著者
土岐 知弘 大竹 翼 石橋 純一郎 松井 洋平 川口 慎介 加藤 大和 淵田 茂司 宮原 玲奈 堤 映日 中村 峻介 川喜田 竜平 宇座 大貴 上原 力 新城 竜一 野崎 達生 熊谷 英憲 前田 玲奈
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.64, 2017

<p>2016年11月16日~12月15日にかけて、SIP「海のジパング計画」の一環として沖縄トラフの伊是名海穴HAKUREIサイトにおいて、地球深部探査船「ちきゅう」を用いて海底熱水域を掘削した。掘削は、HAKUREIサイトの北部マウンドの頂上から、東側に約500 mの測線上において5本、またリファレンスサイトとしてマウンドから北西500 mほど離れた地点において1本を掘削した。採取したコアから、船上でヘッドスペースガス測定用および間隙水抽出用の試料を採取した。試料から抽出した間隙水について、船上でpH、アルカリ度、栄養塩および硫化水素濃度を、陸上で主成分および微量元素濃度、並びにホウ素同位体比を測定した。また、ガス測定用の試料については、船上で炭化水素および水素濃度を、陸上においてメタンの炭素同位体比を測定した。</p>
著者
大嶋 将吾 土岐 知弘 堤 映日 石橋 純一郎
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.64, 2017

<p>竹富島の北東沖約1 kmの海底の数箇所から30°C以上の温泉水がガスを伴って湧出しており(大森ほか,1993; Hirayama et al., 2007)、そのガス成分にはマグマ由来と考えられるHeガスが混入していることが知られている(Toki et al., 2017)。竹富島沖で湧出する海底温泉および竹富島で湧出する井戸水の試料を採取、分析した。竹富海底温泉のNa濃度、Mg濃度、Cl‒濃度およびSO42‒濃度は周辺海水より低く、Ca濃度、B濃度などの一部の成分濃度は海水よりわずかに高い値を示しており、周辺岩石と反応した可能性が考えられる。また、竹富海底温泉および周辺海水の水素および酸素の同位体比は同程度の値を示すことから、起源は周辺海水と考えられる。よって、竹富海底温泉は、周辺海水が海底下に浸透し、温められることで海底面から湧出していると考えられ、地下深部において水と岩石が反応して生成された熱水やマグマ水の供給はほとんどないと考えられる。</p>
著者
吉田 弘 百留 忠洋 石橋 正二郎 澤 隆雄 志村 拓也
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン (ISSN:21860661)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.127-136, 2011
被引用文献数
1

日本の深海技術とその応用が注目を集めている.これまでの技術開発は主として科学研究目的であったが,近年,日本の排他的経済水域内に有効な海底資源があることが分かってきており,広大な日本の領域で効率良く資源探査をするための技術開発が必要とされている.独立行政法人海洋研究開発機構 (JAMSTEC) は長年にわたり深海技術を蓄積しており,世界でもトップクラスの自律形無人探査機等を開発してきている.本論文では,これまでに開発してきた無人探査機とその要素技術について解説し,その資源探査への応用例と今後の展望について述べる.
著者
周 玉 石橋 麻子 崎村 雅憲 藤川 真章 山田 弘 堀井 郁夫
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本トキシコロジー学会学術年会 第33回日本トキシコロジー学会学術年会
巻号頁・発行日
pp.258, 2006 (Released:2006-06-23)

