1 0 0 0 中国神話史

著者
袁珂著 佐々木猛訳
出版者
集広舎
巻号頁・発行日
2023
著者
野田 京花 森脇 睦子 額賀 みのり 佐々木 美樹 山内 和志 林田 賢史 緒方 泰子
出版者
一般社団法人 日本医療・病院管理学会
雑誌
日本医療・病院管理学会誌 (ISSN:1882594X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.88-98, 2022-07-31 (Released:2022-07-28)
参考文献数
27

本研究は,誤嚥性肺炎で自宅から入院した高齢患者の自宅外退院に影響する要因を,Diagnosis Procedure Combination(DPC)データを用いて患者要因の視点から検討した。対象は2018年4月から2019年3月に入院した患者23,781例とした。患者背景因子は,χ2検定及びMann-WhitneyのU検定を用いて「自宅/自宅外」で群間比較した。次に看護必要度評価項目の要約のために因子分析を行い,退院先を従属変数,患者背景因子,病院背景因子,看護必要度の各因子の有無を独立変数としてロジスティック回帰分析を行った。自宅外退院に影響する患者要因は「75–84歳」,「85歳以上」,「Activity of Daily Living(ADL)」,「危険行動」,「経管栄養」,「中心静脈栄養」,「A項目因子1: 循環・呼吸の管理」,「ドレナージの管理」,「危険行動×経管栄養」,「循環・呼吸の管理×褥瘡」,「A項目悪化」であった。ADL能力と医療的処置が重要な要因であることが明らかになった。
著者
脇本 健弘 佐々木 博史 平山 涼也 望月 俊男 Eagan Brendan 結城 菜摘 舟生 日出男 久保田 善彦 鈴木 栄幸 加藤 浩
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.309-324, 2023-06-20 (Released:2023-07-14)
参考文献数
38

本研究は,タンジブル人形劇によるマイクロティーチング支援システム「えでゅーすぼーど」の教師の専門性向上への有効性を検討したものである.本研究では,教員養成課程において実施された「えでゅーすぼーど」を用いたマイクロティーチングにおける学生の談話を分析した.学生は3回のマイクロティーチングに取り組み,2回目に「えでゅーすぼーど」を用いた人形劇によるマイクロティーチングを体験した.学生の談話をEpistemic Network Analysis により分析し,特徴的な変化を抽出し,さらに質的な分析を行った.その結果,「えでゅーすぼーど」を用いた人形劇によるマイクロティーチングでは,教師役の学生が児童役の学生の学習を深めるとともに,授業を円滑に進めるために即興的な働きかけを行っていたことが示された.
著者
佐々木 洋平 近藤 静香 市橋 駿也 藤本 秀子
出版者
公益社団法人 埼玉県理学療法士会
雑誌
理学療法 - 臨床・研究・教育 (ISSN:1880893X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.47-51, 2016 (Released:2016-03-17)
参考文献数
12

【目的】フレイルの評価は多数あるが未だに統一されていない。そこで今回は学術的に最も受け入れられているCardiovascular Health Study(以下,CHS)とその有用性が多く報告されているStudy of Osteoporotic Fracture(以下,SOF)という2種類のフレイルの評価を実施し,両者の関連性および特性について確認した。【方法】当院通所リハビリテーションの利用者(24名)に対し,CHSおよびSOFをそれぞれ実施した。結果についてはJSTAT for Windowsを使用し,Spearmanの順位相関係数を算出した。【結果】CHSとSOFの結果について,両者の間に有意な相関関係を認めた(r=0.669,p<0.01)。【結論】フレイルの評価は病院や施設など設備が充実した環境ばかりではなく,自宅や地域活動の場などさまざまな物理的制約が存在する環境でも実施される。したがってフレイルの評価を行う際は,さまざまな条件を鑑みたうえで,CHSとSOFそれぞれの特性を考慮し,妥当な評価方法を選択することが重要であると考える。
著者
佐々木 謙治 伊地智 幸一 町田 宏隆 鹿志村 修
出版者
宇宙太陽発電学会
雑誌
宇宙太陽発電 (ISSN:24321060)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.22-25, 2021 (Released:2021-03-10)
参考文献数
3

