著者
嶋田 将大 堀 俊和 藤元 美俊 丸山 珠美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.570, pp.61-66, 2004-01-15
被引用文献数
2

八木・宇田アンテナは,地上テレビジョン放送受信用アンテナとして広く用いられているが,最適設計するのもパラメータが多数となることから,困難を伴う.本報告では,遺伝的アルゴリズム(GA : GeneticAlgorithms)を用いて設計し,入力抵抗の変化による指向性利得およびGB積の関係を示し,文献と比較し本報告で設計したアンテナの妥当性を示す.また,素子数の変化による指向性利得および比帯域幅の関係を示し,3素子における特異解の特性について示す.
著者
星島 惠三 鈴木 昇 山下 隆司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

今後のマルチメディア時代の通信装置は、高速化のため高密度実装される。したがって単位面積当たりの消費電力は現状の2倍〜4倍程度に増加することが想定される。このような装置が設置された室内は、空調停止後短時間で室温が上昇するため、電解コンデンサやIC等熱に弱い電子部品が故障し、通信装置の動作が補償できない可能性がある、今回は、高発熱通信装置が設置された室内の温度上昇とその対策について比較した結果を述べる。
著者
古谷 勝美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSS, 安全性
巻号頁・発行日
vol.100, no.525, pp.37-42, 2000-12-15

本報告は高い信頼性を必要とする大型システムの開発・設計・運用に携わるシステム技術者の立場から述べられている小論である。現在高機能大規模なシステムは殆ど例外なくコンピュータで制御されているが、これらのシステムに共通した問題点は稼働し始めたら停止しては困ると云う要求が強い事で、高信頼度システムとは先ずノン・ストップと云う条件を満たさなければいけないものなのである。少時の停電や誤動作なら自己修復してしまったりフェィル・セイフと云うソフト絡みの機能で処理しなければならない。システムの信頼性は部品の場合と少し尺度を変えて考えないといけないことがあるので、この見地からシステムの信頼性を論じて見たい。今日迄の所論を要約して一稿に取り纏めて御報告した。
著者
金田 茂 池田 大造 川上 博 品川 準輝
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.31, pp.67-71, 2008-05-08

携帯電話を始めとするパーソナルな通信デバイスの普及により,従来のあらゆるユーザを対象としたマス向けの情報配信ではなく,ユーザの属性や位置に応じ特定の個人やセグメントに対する情報配信が可能になりつつある.また,効率を高めるためにターゲットを絞った広告配信の方法として,ユーザの属性や位置に応じたプッシュ型の広告配信のニーズが高まっている.本論では,このような情報配信を用いたサービスを実現するために,ネットワークシステムや端末の負荷,プライバシなどの観点から,実現方式に求められる条件を明らかにする.更に,複数の方式を比較し,解決すべき課題を明らかにすると共に解決策について考察した結果を述べる.
著者
西田 貴司 堀内 俊寿 塩嵜 忠 松重 和美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス
巻号頁・発行日
vol.95, no.387, pp.67-71, 1995-11-24

rfマグネトロンスパッタ法を用いてPt/SiO_2/Si基板上に作製したLiNbO_3のc軸配向膜の焦電性および圧電性を評価した。薄膜の焦電係数は71×10^<-6>C/(m^2K)でバルクの値の86%であった。また,弾性表面波伝搬速度は3980m/sであった。さらに,薄膜の分極極性の制御を目指して,製膜中の基板にバイアス電圧を加えるバイアススパッタを試み,焦電係数の測定から薄膜の分極反転が起こることが見出され,この結果から,薄膜の分極の制御の一方法としての有効性が確認された。
著者
安田 智 札谷 正美 中野 真治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.454, pp.19-24, 1999-11-19

