著者
佐藤 恵
巻号頁・発行日
2013-06-15

大学行政管理学会 2013年度第1回東北地区研究会, 東北学院大学, 2013年6月15日(土)
著者
安野 洋一 前田 基彰 佐藤 みち子
出版者
日本皮膚科学会西部支部
雑誌
西日本皮膚科 (ISSN:03869784)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.573-578, 1975-08-01 (Released:2012-03-24)
参考文献数
12

Dermadromeとしての脂漏性皮膚炎を検討するために京都府立医大皮膚科外来患者(昭和42~46年)で統計的観察をおこなつた。脂漏性皮膚炎は全体で3.32%にみられ, 疹型別(安田の分類に準ず)ではscalp type, facial type, flexural type, localized typeの順に多かつた。多発型と限局型の比は1:2.7であつた。つぎに全身性疾患との関係を糖尿病, 前糖尿病状態, その他の全身性疾患の3つに分けて検討した。全身性疾患を合併した脂漏性皮膚炎は18.9%にみられ, 40才以上で著明に増加した。高率にみられた疹型はflexural type, psoriasiforme, facial type, scalp typeの順で, とくにflexural typeは糖尿病, 胃腸疾患, 肝疾患で多い傾向がみられた。また全身性疾患を伴う症例では多発~汎発型が増加した。
著者
佐藤 淳一
出版者
The Japanese Psychological Association
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.76, no.3, pp.203-210, 2005
被引用文献数
2

The purpose of this study was to construct Jung's Psychological Types Scale (JPTS), and to examine its reliability and validity. First, 87 pairs of items were written, and their content validity examined by two Jungian analysts, who judged 74 pairs of them to be appropriate. In Study 1 542 undergraduates, 245 men and 297 women, responded to the interim scale. Exploratory factor analysis found three factors: extraversion-introversion (E-I), thinking-feeling (T-F), and sensation-intuition (S-N). Results of additional factor analyses indicated that the three factors were almost orthogonal. Then, nine item pairs each for the subscales were selected for the JPTS. The scale had high alpha and test-retest reliability coefficients. In Study 2, concurrent validity of the scale was examined in terms of Myers-Briggs Type Indicator (MBTI) Form M. The correlations showed meaningful patterns for concurrent validity. In addition, the scale was evaluated in terms of NEO Five Factor Inventory (NEO-FFI), a five-factor model (FFM) scale. The result showed that the three factors of E-I, T-F, and S-N corresponded to Extraversion (positive), Agreeableness (negative), and Openness (negative) of NEO-FFI, respectively.
著者
佐藤 隆史 呉 勇波 林 偉民 島田 邦雄
出版者
社団法人 砥粒加工学会
雑誌
砥粒加工学会誌 (ISSN:09142703)
巻号頁・発行日
vol.54, no.7, pp.425-430, 2010-07-01 (Released:2011-05-27)
参考文献数
8
被引用文献数
1

磁性流体(MF)や磁気粘性流体(MRF)と同様に,磁気に感応する機能性流体の一種である磁気混合流体(MCF)は,新たな効果の発現のため多くの工業分野への応用が検討されている.MCFはMFと粒径数μmのカルボニル鉄粉で構成される流体であり,本研究ではMCFに砥粒とα-セルロースを混合することによりMCFスラリとして利用する.MCFスラリは流体であることから,工作物形状に倣って自由に変形できることに加え,強磁場下において流体中の磁性微粒子が磁力線方向に沿ってクラスタ(鎖状配列)を形成し粘度が増大するため,砥粒を半固定保持することができる.したがって,永久磁石に吸引したMCFスラリを工作物に押し付け,相対運動を付与することで,従来の研磨技術で困難とされる3次元形状工作物に対する高能率研磨技術への応用が期待できる.本報では,静磁場下におけるMCFスラリが高い加工力を工作物に付与できる反面,元の形状に復元されるのに時間を要することを実験的に確認する.また,変動磁場下では強制的に磁性微粒子の再配列が促され,形状が復元されることを確認し,その復元機構を明らかにする.また,変動磁場下のMCFスラリは工作物に付与できる加工力が低下するものの,能率的な加工が可能となることを明らかにする.さらに,3次元形状工作物に対する加工特性を評価する.
著者
鎌田 由紀子 川端 輝江 長谷川 恭子 佐藤 敏子 生井 一之 川上 正舒
出版者
女子栄養大学
雑誌
女子栄養大学紀要 (ISSN:02860511)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.49-54, 2003-12-01
被引用文献数
1

