著者
三村 寛一 清水 一二三 吉田 智美 塩野 祐也 檀上 弘晃 上田 真也
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. IV, 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.45-52, 2006-02-28

本研究は,K市在住の河内音頭愛好家である女性51名を対象に,河内音頭が中高年女性の身体にどのような影響を及ぼすかについて検討することを目的とした。その結果,河内音頭中の心拍数および運動強度は,中程度のレベルでほぼ一定であった。また,年齢と体脂肪率が上がるに伴い心拍数および運動強度は低い値を示した。以上の結果より,河内音頭は運動者の特性に応じた運動強度で運動ができ,その運動強度から中高齢者にとって安全な運動であり,健康づくりの運動プログラムとして効果的な運動であることが示唆された。
著者
宮地 洋介 伊江 将史 村上 隆啓 砂川 一哉 上田 真 福里 吉充
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.77, no.2, pp.411-417, 2016 (Released:2016-08-31)
参考文献数
12

走行中の水上オートバイから転落した場合,船体の推進力であるジェット水流により直腸・膣に特徴的な損傷(以下,本外傷)を生じる.水上オートバイ関連外傷の中で稀な外傷ではあるが,損傷が複雑で治療に難渋し,時に致命的となる.症例1:25歳の女性,走行中の水上オートバイから後方に転落し,会陰部から多量の出血を認め当院へ搬送された.肛門裂傷と腹膜翻転部上に及ぶ直腸損傷を認め,人工肛門造設術を行った.患者は術後12日目に退院したが人工肛門閉鎖には至っていない.症例2:27歳の女性,走行中の水上オートバイから後方に転落し,直腸・膣を複数箇所で損傷し活動性の出血を認めた.直腸損傷に対しては人工肛門造設術にて対応しえたが,膣損傷は円蓋部にまで及んでおり止血が困難であった.一時は重篤な出血性ショックに至ったものの,経カテーテル的動脈塞栓術により止血・救命した.患者は術後35日目に転院となった.
著者
佐藤 翔 上田 真緒 木原 絢 成宮 詩織 林 さやか 森田 眞実
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.908-918, 2016-03-01 (Released:2016-03-01)
参考文献数
10

2002~2013年に日本の学協会誌に掲載された論文120万9,674本を対象に,どの程度オンラインで入手できるのかを調査した。調査にあたっては1)CiNii Articlesを用いた調査,2)J-STAGE・メディカルオンラインへの収録状況調査,3)サーチエンジンを用いたサンプリング調査,という3つの方法を採用した。結果から,日本の学協会誌掲載論文のうち,7割以上は何らかの形でオンラインで入手可能であると見積もられた。特に英語論文や自然科学分野の論文は,オンラインで入手可能なものが多い。一方で,人文学分野ではオンラインで入手できる論文が43.7%,社会科学分野でも51.5%にとどまっていた。
著者
上田 真理
出版者
東洋大学法学会
雑誌
東洋法学 = TOYOHOGAKU (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.25-52, 2017-07
著者
宮地 洋介 伊江 将史 村上 隆啓 砂川 一哉 上田 真 福里 吉充
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.77, no.2, pp.411-417, 2016

走行中の水上オートバイから転落した場合,船体の推進力であるジェット水流により直腸・膣に特徴的な損傷(以下,本外傷)を生じる.水上オートバイ関連外傷の中で稀な外傷ではあるが,損傷が複雑で治療に難渋し,時に致命的となる.症例1:25歳の女性,走行中の水上オートバイから後方に転落し,会陰部から多量の出血を認め当院へ搬送された.肛門裂傷と腹膜翻転部上に及ぶ直腸損傷を認め,人工肛門造設術を行った.患者は術後12日目に退院したが人工肛門閉鎖には至っていない.症例2:27歳の女性,走行中の水上オートバイから後方に転落し,直腸・膣を複数箇所で損傷し活動性の出血を認めた.直腸損傷に対しては人工肛門造設術にて対応しえたが,膣損傷は円蓋部にまで及んでおり止血が困難であった.一時は重篤な出血性ショックに至ったものの,経カテーテル的動脈塞栓術により止血・救命した.患者は術後35日目に転院となった.
著者
上田 真名美 多田 奏恵 長谷川 龍樹 近藤 洋史
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.93.22301, (Released:2022-11-01)
参考文献数
25

