著者
由利 素子 田玉 雪莱 森川 陽
雑誌
日本繊維製品消費科学会2011年年次大会・研究発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.41, 2011-06-25

タイツとはパンテイストッキングと同じ形であるが、これより厚手のものをいう。また、編み機の針数360本以下の粗い針数、または40デニール以上の太い糸を使うものをタイツとする場合もある1)タイツには定番の黒やベージュ以外にも派手な色のカラータイツや、柄のある柄タイツ、網状の網タイツなどが多く出回っている。そこで、柄タイツや網タイツを着用したときの肌の露出具合や柄がどのような印象を与えるのかを明らかにしようと考えた。
著者
森 雅彦
出版者
日経BP社 ; 1992-
雑誌
日経情報ストラテジー (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.22, no.5, pp.8-12, 2013-06

大手家具・インテリアチェーンとして、2013年2月期決算で28年連続の増収、14年連続の最高益更新を見込む。本社を置く北海道から全国に展開、店舗数は300近くに増え、海外進出も強化する。2012年11月には客数の減少に対応して、大幅な値下げを発表。「安さを追求する」という。全ての商品や社員情報をすぐ把握できる次世代システムを「1年後に稼働させる」と明らかにした。
著者
貝森 弘行 岡本 吉史 若尾 真治
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.139, no.4, pp.380-387, 2019-04-01 (Released:2019-04-01)
参考文献数
15
被引用文献数
1

Recently, from the viewpoint of vibration and noise reductions, torque ripple reduction of motor-equipped electrical machines is the need of the hour. The authors have already proposed to improve torque characteristics of a synchronous reluctance motor using the topology optimization method. The evaluated rotor structure succeeded in substantial torque ripple reduction, but the cause for this reduction was unknown. In this paper, we investigate the reason for torque ripple reduction using the improved rotor structure of the motor by a topology optimization method known as R-SLP, by comparing it to the reference model using finite element analysis. A calculation method is proposed to analyze the circumferential magnetic force density of spatial and time harmonic orders using the magnetic density in the air gap. By focusing on the time order at which the torque waveform was evaluated, we estimate which circumferential magnetic force density orders affect torque ripple reduction. Then, we clarify the reason for torque ripple reduction to examine the influence of local shape of rotor structure using 12th time-harmonic magnetic fields. As a result, the modified flux barrier rotor structure is obtained, which further reduces the torque ripple in comparison to the previous structure.
著者
飯森 豊水
出版者
学校法人 開智学園 開智国際大学
雑誌
開智国際大学紀要 (ISSN:24334618)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.5-18, 2017 (Released:2017-11-20)
参考文献数
26

ウィーン古典派の作曲家J. ハイドンの研究においては、20世紀終盤に明確な変化があったことが一部で指摘されている。 ハイドン研究史を概観すると、19世紀後半にC.F.ポールによってハイドンに関する学問的研究が始まり、1930年代のデンマークの研究者J.P.ラールセンを先駆として、戦後には活発な資料研究が展開された。20世紀の後半は、組織的で体系的な資料研究と、その成果としての学問的校訂楽譜による「ハイドン全集」をはじめとする諸資料の刊行が中心的課題となった。その課題が一段落する世紀の終盤になって明確な変化が起こり、新たな研究の地平が拓かれた。しかしその目指すところはまだ明らかとはいえない。小論では、この変化を分析し、従来のハイドン研究にはなかった新しい研究の可能性を検討する。
著者
岸 茂 政岡 則夫 森 貴久
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1319-1323, 1998-07-15

頸動脈海綿静脈洞瘻が30か月前に発症した68歳の女性が,同側の視野異常で受診した。患側に浅前房と脈絡膜剥離が発見された。インドシアニングリーン赤外螢光造影で,後極部から上方の中間周辺部に脈絡膜循環障害による低螢光斑と,後極部から鼻側にかけて脈絡膜静脈の拡大があった。このような所見は,海綿静脈洞瘻で好発するものであり,脈絡膜剥離に特異な変化であるとは考えにくい。赤外螢光造影で検出できない脈絡膜血管の透過性亢進が持続しているためと推定された。浅前房と脈絡膜剥離は1か月後に自然寛解した。
著者
石黒 茂 西尾 晃 宮尾 陟 森川 嘉夫 竹野 一 柳谷 岩雄
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.90, no.3, pp.141-146, 1987 (Released:2007-02-23)
参考文献数
24
被引用文献数
1

