著者
上野 彰 永田 晃也
出版者
研究・技術計画学会
雑誌
年次学術大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.23, pp.256-259, 2008-10-12

一般講演要旨
著者
長澤 和也 上野 大輔
出版者
広島大学総合博物館
雑誌
広島大学総合博物館研究報告 (ISSN:18844243)
巻号頁・発行日
no.11, pp.97-107, 2019-12-25

1936–2019年に出版された文献に基づき,日本産魚類から記録された7属16種のエラジラミ科カイアシ類の情報を寄生虫– 宿主リストと宿主– 寄生虫リストとして示した。それらはエラジラミ属(新称)Bomolochus(2種),ウオノハナヤドリ属(新称)Naricolax(1種),ツルギエラジラミ属(新称)Nothobomolochus(5種),ザゼンジラミ属(新称)Orbitacolax(3種),メダマジラミ属(新称)Pumiliopes(1種),ウオノハナヅマリ属(新称)Tegobomolochus(1種),ウオノハナジラミ属(新称)Unicolax(3種)に属する。寄生虫– 宿主リストでは,各種の標準和名,最新の学名,過去にわが国で使用された学名,寄生部位,地理的分布等の知見を整理して示した。宿主– 寄生虫リストでは,宿主別にエラジラミ科カイアシ類の和名と学名を示した。
著者
神戸 雅一 上野 正巳 伊藤 誠悟 瀧口 浩義 小林 透 近藤 好次
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.709, pp.13-18, 2004-03-08
参考文献数
7
被引用文献数
5

Webコンピューティングという伝統的なコンピューティング環境からモバイルコンピューティング環境,ユビキタスコンピューティング環境とコンピューティング環境の変化がある.本稿では,Webコンピューティングにおけるアクセス管理手法であるXACMLのコンセプトをユビキタスコンピューティングに応用する際の考察を行う.考察にあたり,XACMLで想定されている動作主体を,ユビキタスコンピューティング環境上でのサービス実行端末とサービス実行端末の機器情報を格納する多機能ICチップ,ユーザの所持するICカードヘの機能分散を仮定し,本手法における効果および課題を抽出する.
著者
上野 良樹 奥 和代
出版者
一般社団法人 日本血栓止血学会
雑誌
日本血栓止血学会誌 (ISSN:09157441)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.175-182, 2006 (Released:2006-05-30)
参考文献数
26

HITのII型は免疫学的な機序によって起きることが明らかにされているが, I型のHITなどに見られるヘパリンによる血小板への作用は必ずしも明らかにはなっていない. われわれはこれまで全血を用いたin vitroの系においてヘパリンによる血小板凝集が起きる場合に物理的刺激による血小板の活性化と, RGD配列をもつ粘着蛋白のGPIIb/IIIa complexへの結合とそのクラスタリングが必要であることを報告してきた. 今回血小板の凝集を誘起するヘパリンの条件を検討するために未分画ヘパリンによる血小板凝集作用をかきまぜ刺激あるいは寒冷刺激下において低分子ヘパリンおよびヘパリン類似物質(ヒルドイド, ダナパロイド)と比較した. 低分子ヘパリンはかきまぜ刺激下では有意の血小板凝集効果を示したが, 寒冷刺激下ではその作用はほとんど認められなかった. ダナパロイドは寒冷刺激下で軽度ではあるが有意の血小板凝集効果を示した. しかし, ヒルドイドはいずれの刺激下でも未分画ヘパリンより有意に強力な血小板凝集作用を示した. この作用は未分画ヘパリンと同様にRGDSにより阻害された. これらの結果より, ヘパリンによる血小板凝集作用にはその分子量や硫酸化の状態が関与しているものの非特異的な作用であると考えられた.
著者
上野 和男
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.161, pp.39-60, 2011-03

本稿は、主として西日本地域に神社祭祀組織として広く分布する宮座について、とくに中国地方と北部九州の宮座を取り上げ、これを近畿地方の宮座と比較分析して、宮座の構造とその地域的変差を明らかにするとともに、宮座の現代的変化についても考察しようとするのが目的である。本稿で第一に論じたのは、宮座の概念についてである。本稿では、内面から、すなわち宮座の内部的な構造に立ち入って宮座を概念規定した。宮座は「一定の地域社会において当屋制を原理とする神社祭祀組織」である。宮座の内部構造に注目すれば、宮座は株座の形態をとるにせよ、また村座の形態をとるにせよ、対内的な家相互の平等性・対等性と、対外的な封鎖性排他性(ときには秘儀性)を特徴とする祭祀組織であると規定できよう。第二は、宮座の地域的多様性の問題である。宮座の地域的類型として、本稿では「家当屋制」と「組当屋制」を提示した。家当屋制とは、宮座のメンバーである家々の当屋順序を直接指定するような原理にもとづく当屋制であり、近畿地方の当屋制はこれにあたる。これに対して、組当屋制とは当屋順序がそれぞれの宮座メンバーの順序として直接指定しないで、地域、組などの順序に従って当屋の順序が間接的に規定している当屋制であり、兵庫県播磨地方以西の中国地方の宮座、北部九州国東半島の宮座がこれにあたる。第三に、宮座の現代的変化の問題についても論じた。中国地方や国東半島の宮座を通して明らかなことは次の諸点である。ひとつは、とくに人権思想平等思想の普及による株座から村座への変化である。ひとつは祭礼費用負担方法の変化である。特定の当屋が負担する「当屋負担型」から、全戸で平等に負担する「宮座負担型」への変化である。現代の宮座研究は今後とも宮座のこうした現実を直視しなければならない。
著者
当目 雅代 上野 範子 木村 みさか
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
vol.22, no.5, pp.5_9-5_21, 1999-12-01 (Released:2016-03-31)
参考文献数
28