ある種の化合物は光吸収により分子共役構造部位の電子が基底状態から励起状態に励起し、次いでエネルギーの放出によりフリラジカルを生成し、光毒性を引き起こす。この電子励起の起こりやすさ(HOMO-LUMO gap)はIn Silico化学計算により予測ができると考えられている。本研究ではHOMO-LUMO gap化学計算値による光毒性の予測法の3T3 Neutral Red Uptake Phototoxicity Test (3T3試験)を用いた In vitro試験およびモルモットを用いたIn vivo試験結果に対する予測性について検討した。「方法」134のin house化合物及び光毒性の有無が知られた30化合物を用いて検討を行った。HOMO-LUMO gapはSoftware-Jaguar 5.5を用いて計算した。 3T3試験はOECDガイドライン案に示された方法に準拠して実施した。 In vivo試験では、モルモットにCPFX、LFLXまたは8-MOPをそれぞれ単回経口投与し、UVA照射した後の皮膚反応を評価した。「結果」134化合物のHOMO-LUMO gap値をA(10.5未満)、B(10.5以上 11.7以下)およびC(11.7より大)の3領域に区分し、3T3試験の陽性結果との相関性を検討したところ、それぞれA=100%、B=44% 、C=17%の相関率を示した。光毒性の有無が知られた30化合物の3T3試験結果およびCPFX、LFLXまたは8-MOPのIn Vivo試験結果はいずれもHOMO-LUMO gap値(<10.5)による光毒性予測との相関性を示した。
著者
迫 洋介 吉村 英徳 三原 豊 石橋 賢樹 浜本 英利 福井 優
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.173-174, 2010

A fabrication method of a painless transdermal micro needle array is proposed to realize its inexpensive and mass production. In order to avoid a risk by breakage of the needle when the needle is penetrated into the epidermis, the array is made with biodegradable polymer, for example, PLA. The proposed method has the following processes, (1) a mold dies having many micro through-holes is heated over the melting point of PLA, (2) the heated mold comes into contact with surface of the PLA plate, (3) the melted PLA is poured into the through-holes, and (4) the formed PLA plate is cooled to less than the melting point and removed from the dies. It is difficult to fabricate the array device because of the ratio of needle height to the diameter is large. So, heating temperature, time of heating the plate, moving stroke of dies and demolding temperature were examined and then fabrication of high precision circular cylindrical shaped needle array became possible.
著者
松丸 智美 奥村 幸恵 山形 知広 力武 史郎 滝口 靖憲 石橋 源次
出版者
九州女子大学・九州女子短期大学
雑誌
九州女子大学紀要. 自然科学編 (ISSN:0916216X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.1-11, 2003-09

本研究は、ヒアルロン酸を添加したプリンおよびゼラチンゼリーの嗜好に及ぼす影響について検討した。ヒアルロン酸のみかけの粘度は、グアガムおよびカルボキシメチルセルロース(CMC)の粘度よりも高い値であった。ヒアルロン酸を添加した飲料水の嗜好性については、グアガムおよびCMCを添加した飲料水と比較した結果、最も良いと評価された。ゼリーとプリンでは、一般に基準とされているゼラチン濃度および卵使用量をできる限りヒアルロン酸、グアガムおよびCMCと置換して調製した結果、ヒアルロン酸添加ゼリーの硬さ、咀嚼性および付着性のテクスチャー特性値はグアガムおよびCMCよりも高くなった。パネルによるヒアルロン酸添加ゼリーの舌触り、飲み込みやすさおよび残留感はグアガムおよびCMCよりも高い評価であった。
著者
石橋 源次 山形 知広 力武 史郎 滝口 靖憲
出版者
THE JAPAN ASSOCIATION FOR THE INTEGRATED STUDY OF DIETARY HABITS
雑誌
日本食生活学会誌 (ISSN:13469770)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.107-111, 2002
被引用文献数
1

鶏の鶏冠から抽出されたムコ多糖類のピアルロン酸を用いて, in vitroとin vivoにおける消化性および腸内細菌叢について検討した.<BR>1. ピアルロン酸は, 消化管内の消化酵素で消化されず, また, ラットに経口投与した場合, 糞中に排泄されなかった.これは, ピアルロン酸が内在する腸内細菌により発酵を受けると思われた.<BR>2. ピアルロン酸を摂取すると盲腸内のLactobacillusやBifidobacteriumが増加することが分かった.
著者
石橋 拓也 山本 景子 倉本 到 辻野 嘉宏
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.13, pp.1-6, 2012-05-07

