著者
齊藤 公輔
出版者
関西大学
雑誌
独逸文学 (ISSN:0286682X)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.239-262, 2007

In den modernen Kulturwissenschaften stoBt die Erforschung des kollektiven Gedachtnisses bereits seit einigen Jahren auf groBtes Interesse. Die Gedachtnisforschung ist im Bereich der Psychologie stark entwickelt, ihr Forschungsbereich ist oft auf das individuelle Gedachtnis beschrankt. Andererseits gibt es auch in der Forschung zum kollektiven Gedachtnis wichtige Erkenntnisse. So ist bereits seit langerem klar, dass die individuelle Erinnerung von gesellschaftlichen oder auBeren Schemata abhangt. Nach Astrid Erll teile ich den Hintergrund der Entwicklung der Forschung zum kollektiven Gedachtnis in drei Komponenten und analysiere diese: 1) Gesellschaftlicher Hintergrund (ein starkes gesellschaftliches Interesse an historischen Filmen oder Romanen, die Erinnerung an den Zweiten Weltkrieg, das Ende des Kalten Krieges, und die daraus hervorgehenden Migrationsbewegung etc.). 2) Akademischer Hintergrund: Die aktuelle Diskussion uber das kollektive Gedachtnis als Folge der postmodernen Geschichtsphilosophie oder des Poststrukturalismus sowie durch den Wandel zu den Kulturwissenschaften (cultural turn) ; die "Kulturwissenschaft/-en fungieren" dann als "Institutionen, die unser kulturelles Erbe verwalten" (Astrid Erll). 3) Medien Individuelles and kollektives Gedachtnis sind ohne Medien undenkbar, in diesem Sinne hat die Medienentwicklung Einfluss auf die Forschung zum kollektiven Gedachtnis. Medien konstituieren menschliche Kognitions-und Wahrnehmungsmuster sowie Kommunikationskompetenz. Wissen ist nur durch Medien moglich, and nach Niklas Luhmann erzeugen diese uberhaupt erst die Realitat der Gesellschaft. Medien fungieren weiterhin als Verbindungspunkte vom individuellen zum kollektiven Gedachtnis.
著者
東井 正美
出版者
関西大学
雑誌
關西大學經済論集 (ISSN:04497554)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.619-635, 2004-11-11

『資本論』第3部第10章「競争による一般的利潤率の均等化。市場価格と市場価値。超過利潤」は、マルクスの草稿が未完成なものであったせいか、十分整理されたものとはいわれがたく、極めて難解な章として知られている。とりわけ、この章の大部分を占めている市場価値論に関して、叙述の順序も前後しているせいか、理解に苦しむ点が少なくない。したがって、市場価値論に関してこれまで種々論議されてきた。主たる論議の的は、市場価値規定に関するものである。すなわち、市場価値が諸商品の総個別的価値の算術加重平均として決定されるという「加重平均規定」と、大量商品の個別的価値によって決定されるという「大量支配的規定」のいずれが「市場価値の正当な規定」なのかという問題であり、もうひとつは「不明瞭の箇所」とか、「曖昧な箇所」とか呼ばれている箇所で、需給関係が市場価格の市場価値からの偏差を説明するとしながらも、需給関係が市場価値の決定に関与すると述べられてあることをどのように理解すべきかという問題である。わたしもこれらの問題についてこれまで試行錯誤を繰り返しながら解明に努めてきた。本稿で、わたしのこれまの理解を総括することにした。
著者
森 貴史
出版者
関西大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

イギリス海軍ジェームズ・クックの第2次世界航海に同行したゲオルク・フォルスターは、その知見を『世界周航記』(1778-80)として出版した。この航海記は、現代の視点で通常の航海記文学として読めば、クックの航海を年代記的に記しているにもかかわらず、非常に難解なカオス的な構造をもった航海記であるとの仮説に立脚し、この著作を「文学テクスト」および「自然科学と文化史のデータベース」としての両面から分析した論考を、ドイツで上梓した。
著者
和田 友孝 岡田 博美 六浦 光一
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

本研究では、(1)ノンストップ位置推定、(2)3次元位置推定、(3)モバイルロボットの自己位置推定、の3課題を解決する手法を検討し、計算機シミュレーションおよび実験によりその有効性を明らかにすることができた。さらに、モバイルロボットの自己位置推定を応用した自律移動方法の検討も行った。その結果、目的地までモバイルロボットを自律的に移動させることができることを確かめた。本研究の成果により、身体障害者へのナビゲーション、案内ロボットの移動手段などにも応用できると考えられる。
著者
浦西 和彦 増田 周子
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

