著者
藤田 和之 高嶋 和毅 伊藤 雄一 大崎 博之 小野 直亮 香川 景一郎 津川 翔 中島 康祐 林 勇介 岸野 文郎
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J96-D, no.1, pp.120-132, 2013-01-01

我々は多人数でのコミュニケーションを支援するための情報環境Ambient Suiteを提案し,検討を進めている.Ambient Suiteは部屋全体が入出力機能をもったシステムであり,様々なセンサにより会話の状態を推定し,また,この状態に応じて,床や壁に配置されたディスプレイ群を連携させて様々な情報を表示することで会話の活性化を目指す.本研究では,Ambient Suiteを立食パーティの場面に適用したAmbient Party Roomを実装し,これを用いた初対面の男女6人による会話実験を行った.この結果,本システムが会話の状況を十分に推定可能な性能を有し,情報提示により会話を活性化させられることが分かった.
著者
松浦 弘幸 小井出 一晴 野田 信雄 根本 哲也 伊藤 安海 中野 正博 福田 吉治 今井 博久
出版者
バイオメディカル・ファジィ・システム学会
雑誌
バイオメディカル・ファジィ・システム学会大会講演論文集 : BMFSA
巻号頁・発行日
no.20, pp.147-150, 2007-08-02

我々は,衛生統計データを用いて離婚率の社会的要因を重回帰分析した.従属変数は,離婚率である.説明変数は,個人家庭的要因,経済的要因,社会的要因,文化的要因,そして,要因の5つの領域で,30個の変数を用意した.個々のデータの正規分布性を確認した後,変数減少法と分散分析を行い,説明変数の絞込み最終的な重回帰式を決定した.離婚を促進する要因として,完全失業率,年間平均気温,共稼ぎ,核家族,貯金高が大きく作用し,逆に離婚を抑制する要因は,持ち家,年間雪日,学歴,所得が関与している.持ち家政策の推進と,所得の増加は,勤労青少年婦人福祉施設数,3次活動平均時間も増加よりも効果が大である.
著者
伊藤 敏彦 小暮 悟 中川 聖一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.5, pp.1248-1257, 1998-05-15
被引用文献数
22

自然言語による音声対話システムにおいては,システムがユーザと協調的に対話を進めていくことは重要である.この考えを基に我々は音声対話システムにおける協調的応答生成システムを開発した.応答生成システムは対話制御部,問題解決器,知識データベース,応答文生成部から構成され,対話システムの意味理解システムによって生成された意味表現を受け取り,可能なかぎり協調的応答をする.たとえば,ユーザの質問文に検索に必要な情報を含まれていなかったり,検索結果の数が多い場合などはユーザへの質問を行う.また,ユーザの望む検索結果が得られなかった場合,それに代わる代案を提案する.本論文では音声対話システムの評価実験であげられたいくつかの応答生成システムの問題点を改良し,ユーザの対話の焦点を抽出し,協調的な応答を行う応答機能を持った応答生成システムについて述べる.また,「システムの使い勝手の良さ」が協調的応答生成の導入によってどのように向上するのかに着目して行った評価実験について述べる.We have developed a robust dialogue system which aids users in information retrieval through spontaneous speech.Dialog system through natural language must be designed so that it can cooperatively response to users.Based on this consideration,we developed a cooperative response generator in the dialogue system.The response generator is composed of dialog manager,problem solver,knowledge databases,and response sentence generator.The response generator receives a semantic representation (that is,semantic network) which the interpreter builds for the user's utterance and generates as cooperative response sentences as possible.For example,if a user's query doesn't have enough conditions/information to answer the question by the system,and if there are many information retrieval candidates from the knowledge database for user's question,the dialog manger queries the user to get necessary conditions and to select the information.Further,if the system can't retrieve any information related to the user's question,the generator proposes an alternative plan.And evaluation experiments are described how the above improvement increses "convenience of the system".
著者
伊藤 光史 赤羽 義章
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.66, no.6, pp.1051-1058, 2000-11-15
参考文献数
21
被引用文献数
10 24

マサバを1週間塩漬にした後, 7ヶ月間糠床に漬けてへしこを製造し, 工程中の一般成分とエキス成分の変化を調べた。塩漬では, 食塩の急速な浸透に伴い, 魚肉は強く脱水した。この間に一部のタンパク質が流出したが, 脂質は保持, 濃縮された。糠漬中に, 魚肉の水分, 灰分, 脂質はやや減少したが, タンパク質はほとんど減少しなかった。塩漬と糠漬中にヒスチジンは激減したが, 他の遊離アミノ酸と低分子ペプチドが著増し, このことはへしこ特有の呈味に寄与すると考えられた。イノシン酸などのヌクレオチドは塩漬で激減し, 糠漬の初期にはほぼ消失した。有機酸は糠漬の初期まで減少し, その後大きく増加し, それに伴い魚肉のpHが大きく低下した。
著者
伊藤 寿啓 喜田 宏
出版者
鳥取大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1996