糖尿病による動脈硬化発症リスクとして, 食後高脂血症が注目されているが, それを検出する方法は確立されていない。食後高脂血症を検出し評価するには, 汎用可能で日常食に近い食事内容を統一した負荷試験食が必要である。日本糖尿病学会テストミール開発ワーキンググルーブは洋食風の朝食型試験食 (テストミール) を開発した。本研究はこのテストミールを用い2型糖尿病における食後高脂血症・食後高血糖を評価し, 食後高脂血症を規定する可能性のある他因子の検討を行った。(1)テストミールは, バター8g, はちみつ15gを塗ったトースト (60g), 砂糖8g入りヨーグルト, 野菜100g入りスープ, 半熟卵1個を用い, エネルギー及び栄養量は総エネルギー474kcal, 脂質18.3g (34.7%), S : M : P=48 : 38 : 14であった。(2)患者群におけるGTTとMTTの比較検討において, 血糖, IRIがMTT, GTTともに食前値に比べ2時間値が有意に上昇し, またGTT, MTTの2時間値が正の相関を示し, 食後高血糖の評価を今回のテストミールが代用可能である事が示唆された。TG, RLP-choはMTTで2時間値が有意に上昇した。(3)患者群は, HOMARと空腹時TG, 食後TG, 空腹時RLP-choにおして有意な正の相関がみられたことから, RLP-choはインスリン抵抗性の指標となりうる事が示唆された。(4)食出摂取と食後血中脂質の関連検討では, 砂糖類摂取 (kcal/day) とTG, RLP-choの各時点との間に正の相関がみられ, 食事のTG, RLP-choの増加に伴って, 食事内容を変えていく事は有効であると思われた。以上の結果から, 軽症2型糖尿病患者において食後高血糖だけでなく, 食後高脂血症の評価は重要であり, 本テストミールは食後高血糖・食後向脂血症, 両者の評価をする事が可能である事が判明した。
著者
吉本 圭一 亀野 淳 稲永 由紀 塚原 修一 村澤 昌崇 椿 明美 藤墳 智一 江藤 智佐子 酒井 佳世 木村 拓也 志田 秀史 三好 登 川俣 美砂子 飯吉 弘子 濱中 義隆 新谷 康浩 伊藤 一統 松高 政 坂野 慎二 長谷川 祐介 沼口 博 内田 由理子 安部 恵美子 渡辺 達雄 永田 萬享 飯田 直弘 舘 昭 小方 直幸 伊藤 友子 立石 和子 有本 章 赤司 泰義 秋永 雄一 佐藤 弘毅 杉本 和弘 竹熊 尚夫 ジョイス 幸子 吉川 裕美子 菅野 国弘 TEICHER Ulrich LE MOUILLOUR Isabelle SCHOMBURG Harald 石 偉平
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は、ユニバーサル化した第三段階教育システムを対象とし、大学型・非大学型の教育プログラム単位での機能的分化と質保証のあり方を探究した。教育の目的・方法・統制の観点で、学術型とキャリア・職業型の教育を実証的に把握した。(1)共同IR型卒業生調査から学修成果の修得と活用、コンピテンシーの必要と修得という2つのベクトルがみられた。(2)非大学型教員調査の結果から機関の職業・地域志向性と個人の研究志向性との葛藤がみられた。(3)WILなどカリキュラム調査から教育高度化と内外ステークホルダー関与の方向性について、分野別の特徴を把握した。(4)国家学位資格枠組(NQF)から日本への示唆が得られた。
著者
佐藤 常雄 溝井 理子 木村 凡 藤井 建夫
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.173-178_1, 1996-08-05 (Released:2009-12-11)
参考文献数
13
被引用文献数
2 2

イカ塩辛白作り (1試料) 及び赤作り (2試料, A, B) を試作し, その熟成中のヒスタミン (Hm) 量, Hm生成菌数及びHm分解菌数の消長を調べた. その結果, イカ塩辛熟成中のHm蓄積量は白作りで0.2~5.4mg/100g, 赤作りで0~1.0mg/100gと両者とも微量であった. また, Hm生成菌は赤作りAの熟成7日目にのみ確認されたが, その数も少なく3.0×101/gであった. Hm分解菌については, 白作り及び赤作りAともに熟成初期に確認されたが, その数は102/g程度とHm生成菌と同様に少なかった. Hm生成菌として Acinetobacter をイカ塩辛より分離したが, この細菌は今までにHm生成の報告のないものであった. またこの属の細菌は, イカ塩辛中に存在するHm分解菌としても数多く検出された.
著者
横山 博 金 正鎬 佐藤 純 佐野 元彦 平野 慶二
出版者
The Japanese Society of Fish Pathology
雑誌
魚病研究 (ISSN:0388788X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.99-104, 1996-06-15
被引用文献数
8 23

