著者
太田臨一郎著
出版者
日本古書通信社
巻号頁・発行日
1987
著者
太田 純子 川津 智是 調 裕次 矢敷 敦 松岡 縁 小川 一恵 板東 弘子
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.273-276, 1993

心因的背景が原因となった剥脱性口唇炎の2例を報告する。症例1の17歳男性は思春期における自我同一性形成途上での不安, 葛藤, 挫折感が自傷行為になったと考えられ, 症例2の17歳女性は醜形恐怖症が原因となったと考えられる。いずれも皮膚科的治療では寛解に至らず, カウンセリングや向精神薬によって精神状態が改善してはじめて口唇炎も改善した。
著者
小林功介 辻本拓也 安本匡佑 羽田久一 太田高志
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.207-208, 2013-03-06

2012年10月の就職内定率が6割を切り、就職難と叫ばれて久しい。多くの就職活動生(以下就活生)は、いくつもの企業の選考を受けてもなお内定を獲得することができず、その代わりに数多の「不採用通知メール(通称 お祈りメール)」を受け取っている。 本研究では、お祈りメールが就活生に与える虚しさに着目し、これを題材にしたインタラクティブコンテンツを開発することで、就職難という昨今の世相の皮肉的な表現を試みている。神社の参拝を模したお祈りのジェスチャーに反応して、映像と音楽に併せて加工したお祈りメールの文面を提示する作品である。 なお、このコンテンツは今年10月30日から1週間に渡って開催された東京デザイナーズウィーク2012に出展され、閲覧者の好意的な反応を多数得た。
著者
原田 久志 太田 誠 林 泰宏
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌 (ISSN:03694577)
巻号頁・発行日
vol.1988, no.8, pp.1229-1231, 1988-08-10 (Released:2011-05-30)
参考文献数
12

A methanol fuel cell combined with a photocatalytic reaction apparatus is proposed. This new type cell works as a methanol fuel cell in the dark and as a hydrogen-oxygen fuel cell under illumination. Methanol is reformed into hydrogen by the photocatalytic reaction using Pt/TiO2, and evolved hydrogen is provided for the anode of the fuel cell. The performa nce of this cell under illumination is better than that of the methanol fuel cell.
著者
王 宝禮 今村 泰弘 藤井 健男 音琴 淳一 太田 紀雄 大浦 清
出版者
一般社団法人 日本歯科薬物療法学会
雑誌
歯科薬物療法 (ISSN:02881012)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.101-107, 2004-12-01 (Released:2010-06-08)
参考文献数
29

本研究では, ヒスタチンを用いて歯肉組織中に最も多く存在するヒト歯肉線維芽細胞に対する影響について検討を行った.ヒスタチンは新鮮ヒト耳下腺唾液を用いてハイドロキシアパタイトクロマトグラフィーによって分離, 精製された.ヒト歯肉線維芽細胞は, インフォームドコンセントのもと抜歯後の歯に付着する歯肉組織から摘出した.ヒト歯肉線維芽細胞は, ヒスタチンを添加し培養された.細胞増殖はMTT分析, DNA合成はBrdU法, Ki-67タンパク質の検出はウエスタンブロット法で行われた.結合分析はオプティカルバイオセンサーによって行われた.ヒスタチンは, ヒト歯肉線維芽細胞に対して増殖率, DNA合成率, Ki-67タンパク質量を増加させた.ヒスタチンとヒト歯肉線維芽細胞の結合が確認できた.以上の結果から, ヒスタチンがヒト歯肉線維芽細胞の増殖を誘導したことを示唆した.将来的に, ヒスタチンが歯周病患者における歯肉線維芽細胞の再生を誘導する可能性があるかもしれない.
著者
薄田 勝男 斎藤 泰紀 遠藤 千顕 高橋 里美 菅間 敬治 佐川 元保 佐藤 雅美 太田 伸一郎 永元 則義 本宮 雅吉 藤村 重文
出版者
特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会
雑誌
呼吸器外科 : 日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09174141)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.394-400, 1991-05-15