マグネシウム(Mg)欠乏飼料で幼若ラットを飼育すると脾臓のヒスタミン含量が著明に増加する.この増加したヒスタミンがどのような細胞に含まれているのかを明らかにする目的で組織学的観察を行った.Mg欠乏飼料(0.001%Mg)で幼若ラット(平均体重50g)を飼育すると,8日目には脾臓の腫大がみられ,対照ラットの約2倍の重量を示し,ヒスタミン含量は約30倍に増加した.エポキシ樹脂包埋の厚切標本の光学顕微鏡観察により多数の顆粒細胞が観察された.電子顕微鏡観察では,核の形態と顆粒の電子密度から好中球および好酸球が鑑別されるが,この二種類の細胞以外に,数個から20数個の顆粒を含有する細胞が観察された.この細胞の顆粒の大きさは肥満細胞の約2倍(1μmを越える)に達するものも認められた.遊離脾臓細胞をギムザ染色すると,Mg欠乏ラットでは,対照ラットでは観察されなかった好塩基性骨髄球および好塩基球の出現が観察された.これらの細胞内にはo-phthalaldehydeと反応して黄色の螢光を示す顆粒が散在して認められた.一方,腹腔肥満細胞を同様にo-phthalaldehydeと反応させると黄色の螢光を示す顆粒は密に存在しており,好塩基性細胞のものとは異なっていた.以上の成績より,Mg欠乏ラット(Mg欠乏8日目)脾臓のヒスタミン含量増加には,好塩基球の増加が関与していることが示唆された.
著者
叶 少瑜 歳森 敦 堀田 龍也
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.165-174, 2016-12-24 (Released:2017-03-23)
参考文献数
18
被引用文献数
4

本研究は大学生のメディア/ソーシャルメディア使用とネット・リテラシーとの因果関係,及び両者に対する社会的スキルと性別の効果を明らかにすることを目的とした.大学生を対象に2時点のパネル調査を実施し,107名を対象に検討を行った.結果,(1)TwitterとFacebookを使用することで,新しい知り合いを作ることができると認識し,見知らぬ他者とコミュニケーションをもつようにしている.(2)男性では,Facebook使用に関するネット・リテラシーを習得することが,Facebookの使用,特に投稿頻度を増加させるだけでなく,社会的スキルを高める効果もあることが示唆された.(3)女性では,Facebookの投稿頻度を増加させることにより,それに関するネット・リテラシーの向上に寄与する可能性が示唆された.
著者
森 覚
出版者
大正大学
雑誌
大正大学大学院研究論集 = Journal of the Graduate School, Taisho University (ISSN:03857816)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.272-270, 2012

学位請求論文審査報告書
著者
高森 茂
出版者
美味技術学会
雑誌
美味技術研究会誌 (ISSN:13481282)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.3-4, pp.45-49, 2003-10-31 (Released:2010-06-28)
参考文献数
2
著者
松森 晶子
出版者
日本言語学会
雑誌
言語研究 (ISSN:00243914)
巻号頁・発行日
vol.150, pp.59-85, 2016 (Released:2016-11-17)
参考文献数
17
被引用文献数
3

本稿は,琉球八重山諸島の黒島方言に焦点を当てて,この方言のアクセントの仕組みを明らかにする試みを行う。まず本稿では,黒島方言には(一見したところ)原因不明なアクセントの型の交替が見られる,という事実の指摘から始め,このような交替の原因を明らかにするためには,これまで多良間島や池間島などのいくつかの宮古諸島の体系において,そのアクセント位置の算出に機能していることが分かっている「韻律語(音韻語)(PWd)」という韻律範疇を想定することが必要になることを論じる。あわせて本稿では,これまで二型アクセント体系として記述されてきた黒島方言は,実は3種類の型の対立を持つ三型アクセント体系であることも報告する。そして,どのような条件のもとでその3種類の型の区別が明瞭に出現するのかを予測・説明するためにも,やはり上述のPWdという韻律範疇の想定が不可欠であることを論じる。
著者
板垣 竜太 太田 修 高 榮珍 水野 直樹 喜多 恵美子 谷川 竜一 森 類臣 呉 永鎬
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2020-04-01