Uvitex 2B 蛍光染色をブリ・ヒラマサべこ病の原因微胞子虫 Microsporidium seriolae の胞子検出法として用いた. 体側筋肉ホモジネートの塗抹標本に Uvitex 2B 染色を施した場合の胞子検出率は, 剖検による"シスト"検出率より高く, 迅速診断法として有用と考えられた. パラフィン切片の Uvitex 2B-H & E 染色では, 成熟胞子のみが明瞭に識別でき, 微胞子虫の発育過程や宿主細胞による胞子の貪食, 被包化, 他器官への輸送などが観察され, 病理組織学的研究にも応用可能であった.
著者
佐藤 美幸 米山 実 伊藤 則博
出版者
北海道教育大学
雑誌
情緒障害教育研究紀要 (ISSN:0287914X)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.31-36, 1992-03-31

現在,日本の肥満の子どもたちは増加傾向にあり,子供の肥満は小児成人病の危険因子を持つとされ予防対策と早期治療が求められている。しかし学校における肥満児は身体の健康問題だけでなく心の健康にも問題を持ち,心身相互に作用して形成された悪循環の中にある。筆者は肥満児の心の問題を探るため内面へのアプローチを試み,道内における肥満児療育センターとして機能している道立有珠優健学園を研究のフィールドとし,自己像に関する調査を実施した。その結果,(1)肥満児は普通児に比べて自己に否定的で情動不安定,敏感性が強く意欲・強靭性に欠けるなど多くの因子において普通児との相違が見られた。(2)同じ肥満児でも性差がみられ,特に普通学級に在籍している肥満女子が極めてネガティブな自己を示した。これに対し(3)療育途中にある肥満児は情動不安定を残すものの他の因子において普通児との間に有意差が認められなかった。彼らには,(4)SCTの記述により意欲・強靭性の高まりや自己肯定への兆候がみられた。道立有珠優健学園における肥満児のための食事療法,運動療法をはじめとする環境設定のあり方や精神面でのケアを重視した子ども主体の自治会活動など多面的な実践が彼らに自己意識の変容をもたらし,理想自己に向けて成長する現実対処的な自己の形成^<1)>を促したと思われる。肥満児に対してはこのような全人格的指導が重要であり,今後は地域・学校保健の場においてこのようなアプローチが試みられることが望まれる。
著者
佐藤 篤 衣川 修平 東 理恵 白川 治
出版者
近畿大学臨床心理センター
雑誌
近畿大学臨床心理センター紀要 = Bulletin of center for clinical psychology Kinki University
巻号頁・発行日
no.3, pp.159-167, 2010-10-01

[要約] 近畿大学医学部附属病院メンタルヘルス科における認知症に対する心理検査の現状を報告する。 「もの忘れセット」の名称で、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)、Mini-Mental State Examination(MMSE)、Alzheimer's Disease Assessment Scale認知機能検査(ADAS-Jog)、Clock Drawing Test; 時計描画テスト(CDT)の4つの検査を施行している。検査を施行する際の注意点ならび解釈の着眼点を示し、認知機能評価の中で心理検査に求められる役割を述べた。今後の課題としてMCIやFTDの鑑別に敏感な認知機能評価のテストバッテリーを組むことが求められる。
著者
西浦 定継 佐藤 栄治 大西 隆 木下 瑞夫
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.889-894, 2011-10-25 (Released:2011-11-01)
参考文献数
15
被引用文献数
1 1

タイは80年代から目覚ましい経済成長を遂げてきている。1997年にアジアの金融危機により一時停滞したものの2000年代に入ってアジアの生産拠点として再び成長軌道を歩んでいる。首都バンコクには、外資の工場立地を起爆剤として人、物が集中し、大きく変容してきている、本研究では、バンコク大都市圏について、1988年から2008年の20年間の都市変容を調査分析、考察した。調査対象としては、過去3年代の総合計画においてサブセンターとして計画されている地区を抽出し、そこに立地する商業業務機能をカウントし、1988年、98年、08年のデータを総合的に分析し、その相対的関係より考察した。従来からの集積地は規模が縮小し、拠点的な役割を担ってきた集積地は姿を消し、中規模程度の集積地が広く分散する構造に変わってきている。今後は、衰退する集積地の再開発などが課題となる。
著者
佐藤 博志
巻号頁・発行日
2015

科学研究費助成事業 研究成果報告書:挑戦的萌芽研究2013-2014 課題番号:25590218
著者
広木 晋也 柴田 知己 佐藤 陽彦
出版者
Japan Society of Physiological Anthropology
雑誌
The Annals of physiological anthropology (ISSN:02878429)
巻号頁・発行日
vol.10, no.3, pp.147-153, 1991

The purpose of the present study was to examine hemispheric differences in visual recogni-tion of two kanji letters. Kanji phrases and nonsense kanji letters were presented unilaterally to the left or right visual hemifield in thirty normal right-handed men by a tachistoscope. The experiments were separated into three conditions ; the mixing task (ten phrases and ten sets of nonsense letters are presented by mixture), the phrase task (twenty phrases are presented), and the nonsense letters task (twenty sets of nonsense letters are presented). Under all conditions, significant right visual hemifield superiorities for the accuracy of recognition of phrase and nonsense letters were observed.