10例の乳糜胸(外傷性7例,特発性3例)を対象に治療法を検討した.外傷性乳糜胸は全例手術後(肺癌5例,食道癌1例,縦隔平滑筋腫1例)に発症し,1日の乳糜漏の最大量は150〜1650ml(2.4〜36ml/kg)であった.再開胸術を施行した6例の乳糜漏のコントロールは良好であった.外傷性乳糜胸の場合,成人例で1日17ml/kg以上の乳糜漏を示すものに手術療法の適応がある.特別性乳糜胸は3例とも女性で,両側性が2例,左側が1例であった.両側性乳糜胸のうち,開胸術・中心静脈栄養法・胸腔内持続ドレナージ等の積極的治療を施行した1例は術後6年7ヵ月後生存中であるが,低脂肪食・胸腔穿刺・胸膜癒着療法等の保存的治療のみを施行した1例は,著明な拘束性換気障害を合併し3年後死亡した.特発性乳糜胸では,保存的治療で拘束性換気障害を招く前に,十分な検索を行ったのち積極的に手術療法を選択すべきである.
著者
森下 慎一郎 瀬戸川 啓 中原 健次 太田 徹 眞渕 敏 海田 勝仁 小川 啓恭 児玉 典彦 道免 和久
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.122-123, 2011-04-20

【目的】造血幹細胞移植患者に対し無菌室内で運動療法を実施し,その効果と安全性を検討することである。【対象および方法】造血幹細胞移植を受けた患者30名(運動療法群15名,コントロール群15名)を対象とした。造血幹細胞生着の有無,生着までの日数,感染症,移植前後の身体機能を評価した。【結果】運動療法群,コントロール群共に造血幹細胞は全例生着し感染症も認めなかった。身体機能は移植前と比べると移植後,筋力,体重,6分間歩行は低下したものの,歩数は有意差がなく,逆に15名中6名は増大した。【結語】免疫機能が低下している期間中でも感染予防を徹底すれば,安全に運動療法を実施できた。しかしながら,移植前と比べると移植後は身体機能は低下していた。本研究では,運動療法群のみ身体機能評価を行っており,今後,運動療法の効果を検証するには無作為化比較試験の実施が必要であると考えられる。
著者
井上 俊明 太田 睦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.500, pp.7-12, 2012-03-22

各種のカメラ搭載機器の急速な普及に伴い、撮影・蓄積された画像を有効に活用する画像認識技術への期待が高まっている.特に認識対象を限定しない一般物体認識問題の研究では,画像のアピアランス変化に頑強なSIFTやSURFなどの局所特徴量抽出手法が広く用いられており,これらのさらなる高精度化により認識性能を効果的に改善できると考えられる.そこで本研究では,SIFTに注目した高精度化手法を提案する.従来のSIFTでは,ガウス関数の空間微分であるLoG関数を近似したDoGフィルタを用いて,スケールスペース画像から特徴点を検出していたのに対し,本研究では,DoGフィルタの代わりにウインドウサイズを固定した単純なラプラシアンフィルタを用いる.これによりLoG関数に対する近似誤差を改善するとともに,再現性のあるより多くの特徴点を検出できる.公開画像を用いた実験で本提案の効果を評価し,従来のSIFTやSURFに対して再現性が改善されることを確認した.また本提案によるSIFTを画像照合に応用し,ALOIデータセットを用いた実験でも照合精度が改善されることを確認した.
著者
太田 元規 福地 佐斗志 小池 亮太郎
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.085-089, 2017 (Released:2017-03-30)
参考文献数
16

Protein-protein interactions are fundamental for all biological phenomena. The hub proteins interacting with a number of partner proteins play the vital role in the protein-protein interaction network. We investigated the subcellular localization of proteins in the network, and found that the proteins localized in the multiple subcellular compartments, especially the nucleus and cytoplasm, tend to be hub proteins. Examination on keywords associated with the proteins suggested that those related to post-translational modifications (PTMs) and transcriptions contributed to numerous interactions. Triggered by PTMs in the intrinsically disordered regions, they change interaction partners in the protein complex, and are translocated from cytoplasm to nucleus.
著者
太田 將勝
出版者
上越教育大学
雑誌
上越教育大学研究紀要 (ISSN:09158162)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.37-44, 2002-10
著者
小泉 仁子 太田 奈美 宮本 眞巳
出版者
順天堂大学
雑誌
医療看護研究 (ISSN:13498630)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.64-71, 2008-03

