著者
斉藤 敏夫 佐藤 光 師橋 辰夫
出版者
Japan Cartographers Association
雑誌
地図 (ISSN:00094897)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.1-13, 1977-09-30 (Released:2011-07-19)
参考文献数
12
著者
斉藤 絵里 岩附 聡 小出 醇 矢嶋 瑞夫 小島 靖
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.9, pp.454-459, 2011-09-15 (Released:2011-10-12)
参考文献数
10

ペポカボ茶種子水抽出物の夜間頻尿改善作用を検討するため,脱脂ペポカボチャ種子粉末をティーバッグに入れ抽出したお茶を用いてヒト試験を行った.その結果,夜間排尿回数が摂取前期間と比較してペポカボ茶摂取1週目から有意に減少した.摂取前期間で平均2.23±0.77回であったのに対し,ペポカボ茶摂取3週目では1.30±0.51回と有意に減少した.また排尿時の排尿スピード,尿切れ,残尿感についても摂取前期間と比較して改善が認められた.さらに,睡眠についても改善が認められた.以上のことから,ペポカボ茶は夜間頻尿改善作用を有し,睡眠改善作用を持つ可能性が示唆された.我々のこの研究結果は,種子中の脂溶性成分以外の水抽出物に,排尿障害改善作用があることを明らかとした新しい知見である.
著者
武者金吉文 斉藤博之絵
出版者
小峰書店
巻号頁・発行日
1950
著者
田辺 俊介 松谷 満 永吉 希久子 濱田 国佑 丸山 真央 米田 幸弘 斉藤 裕哉 張 潔 五十嵐 彰 伊藤 理史 桑名 祐樹 阪口 祐介
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

近年の日本のナショナリズムの時点間比較として、前回調査の2009年全国調査データと本科研費によって得た2013年全国調査データを用い、2時点間の比較分析を行った。その結果、愛国主義については大きな変化は見られず、純化主義は一定程度強まる傾向が示された。また排外主義は、対中国・対韓国に対するものと他の外国人に対するものの2種類に分けられた上で、対中国・韓国への排外主義については日本型愛国主義の影響力が強まっていた。この点は、尖閣/釣魚諸島沖衝突事件(2010年)や李 明博大統領の竹島/独島上陸(2012年)ような国家レベルの紛争が、人々の抱く排外主義にも影響した結果と考えられる。
著者
斉藤 一三 佐藤 英毅 湯沢 文男
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.147-150, 1988
被引用文献数
1

The blackflies fauna was surveyed at 68 stream sites in Tochigi Prefecture, Japan, in April-May 1983. A total of 2,794 larvae and 993 pupae belonging to 20 species were collected from 61 sites in Tochigi. The predominant species were Simulium uchidai (21% of the total), S. japonicum (21%) and Prosimulium yezoense (11%). The widely distributed species were S. japonicum (56%), S. uchidai (49%), S. subcostatum (45%) and S. suzukii (30%). Six species (S. iwatense, P. yezoense, S. japonicum, S. subcostatum, S. uchidai and P. kiotoense) were collected from the low land (lower than 500m above the sea level) to the high land (higher than 1,000m).
著者
斉藤 日出治
雑誌
大阪産業大学経済論集 = OSAKA SANGYO UNIVERSITY JOURNAL OF ECONOMICS (ISSN:13451448)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.103-128, 2017-06-30