バイポーラTrのエミッタ・ベース逆バイアスストレスでのhFE劣化におけるコレクタ状態の影響について検討し、以下のことが明らかになった。 1.ベース拡散層が浅い又は、ベース拡散層の濃度が薄い場合、コレクタ接地状態において、エミッタ・コレクタ間のパンチスルー電流により、コレクタオープン状態よりも初期耐圧が低下する。 2.コレクタ接地状態では、エミッタ・コレクタ間のパンチスルー電流が起因し、コレクタオープン状態よりもhFE劣化が大きくなることがある。 3.コレクタ接地状態でのエミッタ・コレクタ間のパンチスルー電流がhFE劣化に与える影響は、エミッタ・ベース拡散層の深さに依存し、浅くなるほど影響が大きい。
著者
荒川 富行 松本 良一 北 明夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SDM, シリコン材料・デバイス
巻号頁・発行日
vol.95, no.66, pp.77-82, 1995-05-24

酸窒化膜中の窒素原子分布が信頼性に与える影響について,正及び負のバイアスストレスに対して調べた.その結果次のことが分かった.正ゲートバイアスストレスに対し,酸窒化膜/Si界面の窒素原子濃度が高いほど(2.1%),電荷トラップの生成及び界面準位密度の増加を低減することができ,Q_<bd>も大きくすることができる.一方,負ゲートバイアスストレスに対しては,酸窒化膜/Si界面への窒素原子の導入は,電荷トラップの低減には有効であるが,Q_<bd>の増加及び界面準位密度増加の抑制に対しては効果は少ない.また,正負いずれのバイアスストレスの場合も,酸窒化膜表面付近の窒素原子濃度が高いとき(1%以上),酸窒化膜/Si界面への窒素原子導入の効果は低下する.
著者
尾形 真史 依田 幸英 國分 泰雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.28, pp.11-16, 2004-04-16

本研究室では,超高屈折率差光導波路(HIC)を用いたマイクロリング共振器の高密度集積化ための製作技術として,バイアススパッタ成膜を利用した平坦化埋め込み技術を昨年度に開発していた.しかし,この方法ではコアをSiO_2などで完全に埋め込んでしまうため,コアとクラッドの屈折率差が小さくなり,マイクロリング共振器の放射損失が大きくなる問題があった.そこで本研究では,空気(真空)クラッド埋め込み構造を提案し,RFスパッタ成膜を用いてこの構造を簡単に実現するプロセスを開発した.この技術を用いて側方に空気クラッドを埋め込んだ積層マイクロリング共振器を製作したところ,リング半径5μmの素子から明瞭な共振スペクトルを観測し,FSR=31nmを実現した.また,従来のSiO_2で埋め込んだ構造と本研究の空気(真空)クラッドを側方に設けた埋め込み構造の両方を用いて,同じリング半径のマイクロリング共振器フィルタを製作して特性を比較したところ,本研究の素子は従来型に比べて狭帯域でスルーポート特性の阻止量も大きい良好な特性が得られた.この特性から共振器内損失を見積もったところ,本研究の素子では損失が10分の1に低減されたことが確認できた.
著者
川上 彰二郎 花泉 修 佐藤 尚 大寺 康夫 川嶋 貴之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C-I, エレクトロニクス, I-光・波動 (ISSN:09151893)
巻号頁・発行日
vol.80, no.6, pp.296-297, 1997-06-25
被引用文献数
20

2種類の透明媒質からなるサブミクロン周期3次元構造を初めて作製し, 光学的に観察した結果について報告する. 材料系はSi(n=3.26) とSiO_2(n=1.46) であり, バイアススパッタリング法によって凹凸パターンを保存しながら積層することができた. 3次元周期構造部分のパスバンドとストップバンドが1次元のみの周期構造部分に対して大きく変化している様子が確認された.
著者
中村 修 森田 長吉 岡崎 清
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.78, no.10, pp.1263-1275, 1995-10-25
被引用文献数
7

超音波体外結石破砕裝置における誤照射防止法の一つとして,結石が確実に焦点部に存在することを検知する目的で実際の衝撃波発射前にトリガパルスを発射する方式がある.本研究ではこの方式で用いるトリガパルスの人体内伝搬の問題を時間領域差分法を用いて検討する.本文ではまず超音波伝搬路の焦点部に結石を置いた場合についてパルスの散乱・反射の様子を解析し,次にこの結石が焦点部から少しずつずれていった場合の反射波の量の変化をトリガパルス機構の動作に関連させて検討する.最後に焦点部に結石を置いた状態でパルス伝搬路付近に骨が存在する場合について,パルスの伝搬・散乱・反射の様子を調べ,骨の位置の違いがトリガパルスの動作にどのような影響を及ぼすかを定量的に評価検討する.
著者
浦部 弘章 塚本 淳 佐藤 和基 梅津 高朗 東野 輝夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ITS (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.260, pp.13-18, 2005-08-30

