著者
松石 豊次郎 石橋 紳作 山下 裕史朗 栗谷 典量 神谷 育司 福田 清一 橋本 武夫 原 淳二 東 宏 庄司 順一 前川 喜平
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.149-155, 1996-03-01 (Released:2011-08-10)
参考文献数
15
被引用文献数
1

年, 周産期医療の進歩に伴い, 極低出生体重児の救命率は改善してきた.欧米諸国および本邦から極低出生体重児の短期, 長期の神経学的予後の調査が行われ, 従来, 正常および境界と思われていた児に学習障害などの少なくないことが指摘されてきた.また, 児の発達に影響を及ぼす家庭環境や両親の養育態度の重要性も強調されている.欧米で実施されているearly interventionの概念と適応, およびその有用性を紹介する.また日本の全国8施設で行われているearly interventionの実施状況と効果の紹介および将来の展望について述べる.
著者
石橋 晃
出版者
公益社団法人 日本畜産学会
雑誌
日本畜産學會報 = The Japanese journal of zootechnical science (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.1-13, 2007-02-25
参考文献数
33
被引用文献数
3 1

日本の配合飼料の生産量はここ数年約24,000万tである.その原料の大部分は外国からの輸入に依存しており,TDN換算で純国内産飼料の自給率は24.7%,濃厚飼料の自給率は9.7%である.そのため,自給率をあげることはわが国の畜産業界の最大の課題である.それを35%にまで引き上げるべく取り組みがなされている.また,BSE発生以来食の安全性に対する関心が高まり,安全性を担保するため色々な方策が講じられている.反芻動物の飼料への動物性タンパク質の混入を防止するためのA飼料,B飼料の製造工程分離,有害物質の混入防止,その他,配合飼料のトレサビリティ,鳥インフルエンザなどの疾病対策,環境問題など取り組むべき課題は山積している.しかし,絶対的な安全性の担保は不可能である.可能な限り,科学的な立場で対処していかなければならない.その中で不安視され,関心が持たれている遺伝子組換え作物と抗生物質の現状について述べた.
著者
石井 照周 米沢 俊彦 呉 慶和 川口 一司 石橋 徳雄
出版者
日本官能評価学会
雑誌
日本官能評価学会誌 (ISSN:1342906X)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.24-36, 1997-03-20 (Released:2013-07-26)
参考文献数
17
被引用文献数
1 1

We conducted a series of survey to find the source of difference in preferences among the U.S.A., Germany and Japan through the relationship between food preferences, dietary habits and evaluation on beer taste. We tried to find a measure to seize food preferences and dietary habits by questionnaires and we unveiled, by beverage preference survey, the degree of importance of factors in consumers' minds concerning both functions of beer in daily life and factors which compose deliciousness of beer. The relationship between drinking occasion and taste of beer was analyzed by the evaluation of taste of beer from the result of a test drinking using the same samples across the three countries. We recognized that there were clear differences among the three countries in food preferences, dietary habits, images toward beer, evaluation on preference and flavor strength of beer after the test drinking. It was made clear that the origin of regional difference in the taste of beer was related to the differences in food preferences, dietary habits and functions that consumers desired.
著者
石橋 孝昭
出版者
独立行政法人国立高等専門学校機構 熊本高等専門学校
雑誌
熊本高等専門学校研究紀要 = Research reports of Kumamoto National College of Technology (ISSN:18846734)
巻号頁・発行日
no.6, pp.90-93, 2015-02

This paper reports on public lectures "Useful Electronic Kits at the Time of a Disaster". The textbook in this lectures was devised to learn how to use electronic devices. In addition, wiring of electronic devices was also devised. A security alarm, SOS transmitter, a white LED light and so on were made by students.
著者
石橋 雅義 藤永 太一郎 伊豆津 公佑
出版者
The Chemical Society of Japan
雑誌
日本化學雜誌
巻号頁・発行日
vol.81, no.10, pp.1549-1554, 1960

