著者
西川 治
出版者
一般社団法人 日本鉱物科学会
雑誌
岩石鉱物科学 (ISSN:1345630X)
巻号頁・発行日
pp.230127, (Released:2023-04-08)

秋田大学大学院国際資源学研究科附属鉱業博物館 ─岩鉱分野の展示の見どころ─
著者
金谷 正敏 大谷 昇 高橋 淳 西川 猛 勝野 正和
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.64, no.7, pp.642-652, 1995-07-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
86
被引用文献数
2

広禁制帯幅半導体シリコンカーバイド(SiC)は,耐環境用デバイスやパイスーデバイス用半導体材料として,また, GaNなどの基板としても注目されている.従来, SiCバルク単結晶の育成は困難であったが,最新の改良型昇華法成長め研究開発により,大口径バルク単結畠成長が可能になった.6H形および4H形SiCの単結晶が成長できるようになり,数々のデバイス試作が行われている.結晶性改善においては種々の欠陥の中でデバイス作製上問題となるマイクロパイプ欠陥の低減も進展している.本稿では,進展著しいバルクSic単結晶研究の現状と今後の課題を述べる.
著者
西川 孝夫
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌ATOMOΣ (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.185-188, 2011 (Released:2019-09-06)
参考文献数
1

原子力施設は基準地震動Ssによる地震力に対して,保守的に安全余裕をもって設計されている。しかしながら実際に出来上がったものがどの程度の裕度を有しているかはこれまで,定量的に示されてこなかった。その答えが,新潟県中越沖地震のときに柏崎刈羽発電所施設の応答の地震記録を解析することである程度明らかになり,安全余裕がどこの部材でどの程度あるかの研究が進んでいる。
著者
佐竹 幸子 小林 冴葉 西川 直子 猫平 千夏
出版者
Japanese Society of Environmental Infections
雑誌
環境感染 (ISSN:09183337)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.124-128, 2005-06-15 (Released:2010-07-21)
参考文献数
8

トイレの手洗い設備に石けんとペーパータオルが設置されていない環境と設置されている環境で, 看護学生の排泄後の手洗い行動に関する観察調査を実施した. その結果, 石けんとペーパータオルの設置により平均手洗い時間が2.7秒 (n=38) から8.1秒 (n=35) と長くなり (p<0.001), 手拭き率も13% (5名/38名) から71% (25名/35名) に上昇した (p<0.001). これらの結果から, 石けんとペーパータオルの設置は手洗いの質向上に効果があったと考える. 排泄後の手洗いに関する看護学生の意識を知るためにアンケート調査を行った結果, 83% (63名/76名) が石けん使用の必要性を認めており, 41% (31名/76名) が実際に石けんを使用すると回答した. しかし, 観察調査で実際に石けんを使用したのは31% (11名/35名) であった. また, 手洗い後に髪に触れる動作が多く観察され (34%) (12名/35名), アンケート調査で50% (38名/76名) が手洗い後に髪に触ると回答した. 手洗い行動について看護学生の注意を喚起するために, この観察結果とアンケート調査結果を看護学生に報告した.
著者
増田 真也 岩田 真幸 西名 諒平 清水 称喜 中田 諭 村山 有利子 西川 菜央 辻尾 有利子 戈木クレイグヒル 滋子
出版者
一般社団法人 日本健康心理学会
雑誌
Journal of Health Psychology Research (ISSN:21898790)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.43-52, 2022-08-17 (Released:2022-08-19)
参考文献数
14

This study was designed to clarify the anxieties of parents with children hospitalized in intensive care units. The written, open-ended responses of 197 parents regarding their most severe anxieties were analyzed by text mining. Results identified 87 terms used at least four times in the parents’ texts. The most frequently used terms included “after surgery,” followed by “doctor,” “surgery,” and “sudden turn for the worse.” We classified these words into 13 categories by cluster analysis. We extracted 17 topics concerning parents’ anxiety based on these categories: “anticipating worsening conditions,” “future anxiety,” “doctors’ explanations,” “nurses’ behaviors,” and “uncertainty about the illness,” among others. The appearance frequency of these topics differed based on the severity of the children’s medical conditions assessed by their parents and the type of hospital admission.
著者
西川 嘉雄
出版者
一般社団法人 日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.76, no.8, pp.444-449, 2020-08-01 (Released:2021-02-01)
参考文献数
12
著者
高井 靖 梶間 勇樹 西川 英郎
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.7, pp.388-393, 2017-07-10 (Released:2018-07-10)
参考文献数
11
被引用文献数
1 2

