著者
坂本 充
出版者
流通経済大学
雑誌
流通経済大学流通情報学部紀要 (ISSN:1342825X)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.175-182, 2002-03
著者
小村 渡岐麿 新居 利廣
出版者
東海大学
雑誌
東海大学スポーツ医科学雑誌 (ISSN:09153659)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.30-34, 1992

1. Purpose We intended to grasp the mental conditions of Hakone-Ekiden Athletes in Tokai University teams. Recently, in sports world it is important to maintain mental condition rather than physical condition. In this paper, we made a comparative study of the investigations in 1988 and 1990. 2. Procedure 1)Tests (1) Uchida-Kraepelin Psychodiagnostic Test (U-K Test) (2) Yatabe-Guilford Personality Inventory (Y-G Test) 2) Subjects Tokai University teams of Middle and Long-distance blocks. (1) Regular groups; 13 athletes (2) Semi-regular groups; 7 athletes 3) Testing term and place December, 30,1990,9 : 00AM. At Tokai University, Shonan Campus. 3. Results 1) U-K Test The result of the analysis showed that the characteristics of the personalities of athletes are full of variety. No.5 Type -8 athletes, No.10 Type-4 athetes, No.4 Type-3 athletes, No.6 Type-2 athletes, 3-1d Type-2 athletes and No.2 Type-1 athlete. 2) Y-G Test The result of the analysis showed that D Type-9 athletes, A Type-4 anthletes, E Type-4 athlletes, C Type-2 athletes and B Type-1 athlete. 3) Mental health The result of the analysis showed that the mental health of the athletes in the regular group and in the Sem-regular group are in the similar degree. 4. Conclusion By two investigations in 1988 and 1990,we guess that we had better select representative athletes with a high degree of mental health and a high fucuturation rate in the latter period.
著者
浮島 美之 秋元 宣子 成田 弘子 石川 雅章 藤井 貴野 木野 正彦 山脇 正樹 岡田 昌二
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
衛生化学 (ISSN:0013273X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.339-346, 1989-10-31
被引用文献数
1

To identify the species of mushrooms mainly for the distinction of poisonous mushrooms from edible ones, thin layer isoelectric focusing analysis was applied on their water-soluble proteins. 1. The electrophoretic profiles were species-specific. The proteins extracted from the cap and stem in a species gave essentially identical profiles. 2. The profiles of cap proteins of 10 individuals of Akamomitake (Lactarius deliciosus) were indifferent, indicating that the intra-species variation of water-soluble proteins was little. 3. The heat treatment at higher than 60℃, for 10 min, of the water-soluble proteins of Dokutsurutake (Amanita virosa) caused temperature-dependent disappearance of protein bands, while not significant change up to 60℃. 4. The values of pI and relative peak height of isoelectro-focused water-soluble protein bands were numerically expressed. These numerical values were species-specific, indicating that mushroom species might be identified by analyzing the water-soluble proteins with a verification of the tables of these numerical values. 5. The present method was applied for the identification of poisonous Kusaurabenitake (Rhodophyllus rhodopolius) mixed in Urabenihoteishimeji (Rhodophyllus crassipes) which caused a food poisoning incident. The former mushroom was satisfactorily identified by this method.
著者
冨田 裕一郎
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.105-114, 1972-03-30
被引用文献数
1

トリプトファン・グルコース反応液中のどのような成分が, 抗酸化能に関係しているかについて検討した.まず反応液を透析し, 非透析性のメラノイジンと透析性の低分子物質にわけ, 両者の抗酸化能を調べた.その結果, この反応液の抗酸化能は主としてメラノイジンにあるが, 低分子物質もある程度関与しているものと考えられた.その各々を凍結乾燥すると前者では抗酸化能の低下はみられなかったが, 後者では低下がみられ, 不安定な物質よりなることがうかがわれた.メラノイジンについてみるに, トリプトファン系のそれは, リジンおよびグリシンなどから作られたメラノイジンよりも強い抗酸化能を示し, メラノイジンの種類によって抗酸化能を異にすることがわかった.さらに, この反応液の透析される部分に存在する低分子の抗酸化性物質の検索を行なった.そしてまず, 抗酸化性物質の簡易な検出法について検討し, 試料が展開された薄層クロマトグラムにリノール酸を噴霧し, ある時間酸化させたのち, チオバルビツール酸を反応させ, 酸化が防止された部分が発色しないで白いスポットとして検出される方法, および同様にロダン鉄試薬で検出する方法を考案した.この検出法を用いて, イオン交換性樹脂(Dowex 50W(H^+))カラムで分別された分画について抗酸化性物質の検索を行なった.そして, 前記の透析液には少なくとも5つ以上の抗酸化性を示す物質が検出され, そのうちの一部はレダクトン類で, すべて極めて不安定な化合物よりなることがわかった.そしてキヌレニン, ヒドロキシキヌレニンなどのトリプトファン分解物の存在は確認出来なかった.すなわち, トリプトファン・グルコース反応液の抗酸化能は主として着色物質のメラノイジンによっており, それにレダクトン類を含む数種の不安定な反応中間物質が共助的に関与して発現しているものと考えた.
著者
冨田 裕一郎
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.161-170, 1971-09-25
被引用文献数
1