滴下水銀電極を用いる電流規正ポーラログラフイーにおいては,被還元物質の電流電位曲線および限界電流がその後放電物質の電極反応過程に左右される。すなわち,多量後放電物質の電極反応が不可逆な場合,限界電流値は通常のポーラログラフ法におけ大拡散電流に等しいが,後放電物質が可逆的に還元されるときにはそれよりも約10%小さい限界電流値を示す。本報では,いて定電流電解するさいの1滴の間の電位時間式を,後放電物質の電極反応を考慮して導出し流電位曲線式および限界電流,その結果から電の式を求めた。得られた諸式は実験結果とよく一致することを確かめた。
著者
石橋 佳明 吉田 典正
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.109(2008-CG-133), pp.37-42, 2008-10-31

海にいる魚の群れは数十万体以上の個体から成る場合がある.また,ディスプレイの高解像度化からも,スクリーン上に大規模な群iれを表示することが望まれる.しかしながら,群れを形成するのに用いられる Boid アルゴリズムではリアルタイムにシミュレーションできる数は,我点の実装では数千体程度である.本研究では,動作生成処理を高速化し,従来の Boid アルゴリズムよりも効率的にアニメーション可能な階層的 Boid アルゴリズムを提案する.また数万体程の群れの動作生成がリアルタイムで計算可能なことを示す.
著者
川原 淳子 石橋 通江 坂本 洋子
出版者
日本赤十字九州国際看護大学
雑誌
日本赤十字九州国際看護大学intramural research report (ISSN:13478877)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.134-146, 2005-03-01

本研究の目的は、看護学生が認知的煩雑性によって対人認知に関する偏見的判断を促進させるか否かを検証することである。方法は、看護大学生103名を対象に、精神障害者に対する対人認知についての調査用紙を作成し実験を行なった。実験内容は、認知負荷強度3条件および、精神障害者ラベル提示有無の6つの実験群を設定し、それらの条件間で、認知する人物に対する印象、認知する人物の行動予測、認知する人物に対する自己の行動意図について測定した。その結果は、実験における認知負荷操作の有効性は確認できたものの、仮説を支持する結果は得られなかった。看護学生の対人認知傾向として、認知する対象人物が精神障害者である場合は認知的煩雑性によってその人物によりポジティブな印象形成が促進され、その人物のよりポジティブな行動予測が促進される傾向にあると考えられた。また、認知する対象人物の印象とその人物の行動予測、その人物に対する自己の行動意図には、他に異なる認知過程があることが示唆された。
著者
石橋 隆幸 塩田 達俊
出版者
長岡技術科学大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

ナノ領域での磁気特性を評価するため、アパーチャーレスプローブを用いたSNOMの構築と、偏光特性の調査をおこなった。その結果、約10 nmの空間分解能と良好な偏光特性を実現するとともに、アパーチャーレスSNOMにおいて問題であった背景光と信号光の分離に成功した。FDTDシミュレーションでは、実験で得られた偏光特性をほぼ正確に再現することに成功し、プローブ周辺の電場分布を理解することができた。さらに、時間分解測定を実現するための装置の構築を行った。
著者
曽キ 岩田海 石橋豊 福嶋慶繁 菅原真司
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.409-410, 2012-03-06

本稿では、力覚メディア・サウンド・ビデオを用いて二人の奏者が遠隔合奏を行い、QoE(Quality Of Experience)評価によってネットワーク遅延の影響を調査している。遠隔合奏では、著者の一人がピアニカの演奏を行い, 被験者がピアニカの演奏を聞き、ピアニカの奏者側にあるタンバリンのビデオを見ながら、演奏に合わせて、触覚インタフェース装置を遠隔操作してタンバリンを叩く。QoEとして、触覚インタフェース装置の動かしやすさ、インタラクティブ性(触覚インタフェース装置の動きとビデオの中の装置の動きのずれ)、ピアニカとタンバリンの音の同期品質、及び総合品質を評価している。
著者
石橋 康久
出版者
医学書院
雑誌
臨床眼科 (ISSN:03705579)
巻号頁・発行日
vol.45, no.11, pp.174-175, 1991-10-30