看護職における社会資源の認知度とそれらに及ぼす要因を検討することを目的として,病院勤務者を対象とした調査を行った。 そして,性,年齢の明らかな2,651名データから,1)認知度が高率だったのは,デイサービス・ショトステイ・高額療養費,傷病手当金制度で,低率だったのはライトハウス・更生医療・在宅介護支援センター・老人日常生活給付事業であった。2)勤務先に医療相談室のある者はない者に比べ,小児慢性特定疾患・ライトハウスの認知度が高率であった。 3)訪問看護制度のある者はない者に比べ,ホームヘルパー・デイサービス・ショートステイ・在宅介護支援センターの認知度が高率であった。 4)入院経験のある者はない者より高額療養費・補装具交付修理・身体障害者運賃割引制度の認知度が高率であった。 5)福祉体験・学習経験のある者はない者に比べ,すべての社会資源の認知度が高く,特に,ホームヘルパー・デイサービス・ショートステイ・在宅介護支援センターに関する認知度は50%を越えていた。 以上より,病院に勤務する看護職での社会資源の認知度は,福祉に関する体験や学習経験,あるいは家族を含む入院経験などの個人的要因に加え,勤務先での医療相談室や訪問看護制度の有無など,環境要因の影響を受けていることが示唆された。
著者
三鴨 廣繁 和泉 孝治 伊藤 邦彦 玉舎 輝彦 渡辺 邦友 上野 一恵
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.67, no.8, pp.712-717, 1993-08-20 (Released:2011-09-07)
参考文献数
24
被引用文献数
1 4

Certain bacteria produce some carcinogens such as N-nitro compounds, n-butyric acid and n-valeric acid.From this point of view, the examination of intrauterine bacterial flora in patients with uterine endometrial cancer may provide important information.Twenty patients with the diagnosis of uterine endometrial cancer and 20 patients without complications other than myoma uteri were enrolled in the study. Enterobacteriaceae, Streptococcus agalactiae and anaerobic bacteria were mainly detected.The products of these bacteria might be considered to contribute to the initiation of endometrial carcinogenesis.Mixed abnormal flora between aerobic and anaerobic bacteria were detected in all patients with uterine endometrial cancer. It is suggested that uterine endometrial cancer provides favorable conditions for bacterial growth. Mixed abnormal bacterial flora also might influence the onset and growth of uterine endometrial cancer.
著者
平林 公男 山本 優 津田 良夫 高村 健二 今藤 夏子 上野 隆平
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.61-65, 2016-03-25 (Released:2016-09-25)
参考文献数
19

The aftereffects of the Tsunami on the chironomid fauna were studied in the suburban Sendai area in Miyagi Prefecture and Minami-Souma area in Fukushima Prefecture, Japan during June 4–6 in 2013. A total of 31 individuals of 7 species were collected at 13 sampling stations. At the suburban Sendai area, we could mainly collect the larvae of Chironomus biwaprimus in small swamps. Moreover, Pseudosmittia sp. which is semi-terrestrial species, and Polypedilum nubifer were also collected there. The larvae of Chironomus salinarius inhabit halophytic swamps or small water bodies formed in grassy areas affected by the seawater in both investigated areas. Almost all chironomid species larvae collected in this study were preferred sandy mud conditions. Especially, C. salinarius may be regarded of a wide range of saline conditions. C. salinarius larval brackish and sandy mud habitat had expanded in that area two year after the Tsunami.
著者
倉斗 綾子 上野 淳
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.66, no.540, pp.111-118, 2001-02-28 (Released:2017-02-04)
参考文献数
6
被引用文献数
3 4

This study aims at considering about planning of primary schools through the investigation works that observed the actual conditions of pupils' activities were undertaken at Utase Primary School since 4 years ago when it established. This paper reported the feature of the way to use spaces and the actual conditions of pupils' grouping (; they were analyzed from the viewpoint of furniture arrangements and pupils' activities). This work revealed as follows:, 1) In Utase, there were some various spaces in learning spaces. It is different from learning spaces as before that were composed by only 'class spaces' and 'open spaces'. 2) The various spaces were composed in the spaces of each grade, but it has been changing continually by increasing the number of pupils and classes. Finally, it showed the relations between learning activities, the various spaces and the groups of activities.
著者
上野 将義 南保 英孝 木村 春彦 上田 芳弘
出版者
科学・技術研究会
雑誌
科学・技術研究 (ISSN:21864942)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.53-58, 2016 (Released:2016-07-07)
被引用文献数
1

カメラの発達により、色々な場面での撮影が可能となった。さらにカメラの解像度も高くなったため、カメラで撮影した情景内の文字を認識することも可能となった。我々の周囲には数多くの文字が存在しており、それらは有益な情報をもたらしている。よって、もし情景内の文字情報を自動的に認識することが可能となれば、様々なシステムにおいて役に立つと考えられる。しかし、文字認識のためには文字列の位置を特定する必要があり、困難を伴う。本論文では、連結成分抽出法とCSERを用いて、背景を分離し文字候補を抽出する。さらに、文字候補を絞り込むためにOCRスコアとヒストグラムを用いた。また、OCRスコアを用いることで、既存研究では不可能であった1文字からなる文字領域を抽出することが可能となった。そして、提案手法を用いた実験では、抽出精度74.6 %という結果が得られた。