When we recognize self, it is necessary to integrate sensory information from the environment with information from inside the body. However, it is unclear whether all individuals have the same susceptibility to exteroception and interoception. The present study investigated relationships between sensory-processing sensitivity and interoceptive awareness through self-reporting measures. Two hundred and one healthy people (21–60 years old) completed the highly sensitive person (HSP) scale and the multidimensional assessment of interoceptive awareness (MAIA). Consistent with previous findings, a bifactor model provided a better fit to the HSP scale data. Latent profile analysis showed the existence of high and low HSP groups. Factor analysis revealed that two factors, “Environmental Sensitivity” and “Bodily Sensitivity,” were extracted from the HSP scale and MAIA. This suggests that sensitivity to exteroception is functionally separable from that of interoception within each individual.
著者
佐藤 翔 上田 真緒 木原 絢 成宮 詩織 林 さやか 森田 眞実
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.908-918, 2016

2002~2013年に日本の学協会誌に掲載された論文120万9,674本を対象に,どの程度オンラインで入手できるのかを調査した。調査にあたっては1)CiNii Articlesを用いた調査,2)J-STAGE・メディカルオンラインへの収録状況調査,3)サーチエンジンを用いたサンプリング調査,という3つの方法を採用した。結果から,日本の学協会誌掲載論文のうち,7割以上は何らかの形でオンラインで入手可能であると見積もられた。特に英語論文や自然科学分野の論文は,オンラインで入手可能なものが多い。一方で,人文学分野ではオンラインで入手できる論文が43.7%,社会科学分野でも51.5%にとどまっていた。
著者
足達 淑子 澤 律子 上田 真寿美 島井 哲志
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.65, no.11, pp.646-654, 2018-11-15 (Released:2018-12-05)
参考文献数
27

目的 産後1か月の褥婦における睡眠と主観的精神健康感の実態を観察し,初産婦と経産婦別にその関連を検討することであった。方法 対象はA病院で分娩し1か月健診で質問票に回答し,重回帰分析で用いた従属変数と独立変数の回答に欠損がなく,精神疾患既往のない457人の褥婦であった。属性,生活環境,睡眠状況,精神的・身体的健康を初産婦と経産婦で比較した後,VAS法による精神健康感の4指標(憂うつ感,不安感,意欲低下,焦燥感)を従属変数,睡眠満足度,睡眠時間,睡眠問題の有無,就床時刻の規則性と睡眠関連習慣5項目を独立変数とした一般化線形モデルによる重回帰分析を行った。結果 初産婦は睡眠時間が短く,就床時刻が遅く,「目覚めたらすぐ起きる」,「寝室でのテレビや仕事」という睡眠関連習慣2項目が不良であった。身体症状では「疲労感」と「耳鳴」が高率であった。経産婦では入眠潜時が長く夜間覚醒回数が多く精神的健康では「焦燥感」が強く,「頭痛」が高率であった。初産婦・経産婦ともに睡眠満足度が精神健康感4指標と,初産婦では「睡眠問題有り」が憂うつ感と不安感に,「就床時刻の不規則性」が不安感に,「目覚めたらすぐ起床」が焦燥感に,「昼寝は3時までに30分以内」が不安感と意欲低下に関連していた。経産婦では「就床時刻の不規則性」が不安感,意欲低下,焦燥感と負の関連にあり,「目覚めたらすぐ起床」が意欲低下に関連していた。結論 産直後の睡眠問題は見過ごされがちであるが精神健康感への関連が示唆されるため,妊娠中からの睡眠教育と産後健診での睡眠評価が必要である。
著者
木下 秀雄 嶋田 佳広 上田 真理 武田 公子 名古 道功 吉永 純 根本 到 瀧澤 仁唱 布川 日佐史 嵯峨 嘉子
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

SGB2の実施状況に関する多面的調査を計画通り実施し、2011年には給付受給者自身に対する直接インタビューを行った。2010年ドイツ連邦憲法裁判所基準額違憲判決について、移送決定を行った担当裁判官であるヘッセン州社会裁判所判事のボルヒャート氏との意見交換を行った。2010年9月23日に、ドイツ・ダルムシュタット大学で日独比較研究シンポジウムを持ち、成果を、W. Hanesch, H. Fukawa, Das letzte Netz sozialer Sicherung in der Bewahrung, 2011, Nomos, 319として公刊した。
著者
宮沢 孝幸 上田 真保子 入江 崇
出版者
京都大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

ネコ白血病ウイルス(feline leukemia virus:FeLV)は猫に免疫不全や白血病を引き起こす。猫はFeLV感染後数年でほとんどが死に至るため、FeLV感染症は獣医臨床上大きな問題となっている。FeLVに対するワクチンは90年代から市販されているものの感染防御能は低い。感染防御能の低さは、ワクチンが中和抗体を誘導しにくいことによるが、その原因はFeLVの外被糖タンパク質のグリカン(糖鎖)にある。本研究ではグリカンによって隠されていた中和エピトープを露出させたシュードタイプウイルスを作製することに成功した。本研究により、感染防御能の高いFeLVワクチンの開発に道を拓いた。
著者
上田 真由子 和田 一成 臼井 伸之介
出版者
日本感情心理学会
雑誌
感情心理学研究 (ISSN:18828817)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.103-109, 2015-03-01 (Released:2015-07-07)
参考文献数
23
被引用文献数
1