インフルエンザウイルス(IFV)は哺乳動物や鳥類に広く感染する。すべてのIFVは野生水禽のウイルスに由来すると考えられている。しかし、ウイルスが異なる動物種間を伝播する機序が解明されていない.IFVはHA蛋白を介して細胞表面のシアル酸を末端にもつ糖鎖レセプターに結合して感染する。そこで、本研究ではIFVのレセプター特異性と宿主域との関連を解析し、さらに感染実験によってその異動物種間伝播のメカニズムを解明することを目的とした。宿主の細胞表面上にあるレセプターの種類をレクチンを用いて解析した結果、馬、鯨、アザラシの呼吸器にはシアル酸がガラクトースにα2-3結合している糖鎖(α2-3)のみが存在し、豚、フェレットにはα2-3およびα2-6の両者が存在することが判明した。これらの成績はα2-3親和性の鳥IFVが馬に直接伝播可能であるという疫学的知見を裏づける。また、鯨およびアザラシのウイルスが鳥由来ウイルスであるという遺伝子解析結果をも支持する。一方、豚やフェレットでは、α2-6親和性の人ウイルスもα2-3親和性の鳥ウイルスも共に増殖するという以前の感染実験の成績に一致する。一方、人ウイルスから選択された、α2-3親和性変異株のHAのみを有し、他の遺伝子は全て馬のウイルス由来のハイブリッドウイルスを作出した。このウイルスのHAは226番目のアミノ酸がLeuから鳥ウイルスと同じGluに変化していた。しかし、このウイルスは馬では増殖しなかった。さらに228番目のアミノ酸も鳥ウイルスと同じGlyに変化したHAをもつハイブリッドウイルスを作出したところ、馬でよく増殖した。即ち、IFVが馬の気管で増殖するためには226番目に加えて228番目のアミノ酸も重要であることが判明した。現在、このアミノ酸がIFVのレセプター特異性にどのような変化をもたらすのかをレセプター結合試験により解析中である。
著者
伊藤 公夫
出版者
慶應義塾大学
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.307-319, 1984-03

論文一 はじめに二 一九七〇年代以前の嘉靖倭寇史研究の概観三 近年の研究動向四 嘉靖倭寇史研究の問題点と課題五 おわりに
著者
伊藤 秀彦
出版者
関東学院大学経済学部教養学会
雑誌
自然・人間・社会 (ISSN:0918807X)
巻号頁・発行日
no.50, pp.75-97, 2011-01

本稿は、生成文法理論に基づき受動化と繰り上げについて考察するものである。1章では受動化について考察する。その結果、能動文とそれに対応する受動文とでは意味が異なる場合があるということ、受動文は「併合」と「移動」という文法操作を経て派生されるということ、主要部と補部の「親密さ」が受動化の可否に影響を与えているということが理解できる。2章では繰り上げについて考察する。その結果、主語繰り上げ構文は格フィルターとθ役割の付与で説明できるということ、目的語繰り上げ構文では主文の動詞が補部の指定部に目的格を付与しているということ、受動化と繰り上げは「項の移動」という1つの操作にまとめられるということ、いくつかの文法操作により、ある種のThere構文と進行形の文の派生を統一的に説明できるということがわかる。
著者
伊藤 秀彦
出版者
関東学院大学経済学部教養学会
雑誌
自然・人間・社会 (ISSN:0918807X)
巻号頁・発行日
no.50, pp.75-97, 2011-01

本稿は、生成文法理論に基づき受動化と繰り上げについて考察するものである。1章では受動化について考察する。その結果、能動文とそれに対応する受動文とでは意味が異なる場合があるということ、受動文は「併合」と「移動」という文法操作を経て派生されるということ、主要部と補部の「親密さ」が受動化の可否に影響を与えているということが理解できる。2章では繰り上げについて考察する。その結果、主語繰り上げ構文は格フィルターとθ役割の付与で説明できるということ、目的語繰り上げ構文では主文の動詞が補部の指定部に目的格を付与しているということ、受動化と繰り上げは「項の移動」という1つの操作にまとめられるということ、いくつかの文法操作により、ある種のThere構文と進行形の文の派生を統一的に説明できるということがわかる。
著者
伊藤 久美子
出版者
一般社団法人日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.3-15, 2004-03-01
被引用文献数
16

