著者
山中 秀昭 小崎 成治 横谷 哲也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.266, pp.29-32, 2009-10-29
参考文献数
7
被引用文献数
1

2000年代初頭から始まった光アクセスネットワークによるブロードバンドサービスは、概ね全国に行き渡りインターネットサービスの高速化が達成されたと言える。インターネットアクセスと電話サービスに加えてIP技術により映像配信を加えた「トリプルプレイサービス」の導入が積極的に進められている。現在、更なる高速化及び高機能化を目指した次世代光アクセスシステムの研究開発及び標準化の議論が始まった。次世代光アクセスシステムでは、経済的な高速化と宅内における新サービスの創造が課題と言える。本稿では、次世代光アクセスシステムを目指した技術動向と標準化動向を俯瞰し、これらの課題に対する解決策を論じる。
著者
曽田 圭一 横谷 哲也 市橋 立機
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク
巻号頁・発行日
vol.96, no.313, pp.41-46, 1996-10-18
被引用文献数
5

ATMネットワークにおいて, 端末は, 一度パケットの先頭セルを受信すると, そのパケットの最後尾セルを受信するまで, ATMセルからパケットを組み立てるためのバッファを解放しない. 最大パケット長が長くなるに従い, この先頭セルと最後尾セルの到着間隔の平均が増し, 端末において, 同時に組み立てるパケット数が多くなる. その結果, 端末は, 多量のバッファを必要とする. このバッファ量を削減するために, 本稿はATM交換機に適用するセルスケジューリング方式を提案する. 提案方式に従う交換機は, 1つのパケット内のセルをできるだけ連続して送信する, 本稿は, 提案方式の性能を評価し, その効果を示す.
著者
加藤 道代 黒澤 泰 神谷 哲司
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.84, no.6, pp.566-575, 2014
被引用文献数
7

We developed the Coparental Regulation Inventory to assess the regulatory behavior of the mothers in involving fathers with child rearing. We translated and modified the short form of the Parental Regulation Inventory (PRI) for Japanese couples in different stages of child rearing. An online questionnaire was conducted with mothers (<i>n</i> = 500) and fathers (<i>n</i> = 500) whose youngest child was less than 21-years-old. Exploratory factor analysis identified two factors, which were labeled "encouragement" and "criticism". The resulting Coparental Regulation Inventory (the modified PRI) had high internal consistency and test-retest reliability. The construct validity of the scale was supported by its correlation with parenting alliance, marital satisfaction, and the father's involvement. These findings suggest that the scale is an adequate instrument for identifying the behaviors of mothers related to coparenting. In addition, we examined the frequency of encouragement and criticism used by the mother in relation to the child-rearing stage using cross-sectional analysis. In the mothers' reports, mothers with infants and children encouraged fathers more than mothers with early and late adolescents. Mothers with late adolescents criticized fathers less than mothers with infants. In the fathers' reports, mothers gave more encouragement to fathers who had infants than at any other age, whereas the child's age was not related to mothers' criticism perceived by the fathers.
著者
漁淵 弘樹 軽部 紘典 鈴木 篤人 小森谷 哲哉 森田 登 上野 貴博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.466, pp.57-60, 2009-02-27

電気摺動接触機構は,静止物体から移動物体(回転物体)への電流通電を行なう機構である.そこには機械的に接触する真実接触面が存在し,例えば,モーターの整流子とブラシ間に存在している.しかし,現在においても接触点の解明はされていないのが現状である.そこで本研究では,接触面の発熱および応力による変形に着目し静止状態における実験と解析を行なうことで接触現象解明のアプローチを目的とした.
著者
横谷 哲也 小口 和海 川手 竜介 亀井 美里 下笠 清
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.4, pp.31-36, 2009-04-09

イーサネットは、従来LAN用途として適用されてきたが、その経済性と高速性から通信事業者が運用する広域ネットワークに適用されるようになってきた。この際に必要となる機能に帯域保証がある。NGN等でQoS保証を必要とするサービスの普及が予想され、この場合にイーサネットでも帯域を保証することが必要となる。本報告では、帯域保証技術について動向をまとめ、イーサネットに適用する際の問題点について論じる。
著者
米倉 竜次 苅谷 哲治 藤井 亮吏 熊崎 博 斉藤 薫 熊崎 隆夫 桑田 知宣 原 徹 徳原 哲也 景山 哲史
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.73, no.5, pp.839-843, 2007 (Released:2007-10-03)
参考文献数
20
被引用文献数
4 5

