著者
修 震 留 滄海 北川 能 塚越 秀行 小西 健一郎
出版者
The Japan Fluid Power System Society
雑誌
日本フルードパワーシステム学会論文集 (ISSN:18803121)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.36-42, 2010-03-15
参考文献数
11

This study focuses on an at-home wrist rehabilitation system aimed at achieving a situation where a home-stay patient can receive rehabilitation from a therapist in a clinic. In a former report, a pneumatic driven at-home wrist rehabilitation system, which could be used for passive exercise, was developed. Using the same system that was developed, this paper discusses the realization of rehabilitation by active exercise based on the wrist characteristics obtained in passive exercise. Firstly, game-based active-resistive exercise is proposed. Then game-based active assistive exercise using the wrist characteristics obtained in passive exercise to set up the assist torque is proposed. From the experimental results in the clinic, the validity of rehabilitation by active exercises developed in this paper is verified. From the above, it is clarified that both passive and active exercise could be carried on by the at-home wrist rehabilitation system developed in this research.
著者
修 震 留 滄海 北川 能 塚越 秀行 小西 健一郎
出版者
The Japan Fluid Power System Society
雑誌
日本フルードパワーシステム学会論文集 (ISSN:18803121)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.14-19, 2010-01-15
参考文献数
11
被引用文献数
1

This study focuses on the at-home wrist rehabilitation system aiming to achieve the situation where home-stay patients can accept rehabilitation from therapist in clinic. As the first stage, this paper discusses the development of the wrist rehabilitation by remote passive exercise for stroke patients. Firstly, based on the dynamic model of passive exercise, rehabilitation by remote passive exercise is proposed. Secondly, pneumatic pseudo-therapist which can realize the therapist's rehabilitation actions and pneumatic pseudo-patient which can realize the patient's resistance are designed and fabricated. Finally, based on the experimental result in clinic, the validity of the rehabilitation system developed in this paper is verified.
著者
大枝 真一 天野 恵理子 山西 健司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IBISML, 情報論的学習理論と機械学習 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.286, pp.123-130, 2013-11-05

試験は学習者のスキルを測る手段として用いられる.したがって,試験の各設問には解くために必要なスキルが設定されており,学習者がそのスキルを習得していなければ各設問に正答する事はできない.その設問とスキルの関係は関係行列としてQ-matrixと呼ばれ,見識者によって定義されていた.先行研究では,試験結果からNon-negative matrix factorization(NMF)を用いてQ-matrixを自動的に抽出する試みがなされている.しかしながら,それらは学習者のスキルの時間変化を考慮していなかった.教育過程による学習効果をより深く理解するためには,時間とともにどのように潜在的にスキルが習得されていくか解析することが非常に重要である.本研究ではNMFをオンライン化することにより,蓄積された試験結果からQ-matrixを抽出するとともに,時間変化する学習者の潜在スキル状態も抽出することを試みる.また,論理値で構成される行列を因子分解するBoolean matrix factorization(BMF)とNMFとの抽出結果の比較を行う.計算機実験の結果,学習初期から終期の試験結果から学習者の潜在スキルの習得過程を可視化することが可能であることがわかった.
著者
中西 健一 高汐 一紀 徳田 英幸
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.46, no.9, pp.2260-2268, 2005-09-15

未知のサービスが我々の位置に即したサービスを自律的に提供するユビキタスコンピューティング環境の実現へ向け,近年,多様なロケーションアウェアサービスが実用化,商用化されている.しかし一方で,公開した位置情報を不当に扱われることに対する危機感も増加しており,プライバシに対する関心が高まっている.本研究では,公開した位置情報を悪用された場合に我々が被る損害を抑えることを目的としており,公開する位置情報にユーザの望む匿名性を付加するサービスフレームワークを提案する.本フレームワークは,ユーザの望む程度の匿名性を満たすよう,公開する位置情報の粒度を動的に変更する.設定された匿名性が高いほど,サービスによる位置情報の悪用は困難となるため,ユーザは自身の望む程度でプライバシを保護できる.結果,従来は「位置情報を公開するか否か」の二極でしか選択肢を持たなかったユーザが,「この程度の匿名性で位置情報を公開する」といった中間解を選択できるようになる.
著者
大西 健太
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集 2022年度日本地理学会秋季学術大会
巻号頁・発行日
pp.134, 2022 (Released:2022-10-05)