色彩感情の観点から、2色配色の配色効果を追究した。ファッション関係で使われる10尺度について、各10色相から、同一色相配色を系統的に選び、合計70配色について、OsgoodのSD法を用いて、41名の女子短大生に配色効果を評価させ検討した。大山の用いた多重回帰分析法を、9尺度の配色効果の分析に適用した。全般的に、決定係数は大きく、その回帰式はよく適合した。配色の評価は、単色の評価に大きく依存した。「調和」尺度については、明度差1〜3と彩度差2〜8を共に満たす配色が、ほぼよい調和であると評価された。色相環のうち、寒色の青を中心とした色相で調和しやすく、暖色の橙を中心とした色相で調和しにくいことがわかった。
著者
玉手 聡 堀 智仁 三國 智温 伊藤 和也 吉川 直孝 末政 直晃
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集C(地圏工学) (ISSN:21856516)
巻号頁・発行日
vol.69, no.3, pp.326-336, 2013
被引用文献数
4

斜面工事では崩壊防止が原則として推奨される措置であるが,労働者の安全をより確実なものとするためには,崩壊の発生を仮定した対策の検討も必要と考えられる.本研究では人的被災を防止する観点からモニタリングによる崩壊予兆の把握と避難への適用について検討した.特に,工事中の仮設的なモニタリングを考慮して,浅い斜面部分のせん断ひずみ増加を簡易計測することに着目し,その有効性を確認するための大型模型実験を行った.その結果,せん断ひずみには崩壊の約7分前から定常的増加が見られ,約2分前には加速的増加に推移するクリープ的モードが崩壊プロセスに観察された.本研究では危険を2段階で指標化し,その判定のための設定値を実験から逆解析して例示するとともに,小型警報器を試作して工事現場における補助的利用の概念を提案した.
著者
小森 貞男 副島 淳一 伊藤 祐司 別所 英男 阿部 和幸 古藤田 信博
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.569-577, 1999-05-15
被引用文献数
2

日本で栽培されているリンゴ主要品種の不和合性遺伝子型を交雑試験によって決定する目的で, まず果樹試験場リンゴ支場育成の2品種'はつあき'および'いわかみ'の戻し交雑実生群を用いて実験を行った.'はつあき'戻し交雑実生群には'はつあき'の親である'紅玉'と'ゴールデン・デリシャス'を, 'いわかみ'戻し交雑実生群には'ふじ'と'紅玉'をそれぞれ交雑し, 各交雑組合せごとに和合 : 不和合の分離比を調査することにより, 'ゴールデン・デリシャス'と'紅玉', 'ふじ'と'紅玉'のS遺伝子の共有状態を推定した.その結果'紅玉'と'ゴールデン・デリシャス'はS遺伝子を共有していなとが明らかとなった.一方'ふじ'と'紅玉'はS遺伝子を1つ共有していることが判明した.
著者
伊藤 剛志 清見 礼 今堀 慎治 上原 隆平
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告アルゴリズム(AL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.9, pp.1-8, 2009-01-23