災害発生に対して, 被災者の迅速な救助・安否確認が求められる.一方で, 既存の連絡方法はインフラの破壊により利用不可能となる可能性が高く, インフラに依存しない救助支援システムが求められる.そこで本稿では, 災害時において被災者の位置情報を収集・追跡するためのMANETシステムを提案・評価する.提案手法では, 被災者は無線LAN機能などの近距離無線通信機能を有する端末を保持し, それらや自動車に搭載される端末がアドホック通信を用い, 避難所に設置される基地局に被災者情報を収集する.システムの評価は被災者情報の登録数と通信量を対象とし, 車両の導入による影響を比較した上で, システムの有用性を示す.
著者
外山 託海 黄瀬 浩一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.26, pp.145-150, 2010-05-06

一般にパターン認識において,学習データセットの内容は識別性能に大きく影響することが知られている.これまで一般物体認識の分野において用いられてきた多くのデータセットでは,1カテゴリあたりのサンプル数が幾分か少ない場合が多いため,データセットを拡張して内容を充実させることができれば認識性能をさらに上げることができると考えられる.これまでそのようなサンプル数を増やすための手法はいくつか提案されてはいるが,それらの手法で用いられるデータの数は数万程度であり,さらにデータを増やすことで認識性能はより向上すると考えられる.そこで我々はインターネットから数十万枚の画像を集め,それらの画像をフィルタリングしてデータセットに加え,データセットのサイズを大きくした場合とそのままの大きさの場合とで認識1生能を比べる.その際識別器を変えた上でも実験を行い,それぞれどのような影響を及ぼすかを解析する.
著者
Chandra Bobby 小泉 達也 林 正博 山本 尚生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.278, pp.85-90, 2011-11-03

開発途上国におけるバックボーンネットワーク(伝送路網)は、長い年月をかけて構築されることが多く、投資力や地域発展速度の違いによって、ネットワークの構成が変化していく.また、大小様々な島で構成されている国の場合、使われる伝送設備の信頼性も多様である.このようなネットワークの信頼性を、その計画推進状況を含めて評価するには、従来のエンド・エンド信頼性やネットワークの完成形を考慮した先進国型の設評価法では不十分であると考えられる.経済的な活性炭の分布や、ネットワーク設備の構築過程を考慮した評価法が必要であり、地域間の信頼性格差を把握でき、時間経過(年代経過)とともに低信頼な地域の減少、改善を確認できる評価法が望ましい.本稿では、ネットワーク全体の中での地域の信頼性を個々に評価できる新しい評価尺度として一対多信頼度を提案する.同時に、本信頼度の算出に必要となる地域間の相対的通信需要(交流トラヒック)を求めるために、地域ごとの通信貢献度を定義して算出する手法も示す.適用例として、インドネシアのネットワークを対象とした評価実験を行なった.発展途上にある同国は、様々な島で構成されているため、現状ではネットワーク信頼性の地域間格差も大きい.本稿では、現在国家プロジェクトとして構築が進んでいる次世代バックボーンネットワークプロジェクトを対象として、提案した信頼度に基づく評価を行なった結果を紹介する.
著者
澤田 秀之 橋本 周司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.79, no.2, pp.452-459, 1996-02-25
被引用文献数
21