トリプトファン・グルコース反応系の抗酸化能発現に影響する諸条件について検討した.1.抗酸化能は反応条件によって大きく支配されることが明らかとなった.しかも, 抗酸化能は検討した全ての因子によって変化することが認められ, 反応の進行度を示す着色度と平行することが明らかとなった.2.一般にアミノ・カルボニル反応による抗酸化性の発現は, アルカリ性側で, 加熱反応温度が高い程, 加熱時間の長い程大きい.しかし, 反応するアミノ酸や糖の濃度によって極限のあることが明らかとなった.
著者
田之畑 一男 石川 三郎
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.1481-1485, 1963-01

この報告は,短波帯の夜間における電界強度を測定した結果について述べたもので,若井氏が先に得た結果を再検討したもので,肯定的な結果が得られた.測定は東京からCape Townに至る船上においてなされたもので,結果は10Mc/s帯においては減衰量が少なく,又各周波数帯に規則的な関係は得られなかったが,2.5Mc/sのJJYの受信結果から求めた減衰量は,垂直投射に換算して1.0dbなる値を得た.これは,若井氏によって求められた値1.7dbに対して60%位の値であるが,測定値がばらつき,又往路と復路で若干測定値に差があるので数量的な点ではいずれを採ったらいいかは断定できない.一方2.5Mc/sにおいては,遠距離における観測点が少ないので,測定した周波数帯全部についてこれを2.5Mc/sの垂直投射に換算して,加重平均を求めてみると,2.5dbなる値を得た.得られた値を再び2.5Mc/sの測定値に当てはめてみると,1回反射の限界距離内では極めてよく合うことがわかった.
著者
金堀 利洋 橘 美紗 鈴木 昌和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.612, pp.61-66, 2007-03-16
被引用文献数
2

点字文書は点字のみから構成されたデータで配布されることがほとんどである.その際,点字はかな文字のみで表記されるために,漢字はその読みに直され表記される.これでは,同音異義語や,特に専門書などで未知の用語が出てきた場合,判断・理解することが困難となる.現在,我々は数式文書の点訳システムを開発し,実際に数学書等の点訳を行なっており,その報告を[4-6]にわたって行なってきた.今日は,画面読み上げシステム(スクリーンリーダ)の漢字の詳細読みデータを用いて,点訳時に漢字の詳細読みを点訳結果に持たせる点訳システムと,点字結果にその詳細読み情報を持たせるためのデータ形式の提案を行ない,さらにその詳細読みを提示できる点字ビューワのプロトタイプを示す.
著者
福田 健太郎 若宮 直紀 村田 正幸 宮原 秀夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSE, 交換システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.97, no.241, pp.49-54, 1997-08-28
被引用文献数
6

本稿では, MPEG-2符号化された動画像における, ユーザの要求する動画像品質と必要帯域の関係を明らかにしている. TV会議システムの様な分散型マルチメディアアプリケーションにおいて, ユーザの要求する動画像品質を保証するためには, ATMやRSVPなどのような帯域保証可能なネットワークを用いることが有効である. しかしながら, これまで量子化の度合いや, 空間解像度, 時間解像度などの動画像品質を決定するQoSパラメータと, QoSを保証するために必要となる帯域の関係は明らかにされておらず, 特に動画像の実時間転送を行なう際に適切な帯域割当を行なうことは困難であった. そこで, 本稿では実際のMPEG-2動画像データに基づき, これらのQoSパラメータから容易に必要帯域を導出することができる関係を明らかにしている. また, 本稿ではQoSパラメータと実際にユーザの感じる動画像品質(主観評価)の関係についても明らかにしている. 本稿に示す相関関係を用いることにより, ユーザの要求する動画像品質を提供するQoSパラメータを決定し, さらにQoSを保証するために必要な帯域をあらかじめ予測することが可能となる. また, ネットワークが高負荷の場合など必要な帯域の確保が困難な場合に, 動画像品質を出来る限り高く保ちつつ必要帯域を減らすためのレート制御法についても検討を行なっている.
著者
王 富会 松島 祐輔 井上 光平 浦浜 喜一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.485, pp.65-70, 2009-03-09