目的:デジタル化が進行しているアニメーション産業において、以前より地理的な近接性の必要性が薄れてきている。しかし、依然として東京一極集中の産業立地に大きな変化は見られない。一方で、地方にスタジオを新たに設けたり、移設したりする事例が増えてきた。以上のような状況下で、アニメーション産業集積はデジタル化によってどのような変化をしているのか。なぜ未だに東京に集積しているのかに着目して研究を進めた。研究方法:聞き取り調査と文献調査を用いて調査を進めた。2021年10月から12月の2か月間で聞き取り調査を行い、並行して統計などを分析した。聞き取り調査先はアニメーターを養成している専門学校6校とアニメーション制作会社1社、法人である。結果:東京においてアニメーション制作会社の数は増加傾向にある。 多くの制作会社がデジタル機器を導入し、工程を効率化しているが、多くの課題が残っており、業界内でのシェア率は大きく高まっていない。また、アニメーション産業では過酷な労働状況が問題となっている。昼夜を問わない作業や低賃金労働などが代表的であり、若いアニメーターがすぐに辞めてしまったり、別産業への人材の流出が起きたりしている。これらは、集積による利益が、副次的に不利益を生み出したと本研究では考える。 東京で長年集積してきたアニメーション産業だが、近年地方へ工程の一部を移転する事例が増えている。移転した会社からは地方での制作のメリットが多く述べられた。インタビュー結果やインターネット記事の事例から、地方への進出条件を以下の4つにまとめた。① 作品制作やグロスを受注できる取引関係が構築されている② 完成したものを共有や運搬できるルートが確保されている ③ 人材を調達できる ④ 地方に行くメリットを見出している 考察:インタビューや統計より、産業集積からの大きな分散は見られなかったが、デジタル化を起因とする集積内部の変容がわずかながら見られた。CG会社が新たに多く参入したことによって、渋谷区を代表とする都心部にもアニメーション制作が波及してきた。 デジタル化は進んでいるが、東京での集積は依然として強固なものであった。その理由として、アニメーション産業の脆弱性が上げられる。制作会社は小さな規模が多く、制作に依存した経営体制をしている。東京で制作することは、集積による負の影響を受けることもあるが、それを容認することで、それ以上のリスクを回避することができ、どの会社も集積内での経営を成り立たせている。
著者
大西 健太
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集 2023年度日本地理学会春季学術大会
巻号頁・発行日
pp.136, 2023 (Released:2023-04-06)

アニメーション産業は「働き方改革」によって産業構造規模での変化が見られている.東京における産業集積内では大きな変化を求められ,地方への進出も増加傾向にある.本稿では,こういった状況下にあるアニメーション産業集積の動向に関して,集積内部の外部経済や外部不経済の面から考えていきたい.本研究では聞き取り調査及び報告書類を用いて検討・整理を行った. 結果を端的に述べると,外部不経済が進みつつあることがわかった.アニメーターが集積内の柔軟な専門家として流動的に業務を行っているが,勤務時間や報酬に問題があった.これらの改善が求められ,アニメーターの社員化や深夜業務の停止が行われているが,制作会社にとっては固定費の増加になり,負担が生まれている.また,人材不足の解消や人材育成のジレンマを乗り越えるために賃金が上昇し,経営面でも悪化傾向にある.その結果,デジタル化の助力もあり,地方への制作拠点の移転などが起きている.
著者
大西 健太
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集 2023年日本地理学会秋季学術大会
巻号頁・発行日
pp.126, 2023 (Released:2023-09-28)

国内外問わず,創造産業やコンテンツ産業といったクリエイティブな産業は大都市に集積していることが指摘されてきた.日本においても,アニメーション産業やビデオゲーム産業は大都市である東京都に産業集積を形成している.本発表で扱うアニメーション産業も東京都に85%が集中しており,都内の制作会社の数は2020年時点で692社に及ぶ.東京都の制作会社数は増加傾向にある一方,全国の制作会社数に占める割合は減少傾向にある.これは,アニメーション産業の地方進出を示しており,地方圏においてもアニメーション制作ができる環境が形成されるようになったといえる. アニメーション制作会社の地方進出に関する研究の蓄積は未だに浅い.現段階で地方に進出している企業に関する学術的な分析は,今後の地方圏における産業誘致策やアニメーション制作会社の立ち上げに大きな意義をもたらすと考えられる.以上のことから,本研究では地方圏に立地するアニメーション制作会社の取引ネットワークや成立過程,地域とのつながり等に着目し,現時点での地方でのアニメーション制作の現状を整理することを目的とする.本研究はアニメーション制作に関連する企業や団体・個人に対する聞き取り調査をもとに分析・考察を行った. 課題を整理すると,地方で制作を続ける上で問題になってくるのは,取引ネットワークの構築と市場の確保であった.取引ネットワークが構築されていなければ,仕事を請けることも発注することもできない.また,地方において市場が確保されていなければ,東京の制作会社の下請けとしての機能が大きくなり,地方で制作を行うメリットが薄れてしまう.これらの二つの問題を解消することが,地方での制作を持続的に行うために必要な要素である. なお本発表は,地方におけるアニメーション制作現場に関する調査の経過報告であり,あくまで事例に過ぎない.今後調査をさらに進め,地方進出が進むアニメーション産業の全体像の把握に努めていく.
著者
山田 剛 中西 健 鵜山 治 飯田 竜也 杉田 實
出版者
社団法人 日本腎臓学会
雑誌
日本腎臓学会誌 (ISSN:03852385)
巻号頁・発行日
vol.33, no.6, pp.581-586, 1991 (Released:2010-07-05)
参考文献数
19

