著者
中村 統太 西脇 洋一
出版者
芝浦工業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

新たな磁気・電気デバイスへの応用が期待されている磁気誘電体という物質群があります。本研究では、磁気誘電体に対する理論模型を構築し、磁場や温度による秩序状態の変化を機能制御の観点から計算機シミュレーションにより研究しました。詳細な磁場と温度の相図が得られ、実験未確認の新たな秩序相の予言まで行いました。また、臨界現象を解析する全く新しいスケーリング法の開発も達成することができました。
著者
岡崎 健伍 中村 勲 磯村 雅夫
出版者
東海大学
雑誌
東海大学紀要. 工学部 (ISSN:05636787)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.47-54, 2006

We have developed an optical simulation method to predict the performance of heterojunction with intrinsic thin layer (HIT) solar cells. In this simulation, the energies of reflected and absorbed light in each layer are calculated using the wave equations of electromagnetic waves. The HIT solar cells have combined structures with thin and thick layers. Therefore, we have developed a simulation technique, in which interference effects occur only in thin layers and average intensity is considered in thick layers. The simulation predicts the amount of absorbed light in each layer of the HIT solar cells. The results show that TiO_2, antireflective (AR) layers enhance the current density by about 1.3mA/cm^2, and that one of the problems of HIT solar cells is the optical absorption in p, i and n-type amorphous silicon (a-Si) layers. In accordance with the simulation results, we have developed wide-gap hydrogenated a-Si by reactive sputtering using Ar-H_2 mixture gases. The simulation predicted that the current density of HIT solar cells can be improved by 1.5mA/cm^2 using the developed a-Si, compared with using the conventional wide-gap a-Si.
著者
中山 陽介 江田 慧子 中村 寛志
出版者
信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター
雑誌
信州大学農学部AFC報告 (ISSN:13487892)
巻号頁・発行日
no.7, pp.29-36, 2009-03

本報告は,信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)西駒ステーション演習林を中心とした地域について,昆虫類のデータベース化の第一歩として,また将来的にシデムシを指標種とした環境モニタリングの基礎データとして利用するため,西駒演習林標高別のシデムシ相を調査しその目録を作成したものである。調査期間は2008年6月19日から同年11月1日にかけて,全5回の調査を実施し,加えて3回の補足調査を実施した。調査には鶏肉を誘引用のベイトとしたピットフォールトラップ法用いた。今回の調査でシデムシ科14種447個体が採集された。内訳はモンシデムシ亜科8種,ヒラタシデムシ亜科5種,ツヤシデムシ亜科1種であった.長野県レッドデータブックにおける絶滅危惧Ⅱ類としてはビロウドヒラタシデムシとベッコウヒラタシデムシの2種,準絶滅危惧種ではマエモンシデムシ,ヒメモンシデムシ,ヒロオビモンシデムシおよびツノグロモンシデムシの4種が確認された。
著者
松川 節 三宅 伸一郎 小長谷 有紀 二木 博史 井上 治 二神 葉子 中村 和之 白石 典之 白石 典之 村岡 倫 小野田 俊蔵 バイ カル 山田 誠
出版者
大谷大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2009

モンゴル国に現存する世界文化遺産エルデニゾー僧院の保存・保護に向けて,基礎研究と現地における本調査を行った結果, (1)エルデニゾー僧院およびモンゴル帝国の首都カラコルムの歴史を解明する新たな文字資料2点を発見, (2)エルデニゾー立地点における8世紀~20世紀までの考古学的文化層について基礎データを収集, (3)モンゴル国政府に向けて,エルデニゾー寺院の研究と保存保護に関する6項目からなる「提言書」を提出などの成果を得た。
著者
大沢 寿 藤渕 まどか 岡本 好弘 斎藤 秀俊 村岡 裕明 中村 慶久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MR, 磁気記録 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.348, pp.13-18, 2003-09-26
参考文献数
6
被引用文献数
1

垂直磁気記録におけるPRML-AR方式の誤り率特性改善について検討している.PRML-AR方式は,ビタビ復号における入力系列の推定値演算にARチャネルモデルを適用したビタビ復号器を用いる方式である.本稿では,最急降下法によるARチャネルモデルの雑音フィルタ係数を用いたPRML-AR方式の誤り率特性を計算機シミュレーションにより求め,従来のPRML-AR方式との比較検討を行っている.その結果,提案したPRML-AR方式は従来のPRML-AR方式に比べて,10^<-4>の誤り率,規格化線密度が1.5のときで約l.OdBのSN比改善が得られることを明らかにしている.
著者
中村 滝雄 横田 勝 今淵 純子
出版者
富山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