大阪出身の著述家、大阪で活躍した文学者の著者別の書目である。明治から現代までを取り扱っている。対象とした著述家は、宇田川文海、渡辺霞亭、村上浪六、西村天囚、角田浩々歌客、菊池幽芳、河井酔茗、中村吉蔵、小林天眠、久津見蕨村、木崎好尚、高安月郊、上司小剣、斎藤弔花、薄田泣菫、奥村梅皐、食満南北、今中楓渓、石丸梧平、直木三十五、宇野浩二、渡辺均、北條秀司、長谷川幸延、藤沢桓夫、武田麟太郎、井上友一郎、織田作之助、河野多恵子、谷沢永一、向井敏、開高健の33名である。
著者
亀谷 義浩
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

既存の螺旋スロープに点字ブロックを敷設し、視覚障害者(全盲者)とアイマスクをした健常者を被験者として、螺旋スロープの空間把握や探索行動の調査をした。結果、点字ブロックは、周回数の把握において役立つが、方向の把握においては効果が低いことがわかった。点字ブロックの敷設は、1/4周毎とし1カ所あたりに2枚が最適と結論付けられた。ただし、点字ブロック以外の手がかりも同時に複数必要であると考えられた。また、全盲者は、周回数から方向を割り出そうとする傾向はなく、音や歩いた感覚等によって方向の把握をする傾向があった。
著者
野間 晴雄 森 隆男 高橋 誠一 木庭 元晴 伊東 理 荒武 賢一朗 岡 絵理子 永瀬 克己 朴 賛弼 中俣 均 平井 松午 山田 誠 山元 貴継 西岡 尚也 矢嶋 巌 松井 幸一 于 亜 チャン アイン トゥアン グエン ティ ハータイン チャン ティ マイ・ホア 水田 憲志 吉田 雄介 水谷 彰伸 元田 茂光 安原 美帆 堀内 千加 斎藤 鮎子 舟越 寿尚 茶谷 まりえ 林 泰寛 後藤 さとみ 海老原 翔太
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

東アジア世界に位置する歴史的地域としての東シナ海,日本海,黄海・渤海・中国東北地方,広義の琉球・ベトナム,朝鮮半島の5つの部分地域として,環東シナ海,環日本海沿岸域の相互の交流,衝突,融合,分立などを広義の文化交渉の実体としてとらえる。それが表象された「かたち」である建築,集落,土地システム,技術体系,信仰や儀礼,食文化等を,地理学,民俗建築学,歴史学・民俗学の学際的研究組織で,総合的かつ複眼的に研究することをめざす。いずれも,双方向の交流の実体と,その立地や分布を規定する環境的な側面が歴史生態として明らかになった。今後はこの視点を適用した論集や地域誌の刊行をめざしたい。
著者
森部 豊 山下 将司 岩本 篤志 影山 悦子 福島 恵 中田 美絵
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

中央アジア出身のソグド人のうち、北朝・隋・唐時代の中国社会で活動した者たちを取り上げ、彼らの政治・軍事・文化史上の活動を、いわゆる正史などの編纂史料のみならず、既出・新出の墓誌銘をはじめとする石刻史料および考古学的発見による文物資料を利用し、検証を加えた。その結果、ソグド人の東方活動には、北朝・隋・唐初における活動の担い手と、それ以降の時期の活動の担い手において、断絶があるのではないかという仮説にいたった。また、ソグド人研究に必要な基本的資料の収集をほぼ終え、別途公開する基礎的作業が完成した。
著者
近藤 昌夫
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

1860年代に発表されたドストエフスキーのペテルブルグ小説のうち、『地下室の手記』、『罪と罰』および『白痴』における物語と都市空間の関係を分析した。その結果この時代のロシアが、原古のロシアでも揺籃期のヨーロッパでもないあらたな理想郷を、ペテルブルクではなくモスクワに象徴される全ロシアに求めはじめたことが明らかになった。ペテルブルクは、転換期と言われる60年代後半にヨーロッパを自覚し、「ヨーロッパへの窓」の役目を終えたのである。このことは建築様式におけるネオ・ロシア様式の模索とも一致する。
著者
永井 良和
出版者
関西大学
雑誌
萌芽的研究
巻号頁・発行日
1999

