著者
高谷 雄太郎 中村 謙太郎 加藤 泰浩
出版者
日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.15-15, 2010

CO2帯水層貯留の貯留サイトとして,地中の玄武岩層に注目が集まっている.玄武岩は反応性が高く,またCaやMg,Feといった,炭酸塩鉱物を形成しやすいアルカリ土類元素に富んだ組成を持つことから,CO2貯留の長期安全性を規定する地化学トラッピングが速やかに進行すると期待されるためだ.本研究では,玄武岩層内におけるCO2地化学トラッピングの進行速度やその特性を明らかにするため,貯留層を模した実験条件下でCO2‐水‐岩石反応を実施した.発表では,得られた実験データをもとに長期的な炭酸塩鉱物の形成モデルを提示し,さらにCO2の固定効率の推定を行う.
著者
加藤 一郎
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測と制御 (ISSN:04534662)
巻号頁・発行日
vol.14, no.3, pp.247-248, 1975-03-10 (Released:2009-11-26)
被引用文献数
1
著者
的野 春樹 丸森 宏晋 加藤 寿宏 渡邊 昭信 小野 裕明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MR, 磁気記録 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.424, pp.1-4, 2008-01-10

FPDのHD化の流れに沿って、家庭用ムービー市場もHD化が進んでいる。しかしながら、記録媒体としてはテープ、DVD、HDD、SDカードと乱立状態である。それぞれメリット、デメリットがあるが、ユーザにとって選択は難しい。今回開発したBDカメラは(1)5M画素CMOSセンサ、(2)HD対応カメラ信号処理LSI、(3)高圧縮H.264コーデックLSI、(4)BD記録対応により、家庭用ムービーとして十分な1時間記録が可能なHDカメラである。また、H.264/MPEG2/JPEGを1チップで処理可能なコーデックLSIを採用し、ソフトウェア制御も新たにマルチコーデック対応とした。
著者
鈴木 栄幸 加藤 浩
出版者
日本認知科学会
雑誌
認知科学 (ISSN:13417924)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.1_36-1_47, 1995-02-28 (Released:2008-10-03)
参考文献数
14
被引用文献数
2 1

In this paper, role of computer-based tools is discussed from a standpoint of situated learning theory, which considers learning as a process of enculturation to a community of practice. The authors propose utilizing computer-based tool for supporting collaborative learning and mention AlgoBlock, a tangible programming language developed by the authors, as an example of computer-based tools for facilitating learners' conversation and cooperation.AlgoBlock is a set of physical blocks. Each block corresponds to a command of a Logo-like programming language, therefore, learners can connect those tangible blocks manually to form a program and they can share commands and programs on physical work space. It works as an open tool that enables learners to monitor each other's intention, and to make use of eye lines and body movements as resources for collaboration control, thus this tool supports social interaction among learners. By using this tool within adequate classroom settings, the authors believe, learners can improve their skills for programming and logical thinking through conversation and cooperation. To show the positive effect of the tool on learners' collaboration, the result of observational sessions, in which elementary students engaged in group programming works using AlgoBlock, is described.
著者
加藤 誠 安井 敏夫
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.85, no.10, pp.651-653, 1979-10-15 (Released:2008-04-11)
参考文献数
5
被引用文献数
1
著者
平松 早苗 山田 弘和 上綱 久美子 長谷 高史 加藤 三喜
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.8, no.8, pp.6-9, 2003-03-30

国営ひたち海浜公園「砂丘ガーデン」のサイン整備は、サイン単体のデザインだけでなく、多様な情報を適切に伝達するための総合的な視点を持ったインフォメーションデザインの観点から、計画・設計を行ったものである。計画当初から、学識者や地元研究者の協力のもと、グラフィックやイラストレーターを交えた各専門デザイナーの共同作業としてデザイン検討を行った。また、運営側の協調を得ることで、パンフレット等の運営ツールまで反映するデザインとした。
著者
和気 早苗 加藤 博一 才脇 直樹 井口 征士
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.7, pp.1469-1481, 1994-07-15
被引用文献数
23

人間と機械による合奏において、人間の即興演奏に合わせて出力が適宜変化する、協調型自動演奏システム"JASPER"(Jam Session Partner)について述ぺる。本研究では合奏での人間・機械間のコミュニケーションを実現するために、計算機内に<聴く→感じる・考える→演奏する>という人間の即興演奏過程を模倣した演奏家モデルを構築した。また、テンション・パラメータという感覚量を定義し、それを用いることで、演奏に現れる感性情報を抽出し処理することを試みた。システムヘの入カはMIDI楽器からの即興演奏である。その演奏から人間の演奏者のテンション値を計算する。これは人間の演奏における緊張感を表すものである。演奏者のテンション値を考慮し、システムの持つさまざまなルールによってシステムのテンション値が計算される。出力はドラムとべ一スの演奏であり、システムのテンション値に適合するパターンが複数の侯補より選択される。実際こシステムとの合奏を行った演奏者からは'とても楽しく演奏できる''計算機が自分の演奏に応答することは非常に興昧深い'といった評価が得られた。本研究は演奏に含まれる感性惰報を計算機で扱おうとする試みの一つである。合奏という形でのコミュニケーションを研究しシステムを構築することで、人間・機械間における協調作業、そして感性情報を合むコミュニケーションの可能性を見いだすことができた。
著者
加藤 正人 内山 雅史 岡本 隆
出版者
中央水産研究所
雑誌
黒潮の資源海洋研究 = Fisheries biology and oceanography in the Kuroshio (ISSN:13455389)
巻号頁・発行日
no.4, pp.45-49, 2003-02