1.診断にあたって注意する点 角結膜の薬物腐蝕は労働災害と関係することが多く,化学腐触(chemical burns)とも呼ばれる。化学薬品が眼に飛入した事実と角膜所見とから診断は容易である。酸性の薬物とアルカリ性の薬物とによる場合があるが飛入した薬物の性状と角結膜と接触していた時間とで障害の程度が変わってくる。 酸としては塩酸,硫酸,硝酸などの実験用薬剤が多い。アルカリとしては苛性ソーダ,苛性カリ,石灰,セメント,アンモニアなどである。
著者
迫 洋介 吉村 英徳 三原 豊 石橋 賢樹 浜本 英利 福井 優
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.173-174, 2010

A fabrication method of a painless transdermal micro needle array is proposed to realize its inexpensive and mass production. In order to avoid a risk by breakage of the needle when the needle is penetrated into the epidermis, the array is made with biodegradable polymer, for example, PLA. The proposed method has the following processes, (1) a mold dies having many micro through-holes is heated over the melting point of PLA, (2) the heated mold comes into contact with surface of the PLA plate, (3) the melted PLA is poured into the through-holes, and (4) the formed PLA plate is cooled to less than the melting point and removed from the dies. It is difficult to fabricate the array device because of the ratio of needle height to the diameter is large. So, heating temperature, time of heating the plate, moving stroke of dies and demolding temperature were examined and then fabrication of high precision circular cylindrical shaped needle array became possible.
著者
吉村 英徳 岡本 辰憲 濱本 英利 石橋 賢樹 小林 勝則 三原 豊
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.109-110, 2009

A new fabrication method of a painless micro needle array for high reliable vaccine delivery system through a epidermis is proposed. This method has been developed to realize the inexpensive and mass production of the needle array. For safety against the break of the needle, the needle is made with biogradable polymer (PLA). The proposed method has the following processes, (1) Si tool in a shape of micro needle array is heated, (2) tops of the needles over the Si tool are touched onto the surface of the polymer plate to melt the contacting areas, and (3) the Si tool is detached from the plate to form the needles by elongating the melted polymer. In order to make the uniform needles over the plate, temperature, touching time, and withdrawing speed of the Si tool and tolerance of the polymer plate are examined. By the optimized working conditions, keen corn-type needles having the height of about 500μm can be formed enable to penetrate into the epidermis.
著者
井上 聡史 高橋 巧也 久米村 百子 石橋 和徳 藤田 博之 橋口 原 年吉 洋
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. E, センサ・マイクロマシン部門誌 (ISSN:13418939)
巻号頁・発行日
vol.137, no.6, pp.152-158, 2017

<p>In this paper, we report on a proof-of-concept level energy harvester device that could earn electric power of 0.093 µW/cm<sup>2</sup> by the fluidic motion in a PDMS (polydimethylsiloxane) micro fluidic channel placed on a silicon substrate with built-in permanent electrical charges or so-called electrets. Targeting implantable medical devices such as respiratory pace-maker, the heart beat or aspiration is thought to be the source of motion as a final shape of the energy harvesting system.</p>
著者
小川 千代子 秋山 淳子 石井 幸雄 石橋 映里 菅 真城 北村 麻紀 君塚 仁彦 西川 康男 廣川 佐千男 船越 幸夫 益田 宏明 山﨑 久道
出版者
記録管理学会
雑誌
レコード・マネジメント (ISSN:09154787)
巻号頁・発行日
vol.73, pp.44-59, 2017

<p> 本研究は3か年計画で記録管理学という学問分野の体系化を目的とする第1年目の成果である。ここでいう記録管理学体系化とは、実務者が、自身が経験した個別事例を一般化された記録管理体系の中に位置づける手がかりを求め、そこから文書管理実務の観察、検討、改善への道筋を探れるようになることを意図している。たとえば記録連続体論は、記録の存在を研究観察対象として論じる。だが、現実的実務につながるという面で見ると、記録管理学は長くその体系化の必要が叫ばれながら、事例紹介の蓄積にとどまり、体系の大枠すら明確ではない。そこで、初年度は文書管理の実務者が業務遂行上依拠する現状の文書制度に基づき、記録管理学の体系化の糸口を探ることとした。研究では、諸文書管理例規を収集し、用語と定義の比較分析を行った。</p>