本稿では 「じゃばら折り」 に関する新しい折り紙の問題を提案する.本問題では与えられた n 個の山折り/谷折りの割り当てに対して,紙をその割り当てに従って等間隔に折ることを目的とする.扱う紙のモデルは以下の通り. (1) 紙は厚み 0 で重ねて一度に複数枚折ることができる. (2) それぞれの折り状態は平坦である. (3) それぞれの折り目はそこで最後に折られたときの折り状態を記憶する. (4) 紙は n 箇所の折り目を除いて剛体である.このモデルにおいて,与えられた割り当てを実現する効率の良い折り操作を見つけることがこの問題の目的である.一般の山谷割り当てに対する問題を単位長折り問題と呼び,山谷割り当てが 「MV MV MV ...」という形をしているときは特にじゃばら折り問題と呼ぶことにする.アルゴリズムの複雑さは折りの回数によって測り,折りを開く回数は無視する.この問題には自明な上界、と自明な下界 log (n + 1) が存在する.本稿ではまず以下の非自明な 2 つの上界を示す. (a) どんな山谷割り当てでも高々 [n/2] + [log (n+1)] 1 回の折りで実現することができる. (b) 任意の ∊>0 に対してじゃばら折りは 0 (n∊) 回の折りで実現することができる.次に以下の非自明な下界を示す. (c) ほとんどすべての山谷割り当ては Ω (n/log n) 回折らなければ作ることができない結果 (b) と (c) より,じゃばら折り問題は単位長折り問題の中では簡単な部類に入ることがわかった.We introduce a new origami problem about pleats foldings. For a given assignment of n creases of mountains and valleys, we make a strip of paper well-creased according to the assignment at regular intervals. We assume that (1) paper has 0 thickness and some layers beneath a crease can be folded simultaneously, (2) each folded state is flat, (3) each crease remembers its last folded state made at the crease, and (4) the paper is rigid except at the n given creases. On this model, we aim to find efficient ways of folding a given mountain-valley assignment. We call this problem unit folding problem for general patterns, and pleats folding problem when the mountain-valley assignment is "MVMVMV…" The complexity is measured by the number of foldings and the cost of unfoldings is ignored. Trivially, we have an upper bound n and a lower bound log [(n+1).] We first give some nontrivial upper bounds: (a) any mountain-valley assignment can be made by [n / 2 ] + [log (n+1) ] foldings, and (b) a pleats folding can be made by O (n∊) foldings for any ∊>0. Next, we also give a nontrivial lower bound: (c) almost all mountain-valley assignments require Ω(log n / n) foldings. The results (b) and (c) imply that a pleats folding is easy in the unit folding problem.
著者
高原 光 伊藤 孝美 竹岡 政治
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.70, no.4, pp.143-150, 1988-04-01
被引用文献数
3

福井県三方郡三方町黒田の水田下から掘り出された食痕のある2本の埋没木について, ^<14>C年代測定および材組織による樹種の同定を行った。また, 材に残されていた食痕および幼虫の頭殻についてスギカミキリのものと形態の比較を行った。さらに, これらの材が埋没していた泥炭層の花粉分析を行い当時の森林構成を調べた。その結果, 過湿な立地上に形成されたハンノキ属の樹木をともなうスギの天然林において, 少なくとも約3,000年前にスギカミキリが生息し, スギに加害していたことを認めることができた。このスギカミキリ被害材はこれまでに発見されたもののなかで最も古い年代のものであった。さらに, スギカミキリは少なくとも完新世後期には, すでに日本に生息していた昆虫であると考えられた。
著者
若菜 伸一 永井 利明 阪田 裕司 関口 英紀 伊藤 昭夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.137, pp.49-53, 2001-06-20

磁気ディスク装置の高性能化が進展しており、磁気ヘッドの開発においては高周波特性の把握が重要となっている。書き込み磁界の挙動を間接的に評価する技術として、ヘッド磁極部の高速な磁化状態の変化を光学的に観測するシステムを開発したので報告する。本システムは磁化状態を磁気カー効果による偏光回転を利用して検出し, ストロボサンプリング法により時間的変化を観測する。また、レーザ照射位置をスキャンすることにより、任意タイミングでの磁化状態分布を観測することも可能である。空間分解能0.2μm、時間分解能70ps、測定帯域5GHzを実現している。本システムの活用により、磁気ディスクヘッドの開発促進が期待される。
著者
梅原 次男 熊本 悦明 三熊 直人 伊藤 直樹 南部 明民 新田 俊一
出版者
一般社団法人 日本内分泌学会
雑誌
日本内分泌学会雑誌 (ISSN:00290661)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.230-238, 1991-03-20 (Released:2012-09-24)
参考文献数
13

Salivary testosterone (Salivary-T) was measured in 133 normal boys at puberty (8-14 years old) and 21 adult males (24-36 years old) by using radioimmunoassay. Also, a simultaneous measurement was performed on salivary-T and serum total testosterone (Total-T) and free testosterone (Free-T) in order to study the correlation between saliva and serum.The results were summarized as follows:(1) Good correlations were observed in the values between Salivary-T and Total-T or Free-T. The correlation coefficient value was 0.54 between Salivary-T and Total-T, 0.84 between Salivary-T and Free-T when measured by DPC kit. Correlation coefficient value was 0.59 between Salivary-T by Wien kit and Total-T by DPC kit, also 0.77 between Salivary-T by Wien kit and Free-T by DPC kit.(2) Salivary-T, in the mean level, increased by age. The most rapid increase of Salivary-T was observed at 13 years of age.(3) Diurnal change of Salivary-T was observed at 13 years of age through adult age. Salivary-T level was highest in the morning and declined toward evening.(4) These results suggest that Salivary-T measurement was highly reliable and applicable for use in the monitoring of androgen status.