混雑中の公共交通機関において,立ち続けることは疲労と退屈さを感じさせる.しかし,通勤・通学時には時間や路線の制約から常に座席に座ることは難しく,無理に座ろうとするとマナーの問題が発生する.筆者らは以前,積極的に立ち続ける動機を与える手法として,加速度センサを用いてユーザの立ち座りを判別し,立ち続けることに対する報酬として育成ゲーム上のキャラクタを成長させるエンタテインメントシステムを提案・実装した.本稿では,実際の通学環境におけるシステムの有効性評価実験を行った.その結果,座席がほぼ埋まっている程度の混雑時において,ユーザを積極的に立ち続けさせる効果があることがわかった.In crowded public transportation such as buses, trains and so on, standing passengers feel fatigue and boringness. However, if they would occupy the seats in buses or trains at any times, it might cause moral hazard. To solve the problematic situation, we had proposed an entertainment system to motivate users to stand. In the proposed system, they have their own avatars, and the avatars grow up while their owners stand in buses or trains. The system discriminates whether an user is standing or not with an accelerometer. In this paper, we conducted an experimentation to evaluate the effectiveness of the system practically. As a result, it is found that the system can motivate participants to stand in buses or trains when their seats are almost occupied.
著者
石橋 康久 松本 雄二郎
出版者
The Japanese Society for Medical Mycology
雑誌
真菌と真菌症 (ISSN:05830516)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.188-192, 1985-09-20 (Released:2009-12-18)
参考文献数
13

わが国における角膜真菌症について検討するため1983年1月より12月までに角膜真菌症と診断された症例の有無, およびそれらがどのように診断, 治療されているかなどについてアンケート調査を行なった. 対象は昭和59年2月現在で日本眼科学会の専門医制度の研修施設に認定されている619施設である.1. 回答は344施設 (55.6%) より得られた344施設のうち症例のあったものが97施設 (28.2%) で合計176症例であった. これらの日本における分布を示した.2. 角膜真菌症と診断された176例のうち角膜実質の鏡検によるものが12.5%, 培養によるものが13.1%, 鏡検および培養によるものが21.0%, 経過および治療などによるものが53.4%であった.3. 治療に用いられた薬剤はピマリシンが最も多く82.4%であり, 次いでアムホテリシンB32.4%, 5-FC12.5%であった. その他ミコナゾール, ナイスタチン, ケトコナゾール, クロトリマゾールが少数使われていた.4. 診断については88.1%が難しい. 7.6%が容易であると答えた. 治療については難しいが93.3%であり, 容易であるが3.2%であった. 眼科用の抗真菌剤の必要性についてはほとんどが必要であると回答した.
著者
大平 麻由佳 中川 元斗 大田 政史 石橋 康弘 有薗 幸司 横山 誠二 甲斐 穂高 山口 雅裕
出版者
大学等環境安全協議会
雑誌
環境と安全 (ISSN:18844375)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.31-42, 2015-03-31 (Released:2015-04-10)
参考文献数
58

亜鉛は、メッキや真鍮の原料などに広く用いられる工業的に重要な金属であり、人体の必須ミネラルでもある。一方、大量摂取は他の重金属と同様、ヒトを含めた生物にとって有害であり、日本においても環境基準が設定されている。本研究では、亜鉛暴露がメダカ仔魚に与える影響を検討した。塩化亜鉛溶液を用い、亜鉛イオンのメダカ仔魚に対する96時間後の半数致死濃度を求めたところ、5.4(5.2-5.7 95% CL)mg/Lであった。また、塩化ナトリウムやリン酸二水素ナトリウム共存下では、塩化亜鉛の毒性が大きく軽減され、特にリン酸二水素ナトリウムの毒性軽減効果が顕著だった。また、塩化亜鉛溶液に曝露した仔魚において、組織学的に重篤な異常は認められず、培養細胞で報告されている細胞増殖の抑制も認められなかった。以上の結果から、ナトリウム塩の種類によって亜鉛の急性毒性に対する軽減効果に違いがあることが確認された。また、培養系における細胞の傷害は個体レベルで生じる傷害を必ずしも反映していないことが示された。
著者
小山田 日吉丸 河内 清光 石橋 弘義 中西 重昌 戸田 正義 丸岡 富実夫 野田 勇
出版者
Japan Radioisotope Association
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.23, no.9, pp.516-522, 1974