本年度の研究では、計画時よりも作業課題を限定し、(1)明治後期から昭和初期にかけての警察における犯罪捜査・風俗統制に関する諸資料を収集・整理するとともに、(2)これらの資料から再構成できるかぎりの範囲において、当時の警察の活動を記述・分析した。明治末に、警察は犯罪捜査のありかたを一新した。そのおもな方途は、法医学・理化学鑑識などの導入による捜査の科学化、幹部教育の徹底・教科書の発刊などによる捜査技術の体系化、調査要員としていた掏摸・博徒らとの訣別による組織の近代化といった点に集約できる。このような理念が示す方向性は大正期から昭和戦前期までに全国の警察で実現していき、社会統制を支える力となった。医学や化学のみならず、法律学や心理学などの学術も、警察のあり方に大いに影響をあたえた。また他方、警察の近代化は、大衆文化のなかの探偵ブームとも緊密な関連をもった。それは、警察の捜査技術が小説や映画に反映するといった流れにとどまらない。むしろ、大衆が抱く猟奇的趣味や、市民生活を守るための知恵が、警察のもつノウハウを洗練させていった側面に注意が向けられるべきである。以上のような歴史的経緯について研究の成果をまとめ、別記のとおり単著『探偵の社会史1 尾行者たちの街角』(世織書房)を上梓した。
著者
藤田 政博
出版者
関西大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

1950年代以降の権威主義的人格傾向に関する社会心理学的研究をフォローした上で、日本ではほとんど用いられていなかった1980年代の研究で作られた新尺度を日本語化するとともに、司法への参加に対する社会的態度との関連性を明らかにした。それと同時に、Big Five等の基本的人格傾向と権威主義的人格傾向の関連、架空のシナリオによる刑事裁判の判断や模擬評議中の行動との関連性を明らかにすることができた。もちろん、それぞれ数回の調査研究では言えることは限られているが、権威主義的人格傾向と司法への参加に関して新たな地平を切り開き、今後の検討において確かな礎を築くことができた。
著者
喜多 千草
出版者
関西大学
雑誌
特定領域研究
巻号頁・発行日
2006

研究二年目の19年度も、前年度に引き続き、(1)聞き取り調査および一次資料の電子化と、(2)事例の分析と報告のふたつの柱をたてて研究を行った。1.国鉄のみどりの窓口システム開発については、設計を行った大野豊氏、実装を行った谷恭彦氏、国鉄の事務部門から開発を支えた石原嘉夫氏に聞き取り調査を行い、特に大野氏・石原氏からは貴重な資料をお借りすることができたので、これを電子化した。また、JR総研の図書館等をご紹介いただき、情報技術の導入に関する資料を閲覧することができた。こうした研究の進捗により、みどりの窓口システム開発の初期の動きに関して、従来の研究をさらに深める意義深い資料収集が行えた。2.研究実施計画に挙げていた国際学会での論文発表を、2007年秋には二件行うことができた。特定領域研究の第三回国際シンポジウム(2007年12月14日から15日)では、自分の研究課題についての発表に加え、資料の電子化やOCRでの情報処理の経験を生かして、パネルディスカッション「技術革新研究における情報技術活用」のコーディネートおよびモデレートを行った。3.さらに、本特定領域で行った研究をもとにモデル化を行い、その成果を情報処理学会論文誌に発表することになった。(査読を経て採録が決定し、最終校正も済み、4月に発行される。)本特定領域では、公募研究を行っている研究者間の交流の場がたびたび設けられ、互いの研究成果を発表し合う中で刺激を受けることができた。特に、上記3に挙げたシンポジウムでは、この領域内で情報技術活用を行っている研究者と、領域外で情報技術活用を進めている研究者を合わせてのパネルディスカッションをコーディネートすることができ、大変有意義であった。
著者
幸塚 広光
出版者
関西大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2003

自然骨に近いヤング率と曲げ強度をもつ材料の実現を目指し、アセチルセルロース(AC)/シリカ複合体をゾルーゲル法によって作製した。Si(OCH_3)_4(TMOS)-AC-H_2O-HNO_3-THF-CH_3OC_2H_4OH溶液をゲル化させ、30-70℃の種々の温度で乾燥させ、複合体を得た。モノマー換算のモル比AC/TMOS=0.5及び1.0の溶液から作製した複合体においては、ACに富むマトリックス中にミクロンオーダーのシリカリッチの粒子が分散していることがわかった。一方、モル比AC/TMOS=2.0の溶液から作製した複合体では、ACリッチマトリックスとシリカリッチ粒子の界面が明瞭でなかった。AC/TMOS比にかかわらず、複合体はマシナビリティーを示し、電気ノコギリによって5mm×2mm×4.4mmの直方体の試片に成形することができた。成形した試片を用いて3点曲げ試験によって力学的性質を評価したところ、出発溶液中のAC/TMOS比の増加とともに塑性変形の程度と破断歪みは増大し、ヤング率と曲げ強度は減少した。ゲルを乾燥させる温度を高くするとヤング率と曲げ強度は増大した。AC/TMOS比と乾燥温度を変化させることによって、ヤング率1.8-3.9GPa、曲げ強度48-100MPaの複合体を作製することができた。
著者
福島 宏器
出版者
関西大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2011