《目的》本研究では,助産実習における体験を明らかにし,助産師としての職業アイデンティティ形成を促す実習のあり方を検討するための根拠となる資料を得ることを目的とした。《方法》関東地方の4年制大学で助産選択をし,助産実習を行った学生のうち,本研究の趣旨を説明し協力の同意が得られた8名を対象とし,半構成的面接とフェイスシートとしての質問紙調査を実施した。実習中の体験に焦点を当てて検討するため,学生の抱いた感情に注目し分析を行った。《倫理的配慮》順天堂大学医療看護学部研究等倫理委員会の承認を得た。《結果》1.助産師の志望動機は,【肯定的感情】と【なりたい自分】という2つのカテゴリーにまとめられた。2.助産実習の体験に焦点を当てて検討するため,学生の抱いた感情に注目し分析を行い,1)否定的感情を伴う体験は,【助産実習の現実についていけないという思い】と【助産実習を乗り越えられないかもしれないという思い】という2つのカテゴリーを抽出した。2)肯定的感情を伴う体験は,【助産実習を支えてもらっている思い】と【助産師としてやっていこうという思い】という2つのカテゴリーを抽出した。《まとめ》助産師としての職業アイデンティティは,体験と共に形成されていくこと,否定的感情を伴う体験も適切な支援で肯定的感情に転化すること,リアリティショックの強弱とその立ち直りの過程に助産師としての職業アイデンティティ形成のポイントがあることが示唆された。
著者
太田 紘史
出版者
京都大学哲学論叢刊行会
雑誌
哲学論叢 (ISSN:0914143X)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.79-90, 2006

Anti-reductionists have argued for multiple realization as an obstacle to intertheoretic reduction. On the other hand, many philosophers have treated its original and conceptual arguments not yet to be confirmed, or tried to undermine them by splitting the realized types for local reduction. Here I analyse multiple realization through biological and psychological phenomena and construe them as substantive obstacles to reduction. Their empirical illustration does not support dismissing them as purely conceptual. Moreover, they resist the local reduction, showing that the splitting-strategy falls into token-identity theory but not type-identity theory. My argument goes on with analysis of realizing mechanisms, which also accounts for why biological and psychological sciences explore diverse mechanisms without universal laws.
著者
立松 英子 太田 昌孝
出版者
東京福祉大学・大学院
雑誌
東京福祉大学・大学院紀要 (ISSN:18837565)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.123-131, 2012-03

保育や特別支援教育では、発達過程をふまえた指導計画の作成や実践が強く求められている。本研究は、シンボル機能と視覚-運動機能を指標とした独自の評価法「LDT-TOB」の発達的意義を確認しつつ、認知発達と日常行動との関係を明らかにすることを目的とした。対象は、定型発達児481名(平均年齢4歳4ヶ月)と知的障害児615名(11歳11ヶ月)で、知的障害児群には自閉症スペクトラム(ASD)を伴う対象が約半数含まれていた。LDT-TOBと「改訂行動質問票(CBQ-R)」、「本郷一夫版『気になる』行動質問票」を実施し、シンボル機能の5Stage、視覚-運動機能の6タイプと年齢、言語表出、診断、行動との関係を検討した。LDT-TOBの結果と年齢や言語表出等の発達指標とは強く関係していた。また、それらの水準と行動との強い関係が明らかになった。
著者
山中 すみへ 太田 薫 野村 登志夫 高江洲 義矩
出版者
有限責任中間法人日本口腔衛生学会
雑誌
口腔衛生学会雑誌 (ISSN:00232831)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.186-194, 1999-04-30
被引用文献数
6

水銀やクロムなど歯科用金属によるアレルギー発現を調べるための検査法として,パッチテストが一般的であるが,刺激性と感作性の判別は容易ではない。本論文では,モルモットを用いて,歯科用金属の皮膚刺激性および感作性を評価した。まず皮内注射により皮膚刺激性を調べたところ,水銀が最も刺激性が強く,次いで白金や銅,クロムが強く,銀やニッケルは比較的刺激性が弱かった。また感作性試験では,感作陽性対照物質のDNCBや銀,スズ,クロムは,Buehler法よりもMaximization法で鋭敏な感作性を示したが,水銀はBuehler法でのみ感作陽性を認め,試験法による差異がみられた。貼付惹起の際に,アルミニウム製Finn Chamberを用いて水銀や白金の感作性試験を行うと,アルミニウムとの反応で刺激性が増強されるので不適当であった。さらに銀とパラジウム,クロムとニッケルの間では交叉感作性が認められたが,スズとパラジウム,水銀と金,水銀と白金との間では交叉性はみられなかった。水銀を連続繰り返し惹起すると,陽性率が上昇したことから,水銀との繰り返し接触で感作性が強くなることが考えられた。しかし惹起の間隔が長くなると,陽性率の低下傾向から水銀の感作性は持続的ではないことを示した。金属の皮膚刺激性および感作性を評価し,水銀とクロムは「中等度」,銀とスズは「弱」の感作性物質に分類できた。