(一財)宇宙システム開発利用推進機構は経済産業省の下で,1993年よりSSPSの実現に向けての活動を開始し,現在2007年度に制定されたロードマップに従い,2050年の実用SSPSの実現を目指しての開発を進めている.現在は2024年からの宇宙実証フェーズ開始に向けて発送電一体パネルの開発,送電部の高効率化並びに長距離送電の実証の作業を実施している.本講演においてはその開発の開始時点から現在に到るまでの状況について簡単に紹介する.
著者
田部 眞治 藤田 宏人 松田 秀司 佐々木 秀和 竹中 暁恵 吉村 安郎
出版者
一般社団法人 日本顎関節学会
雑誌
日本顎関節学会雑誌 (ISSN:09153004)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.33-36, 2003-04-20 (Released:2010-06-28)
参考文献数
5
被引用文献数
1

破傷風はClostridium tetaniの産生するtetanospasminによって起こる重症感染症である。本疾患は開口障害を初期症状とすることが多く, 歯科・口腔外科を受診する症例も散見される。われわれは, 開口障害を主訴に当科を受診した破傷風5例について検討した。性別は男性1例, 女性4例で, 年齢は42~84歳, 平均69.6歳であった。すべての症例が当科受診以前に他の医療機関を受診していた。しかし破傷風と診断された症例はなく, 5例中3例は顎関節症と診断されていた。破傷風の診断には臨床症状が最も重要である。しかし近年, 破傷風は発生件数が激減し, まれな疾患となった。このため破傷風に遭遇する機会は減少しつつあり, これが診断を困難にする原因の一つであると考えられた。鑑別を要する疾患としては, 顎顔面領域の炎症性疾患などさまざまなものがあげられる。顎関節症も鑑別を要する疾患の一つである。しかし破傷風の開口障害は顎関節症のそれに比べ非常に強烈で, 術者が開口を試みるも, 著しく硬く困難であり, 開口域はほとんど改善をみないものである。それゆえ, 注意深い観察を行えば, 鑑別はそれほど困難なものではないように思われた。破傷風は診断が遅れると死を招く重篤な疾患である, したがって, 開口障害を訴える患者に対しては, 常に本疾患の可能性を念頭に置き診断にあたる必要があると考えられた。
著者
佐々木 千波 平山 和美
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.152-155, 2023-06-30 (Released:2023-07-18)
参考文献数
12

パーキンソン病 (以下, PD) にいくつかの種類の錯視が起こることは知られている。しかし, 患者がどのような種類の錯視をどのような頻度で体験しているのかは明らかでない。我々は, PD 患者 40 名に 19 種類の錯視について症状を伝え, そのような体験があるか否かを尋ね, 具体的な内容を聴取した。 結果, PD 患者 40 名中 30 名が発症後, 質問時までに錯視を体験していた。報告された錯視は, 変形視, 複雑錯視, 変色視, 選択性二重視が多かった。そのほかに, 多視, 大視, 小視, 遠隔視, 近接視, 動視, 失運動視, 加速視, 減速視, 傾斜視, 逆転視, 反復視がみられた。錯視が日常生活に悪影響を与えている場合もあった。PD の診療においては, 錯視の有無, 内容についての系統的な聴取が重要であると考えられた。
著者
立山 耕平 成毛 志乃 佐々木 寿 福井 拓哉 山田 浩之
出版者
特定非営利活動法人 日本火山学会
雑誌
火山 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.41-51, 2020-06-30 (Released:2020-07-06)
参考文献数
26
被引用文献数
1