われわれは実用的な全身スキャナを開発し, すでに日常の診療にたいへん有益なデータを提供しているので, ここにその機構の概要と数例の具体的画像を報告する。<BR>基本構造は, 上下2対向の検出器をもち, 従来のものとほぼ同様であるが, 画像縮尺率は1/5, 3/11/1の3段階で, フォト・スキャンのスリットの大きさは縮尺率とスペーシングとの相関関係によって最適なものが自動的にセットされる。スキャンと同時にプロフィル像を描くことができるが, そのほかプログラム・スキャン装置をもち, 任意の区域のみをスキャンすることが可能で, その間のtotal countも表示される。また, コンビュータ用のoutput機構をもちoff-lineではあるがdigital imageも描出可能である。現在scalloping correctionも行なつている.得られた実際のシンチグラムもきわめて鮮明で, 臨床上の利用価値はたいへん大きい。
著者
水柿道直 大山 良治 木村 勝彦 石橋 正兀 大野 曜吉 内間 栄行 永盛 肇 鈴木 康男
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
衛生学 (ISSN:0013273X)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.359-365, 1988
被引用文献数
2

A gas chromatography/selected ion monitoring (GC/SIM) method for the simultaneous determination of aconitum alkaloids such as aconitine, mesaconitine and hypaconitine has been developed. Aconitum alkaloids were converted to their TMS ether derivatives by treatment with N, O-bis (trimethylsilyl) trifluoroacetamide in pyridine at room temperature. The gas chromatograms of reaction products showed in each case a well-resolved doublet consisting of a major (>70%) and a minor components, when analyzed using a 5%-phenylmethylsilicone cross-linked fused silica capillary column. These alkaloid derivatives gave simplified mass spectra with a base peak at m/z 698 for aconitine, m/z 684 for mesaconitine and m/z 596 for hypaconitine. When GC/SIM of aconitine was carried out under monitoring of the ion at m/z 698,detection limit was 10 picograms with signal-to-noise ratio of greater than 10. Linearity was obtained over a range from at least 10 to 1000pg. Similar results were obtained with another alkaloids. The use of this method for the measurement of aconitum alkaloids in biological fluids is described.
著者
石橋克彦
雑誌
歴史地震
巻号頁・発行日
vol.1, pp.55-58, 1985
被引用文献数
1
著者
谷崎 勝朗 中田 安成 高橋 清 細川 正雄 小野 波津子 石橋 健 合田 吉徳 中村 之信 佐々木 良英 木村 郁郎
出版者
The Japanese Respiratory Society
雑誌
日本胸部疾患学会雑誌 (ISSN:03011542)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.98-102, 1978-02-25 (Released:2010-02-23)
参考文献数
14

Allergo-immunologic investigations and examinations of the autonomic nerve system were performed in a case of bronchial asthma with myasthenia gravis. The results were as follows:1) Asthma attacks and blephaloptosis were observed to tend to appear alternately.2) The same trend was shown by administration of mecholyl or other anti-cholinergic drugs and when such drugs were given asthma attacks increased, although blephaloptosis improved.3) Asthma attacks in this patient resembling those of many patients with bronchial asthma were observed mainly in the early morning.4) Allergy examinations showed normal serum IgE level, negative skin reaction tests and no peripheral eosinophilia.These results show that asthma attacks and symptoms of myasthenia gravis seemed to appear alternately in interaction of acetylcholine, showing a see-saw phenomenon and suggest that the autonomic nervous system participates in an induction mechanism or process in asthma.
著者
豊岡 利正 山崎 壮 谷本 剛 佐藤 恭子 佐藤 道夫 豊田 正武 石橋 無味雄 義平 邦利 内山 充
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.820-822, 1991-03-25 (Released:2008-03-31)
参考文献数
9
被引用文献数
27 42