20世紀末から急進展したグローバル化は深刻な危機に直面している。グローバル化は,所得格差,地域格差を拡大し,中産階級を崩壊させ,大量の移民・難民を創出し,宗教紛争・民族紛争を激化させることによって,ついに反グローバリゼーションの反動を呼び起こした。イギリスのEU 離脱,米国におけるトランプ大統領の誕生,ヨーロッパ諸国における極右政党の台頭は,グローバル化の隘路に直面した諸国の反動を物語っている。この反動は,グローバル化の隘路を主権国家の強化によって打開しようとする。保護貿易を強化する,流入する移民・難民を排除し厳しく取り締まる,自国民の雇用確保を優先する,といった排外主義的な政策が強化される。 日本も同じ流れに棹さしている。経済の新自由主義的進展がもたらした雇用の不安定化,貧困の増大,所得格差と資産格差の拡大は,社会の監視の強化,治安の強化,そして国家の軍事化と排外主義への動きを強化し,立憲主義の危機,神権的国体論を触発している。 新自由主義とは,社会を市場の競争原理に委ねるシステムであり国家の非介入を原則とするにもかかわらず,新自由主義の行き詰まりが国家の軍事化および治安の強化と連動し,ひとびとの市民的自由を抑圧する動きが高まっている。本論では,このように一見すると逆説的にみえる経済と国家の動向を,市民社会の共進化という視点から再考する。この再考によって,経済における市場原理の進展と,国家における権威主義の台頭と,市民社会におけるポピュリズムという大衆的熱狂が相乗効果をともなって増幅する新自由主義の社会危機の動態を究明する。その究明を踏まえて,この社会危機を乗り越える連帯と協同の新しい共進化の方向を提示したい。
著者
斉藤 仁
出版者
一般社団法人 日本歯科理工学会
雑誌
日本歯科理工学会誌 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.10, no.2, pp.241-265, 1991
被引用文献数
5

超微小荷重を用いたビッカース硬さ試験では, 試験荷重の微小化に伴い, 荷重保持時間依存性, 負荷速度依存性, 荷重依存性, 圧痕の計測誤差などに従来よりはるかに厳密な検討が要求されてくる.本研究はこれらの基礎的問題を検討した上で, ヒト歯質における超微小硬さ, 特に従来, 測定が困難であったセメント質を中心に, 歯質の硬さを組織別, 部位別, 方向別に系統的に測定し, 以下の結果を得た.1.超微小荷重を用いた象牙質のビッカース硬さは荷重保持時間依存性, 荷重依存性, 圧入速度依存性を示した.2.3g以下の微小荷重では計測機器による計測値の差が大きくなり, 計測機器の選択は慎重に行われるべき事が示唆された.3.3gの微小荷重を用いた今回の硬さ試験方法により, 従来困難であったセメント質の硬さ分布の測定が困難となった.また象牙質の硬さ分布は従来の報告とほぼ同様であった.4.0.2gの超微小荷重を用いることにより, 管周象牙質と管間象牙質の硬さを測定することができた.
著者
斉藤 葉子 大木 みどり
出版者
羽陽学園短期大学
雑誌
羽陽学園短期大学紀要 (ISSN:02873656)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.1-14, 2011-02

本研究Ⅶでは、「実習の事前・事後指導に関する研究Ⅵ」において、責任実習における保育実践で、約5割の学生が問題と捉えている「導入」について、その実態を探り、問題と課題を検討するために、2年次学生に対しアンケート調査を行った。 結果は以下の通りである。1.責任実習の内容は、制作活動が約6割を占めていた。集団遊び・運動遊び・表現遊びは約3割である。2.導入の内容は、「見本や作品の提示・関連した話・手遊び・紙芝居の読み聞かせ」の四つの内容の合計が107件で、全体の約7割となっている。3.幼児の遊びは本来主体的で、自発的であることが求められる。幼児の遊びを自発的、主体的な活動へ導くためには、意欲を掻き立て取り組むことができるような働きかけ「導入」を行っていく必要がある。4.手遊びは、保育実践する者の意識・視点を幼児の世界に近づけ、導入において新しい遊びの世界を広げる役割を果たしている。
著者
羽田野 袈裟義 種浦 圭輔 渡邉 誠 中野 公彦 斉藤 俊 松浦 正己
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B (ISSN:18806031)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.270-283, 2006 (Released:2006-08-18)
参考文献数
27
被引用文献数
3 4

プーリ・ワイヤ・フロート・カウンタウェイト・ラチェット機構を組み合わせたつるべ式構成の波力エネルギー変換システムの力学モデルを提示している.計算では,フロートの喫水状態を時々刻々調べ,フロートの一部没水,全没水及び宙吊りに応じて計算式を使い分けている.また,水槽実験により力学モデルの検証を行い,フロートがローリングを起こさない場合にはエネルギー利得の実験と計算が良好に一致することを確認した.次いで,実稼動を想定して諸量の計算を行い,フロートの喫水状態により発電量,ワイヤ張力などの力学量の時系列変化に違いが出ることを明らかにすると共に,種々の波高と周期の組合せに対してエネルギー利得の評価を試みている.
著者
石川 ふさ子 大石 充男 木村 圭介 安井 明子 斉藤 和夫
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 = Journal of the Food Hygienics Society of Japan (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.150-155, 2004-06-25
参考文献数
18
被引用文献数
27