This study examined the effects of continuous outpatient intervention by pharmacists on medication adherence in patients with heart failure after discharge. Data in the intervention group (n = 25) and non-intervention group (n = 25) were compared on admission (baseline) and after 6 months. Medication adherence was evaluated using the Morisky Medication Adherence Scale (MMAS-4). The number of medications and the medication regimen complexity index (MRCI) were examined as factors influencing such adherence. For statistical processing, the paired t-test was used to clarify differences in the means of dependent variables between before and after intervention in both groups. The significance level was set at 0.05. MMAS-4 scores significantly decreased after intervention in the intervention group, while MRCI scores markedly increased after it in the non-intervention group. In conclusion, regular intervention by pharmacists for outpatients with heart failure may improve medication adherence.
著者
西川 友弘 綿貫 啓一 楓 和憲 村松 慶一 増子 直也
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.86, no.890, pp.20-00034, 2020 (Released:2020-10-25)
参考文献数
46

This study aims to examine the benefit of visual fatigue evaluation based on prefrontal cortex (PFC) measurement by near infrared spectroscopy (NIRS), and to evaluate fatigue on various colored LED backlit text. In our method, eight adult participants read a LED backlit text 10 minutes in a dark room. Before and after task, subjective fatigue questionnaire “Jikaku-sho shirabe”, subjective visual fatigue questionnaire (SVF), and the critical flicker-fusion frequency (CFF) were measured. The time-course of oxy-Hb in the PFC was measured using a 22-channel NIRS. Heart rate variability (HRV) was measured to access an autonomic nervous system balance. Six types of white LEDs were used for backlighting: general white as a control (W), high color-rendering white (WH), bluish white (WB), reddish white (WR), greenish white (WG), and yellowish white (WY). In our results, correlation analysis suggested that the development of central fatigue is related to deactivated condition in the mPFC, and the development of subjective visual fatigue is related to deactivated condition in the LPFC. In comparison between LED treatments, in WH condition, high subjective central fatigue, CFF decay and LF/HF were revealed, and the PFC inactivated. In WG condition, low subjective central fatigue and CFF decay revealed. Our findings suggested that participants get tired on high color-rendering white LED backlit text, and were less tired in greenish white LED backlit text. Also, NIRS provides benefits in the evaluation of visual fatigue.
著者
高橋 有己 西川 元也 高倉 喜信
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.116-124, 2014-03-25 (Released:2014-06-25)
参考文献数
27

細胞から分泌される膜小胞であるエクソソームは、核酸・タンパク質・脂質などの内因性キャリアであることから、エクソソームを用いたDDSの開発が注目されている。エクソソームを用いたDDSの開発にはエクソソーム体内動態の制御法を開発することが必須であるが、それにはまずエクソソームの体内動態に関する情報の蓄積が必要不可欠である。しかしながら、その情報はいまだ乏しく、体系的な理解には至っていないのが現状である。本稿では、これまでに報告されたエクソソームの体内動態の特徴を整理するとともに、エクソソームの体内動態解析を目的とした我々の取り組みを紹介する。
著者
西川 光一
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.26, no.6, pp.355-362, 1987-12-15 (Released:2017-10-31)
被引用文献数
1

1986年11月1日深夜,スイス,バーゼル市の近郊のサンド社(S撒doz AG)で発生した倉庫火災は,死傷者はなかったものの,大量の消火水とともに流出した農薬等の化学薬品がライン(R騰ne)川に流入し,深刻な環境汚染をもたらし,流域の3箇国に影響を与え,国際的な問題となった, サンド社では,社会の批判と政府当局の改善勧告に応じ,経営の根幹にもかかわる大規模な安全対策を行い,多額の賠償請求にも対応しようとしている,欧州の化学工業も,環境対策への取組み姿勢の甘さが批判され,多額の公害防止投資を行うなど,深刻な影響を受けている, 事故の原因は,ベルリン・ブルーのシュリンク包装の際の過熱から,内容物のシュガ~バーニング(くすぶり)が起こったものを,規定通りの放置冷却を行わずにただちに倉庫へ搬入したことによる,蓄熱・自然発火であると発表された。過熱の原因は不明であるが,放冷という安全対策が守られなかったことから,管理者か作業者が作業規定をきちんと守っていれば起こり得なかった事故であったといえる.この事故の状況を述べ,教訓として,倉庫の安全対策と火災時の緊急対応等について考察する.
著者
西川 正憲
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.100, no.6, pp.1683-1691, 2011 (Released:2013-04-10)
参考文献数
5
著者
田中 厚子 高井 史比古 西川 幸江 本田 孝行 川本 敦子 中島 勇 堀越 節子 小川 隆司
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.72, no.7, pp.269-275, 2022-07-01 (Released:2022-07-01)

日本EPI協議会のワーキング活動において,IPランドスケープをテーマに,知財関連の解析手法について研究を行った。テーマとしては炊飯器を題材に,3チームに分かれ,それぞれが異なる炊飯器メーカーを担当した。国内市場をターゲットに分析を行い,市場におけるポジションの確認や,事業戦略,経営層への提言を検討した。各チームでまずは市場における外部要因を確認し,ベンチマークを行った上で,SWOT分析,ファイブフォース分析,ポジショニング分析,特許分析,テキストマイニング,ワードクラウド等の手法を駆使し,それぞれの結論へと導いた。本稿では,研究活動を通して得られた分析手法の知見を紹介する。