意志や感情の伝達においては, 言語以上に非言語的手段によるところが大きいと言われる. 身振り手振りなどのジェスチャーはその代表的なものである. ジェスチャーにおいて人間の意志や感情は, 手などの位置よりもむしろ身体に加えられる力に顕著に現れると考えられる. ここでは運動中に働く力は加速度によって検出することができることに注目し, 3次元加速度センサによるジェスチャー認識を試みた. 試作システムでの実験では, 一連の3次元加速度データから運動の特徴量として, 加速度の変化, 回転力, 加速方向の分布などを求め, 標準パターンとのマッチングを行うことによって10種類程度のジェスチャーをほぼ100%の識別率で認識できることがわかった. また, 提案手法を適用して試作したジェスチャーによる実時間音楽制御システムについても述べる. 試作システムは, 従来の画像処理やデータグローブを用いた場合に比べて, テンポ検出の遅れも少なく構成も簡単であり, ジェスチャーによる柔軟で感性的なマン・マシンインタフェースの実現への手掛りが得られた.
著者
北原 格 大田 友一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.633, pp.23-30, 2001-02-15
被引用文献数
18

近年のコンピュータの処理能力やビデオ機器の発達にともない, 多視点カメラによって撮影された映像データを融合し, そのデータを元に自由視点からの見え方を提示する研究が盛んに行われている.本稿では, 「観察者への提示を前提とする」という最近のCV研究の流れに沿って3次元モデル生成手法を再考し, 自由視点に対して適応的に配置された平面上の2次元形状の集合によって3次元形状を表現する手法を提案する.向き, 分解能, 間隔を調整することで, 自由視点に対して適応的に平面を配置する手法と, 配置した平面に対する自由視点の移動許容範囲について述べる.提案する3次元モデルによる3次元形状復元、及び自由視点映像生成の手法について説明し, 最後にCGモデラーを用いた定量的な検証実験により, 平面を適応的に配置する手法の有効性を確認した.
著者
藤岡 裕己 山本 直克 赤羽 浩一 川西 哲也 高井 裕司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PN, フォトニックネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.401, pp.81-84, 2010-01-21
参考文献数
5

レーザダイオードや発光ダイオードなどの光半導体デバイスにおいて、出力光の光波制御は光通信や計測分野において重要な課題である。我々は、デバイス表面への微細構造加工による光波制御を目的として新デバイス構造の検討を行っている。従来デバイスでは活性層上部に非常に厚いクラッド層を有しており、表面構造からデバイス内部を伝搬する光波へ有効な影響を与えるためには高アスペクト比な加工が必要であった。そこで、我々は、活性層上部のクラッド層を極端に薄くした半導体ハーフクラッド構造を提案し、低アスペクト比で簡便な表面微細加工による光波制御を目指す。本論文では半導体ハーフクラッド構造とその作製プロセスおよび、半導体ハーフクラッド光源のデバイス特性について報告する。
著者
伊藤 暁 井上 克司 王 躍 岡崎 世雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-I, 情報・システム, I-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.86, no.7, pp.452-457, 2003-07-01
被引用文献数
3

N人がジャンケンをして全員を順位づけるために必要なジャンケン総数の期待値は[○!-]((3/2)^N)であり,また最終的に1位の人だけを決めればよい場合に必要なジャンケン回数の期待値も[○!-]((3/2)^N)であることを示す.一方,各自が2種類の手しか出せないジャンケンでは,上述の期待値がそれぞれ[○!-](N),O(logN)となることを示す.
著者
森本 正志 美濃 導彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.88, no.8, pp.1398-1411, 2005-08-01

本論文は, 回転・拡大縮小などの幾何学的変換によらない画像識別のための手法として, 直線パラメータから得られる不変量を用いた直線不変量ヒストグラムマッチング法を提案する. 画像の構造記述パラメータから得られる不変量を用いた識別では, 幾何学的変換への不変性だけでなく, 雑音重畳などに起因するパラメータ抽出誤差やパラメータ欠落などが存在しても安定した識別ができることや, 大量のデータの中から少ない計算量で識別できることも重要である. 本手法では, 直線パラメータ集合から不変量を算出することで抽出誤差の影響を抑え, 直線不変量集合をヒストグラム化したデータセットに基づくマッチングと交差角インデックスサーチによりパラメータ欠落・誤抽出及び計算量への対処を行う. また, 可変フィルタリングによりヒストグラム化に伴う性能低下を補償する. 実画像における直線抽出性能測定からパラメータ抽出誤差・変動要素数条件を設定し, その条件に基づいた識別評価実験により本提案手法の有効性を確認した.