入力画像を竹ヒゴで編み込んだような画像を生成するノンフォトリアリスティックレンダリング法が最近提案されている.この手法では竹編みを表側から見ることだけしか考慮されていないが,本論文では裏側も見る場合を考える.片面だけの竹編み法では,裏面は表側の画像の濃淡と左右を反転した画像になるが,ここでは裏返しても表と同じ画像が見えるリバーシブル竹編みの生成法を提案する.リバーシブルであるということは,表側と裏側とに別々の画像を編み込めることを意味する.本提案法では白と黒の2色の竹ヒゴを用い,表側と裏側の色の4通りの組み合わせの竹ヒゴを並べて,3値や4値などに量子化した2枚のモノクロ入力画像をそれぞれ表側と裏側とに編み込む.
著者
富永 道也 正道寺 勉 伊原 征治郎
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.47, pp.213-214, 1993-09-27

人間関係において「好き」,「嫌い」という感情は最も重要なファクタである.しかし,感情だけで他者を評価してしまうのはよくない.たとえば,フィーリングだけで嫌いになるのではなく,もっと知的に,そういう人であるということを理解し認めていけば,複雑で難解な人間関係も克服できるであろう.そこで我々は,エゴグラム(EGOGRAM)利用し,自己および他者の性格の特性(パターン)を把握することによって自分自身を変化・成長させ,人間関係をよりよい方向へと誘う,人間関係支援システムを提案する.そしてそれをグループウェア化することを本研究の目的としている。
著者
崔 銀姫
出版者
北海道東海大学
雑誌
北海道東海大学紀要. 人文社会科学系 (ISSN:09162089)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.65-80, 2006-03-25

かつてM・フーコーは歴史の目的性と連続性の背景に潜めている同一性を批判した。フーコーはそういう糸を断とうと、相異なる閾の時間のなかへの新たな配分、それらの継起、ずれ、偶然的な一致、それらが互いに支配し、あるいは含みあう仕方、それらが次々にうち立てられる諸条件などの差異に注目し、歴史の横顔を描く重要性を力説した。ならば、放送史のなかで、ドキュメンタリーなるジャンルが構築される過程を、単線的な流れとしてではなくさまざまな「閾」、重なり合いやずれの連なりとして再編制することは有意味であるだろう。ドキュメンタリー映画(記録映画)がテレビ・ドキュメンタリーを生み出したという一般的な史実の裏には、ラジオというもう一つの重要なメディアの役割があった。本稿は、初のテレビ・ドキュメンタリー『日本の素顔』の誕生を起点に「ラジオ」における「ドキュメンタリー」の軌跡を辿って、そのラジオ・ドキュメンタリーが「社会番組」と成り立ち、日本における放送の新しい領域を生み出す結果に結びついていたという仮説の検証である。
著者
坂和 正敏 矢内 克裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.81, no.4, pp.674-681, 1998-04-25

本論文では、非凸の多目的非線形計画問題に焦点をあて, 浮動小数点型遺伝的アルゴリズムを用いた対話型ファジー満足化手法を提案する.各目的関数に対する意思決定者のファジー目標をメンバーシップ関数で規定した後, 意思決定者が設定した基準メンバシップ値に拡張ミニマックスの意味で近いパレート最適解を求め, 意思決定者が満足しなければ基準メンバシップ値を対話的に更新することにより, パレート最適解の集合の中から意思決定者の満足解を導出するという対話型ファジー満足化手法を提案する.ここで, 拡張ミニマックス問題に, Michalewiczらによって提案されたGENOCOP IIIを適用してパレート最適解を求める代わりに, GENOCOP IIIの問題点に対処するため, 初期実行可能解の効率的探索と2分法による実行可能解の探索を導入した改良型GENOCOP IIIを適用して, より効率的に求めることを提案する.数値例により提案した手法の妥当性を示す.
著者
水野 智士 高木 浩吉 小暮 悟 伊藤 敏彦 甲斐 充彦 小西 達裕 伊東 幸宏
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.12, pp.77-82, 2005-02-05
被引用文献数
5

近年の音声認識、言語理解技術、及びコンピュータ性能の向上によって、音声を用いるインタフェースやタスク指向型の対話システムが利用されるようになってきた。そんな中で、より一般的にシステムが利用されるようになるには、より頑健な言語理解が必要となる。本稿では、より頑健な意味理解を実現するために、音声認識信頼と対話履歴を利用して、ユーザ発話意図の推定を行う手法について記述する。本研究では、言語理解の頑健さを向上させるために、対話履歴において、県名や市町村名など、どのカテゴリについての発話がされたのかを識別する。その識別結果と、認識結果のn-bestを利用して言語理解結果を生成する。これを実現する場合、カテゴリ識別の精度がそのまま言語理解精度に影響する。そこで、ユーザの発話意図を推定することで、カテゴリ識別精度の向上を図り言語理解精度向上を目指した。評価実験を行い、音声認識の1-bestをそのまま利用する言語理解手法よりも提案手法のほうが、言語理解精度が高くなることを示した。The spoken dialogue interface and the task oriented dialogue system has come to be used by improving the speech recognition, the language understanding technologies, and the computer performance. We need a more robust language understanding for the system to come to be used more generally. Our paper deals with speech intent presumption method using the confidence score of speech recognition and dialogue history for robust meaning understanding. This language understanding results are generated by using the speech recognition results (n-best) and the identification results. Thus, the accuracy of the category identification influences the language understanding accuracy. Then, we used the presumption of user's speech intention in order to improve the language understanding accuracy. As the result of evaluation experiment, we show that the language understanding performance used our proposed method is higher than the language understanding method which simply gives priority to the first hypothesis of a n-best.
著者
渡邊 一弘 菊池 正浩 奥村 正裕 廉澤 剛 藤永 徹
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.63, no.8, pp.889-894, 2001-08-25
被引用文献数
2 8