We described a patient with the milk-alkali syndrome induced by the ingestion of small amount of milk (200 ml/day) and ice cream (145 g/day) and the administration of small dose of absorbable alkali (magnesium oxide 2.0 g/day) for the treatment of chronic constipation. The present case shows not only triads, i, e., hypercalcemia (s-Ca 14.3 mg/dl), metabolic alkalosis (s-HCO3- 37.4 mEq/L), and renal insufficiency (s-Cre 2.3 mg/dl) but also hypernatremia (s-Na 161 mEq/L) and hypertonic dehydration after the frequent episodes of elevated body temperature. The milk-alkali syndrome has been defined as the hypercalcemia with a metabolic alkalosis from a high amount of calcium intake and long term administration of absorbable alkali in any form, usually as calcium carbonate for the treatment of peptic ulcer. As the present case could be distinguished from any other cases previously reported with regard to the amount of calcium (0.4 g/day) and alkali (36 mEq/day) intake and the clinical situations that induced the syndrome, we compared the present case with the previous reports, calculating the amount of calcium and alkali intake from milk and absorbable alkali. After the introduction of the H2 blockers for peptic ulceration, the most cases with milk-alkali syndrome had provoked by the smaller amount of calcium than previously reported, which were associated with the treatment of relatively large amount of alkali (50-150 mEq/day), suggesting the role of sustained metabolic alkalosis for the development. In the present case the metabolic alkalosis induced by hypertonic dehydration and enhanced by absorbable alkali intake also could cause an increase of renal tubular reabsorption of calcium and a decrease of ionized calcium which might produce increased secretion of parathyroid hormone followed by vitamin D3 activation and increased Ca absorption from the gut. The metabolic alkalosis might be essential to the development of the milk-alkali syndrome without a high calcium and absorbable alkali intake.
著者
大西 健夫 城島 貴弘
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム(MBL) (ISSN:21888817)
巻号頁・発行日
vol.2016-MBL-79, no.26, pp.1-6, 2016-05-19

近年のスマートフォンの普及により、携帯端末において様々なアプリケーションの利用が可能となっている。このようなアプリケーションの多くはモバイルネットワークを介して通信を行っており、市街地や駅などの人口密集地帯においては多数の通信が集中することによる通信品質の劣化が発生する。ネットワーク側では、現状、端末の現在と過去の通信に基づいて通信リソースの割当制御を行っている。ネットワーク側で端末が今後行う通信を予測できれば、より効率的なリソース制御を行い、混雑地における品質劣化の緩和することが可能となると期待される。本稿では、スマートフォンにおける通信の特性を調査し、10 秒程度の近い将来においてスマートフォンが通信を行うか否かを予測するための方式を提案する。
著者
小西 健太郎 シュエ ジュウシュエン 池田 心
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会 第49回GI研究発表会, 2023-3
巻号頁・発行日
2023-03-17

不完全情報ゲームにおいて,人間プレイヤがナッシュ均衡戦略を計算することは現実的に難しいため,予測される相手の情報や行動に対してアドバンテージを得られる行動を選択する「読み」を用いて意思決定を行う場合がある.人間プレイヤ同士が読みの思考に基づいて意思決定を行う場合や,相手が読んでくることを考慮して意思決定を行う「読み合い」は,一部のゲームでは主流な意思決定方法の1つであり,この特有の駆け引きはゲームを楽しむ上で重要な要素の1つといえる.本研究では,ポケモンバトルを簡略化したゲーム上で,人間のような読み合いを演出するAIプレイヤを提案した.読み合い演出の前提として,人間が自然に感じやすい着手戦略である,δ-ナッシュ均衡戦略というノイズを加えた利得行列を用いる手法の有効性を示した.また,δ-ナッシュ均衡戦略に人間プレイヤのような癖や傾向をバイアスとして付与し,多様な着手戦略が得られることを確認した.さらに,人間の読みを模倣した着手として,相手モデリングによって次の行動を予測し,搾取戦略を生成する手法についてアプローチを示した.
著者
青山 茉利香 山下 有加 前田 雄岳 小松 玲奈 西 健 安藤 智 大槻 克文
出版者
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会
雑誌
日本周産期・新生児医学会雑誌 (ISSN:1348964X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.463-467, 2020 (Released:2020-12-10)
参考文献数
17