To identify chemical contaminant(s) associated with eosinophilia-myalgia syndrome (EMS), case and control lots of tryptophan were analyzed by HPLC with both UV and FL detection. Numerous contaminant peaks appeared on the chromatograms and some of them were identified as 5-hydroxytryptophan, indol aldehyde, indol, etc. from the retention time of authentic compounds. Among these, three peaks were significantly associated with case lots. One corresponds to di-tryptophan aminal of aldehyde (peak E). Ohters are unknown contaminants, UV-5 (FL-7) and UV-28 (FL-36). The structural elucidation and toxicological implication of UV-5 (FL-7) are currently in progress.
著者
森崎 槙 大西 司 長野 明日香 阿藤 由美 松野 咲紀 石橋 正祥 相良 博典 巖本 三壽 石井 正和
出版者
特定非営利活動法人 日本禁煙学会
雑誌
日本禁煙学会雑誌 (ISSN:18826806)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.64-70, 2017-06-29 (Released:2017-07-28)
参考文献数
18

【目 的】 禁煙補助薬のバレニクリン(α4β2 ニコチン受容体部分作動薬)による禁煙治療における副作用発現に関連する要因を明らかとする。【方 法】 2008年9月から2015年12月まで昭和大学病院附属東病院または昭和大学病院の禁煙外来を受診した190名(男性127名、女性63名)を対象とした。多変量解析を用いて、バレニクリンによる副作用発現に関与している因子を抽出する。【結 果】 90名[男性52名(40.9%)、女性38名(60.3%)]の患者で副作用が認められた。主な副作用は悪心・嘔吐であった。多変量解析の結果、バレニクリンによる副作用発現に、女性、禁煙チャレンジ、呼気一酸化窒素濃度が独立して関与していた。オッズ比はそれぞれ、2.281倍(男性 vs. 女性、95% 信頼区間1.098〜4.738)、2.506倍(禁煙チャレンジ 経験なしvs.経験あり、95% 信頼区間 1.250〜5.021)、2.404倍(25 ppm以上 vs. 25 ppm未満、95% 信頼区間1.046 ~5.525)だった。【考 察】 女性、禁煙チャレンジ、呼気一酸化窒素濃度が、バレニクリンによる副作用発現に独立して関与していた。バレニクリンによる禁煙治療をより良くするためには、副作用発現の危険因子を持つ患者に対しては、減量投与や予防療法を行うことを考慮すべきであると考える。
著者
岩井 四郎 木下 房男 木内 一巳 小松 ★ 仁科 良夫 大木 正夫 島田 安太郎 千村 重平 梅村 弘 阿高 康行 遠藤 輝 藤田 敬 郷原 保真 石橋 俊明 石田 聖 小坂 共栄 熊井 久雄 三上 進 三谷 豊 水野 学 岡部 孝次 酒井 潤一 沢村 寛 下野 正博 新海 正博 杉山 茂 田辺 芳宏 田中 俊広 渡辺 晃二 山下 昇 矢野 孝雄 吉野 博厚
出版者
日本地質学会
雑誌
地質学論集 (ISSN:03858545)
巻号頁・発行日
no.7, pp.297-304, 1972-12-25
被引用文献数
8

The Matsumoto Basin Research Group was organized in March, 1971, to clarify the geological history of the Matsumoto Basin. The results of studies obtained during the last year are as follows. 1) A geological map on the Quaternary of the Matsumoto Basin was constructed for the first time. 2) The crystal ash beds in the Nashinoki Loam Formation are correlated to the so-called biotite pumice beds (B_1, B_2, B_3) around Yatsugatake Volcano, while the crystal ash may had been erupted from the volcano around Kumonotaira to the north of Mt. Mitsumatarenge in the midst of the granitic rock area of the Japanese Northern Alps. 5) The Nashinoki Gravel Formation is the products of the first, large scale deposits filling up of the Basin with gravel. It shows that the formation of the Basin set out first in that age. 4) Simultaneously with the accumulation of the Nashinoki Gravel (or the subsidence of the Basin), the Northern Alps began to rise and the peculiar volcano (with the crystal ash) started its activity.