眉間を寄せる,口角を上げる,といった表情筋の操作によって,対象への印象などが左右される「顔面フィードバック」という現象の認知生理的メカニズムを検討した.具体的には,脳波(事象関連電位)を利用して,実験参加者が口角を上げたり口を閉ざしたりする操作が利益や損失の認知処理に及ぼす影響を分析した.その結果,表情筋の操作は,意識的な感情コントロールに比べ,より早い知覚プロセスと明確な自律神経系への影響を及ぼし,より深い水準での心身の態度に影響を及ぼしていることが示唆された.
著者
黄 蘊
出版者
関西大学
雑誌
東アジア文化交渉研究 (ISSN:18827748)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.39-51, 2012-02-01

This paper examines the development and the formation of the Dejiao organization. Dejiao originated as a spirit-writing cult in 1939 in the Teochew region of South China. Dejiao is largely a Teochew phenomenon with a close link to Teochew religious culture and Teochew businessmen. By the end of World War II, Teochew businessmen had begun spreading Dejiao to areas of Southeast Asia, such as Thailand, Singapore and Malaysia. Since then, it has continued to expand, and today Dejiao has developed into large Religious organizations. The organization in Malaysia boasts the largest number of adherents.The main activities and the characteristics of the various Dejiao organizations remain the same. They carry out planchette divination and charitable activities, at thesame time, Dejiao organizations also act the role as Chinese mutual aid society. Thispaper will analyze the development of Dejiao in Malaysia, focusing on the environment of the migrant society and the characteristics of its members. It will examine how thebusinessmen, as well as other members, have shaped the Teochew religious culture intoa religious organization and how they have affected the formation of the character ofDejiao.
著者
山本 卓 高橋 圭一
出版者
関西大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

平成16年度から平成18年度にかけて、国立国会図書館・国立公文書館・国文学研究資料館・関西大学図書館(中村幸彦文庫)所蔵の実録体小説の調査を行った。国文学研究資料館所蔵の和本については平成17年度までにすべてを終えたので、平成18年度は、矢口丹波文庫の調査も加えた。また、調査を終えた関西大学中村文庫所蔵分は報告書(冊子体)に成果を掲載する。これから本格的に全国に散在する実録体小説を網羅したデータベース作りに参加・協力してもらう人たちへ、サンプルを提供するためのものである。このようにして構築してきた実録体小説データベースを、WEB上で発信公開するため、データを整備し、サーバーコンピューターを設置して、本村康哲氏により必要なプログラムソフトを開発していただいた。アドレス「jdb.yt.let.kansai-u.ac.jp」において、まもなく、日本国内にとどまらず世界に向けて公開・発信予定である。今回の調査研究は、本格的なデータベース構築に向けた、パイロット的なものである。今後は、さらに調査対象を拡大したデータベース作成が望まれる。これらの研究調査により、一般に出版全勢の時代と思われている日本の近世において、実録体小説というジャンルの文学が、実は写本(書き本)というメディアで広範に享受されてきた実態が明らかになってきた。江戸時代の一般の人士の強い興味関心を如実に示しているのが、これらの実録体小説の転化生長の種々相である。実録体小説の目録(章題)を一覧すれば、その変化の様相を大よそ概観できるのである。日本人の常識としての歴史の形成過程を、いささかなりとも掘り起こし、新たな光をあてることに貢献する道が開けたと考えられる。
著者
池田 佳子
出版者
関西大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

本研究は、個人差に起因する要素の中でも、学習目的でないインフォーマルな学習実践、たとえば日々の生活の中や課外活動の中で偶発的に起こるインタラクションを通して実現する学習の有無、またその実践の具体的な内容が要因解明の鍵となると考え、その「個人差」の実態とありかの解明を目指すものである。さまざまなインフォーマルな学習者の相互行為場面を考察したが、その中でもICTを介して活動する場面、特にPBL(Project Based Learning)場面に着目し、その中で学習者らがどのような偶発的な学びを展開するのかを考察した。
著者
宇佐美 幸彦
出版者
関西大学
雑誌
關西大學文學論集 (ISSN:04214706)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.33-53, 2005-12-20