犬の歯根尖部にみられるapical deltaという複雑な構造は, 根尖病変の要因の一つと考えられている. 本研究では, apical deltaを含む根尖病変を除去するために行われている根尖切除術を実験的に犬に施した後, エナメルマトリックスタンパク(EMP)を根尖部に注入し, 根尖部歯周組織再生に対するFMPの効果を組織学的に検討した. ビーグル成犬5頭に対し, 全身麻酔下で左右の上顎第4前臼歯頬側近心根および上顎犬歯根の根尖とセメント質を除去した後, 左右いずれか一方の術部にEMPを注入し, 反対側を対照群とした. 12週間後, 安楽死して組織を採取し, 光学顕微鏡下で根尖切除部位における欠損の大きさ, 新生セメント質およびこれと新生骨を結ぶコラーゲン線維の有無を評価した. その結果, EMP群では対照群に比べ, 切除部位の欠損部は小さく, 新年セメント質の形成は優勢であった. 特に, 対照群では認められない新年セメント質と新生骨を結ぶコラーゲン線維が明らかに存在し, EMPが根尖切除後の根尖部歯周組織の再生を促進することが確認された. これらの所見は, 犬の根尖切除術に対するEMP使用の有用性を示唆するものである.
著者
近藤 史生 天野 和彦 田中 亜紀子 向野 義人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.196, pp.9-12, 2002-07-06
被引用文献数
2

ヒトの動きは多関節多軸を連動させることにより、手先の微細な動きやスポーツ動作のようなダイナミックな動きを可能としている。スポーツ選手のパフォーマンスの低下が生じる際には、この多関節の連動のうち、いずれかの部位に原因があると考えられる。本報告では、卓球競技歴7年以上のスポーツ選手を対象にして多関節の連動異常を調べる理学検査法である経絡テストにおける負荷動作のうち肩関節屈曲動作を鍼刺激前後において三次元計測した。
著者
伊藤 宣則 清水 弘之 吉村 健清 橋本 勉 早川 武彦 篠原 力雄 高塚 直能 徳井 教孝 笠松 隆洋 鈴木 康司
出版者
日本ビタミン学会
雑誌
ビタミン (ISSN:0006386X)
巻号頁・発行日
vol.71, no.9, pp.427-434, 1997-09-25
被引用文献数
5

Relationship between serum levels of lipid peroxides and carotenoids among the subjects randomly selected from the residents living in T-city, Gifu (GT), T-town, Wakayama (TW), H-city Hiroshima (HH), S-town, Fukuoka (SF), and Y-town, Hokkaido (HY) was investigated cross-sectionally. It was demonstrated that serum levels of β-carotene or cryptoxanthin were higher for GT and HY residents or for WT residents, while serum levels of lipid peroxides estimated by the thiobarbituric acid-reactive substances (TBARS) were lower for GT and HY residents, respectively. Moreover, there were some regional differences that serum levels of carotenoids such as β-carotene were inversely associated with serum TBARS levels for the residents, but not for HH residents with encumbrances of Japanese Americans. Serum TBARS levels were positively and significantly related with serum levels of n-3 unsaturated fatty acids such as icosapentaenoic acid and docosahexaenoic acid, which were high intake in Japanese, but not significantly with serum levels of n-6 unsaturated fatty acids such as arachidonic acid.
著者
中島 信之 般若 裕子
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本ファジィ学会誌 (ISSN:0915647X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.761-771, 1993-08-15
被引用文献数
4

ファジィ理論の応用は工学の分野から始まったが, 最近では非工学分野への進出に目ざましいものがある.ことに, 評価, すなわち, 個々の項目に対する評価を統合して1つの総合評価値とするための方法としてファジィ理論の有用性が注目されるようになってきている. 本論文では評価へのファジィ推論法の応用について報告する.ことに制御と推論の質的相違について論じ, その相違がファジィ推論法およびルールの設計にどのような差をもたらすかについてくわしく調べる.また, 応用例「満足度を考慮したデータ検索システム」を紹介する.