に下肢筋活動の再現性を高めることが重要になる。その方法として,直接的に体幹を安定させることもあるが,遊脚期側下肢を支える立脚期,特に立脚中期から前遊脚期にかけての土台である足部・足趾機能の向上も選択肢の1つとなる。この足部・足趾機能を代表するものに足趾把持力があり,姿勢制御,前方への推進力の作用もあると推測されている。足趾把持力は,足趾屈筋のみならず,足部の柔軟性や下腿筋の同時収縮,特に前脛骨筋の筋活動量が重要である。このように歩行時の下肢末梢部の作用・機能は,転倒防止やバランス機能,運動制御の観点からも重要であるため,着目していく必要がある。
著者
上原 秀夫
出版者
一般社団法人 日本時計学会
雑誌
日本時計学会誌 (ISSN:00290416)
巻号頁・発行日
vol.151, pp.1-10, 1994-11-25 (Released:2017-11-09)

Until now, the sundial has hardly been made especially in pursuit of accuracy and function. The typical sundial indicating the time at the angle of the shadow of edge lines has no structure to correct the atmospheric refraction. On the other hand, the sundial using a two-dimensional dial for reading at the center position of the shadow of a sphere provides a precise design so that not only the time difference by equation of time and longitude but also atmospheric refraction can be corrected. This"astronomical precise sundial"uses a two-dimensional dial, and it is a precise and highly functional sundial designed and manufactured in pursuit of the possiblity of the sundial from the viewpoint of astronomers. As the functions of this sundial, the local sidereal time can be directly read for the first time in the world, and the various information such as the sunrise and sunset times and the azimuth and altitude of the sun can be obtained.