ハリセンボンは、浅海の珊瑚礁や岩礁域に生息し、津軽海峡以南の日本海沿岸、相模湾以南の太平洋岸に分布する。日本近海では南西諸島や台湾付近で産卵し、稚魚は黒潮域や対馬暖流域に出現するといわれている。房総半島沿岸では普段目にすることは希で、漁業の混獲物としてもほとんど出現しない。ところが、2002年1月、房総沿岸の定置網にハリセンボンが大量に入網し、以後4月頃まで断続的に入網が続いた。このような暖海性種の特異的な大量来遊の記録は、漁海況の変動やその要因を明らかにする上で、有益な情報になると考えられる。そこで、千葉県各定置網での入網状況と入網したハリセンボンの大きさ、他県における来遊状況を整理したので報告する。
著者
植木 研三 加藤 進 有岡 大樹 南部 公孝 北村 岩雄 池田 長康
出版者
富山大学
雑誌
富山大学工学部紀要 (ISSN:03871339)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.9-15, 1997-02

New electric power generation system with water drops based on the principle of electrostatic induction are considered. The preliminary experiments on the devise with one stage for the system are carried out for examining the possibility of effective collection of the electric charge. Dependence on devise parameters such as an applied voltage on the electrode, the length and width of its plate are examined in this experiment. It is found that amount of the collected charge increases with the applied voltage and the length of the electrode plate and the amount decreases with the width of the plates. It is also found that there is the upper limit on the amount of charge owing to water drops hitting on the electrode plate. For the survey of an electric power generation station with multi-stage system, the another device with two stage is constructed and examined.自然エネルギーを利用した発電方式として,従来の水力発電に対し,水滴を利用した新しい考えを提示する。このシステムは,静電誘導により水滴に電荷を持たせ,この水滴が重力によって同極性の電荷間の反発力に逆らって電荷を水槽に集電する。さらに,蓄電後は水のみを排出し,コンデンサーに集電する。次の段で再び電荷を持たせ,集電することを繰り返すという発電方法である。これは,静電発電機としてケルビンらが油滴を用いて考えた極めて古い方法であるが,我々はこれを発電システムとしての可能性を探るため,多段システムを考え,このための基礎実験を行った。
著者
植木 研三 加藤 進 有岡 大樹 北村 岩雄 池田 長康
出版者
富山大学工学部
雑誌
富山大学工学部紀要 (ISSN:03871339)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.9-15, 1997-02

New electric power generation system with water drops based on the principle of electrostatic induction are considered. The preliminary experiments on the devise with one stage for the system are carried out for examining the possibility of effective collection of the electric charge. Dependence on devise parameters such as an applied voltage on the electrode, the length and width of its plate are examined in this experiment. It is found that amount of the collected charge increases with the applied voltage and the length of the electrode plate and the amount decreases with the width of the plates. It is also found that there is the upper limit on the amount of charge owing to water drops hitting on the electrode plate. For the survey of an electric power generation station with multi-stage system, the another device with two stage is constructed and examined.
著者
野崎 守英 加藤 敏 弘 睦夫 加藤 信朗 中村 昇 土橋 茂樹 田中 久文 清水 正之
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2000