日本における刃物製品は貴重な鉄で製作されてきたと同時に、経済性、機能性や耐久性などが要求されることから、軟鋼に高炭素鋼をつけるツケハガネ(鍛接)といわれる伝統的な製作方法が用いられている。そのことによって鉄に柔軟性と強靭性を与え、優れた刃物製品を製作することができたのである。本研究で取り上げた種子鋏は、伝統的な鍛冶技能を有した刀鍛冶師が多く居住し、良質の砂鉄が豊富に産出していた種子島において製作が始められたツケハガネによる道具である。現在、種子島において全て手打ちで製作している牧瀬氏が製作する種子鋏は、伝統的な鍛冶技術で製作さているのが特徴的であり、優れた切れ味とともに品質も高く美しい形態をしている。本研究および調査結果の概要は次のとおりである。(1)種子鋏製作における作業環境や道具の調査を詳細に行って、牧瀬氏が製作した独特な道具と特徴を持った鋏の形態や機能の関係を考察した。(2)映像によって製作工程の記録を行うと同時に、伝統的なツケハガネ方法で製作された種子鋏の構造と機能的な特徴を解明した。(3)製品おける鋼の組織や硬度など顕微鏡観察によって材料工学的な解析を行うと同時に、他産地の製品と熱処理による硬さの比較検討を行った。その結果、種子鋏独自の性質を出現させていることが分かった。これらは徒弟制度の中で牧瀬氏が勘と経験によって修得したものであり、伝承されてきた種子鋏製作技術や伝統的な鍛冶技術の保存という点で貴重な資料となった。また、種子島における砂鉄の調査や技術の伝承方法の推察も予備的に行った。
著者
岡本 智伸 中村 未樹 椛田 聖孝 王 〓生
出版者
日本草地学会
雑誌
日本草地学会誌 (ISSN:04475933)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.217-222, 2000-12-25
被引用文献数
4

Stipa baicalensis優占植生における潜在的な生産性および生態学的な特徴を明らかにするため, 放牧および採草利用されていない極相植生のS. baicalensis Prunus sibirica群落をとりあげ, 地上部現存量の季節的動態や植生構成などを中国東北部の松嫩平原において調査した。群落は64種の植物から構成された。群落地上部の現存量は生長開始後130日目(8月18日)に最大の222.89DMm^<-2>に達し, その後減少した。現存量の動態は拡張ロジスティックモデルにより近似することが可能であった。推定した群落生長速度は生長開始後66日目(6月15日)に最大(3.90gDMm^<-2>day^<-1>)に達した。その後群落生長速度は減少し, 生長開始後125日目(8月13日)で負の値を示した。S. baicalensisは群落現存量の26〜36%を占め, 最も生産性の高い種だった。P. sibiricaは13〜18%を占めた。残りの生産はCleistogenes, その他のイネ科植物およびCarexが主として支えた。生長速度が最大値に達するのが最も早かったのはCarexであった。
著者
中村 研一 本田 宏 清水 敏行 佐々木 隆生 遠藤 乾 松浦 正孝 川島 真 宮脇 淳
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2002

本研究は、地球市民社会に関する共同研究である。研究の実施過程で、ロンドン大、ケンブリッジ大、ダッカ大、韓国高麗大など各国研究者と研究打合せを実施し、地球市民社会に関する理論枠組をテーマとした研究会を行った。また、地球市民社会研究の基本資料として、市民社会、地球市民社会の二次文献を体系的に収集した。近代史を顧みると、政治的意志を持ち、それを表現する市民/個人、およびそのネットワークと運動体は、国家や地域、そしてそれらの境界を超えた国際的な舞台においても、政治的変革と規範形成の役割を果たしてきた。さらに民主主義が普遍化した今日、市民/個人は、国家や自治体においてのみならず、世界においても、決定的な重要性をもつものである。なぜなら、およそ人間行動に必要とされる統一的な決定や価値配分を正統化しうる主体は、市民あるいは個人の集合としての民衆以外にはないからである。ただし、一九七〇年代頃までは、世界政治は国家政府機構を主体とし、世界経済は営利企業が支配してきた。しかるにこうした趨勢は、二〇世紀末の世界において転換を示し、非国家組織(NGO)および市民運動・社会運動が、政府組織、営利企業に対比し、「第三の力」(アン・フロリーニ)と呼ばれている。さらには、世界政治において、国家アクターからNGOへの「パワーシフトが生じている」(ジェシカ・マシューズ)という大胆な議論まで、現れるにいたった。もはや地球市民社会が無視し得ないことは明瞭である。二一世紀初頭の世界において、市民とその地球的ネットワークが、現実政治のなかでどれほど政治的役割を果たしているのか。また、どれほどの政治的役割を担うことが可能であるのか。さらにどこまで、どのような役割を演じるのが適切なのであろうか。これらの問いに答えることが、本研究の課題となった。また本研究では、韓国、台湾、バングラデシュ、日本など、アジアにおける市民とNGOの考察が、重要な一本の柱となっている。市民という概念が生まれ、また地球市民社会が最初に興隆した西欧と対比して、アジアの政治経済風土においては、市民や個人、そしてNGOの果たす役割は、どこまで類似し、どのように異なっているのであろうか。このような課題に取り組んだ成果の一部である論文と収集資料のリストを報告書にまとめた。
著者
今井 範子 中村 久美
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.49, no.11, pp.1223-1232, 1998-11-15
参考文献数
12
被引用文献数
2