In recent years, casualties caused by the impact of ballistic ejecta from sudden phreatic eruptions have drawn much attention, as observed with Mt. Ontake in September 2014 and Mt. Moto-shirane in January 2018. Hence, improvement of evacuation facilities (shelters) that protects against ballistic ejecta is expected as a forthcoming volcanic disaster prevention initiative. In many cases, the utilized evacuation facilities are outfitted by strengthening existing facilities such as mountain huts. Therefore, it is necessary to understand the baseline impact resistance against ballistic ejecta of the existing mountain huts. In the case of Japanese wooden buildings, Japanese-style rooms with tatami (Japanese-style thick straw mats) are often used. In this study, we focused on the impact resistance of tatami used for flooring. We conducted tests which simulated the impact of ballistic ejecta on various types of tatami, in order to assess the penetration limit of tatami. Three types of bodies of tatami (tatamidoko) were prepared: straw tatamidoko, non-straw tatamidoko type III, and straw sandwich tatamidoko. The projectile was simulated ballistic ejecta with a diameter of 128mm and a mass of 2.66kg, made using a vitrified grinding wheel. This object was launched at a speed of 22 to 69m/s using a pneumatic impact test apparatus. From the impact test, non-straw tatamidoko type III did not prevent penetration, even at an impact energy of 0.63kJ. Therefore, if non-straw tatamidoko type III was to be used in a mountain hut, it cannot be expected to protect against ballistic ejecta. On the other hand, the minimum energy of penetration of straw tatamidoko and straw sandwich tatamidoko were 4.9 and 4.1kJ, respectively, and they had sufficient impact-resistance against ballistic ejecta compared to the mountain hut roof. Thus, it was shown that the downstairs of straw tatamidoko and straw sandwich tatamidoko can be designated as “a safer place in the building”.
著者
佐々木 亜須実 藤田 勝也
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.74, no.639, pp.1165-1171, 2009-05-30 (Released:2009-11-30)

The purpose of this research is to clarify the actual conditions of the building and a historic background about the dormitory in the old system national high school. The architectural features of the lodging block in a dormitory are as follows.1) The number of the blocks is increased and fixed in about 6 blocks.2) The architectural area is made small-scale.3) In the arrangement of the blocks, “parallel type” and “half parallel type” are the majority.4) The form of the corridor shifts from an inside corridor to the one side corridor.
著者
佐々木 諭実彦 青木 佐知子 青木 孝太 阿知波 宏一 山 剛基 久保田 稔 石川 大介 水谷 哲也 國井 伸 渡辺 一正 奥村 明彦
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.106, no.4, pp.569-575, 2009 (Released:2009-04-06)
参考文献数
12
被引用文献数
1

症例は35歳の女性.大腸憩室炎に対してセフェム系抗菌薬であるセフトリアキソンを投与した後に胆砂が出現し急性膵炎を発症した.約1週間の絶食期間があったこと,セフトリアキソンが長期に投与されたことなどの要因が重なって胆砂が形成されたと考えられた.セフトリアキソン投与が胆泥や胆石の形成を促進する因子であることを十分認識し,腹部症状が出現した際には速やかに精査を行い適切な治療を開始する必要があると考えられる.
著者
佐々木 八千代 野田 さおり 白井 みどり
出版者
日本健康医学会
雑誌
日本健康医学会雑誌 (ISSN:13430025)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.83-90, 2021-04-30 (Released:2021-08-01)
参考文献数
35

介護予防通所介護を利用する高齢者を対象としたコホート研究のベースラインデータを用いて軽度認知障害(MCI)とその関連要因について検討した。対象の登録は2017年3月と2018年3月とし,聴力測定,日本版 Montreal Cognitive Assessment(MoCA-J)による認知機能検査,自記式質問紙調査を実施した。MoCA-Jの得点が25点以下をMCI, 26点以上を健常に分類した。ロジスティック回帰分析で多要因の影響を調整し,MCIに関するオッズ比(OR)を算出した。本研究の登録者は296人で,認知機能低下者は217人(73%)であった。登録者のうち,質問紙の回答が得られた272人を解析対象とした。年齢が上がるほど,MCIを有する者が多くなっており(65-79歳に対し80-84歳においてOR=2.18,85歳以上においてOR=6.56),糖尿病の既往があるものでMCIに対するORが上昇していた(OR=3.06)。一方,MCIに対するオッズ比が低下したものは,女性(OR=0.46),脳血管疾患の既往あり(OR=0.30),心疾患の既往あり(OR=0.39)であった。また,老研式活動能力指標の得点が上がるほどMCIを有する者の割合が少なくなっていた(1-9点に対し10-11点においてOR=0.20,12点以上においてOR=0.37)。本研究の結果から,加齢や糖尿病はMCIのリスクである可能性が示唆された。
著者
佐々木 由佳 仲村 永江 長澤 佳恵 宮田 律子 城戸 麻那 井上 睦 馬服 つかさ 田村 恵理 山田 晴彦
出版者
公益社団法人 日本視能訓練士協会
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.129-136, 2017 (Released:2018-03-17)
参考文献数
17