言葉には価値を示す言葉と事実を示す言葉とがある。その二つの性格が一つの言葉のうちで重なる場合もある。本研究では、言葉のそうした面について、参加者のさまざまな視角を提示し重ね合わせることを通して、倫理的な価値の多様なあり方の諸相を検討することを試みた。三年間の共同研究を経て明らかになったことを要約すると次のようになると思える。価値語・評価語のあり方にかかわって考えを進めるあり方には、大旨、少なくとも三つの方向がある。第一にあるのは、価値を含む言葉はそもそもどのような組成を備えて成り立つ、と見定めるのが妥当なのか、事実を示すとみなされる語と価値を示す語とは、どんな位相の差を示すものとしてあるのか、あるいはそうした位相の違いといったものなどはそもそもないと定める視点を立てることもできるのかどうか、といった点について、事を抽象する方向に眼を据えて思索を試みる、といった質の究明である。第二にあるのは、徳目としてしばしば話題にされる質の概念、あるいはもう少し広い幅で、人の価値指針となるような概念の成り立ちや意味を問う、といった視点からの究明である。儒学が倫理思想の体裁をとって問題にされる際には、そうした側面がとりわけ立ち上がることになる。旧来、この面の検討は、かなりなされることがあった、といえる。第三としてあるのは、広く日常にも用いられている言葉のうちに含まれている価値指示のあり方(たとえばさまざまな形容詞のうちに籠められているさまざまな価値内包性といったあり方)について、その意味内包のいろいろな方向の検討を試みるといった質の究明である。仔細は、報告集の参加者の論文のうちに見られる。
著者
早川 由紀夫 荒牧 重雄 白尾 元理 小林 哲夫 徳田 安伸 津久井 雅志 加藤 隆 高田 亮 小屋口 剛博 小山 真人 藤井 敏嗣 大島 治 曽屋 龍典 宇都 浩三
出版者
特定非営利活動法人日本火山学会
雑誌
火山. 第2集 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.S208-S220, 1984-12-28

Stratigraphy and thickness distribution of the pyroclastic fall deposits formed during the eruption of Miyakejima volcano on October 3-4, 1983, were studied immediately after the deposition. Of the total mass of 20 million tons erupted, 8.5 million tons were ejected as basaltic scoria to form a complex set of air-fall deposits east of the fissure vents. One million tons of the latter were ejected from the upper fissures as fire-fountain products. The rest was the product of phreatomagmatic explosions which occurred in the lower fissures where ground water chilled the magma to form dense scoria blocks which devastated villages. Explosion craters and a tuff ring were formed along the N-S trending lower fissures. Account of the general distribution of the deposits, nature of the constituents, mutual stratigraphic correlation and correlation with observed sequence are given.
著者
菊池 新 加藤誠巳 高木 啓三郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.25, pp.25-32, 1994-03-15
被引用文献数
2

近年、我国の公共交通網は一段と整備されて来ているが、それに伴い時刻表を考慮に入れて任意の出発地から任意の目的地に至る最適な経路を求めることは困難になりつつある。筆者らは従来からパーソナルコンピュータを用いて、新幹線特急と航空便の時刻表を考慮して最適な乗継系列を探索するシステムを作成したが、出発地、目的地は新幹線の駅または空港に限定されており、最寄りに新幹線の駅あるいは空港がないところが出発地または目的地である場合にはどこの新幹線の駅あるいは空港にアクセスするのが適当であるか分からない欠点があった。本論文では、日本全国の私鉄を含む9,015の鉄道駅ならびに空港を出発地あるいは目的地として指定したとき、航空機、新幹線特急、JR在来線特急の時刻表を考慮に入れて、第k最適乗継系列 (=1,2,・・・) を探索する方法ならびに実際に最適乗継系列をパーソナルコンピュータPC?9821を用いてWindows3.1の下で探索した結果について述べている。In recent year, the public transportation networks of Japan have made remarkable progress, so that one cannot easily find the optimal route from his origin to his destination. The authors already developed a system which provides the optimal transfer sequence of the Shinkansen limited expresses and the airplanes with the timetables taken into account. The defect of this system is that only the Shinkansen stations and the airports can be designated as an origin or a destination. As a result, a person whose nearest access point is the local station does not know where to go in order to take the limited expresses or the airplanes. In this paper, an optimal transfer sequence searching method and system is presented, in which any one of 9,015 stations and airports can be chosen as an origin or a destination. This system treats not only the airplanes and the Shinaknsen limited expresses but also the limited expresses of the conventional JR lines. The time require to obtain the optimal transfer sequences is quite reasonable, which reveals that the system running on a personal computer under Windows 3.1 is of practical use.
著者
加藤 好博
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. V, 教科教育 (ISSN:03893480)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.77-84, 1990-09

平成元年3月に発表された教員免許法の改正で,数学および理科の教員免許状取得に必要な専門教育科目においてコンピュータの活用が強調された。本学理学科では,昭和60年度,パーソナルコンピュータが教育現場へ急速に普及しつつある情勢を考慮して,至急に適切な対処をすべく「理学科情報教育検討委員会」が発足し,昭和61年度から理学科および第二部の学生に,パソコンによる情報教育を実施して多大の成果をあげ現在に至っている。今回の免許法の改正は,われわれの情報教育に対する取り組みが至当であったことを示すものである。これを機会に,その内容をさらに充実させるため今までの実状を振り返り,同時に大きく改編された本学の新しい体制下における今後の情報教育のあり方について提言する。In this paper a Fundamental Teaching Method of Information Science for the School Teacher Training Course in Science and the Night-Time Course of Elementary School Teacher Training is descrived,which has been carried out since 1986.From the experiences during the past few years,a lot of usefull information about the teaching method of information science has been obtained,on the basis of which effective approaches to teaching methods of information science in the fufure are discussed.