We investigated the effects of a special breathing technique, the “Breathing Retraining technique,” on performance in emergency situations. Participants were divided into three groups: breathing method group, visual task group, and the control group. Participants in the breathing method group performed the breathing retraining technique; those in the visual task group performed a simple visual task, whereas the control group performed any task, before the main task. The main task was the water-pipe game, in which participants clicked a computer mouse in various situations to complete the game using the minimum number of clicks. Results indicated that the breathing method group accomplished the most difficult main tasks faster and more efficiently than the other groups in simulated emergency situations. These results suggest that people can work comparatively fast and efficiently, even in emergency situations, by practicing the breathing retraining technique in advance. Additionally, there were no significant differences between the visual task group and the control group. This result indicates that it is not important that putting merely interval, but practicing the right breathing method improves behavior in emergencies.
著者
井上 仁 橋本 敦史 中村 和晃 舩冨 卓哉 山肩 洋子 上田 真由美 美濃 導彦
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J97-D, no.9, pp.1490-1502, 2014-09-01

本論文では,調理中に起きる食材切断行動を利用した食材認識手法を提案する.一般的な物体認識手法の多くは,画像だけを用いている.しかし食材は異種であっても色が似通っていたり,同一種でも形状が大きく異なるために,画像のみでは認識が困難である.本論文では,食材を切断する際に観測できる荷重と切断音を新たな特徴として統合的に利用する.食材切断時にまな板にかかる荷重は,食材の硬さを反映した特徴であり,切断時に発生する振動音は食材内部の構造を反映している.ゆえに,これらの特徴は画像と併せて用いることで,食材の認識精度を向上させることが期待される.三つの特徴を統合した際の認識精度について,23種の食材を用いて検証し,大幅な認識精度の向上を確認した.
著者
三村 寛一 壇上 弘晃 塩野 祐也 上田 真也 姫野 國廣 三村 達也 安部 惠子
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要 第4部門 教育科学 (ISSN:03893472)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.171-179, 2009-02

本研究は小学校5から6学年の児童78名を対象に,ライフコーダ,IT機器を用いて,1日の活動量を測定分析した後,活動量の少ない児童男女25名を対象に,半監視型運動指導を1ヶ月間実施した結果,11日の活動量は,活発な児童が非活発な児童より,また男児が女児より高い値を示した。2一週間の活動量は,男女ともに,月曜日から水,木曜日にかけて値が低くなり,金曜日で再び値が高くなる傾向が認められた。31ヶ月間の半監視型運動指導により,休息時間のLC運動強度は5つのパターンに分類することができ,1ヶ月間では,3つのパターンに分類することができた。以上の結果から,ライフコーダを用いた運動指導は身体活動量の向上に有効であることが示唆された。This research selected the upper-classes child with few active masses out of an athletic ability test result and action observation of a teacher, and aimed at examining whether half-surveillance type movement instruction which used life coda and IT apparatus is effective in the improvement in the amount of body activities. As a result, when change of the exercise intensity on the 1st in school life was seen by un-active juvenile S.A and active juvenile Y.U, compared with the active child, not contributing to the increase in quantity of motion and the number of steps was suggested, and other children also had same.Then, aiming at the quantity of motion of an unactive child, and the increase in the number of steps, half-surveillance type movement instruction which used IT apparatus was performed. As a result of returning a comment to a teacher from data the previous day, it played to the courtyard at the morning 20-minute recess which was indoors on the previous day, and contributing to the increase in an active mass was suggested. When the un-active quantity of motion for one week of juvenile S.A and the number of steps were seen based on the data on the 1st, the high value was shown on Health Sports Day. Moreover, it was a tendency which shows a high value in a day of the week with gymnastics and club activities, and the recess sum total LC exercise intensity on which it focused was applied to Friday, and was an upward tendency. As a result of analyzing the recess sum total LC exercise intensity of other un-active children, it could classify into five patterns and was able to classify into three patterns about one month. From the above result, it was suggested that movement instruction which utilized life coda and IT apparatus is effective in improvement in the amount of body activities.
著者
石原 和幸 上田 真由美 平野 靖 梶田 将司 間瀬 健二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.454, pp.51-56, 2008-01-17
被引用文献数
4