In Part 3, we aim to clarify the actual conditions as well as the consciousness of storing provisions in preparation for disaster and what articles to be taken out in case of emergency. The results are as follows : The earthquake disaster made the majority of people aware of the necessity of preparing for emergency, and about half of those surveyed made it a point to store things for emergency evacuation : cash, bankbooks, personal seals, underwear, for example, in addition to torch, radio, food, and drinking water. Those emergency articles are normally kept in a bedroom for quick evacuation. It should be noted, however, that they are often stored in places that might prevent quick evacuation ; such is considered to result due to the limited space available for some households. Such being the case, it is recommended that each community should provide a common storage of emergency articles to supplement individual storage. It is further recommended that each community should get ready emergency items such as temporary toilets and first-aid and rescue kits.
著者
中村 祐理子
出版者
北海道大学留学生センター
雑誌
北海道大学留学生センター紀要
巻号頁・発行日
vol.6, pp.21-36, 2002-12

本稿は中級学習者の受け身の誤用例を採集し、分析したものである。その結果、誤用の原因として以下のことが考察された。1)文体と受け身の不適切な関連 2)自動詞に関する不充分な理解 3)自動詞と他動詞の不充分な識別 4)利害性と受け身の主体の共起に関する不充分な理解 5)主語の省略における誤解と話者の視点の不統一 この考察を元に効果的な指導を行うために四つの留意点を示した。・受け身の主体における誤用の産出を避けるためには初級学習の段階から視点の概念を導入することが必要である。・文のねじれを回避させるためにテキストに基づいた主語の省略やテキスト内の話者の視点の統一に留意することを指導する。・文体に関連すると思われる受け身文、能動文の意味機能を考えて使い分けができるようにする。・等価の事象を叙述する他動詞受け身文と自動詞文の区別ができるように白動詞文の効果的な指導を行う。
著者
平島 崇男 北村 雅夫 下林 典正 中村 大輔 大沢 信二 三宅 亮 小畑 正明 山本 順二
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

地下深部流体活動の実態解明を目指し、顕微ラマン分光分析器を導入し、流体包有物の同定システムを構築した。この機器を用いて、日本や海外の地下深部岩石中の流体包有物の研究を展開した。その結果、三波川変成岩中の石英脈から地下25km付近で岩石中にトラップされた地下深部初生流体を初めて見出すことに成功した(Nishimura et al., 2008)。また、Pseudosection法とモード測定から、塩基性変成岩において、ローソン石の出現・消滅に伴う含水量変化(Matsumoto & Hirajima, 2007)や、硅質変成岩中の含水量を明らかにした(Ubukawa et al., 2007)。
著者
塚田 有紀子 中村 眞 中尾 正嗣 鈴木 孝秀 松尾 七重 山本 亮 濱口 明彦 花岡 一成 若林 良則 小倉 誠 横山 啓太郎 細谷 龍男
出版者
The Japanese Society for Dialysis Therapy
雑誌
日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.40, no.10, pp.871-875, 2007-10-28
被引用文献数
2