本研究は、冷戦期(1945年~1980年代)の北朝鮮において、国内外での人口や情報の流動性を背景として、いかに文化の諸領域が歴史的に形成され変化を遂げてきたのかを学際的に明らかにすることを目的とする。研究に際しては、社会の流動性、北朝鮮外の人口の相互影響、個人の能動性、文化の諸領域の相互関係(収斂)という4つの視点を一貫して導入する。その遂行のために学際的な研究体制を組織し、海外に散在する豊富な北朝鮮資料を共同で調査・分析するとともに、インタビュー調査も併用する。
著者
吉原 智仁 森本 忠嗣 塚本 正紹 園畑 素樹 馬渡 正明
出版者
西日本整形・災害外科学会
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.845-848, 2016-09-25 (Released:2016-12-06)
参考文献数
15

比較的稀な脊髄硬膜外血腫の3例を経験した.症例は,男性1例,女性2例,年齢は49歳,71歳,73歳である.発症時の症状はいずれも突然の背部痛であり,2例はその後麻痺を認めた.既往歴は高血圧2例,Hippel Lindau病1例であった.抗凝固薬内服例はなかったが,1例は片麻痺を呈していたため脳梗塞と判断され,t-PA治療がなされていた.血腫部位は頸椎部1例,頸胸椎部2例であった.背部痛のみで麻痺を認めなかった1例は保存治療を行い,不変・増悪の2例(t-PA治療例含む)は手術を行い,2例ともに改良Frankel分類でC1からEへと改善した.麻痺を呈さない症例については保存治療,麻痺の程度が不変・増悪例については手術治療が有効であった.また脊髄硬膜外血腫は片麻痺で発症する場合もあり,脳梗塞と誤診されt-PA治療により血腫増大,麻痺増悪を来たした報告も散見され,注意を要する疾患である.
著者
金森 憲太朗 高木 拓也 小林 健 有村 博紀
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回全国大会(2020)
巻号頁・発行日
pp.3Rin444, 2020 (Released:2020-06-19)

反事実的説明法(CE: Counterfactual Explanation)は,機械学習モデルの予測結果から説明を抽出する事後的手法の一つで,予測結果を所望のクラスに反転させるような特徴量の摂動方法を,説明としてユーザに提示する.ユーザはその摂動を,自らが望む予測結果を得るための"改善アクション"として直接解釈することができる.しかし,既存の改善アクション抽出法では,特徴量間の相関関係や外れ値リスクなど,元のデータが従う分布が持つ特性が十分に考慮されていないため,ユーザにとって実現可能な改善アクションが得られるとは限らず,改善アクションの実用性や信頼性に問題がある.そこで本研究では,実現可能な改善アクションを抽出するために,特徴量間の相関と外れ値検出スコアに基づく改善アクションの新たな評価関数を導入し,混合整数計画法に基づく解法を提案する.FICOデータセットを含む実データ実験により既存の改善アクション抽出法と比較を行い,提案手法の有効性について確認する.
著者
森本 忠嗣 小西 宏昭 奥平 毅
出版者
日本腰痛学会
雑誌
日本腰痛学会雑誌 (ISSN:13459074)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.145-149, 2009 (Released:2009-12-19)
参考文献数
5

腰椎椎間板ヘルニア(以下LDH)と変形性股関節症(以下OAH)に対するSLRテストで生じる臨床所見を比較検討した.対象はLDH102例,OAH141例である.両群とも手術施行例であり,両疾患の合併例は除外した.両群に対してSLRテストで生じる臨床所見を調査した.結果は,SLR角70度未満はLDH79%,OAH26%,疼痛誘発率はLDH83%,OAH25%であり,いずれもLDHで有意に高かった(P<0.01).誘発疼痛部位は,膝以下(臀部から膝以下までの疼痛)はLDH47%,OAH0%,臀部(臀部から大腿後面の疼痛)はLDH36%,OAH9%であった.本研究結果から,SLRテストの陽性率はLDHで有意に高く,LDHの診断におけるSLRテストの有用性が確認できた.しかしながら,両群ともSLRテストで臀部痛のみが誘発される症例があり鑑別に注意が必要である.