キャピラリー電気泳動(CE)を用いて我が国の許可色素12種の分析法を検討した.食品中の色素を水および0.5%アンモニア-エタノール(1 : 1)混液で抽出し,色素抽出液をSep-Pak Plus tC18による固相抽出法で精製した.CE条件はキャピラリーにバブルセルキャピラリー,泳動液に20%アセトニトリル含有10 mmol/Lリン酸二水素カリウム-5 mmol/L炭酸ナトリウム緩衝液(pH 10.0)を用いた.各色素の移動時間および面積値の変動係数はそれぞれ0.28~0.62%,1.84~4.30%であり,吸収スペクトルによる確認限度は5~10 μg/mLであった.各色素の清涼飲料水,キャンディーおよび漬物からの添加回収率(10 μg/g)は70.0~101.5%であり,本法を市販食品に適用した.
著者
永井 美之 実吉 峯郎 吉田 松年 斉藤 英彦
出版者
名古屋大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1989

HIVに対する抗ウイルス剤開発にあたっての標的のひとつはちウイルスゲノムの逆転写の過程である。これまでに用いられたアジドチミジン(AZT)、ジデオキシシジン(DDC)には、相当な選択性が認められるものの、骨髄抑制などの副作用が重大問題となっている。骨髄抑制は、株化リンパ球とそこでのウイルス増殖の抑制から得られたin vitro治療指数からは予知できなかった。本研究では血液幹細胞のin vitro分化増殖系に対する薬剤の毒性が生体レべルでの骨髄毒性を反映するか否かを調べることを主要目的とした。ボランティアから得た骨髄細胞からエリスロポエチンと顆粒球コロニー刺戟因子により赤芽球系コロニー(CFUーE)及び顆粒球系コロニー(CFUーG)を形成させる過程に各種薬剤を加え、発育抑制の程度を算定すること、血小板系については株化された巨核芽球(MEGー01)の分裂増殖ならびにフォルボールエステルによる巨核球へ分化の際の薬剤の影響を調べた。その結果、AZTは臨床使用時の血中濃度に相当する濃度又はそれ以上で、CFUーEとCFUーGを共に抑制したが血小板系への毒性はみられなかった。一方DDCはCFUーEやCFUーGは抑制せずMEGー01細胞の分裂増殖を抑制した。巨核球への分化はDDCでも抑制されなかった。以上の結果は、AZTが貧血や顆粒球減少を招きやすく、DDCは血小板減少を招きやすいという実際の副作用とよく一致した。したがって、本システムは、抗エイズヌクレオシドアナログの骨髄毒性評価に有用であると考えられた。本システムにより新設計と既知のヌクレオシドアナログの毒性も検討したが、結果として、AZT又はDDCより優れた薬剤は見出せなかった。尚本研究の過程で、ヌードマウス、SCIDマウスを含む調べたすべての系統のマウス血清中に抗HIVー1活性の存在することを見出した。現在阻止物質の単離精製を進めている。
著者
味澤 幸義 赤羽 健司 赤羽 増夫 佐藤 和明 玉井 哲郎 斉藤 勝 田中 信之 鎌田 晃爾 小林 通洋
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.116, no.9, pp.735-747, 1996-09-25 (Released:2008-05-30)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

A number of benzimidazole derivatives were synthesized and tested for cholecystokinin A (CCK-A) receptor inhibitory activity in order to study structure-activity relationships. Significant CCK-A receptor inhibitory activities were found in the compounds having carboxyl or tetrazolyl group. As the most preferred compound, 4-(5, 6-dichlorobenzimidazol-2-yl)-N-(3-methoxypropyl)-N-pentylglutaramic acid (4g) was selected.