【目的】単眼の単焦点IOL挿入眼の4.0mから0.32mの各距離での裸眼視力を測定し、IOLの性能の違いから距離別視力に違いが生じるのかを検討した。【対象および方法】2012年10月から2016年8月に当院にて白内障手術を行った症例のうち、遠見裸眼視力0.7以上、屈折値S±1.00D未満、C-1.00D以下、瞳孔径3mm以下の75例97眼(平均年齢73.92歳)の距離別裸眼視力(logMAR)を後ろ向きに比較検討した。距離は、4.0mから0.32mまでの12段階とした。また遠近視力差を算出し、4種類のIOL間で比較した。Bonferroni/Dunn検定(p<0.05)の多重比較検定を用いて統計処理を行った。【結果】術後屈折平均値はS+0.06±0.34D、C-0.53±0.35D、瞳孔径平均は2.33±0.34mmであった。全てのIOLにおいて4.0mから0.8mは比較的良好な視力が得られ、近距離になるにつれ視力は不良となる傾向がみられた。また各IOL間で遠近視力差を比較したところ、有意差は見られなかった。各距離別にlogMAR値を比較すると、4.0mから1.0mの各群間に有意差はなかったが、4.0mから1.0mはいずれの群においても0.8mから0.32mの各群との組み合わせで有意差があった。また0.8mから0.32mのいずれの組み合わせにおいても有意差があった。【結論】遠見に焦点を合わせた単焦点IOLにおける裸眼視力は、4.0mから0.8mでは比較的良好であった。また今回用いた評価方法ではIOL間での差はなかった。
著者
佐々木 達治郎 渡邊 保
出版者
東京帝國大學航空研究所
雑誌
東京帝國大學航空研究所彙報
巻号頁・発行日
vol.186, pp.38-46, 1940-02

資料番号: SA4433977000
著者
佐々木 達治郎 渡邊 保
出版者
東京帝國大學航空研究所
雑誌
東京帝國大學航空研究所彙報
巻号頁・発行日
vol.215, pp.207-212c, 1942-07

資料番号: SA4415800000
著者
小西 和彦 阿部 芳郎 佐々木 由香 宮浦 舞衣 小畑 弘己
出版者
一般社団法人 日本昆虫学会
雑誌
昆蟲.ニューシリーズ (ISSN:13438794)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.117-120, 2022-09-25 (Released:2022-09-29)
参考文献数
9

We report that a nest of mud-dauber wasp, Sceliphron sp., was found in the Yagibara Shell Mound of Jomon cultural age in Chiba Prefecture, Honshu, Japan. This is the first record to be found nest of Aculeata from shell mounds. Though all Sceliphron species recorded from Honshu, Japan have been considered to be invasive insects, at least one species is considered to be native.
著者
佐々木 祐二 青木 光広
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.215-221, 2022 (Released:2022-04-20)
参考文献数
43

〔目的〕腰痛予防を目的とした腹横筋や腰部多裂筋などのローカル筋群に対するトレーニングを効果的に実施するための基礎研究として,どのような運動課題が筋の活動性に有効なのかを筋電図学的に検証すること.〔対象と方法〕健常成人男性20名を対象とした. Abdominal hollowing(AH)やAbdominal bracing(AB),加えて,それらと他の運動課題を併用した場合の8運動条件を設定し,右側の腹横筋,腰部多裂筋の筋活動量をワイヤ筋電図にて記録し,比較・検討した.〔結果〕腹横筋はAB+呼気時,腰部多裂筋はAB時に最も大きな活動がみられた.〔結語〕腰痛予防を目的としたトレーニングには画一的な方法はなく,機能不全の生じている筋に対する適切なトレーニングが必要であることが示唆された.