岐阜県の椛の湖に定着した外来魚ブルーギルの生息個体数が,釣りによる駆除により抑制されるかを検討した。調査期間中,総計 15966 個体を駆除した。標識再捕法による個体数推定の結果,ブルーギルの生息数は 24231 個体から 10092 個体まで減少した。また,体サイズ分布の変化から,繁殖に寄与するであろう大型個体が減少することや新規加入が抑制されていることが示唆された。これらの結果から,釣りによる駆除はブルーギルの個体群を抑制するうえで有効であると考えられた。
著者
苅谷 哲朗 西出 和彦 高橋 鷹志
出版者
Architectural Institute of Japan
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.77, no.673, pp.511-520, 2012

The author argues in the way of ideographic analysis concerning visual human images as interfaces between person and environment, that is compared with the way of nomothetic analysis which pursues objectivity and universality. The function of affective meaning is reconfirmed here, and the purpose of the study could be to pursue the aspect of the variety, multi-layering, and transaction of affective meaning. Analytical description of the scene was done in an environmental situation which could be said as a socio-ecological event. Then it is observed that the quality of the informations which belong to the affective meaning in the visual human images changes through perceptual cycles, and that it does not only control the person to person relationships and behavior settings at the spot but also gives non-ignorable influences to spatial arrangements and its architectural planning and design, as an important example of interface.
著者
河野 孝太郎 川邊 良平 松原 英雄 南谷 哲宏 羽部 朝男 半田 利弘 川良 公明 田村 陽一 江澤 元 大島 泰 児玉 忠恭 伊王野 大介
出版者
東京大学
雑誌
特別推進研究
巻号頁・発行日
2008

サブミリ波望遠鏡ASTEに連続波カメラを搭載し、ダストに隠された大質量の爆発的星形成銀河(サブミリ波銀河)を1400個以上新たに発見した。これらの距離や性質を調べるため、多色超伝導カメラ、および超広帯域分光観測システムを開発した。赤方偏移3.1という初期宇宙の大規模構造に付随したサブミリ波銀河の集団の発見、重力レンズによる増光を受けた極めて明るいサブミリ波銀河の発見、非常に赤方偏移の高いサブミリ波銀河候補の発見、など、大質量銀河の形成・進化について重要な知見を得ることができた。
著者
米倉 竜次 苅谷 哲治 藤井 亮吏 熊崎 博 斉藤 薫 熊崎 隆夫 桑田 知宣 原 徹 徳原 哲也 景山 哲史 RYUJI YONEKURA TETSUJI KARIYA RYOUJI FUJII HIROSHI KUMAZAKI KAORU SAITO TAKAO KUMAZAKI TOMONORI KUWADA TORU HARA TETSUYA TOKUHARA TETSUJI KAGEYAMA 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 岐阜県河川環境研究所 Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments Gifu Prefectural Research Institute for Freshwater Fish and Aquatic Environments
出版者
The Japanese Society of Fisheries Science
雑誌
日本水産学会誌 = Bulletin of the Japanese Society of Scientific Fisheries (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.73, no.5, pp.839-843, 2007-09-15
参考文献数
20
被引用文献数
1 5

We examined the effectiveness of removal by angling in order to control the population size of the invasive exotic bluegill in Hananoko Lake, Gifu, Japan. A total of 15, 966 individuals were caught by angling. Estimates based on a mark-recapture method revealed that the population size was reduced from 24, 231 to 10, 092 individuals over 15 months of population control. The change in the size distribution suggested that removal by angling not only reduced the number of potentially mature individuals but also decreased the recruitment of juvenile fish. This evidence indicates that removal by angling could control the population size of the bluegill, although a complete extermination by angling alone may be difficult.
著者
和泉 光紀 中川 健治 横谷 哲也
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J94-B, no.5, pp.698-707, 2011-05-01

ネットワークシミュレータNS-2を用いてDRR (Deficit Round Robin) のパケット廃棄確率を推定する.IS (Importance Sampling) シミュレーション法を適用し,シミュレーションを高速化し,かつ推定精度を向上させる.その際,推定値の分散を最小にする分布,いわゆる最適シミュレーション分布を決定して使用する.MC (Monte Carlo) 法とIS法によるシミュレーション結果を比較し,考察する.
著者
中谷 哲弥 外川 昌彦
出版者
奈良県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