潰瘍性大腸炎 (ulcerative colitis : UC) は若年女性に好発し, 患者の妊孕性は健常人と差がない. また, 妊娠によってUC自体が増悪しやすいこともあり, 患者の妊娠時の治療が問題になる. 症例は24歳時にUCを発症した35歳経産婦. 30歳時には治療薬を中断中に妊娠8週で流産しており, 32歳時にはステロイド療法を継続しながら第1子を得ている. 2006年7月, Prednisolone (PSL) 5mg/日とmesalazineの内服中であり, UCの活動性は臨床重症度分類で中等症であったが, 妊娠のため自己判断で内服を中止した. 同年9月妊娠8週0日で排便回数10回以上, 腹痛, 顕血便が増悪し入院となった. PSL20mg/日を使用し, 絶食と中心静脈栄養により腸管安静をはかったが症状は改善せず, 腹部の反跳痛も出現して開腹手術の適応が検討された. 10週2日からPSL50mg/日の静注を行い, 加えて11週1日から顆粒球除去療法 (granulocytapheresis : GCAP) を週2回計10回施行した. GCAP3回施行後から諸徴候は好転し, GCAP5回施行時 (14週1日) には, CRP0.5mg/dLと陰性化し, 解熱して緩解に至った. PSLは漸減し, 16週1日にPSL20mg/日で退院した. 退院時点で胎児の大横径・大腿骨長はいずれも16週相当であった. 治療に難渋したUC合併妊娠症例に対してGCAPを併用したところ, 速やかに緩解し妊娠継続が可能となった. UC合併妊娠では, 通常の薬物療法に加えて, 胎児への影響が問題とならないGCAPを積極的に活用するべきである.
著者
廣瀬 伸良 菅波 盛雄 中村 充 菅原 秀二
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂大学スポーツ健康科学研究 (ISSN:13430327)
巻号頁・発行日
no.1, pp.36-50, 1997-03

The purpose of this study is to investigate the difference performance between European judo contests and Japanese judo contests. We try to analyze between Kodokan cup and Europe judo championships in the 95 kg category.Results are as follows; 1) Concerning detail of contests, Ippon or Yusei-gachi frequently found in Europe Judo Championships. On the contrary, Hantei-gachi which has no detail points, is frequently found in Kodokan Cup Judo Championships. 2) In competition, Te-waza and Ashi-waza are frequently found in Both Judo Championships. 3) Among Te-waza, the techniques of reaping, catching or scooping directly by own hands, were frequently found in Europe Judo Championship. In Kodokan Cup Judo Championship, Seoinage was the most famous techniques of all. 4) Among Ashi-waza, the Japanese competitors used the big-movement technique. On the contrary the small-movement techniques frequently found in Europe Judo Championship. 5) The European Competitors tried to attack with the circumstance of incompletely grips. 6) The numbers of infringements in Kodokan Judo Championships are 2.6 times as many as in Europe Judo Championships. Europe Judo Championships found serious infringements more than Kodokan Cup Judo Championships.
著者
芳村 惠司 古寺 典彦 吉竹 裕二 木村 公昭 岩坪 良雄 中村 慎
出版者
社団法人空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
no.87, pp.1-11, 2002-10-25
被引用文献数
2

ついては明らかになっていない点が多い.システム評価についても太陽光発電システム単体について検討するのではなく,空調エネルギーの低減効果,電力負荷の平準化など総合的に評価することが必要である.本報では太陽光発電システムを採用したモデル建物において,空調負荷に与える影響を検討した.太陽光発電パネルによる日射遮へいによる空調負荷の低減やピークカット効果の結果を検討し,太陽光発電パネルによる複合的な負荷削減効果を明らかにした.
著者
木村 一樹 近藤 正章 天野 英晴 宇佐美 公良 中村 宏 佐藤 未来子 並木 美太郎
雑誌
研究報告システムソフトウェアと オペレーティング・システム(OS)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.7, pp.1-8, 2011-01-17

演算ユニットにランタイムパワーゲーティング (PG) 技術を施した省電力プロセッサコア Geyser において、OS により PG 動作を制御することでハードウェア単体での PG より電力削減効果を高めることが期待されている.本研究では,PG 実施時のオーバヘッドと電力削減量の損益分岐点がコアの温度により変化することに着目し、ランタイムにコアの温度情報を取得して OS により PG 実施ポリシーの決定を行う制御方式を提案する.またこの方式について FPGA ボード上に構築した評価システムに実装し評価を行い,演算ユニット全体の平均リーク電力を最大約 11% 削減した。'Geyser', the processor core with a fine grain power gating technique, requires further power savings by controlling the behavior of power gating with OS support. This paper describes an approach to improve power saving efficiency of Geyser that is the method by runtime temperature information of CPU core to decide the behavior of power gating, focusing on the fact that the breakeven point of power saving efficiency varies with the temperature. The leakage power consumption of 4 computing units has been reduced by up to 11% with the method on the FPGA evaluation board.