【症例】35歳,1妊0産.タクロリムス投与下に凍結胚移植により妊娠成立.妊娠10週に当院紹介.妊娠中と分娩時に合併症なく,妊娠38週で2,564g,男児を経腟分娩した.産褥3日目,突然の血圧上昇を示した直後,眼球上転,嘔吐を契機に強直間代性痙攣を生じた.チアノーゼ,呼吸停止を認め,気道確保を行い人員を集めた.ジアゼパム投与後に子癇発作,痙攣再発予防の治療を開始し,他疾患の鑑別を行った.脳波検査より,てんかんの診断に至り,抗てんかん薬を導入の上分娩後13日目自宅退院となった.分娩後マタニティブルーや母乳育児支援でフォローをおこなった. 【結論】分娩産褥期に初発の痙攣発作をみた際には迅速な初期対応を可能とする体制整備と産科疾患のみにとらわれない鑑別をおこなうことが重要である.てんかんと診断した場合には治療コンプライアンスを維持する患者教育,母乳育児支援,メンタルヘルスへの配慮が重要なポイントとなる.
著者
粕本 博臣 山本 貴敏 櫨木 聡 金光 秀史 西田 賀計 織田 善子 亀井 裕知 宮地 智弘 玉置 尚康 安井 智彦 下村 幸平 平野 奈穂子 山本 泰嵩 中村 明日美 成山 真一 中西 健
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.47, no.12, pp.737-742, 2014 (Released:2014-12-22)
参考文献数
14
被引用文献数
4 4

症例は90歳, 女性. 2002年7月から週3回の血液透析中, 高K血症のコントロール不能であったため, ポリスチレンスルホン酸カルシウム (CPS) を服薬中であった. 2012年12月中旬, 腹痛を主訴に救急外来を受診, 腹部CTにて腹腔内遊離ガス像・結腸内に硬便を認めた. 消化管穿孔・汎発性腹膜炎と診断し, 緊急手術となった. 下行結腸に穿孔, 同部に便塊を認め, 横行結腸+下行結腸部分切除術, 人工肛門造設術を施行した. 病理組織標本で穿孔部に一致してcrystalline materialを認め, CPSが結腸穿孔に関与した可能性が示唆された. 術後, 播種性血管内凝固・敗血症に陥り, エンドトキシン吸着等の集学的治療を行うも救命することができず, 第4病日に死亡した. CPSは陽イオン交換樹脂であり, 高K血症の治療に使用されるが, 副作用として便秘が多い. 腸管穿孔の報告も散見され添付文書でも注意勧告がなされている.
著者
大西 健児
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.94, no.11, pp.2307-2312, 2005-11-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

臨床医がその存在を知っておくべき寄生虫による肺疾患として,肺赤痢アメーバ症,胸腔赤痢アメーバ症,ヒト回虫性肺炎,ブタ回虫性肺炎,イヌ回虫性肺炎,ブラジル鉤虫性肺炎,糞線虫性肺炎,肺イヌ糸状虫症,熱帯性肺好酸球症,肺吸虫症,肺包虫症が挙げられる.これらの疾患のうち,ヒト回虫性肺炎,ブタ回虫性肺炎,イヌ回虫性肺炎,ブラジル鉤虫性肺炎,糞線虫性肺炎,熱帯性肺好酸球症,肺吸虫症では末梢血あるいは気管支肺胞洗浄液の好酸球増多を伴う症例が多い.診断はこれら寄生虫による肺疾患を思い付くことが重要で,一般的には症状,画像所見,食歴,旅行歴,血清学的な抗体測定結果を総合して診断されている.
著者
中西 健
出版者
ロシア・東欧学会
雑誌
ロシア・東欧研究 (ISSN:13486497)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.36, pp.183-193, 2007 (Released:2010-05-31)

This is to analyze politicians' exploitation of the North-South rift in Kyrgyzstan from the so called “Tulip Revolution” which ousted President Akaev in March 2005, to the first Parliamentary election based on a proportional system which was conducted in December 2007.Concerning the analysis of contemporary Kyrgyzstani politics, some researchers emphasize the North and South rivalry. On the other hand, others insist that the Kyrgyz politicians ally and separate amorphously, regardless of the North and South factor.Since President Bakiev has held power, facing the mass rallies against him, he succeeded in grasping control of the Parliament through the first Parliamentary election on the basis of proportional representation.This author analyzes the course of the consolidation of power by President Bakiev and the exploitation of the regional and tribal factors. Alliances and ruptures among politicians were observed regardless of the North and South factor, but this factor plays an important role in the politics of Kyrgyzstan. The results of the analysis of the Parliamentary election are as follows:1) Political division seperated by North and South2) Recognition of rift between North and South in the election poll3) Imbalance between the political forces in North and South4) Unification in North and South as a result of regional and tribal factors rather than policyThis analysis concludes that Kyrgyz politicians exploit both regional and tribal factors which are then employed in strategies for consolidation in an attempt to divide their opponents.