献立を考えることは,料理をする人の約半数が面倒だと感じている.料理レシピを提供するWebサイトなどが多数存在するが,その多くでは利用者個人の嗜好を反映した献立決定の支援は行われていない.そこで,TF-IDF(Term Frequency-Inverted Document Frequency)における単語の特徴を尺度化する考えを食材の特徴の尺度化に用い,食材利用頻度と食材の特異度から各個人における食材の特徴を尺度化するFF-IRF(Foodstuff Frequency-Inverted Recipe Frequency)を提案する.これにより,食材に対する個人の嗜好を反映することを可能にする.提案手法の有効性を検証するため,評価実験用システムを実装し,個人の調理履歴と料理レシピ提供サイトのクックパッドのデータを用い評価実験を行った.実験結果より本手法の有効性について述べる.
著者
上田 真莉子 樫谷 悠也 稲山 由布子 伊藤 潤 清家 雅子 中村 幸子 日野 泰久 大原 毅 飯田 啓二
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.63-67, 2020-02-29 (Released:2020-02-29)
参考文献数
12

59歳男性.慢性膵炎,膵性糖尿病を指摘されインスリン頻回注射療法で加療されていた.意識障害で救急搬送となり,血糖値29 mg/dLの著明な低血糖が判明した.ブドウ糖の静脈投与により低血糖は改善したが意識障害は遷延し,第39日目に誤嚥性肺炎で永眠された.低血糖脳症は治療が遅れると不可逆的な意識障害や高次機能障害,麻痺などの神経学的後遺症を残し,死に至ることもある緊急症であり,注意する必要がある.
著者
白井 詩沙香 上田 真由美 小野 淳 兼宗 進 竹村 治雄 長瀧 寛之 西田 知博 村上 正行
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2023-04-01

本研究では,高等学校の共通教科「情報」および大学の一般情報教育において,主体的・対話的で深い学びを実現するために,体験的な学びを通して情報の科学的な理解を促進する教材と授業内外の学習活動を効果的に活用した授業モデル,ならびに多様な学びを対象とした自己調整学習支援環境を設計・開発し,その効果を検証することを目的とする。この目的を達成するために,(1)共通必履修科目「情報I」を対象に,体験的な実習教材および反転授業を取り入れた授業モデルの開発と評価,(2)新学習指導要領を踏まえた大学の一般情報教育の授業設計,(3) 多様な学習活動データに基づく自己調整学習支援環境の開発と評価に取り組む。
著者
上田 真保子 宮沢 孝幸 大保木 啓介
出版者
東京医科歯科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2021-04-01

乳がん臨床試料から得た遺伝子発現解析で、レトロトランスポゾン由来の遺伝子である「Arc」と「Peg10」が高発現することを見出した。これらの遺伝子はレトロウイルスのGag遺伝子と相同で、ウイルス様の粒子(VLP)を形成し、乳がんの転移に関わる可能性が高い。またVLPを形成可能なタンパク質をコードする、レトロトランスポゾンがヒトゲノムに多数あることから、ArcやPeg10以外にもVLPを形成する遺伝子が存在する可能性がある。本研究では、乳がん試料からVLPを形成するレトロトランスポゾン由来遺伝子をすべて同定し、そのVLPが内包するRNAが乳がん治療に向けての新しい分子標的となりうるかを調べる。
著者
織田 恵輔 臼井 達矢 上田 真也 桂 良寛 吉川 貴仁 小林 茂 藤本 繁夫
出版者
The Japanese Society of Physical Fitness and Sports Medicine
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.313-318, 2012-06-01 (Released:2012-06-15)
参考文献数
31
被引用文献数
4

Although there are a number of reported cases of increased cerebral blood flow during exercise, there are no reports on the relation between changes of blood flow during exercise and attentional function. The purpose of this study is to clarify the relation between changes of blood flow during exercise with AT intensity and attentional function, using near-infrared spectral analysis. The subjects were 10 healthy males. The research protocol was to conduct steady load exercise. We randomly conducted two invention trials: 1) an exercise/task trial in which a trail making test (TMT) was performed as an attentional assignment during steady load exercise, and 2) a rest/task trial in which TMT was performed during rest as a control. As a result, we observed the following: increase of oxy-Hb in the prefrontal cortex during AT exercise, the significant shortening of TMT during exercise from 69.1±10.2 seconds to63.2±7.2seconds, and, with further control, that the more oxy-Hb rises, the more TMT time is shortened. From these results, it is suggested that 10 minutes of exercise would improve attentional function, and furthermore, there is a possibility that increased cerebral blood flow may be involved with the improvement of attentional function.