近年、経済成長によって注目される南アジア地域のうち、インドとバングラデシュを取り上げて、経済成長にともなう中間層の台頭と人々のライフスタイルの変容に関して調査研究を行った。具体的には観光と宗教という側面から調査研究を行い、その結果、いずれの国においても、よりレジャー的な観光が拡大する傾向にあることや、消費社会に融合するような形で宗教が埋め込まれ、ひとびとに受容されるようになっていることが判明した。
著者
赤堀 侃司 藤谷 哲 松田 岳士 中山 実 加藤 浩 福本 徹 加藤 浩 福本 徹
出版者
白鴎大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究の目的は、教員や研究者が場所、時間、専門分野などの制約を越えて教育実践知を可視化・共有し、再構築できる"場"としての電子ネットワーク基盤を開発し、実践的評価を通してその有効性を検証することであった。具体的には次のような研究課題に取り組んだ。(1)教育実践知の可視化・共有を支援する電子ネットワーク基盤の要件や支援方法に関する調査・分析。(2)場所・時間・専門分野などの制約を超えて参加者の結びつきを促進するSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の開発。(3)教育実践知を自動的に可視化し、関連知識を結びつけて強化する機能の開発。実践評価の結果、分散した実践知の共有には、知識の自動的な可視化と、関連する分散知を集合知へ変化させることが有効であることを明らかにし、本研究課題で開発したネットワーク基盤が、さらなる知の再構成、創造を促進する可能性を示した。
著者
渡辺 好昭 湯川 智行 塩谷 哲夫
出版者
北陸作物・育種学会
雑誌
北陸作物学会報 (ISSN:03888061)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.67-69, 1988
被引用文献数
1

オオムギの播種期を変えて根雪前の生育と雪害の関係を検討した。10月15日以前に播種した場合, 根雪前地上部乾物重は0.5g以上となり, 越冬茎数は90%以上であった。10月30日以降に播種した場合, 根雪前地上部乾物重は0.1g以下となって越冬茎数は0%となった。そして, 10月15日から30日までに播種した場合, 播種日が遅くなる程雪害は増大して, 地上部乾物重が0.08gから0.57gまでの間では地上部乾物重と越冬茎率との間に高い相関関係が見られた。このことから, 根雪前地上部乾物重が耐雪性を規定する1つの要因と考えられた。秋季の施肥窒素量を増加すると, 乾物率が減少して, 播種期が早かった区でも耐雪性が減少した。したがって, 乾物率もまた耐雪性を規定する1つの要因と考えられた。
著者
小口 和海 佐藤 浩司 向井 宏明 横谷 哲也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.450, pp.103-108, 2007-01-04

近年、キャリアクラスEthernetの実現が重要となっており、ITU-TにおいてEthernet回線の保守、運用、監視を行うEthernet OAM (Operation, Administration and Maintenance)と、2地点間に冗長経路を設定し、障害検出時に切替を行うリニアプロテクション切替メカニズムが勧告化された。これらの標準に準拠することで、Ethernetを用いて高信頼なサービスを提供できるようになってきている。また、メトロエリアのサービス提供を考えた場合、多地点接続可能なリング接続が適しており、リングにおける障害発生時の切替方式がITU-T等で検討されている。本稿では、Ethernetでマルチリングを構成した場合の障害発生時の切替方法について、Ethernet OAMを用いて切替える方法を提案し、その制御方式について述べる。
著者
深谷 哲也 坂本 秀樹 村岡 明高 高見 澤一裕 堀津 浩章
出版者
社団法人日本農芸化学会
雑誌
日本農藝化學會誌 (ISSN:00021407)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.233-239, 1994-02-01
被引用文献数
2 2

Worcestershire sauce production might include a fermentation step. The raw materials have high osmotic pressure, so we set out to select an osmotolerant yeast strain suitable for Worcestershire sauce production. Three commonly used yeasts were evaluated : Soccharomyces cerevisiae OC-2, a wine yeast;Kluyveromyces fragilis IFO 0288, widely used for fermentation of kefir grains ; and Zygosaccharomyces rouxii IFO 0493, a soy sauce yeast. In the range of total sugar Concentrations of 28.1-47.8% (the mixture contained sucrose, glucose, and fructose) cell numbers and ethanol production decreased as the sugar concentration rose, especially with K.fragilis. The relationship between the total sugar concentration and ethanol production by each yeast was expressed as follows : S.cerevisiae OC-2 (n=8, r=0.999) P=-1.54×10^-4×S^3+1.72×10^-2×S^2-0.649×S+8.91 K.fragilis IFO 0288 (n=8, r=0.995) P=(-3.57×10^-2×S)+1.74 Z.rouxii IFO 0493 (n=8, r=0.987) P=-1.15×10^-3×S^2+9.38×10^-2×S-1.36 Where P is the ethanol production and S is the total sugar concentration. Under the usual conditions for Worcestershire sauce production, with 39% total sugars, S.cerevisiae OC-2 had the greatest osmotolerance of the three yeasts, with higher ethanol productivity and satisfactory production of aromatic components than the other yeasts. We selected S.cerevisiae OC-2 for trial in the proposed new step in Worcestersbire sauce production.